ソミュア!(深みにはまって補遺その2)
●最初はさらっとエレールとのキットとの比較をして、やっぱり新キットっていいよね~みたいなところで終わろうと思っていたのだけれど、調べ始めると細部ディテールのあれやこれや、よく判らない部分が多々あって、逆に面白くなってついつい深みに。
というわけで、タミヤのソミュアS35、キット・レビューのしつこく3回目。
●SOMUA S35の車輌登録番号について。
例えば、ルノーR35は50001号車から一直線に番号を割り振られている。SOMUA S35もそうであってくれればいいものを、なぜか生産バッチによって(?)番号が飛び飛びで、しかも付け方そのものに一貫性が感じられない。
Pascal Danjouの“TRACKSTORY”によれば、ソミュアの登録番号は以下のようになっているそうだ(左の太字)。
- 67 200~ (67 209~67 273、一部M付き)
- 22 330~ (22 317~22 417)
- M 800~ (M 821~M 898)
- M 900~ (M 902~M 914、あるいはM 933?)
- M 10 700~ (M 10634~M 10758)
- M 55 000~ (M 50210~M 50343)
ただし、網羅されているかどうかワカラン、という但し書き付き。例えば「22 317」と読める写真もあるので、上のリスト2行目は「22 300~」である可能性がある。char-francois.netに掲載された実車写真の登録番号のそれぞれの段の最小・最大を赤字で右に補った。なお、char-francois.netは実車写真から読み取った番号を写真データに書き込んだり、ファイル名に使ったりしているが、なかには本当にその番号なのかアヤシイものも混じっている(たとえばM 933として出ている写真は数字3桁目が隠れて見えない)。
どれが古く、どれが新しいのかも何だかよくわからない番号の付け方である。なお、Mが付いているのは番号体系が違うのかと思ったら、67200番台でもMが付いているものが混じっている(M 67222、M 67264など)。Mはミリテール(Militaire)だろうか? また、M800番台とM900番台はそのまま連続番号なのではないかと思う。
最初の50輌に使われたとされる短ピッチの履帯は、67 200番台の車輌にのみ見られるようだ。67 240番台ですでに長ピッチの履帯の車輌もあるが、これはあとから改修されたものか? しかしその一方で、67270番台でも短ピッチの車輌がある。……実は短ピッチ履帯装着車は50輌以上あったのか、それとも登録番号が生産順ときっちりリンクしていないのか。あるいは番号が飛び飛びなのか。旧アバディーンの展示車は長ピッチだが、初期の60輌に含まれると、「Surviving French WW2 Tanks (PDF)」に書かれている。謎多し。
とはいえ、とにかく最初の段が第1生産シリーズであるらしい、ということくらいは言えそうだ。
なお、「1001619」(?)なんていう長ったらしい番号を背負った実車写真もあるのだが、これは1944年のフランス解放の戦いの際のものなので、元の登録番号と関係なく新たに割り振られたものと考えられる。
●前回、前々回に触れた部分も含めて(また、その訂正も含めて)、タミヤの新キットのディテールチェック。
今後、実際に製作する際の備忘録としてのメモ。
できれば手を加えたい部分、手を加えようか判断に迷う部分、気付きはしたもののスルーするであろう部分が入り混じっているので、参考にする方は各自ご判断を。個人的に「気になり度」が高い部分については太字にした(手を付けるかどうかは別として)。もちろん、以下はあくまで私の見立てなので、間違っている箇所もあるかもあるかもしれない。
新キットの粗をあげつらってケチを付けようという意図は無く、基本的にはよいキットだと思う。そもそも、多少は手の入れどころがなければ面白くないではないか(根本的に間違えていて手の付けようがない、なんて部分があったりすると困るわけだが)。
UP後に判明したこと、追加・訂正等は赤字で追加した(画像リンク追加等は除く)。
(写真はこの後、サスが全部カバーに隠れてしまうので、もったいなくて撮っただけ)
▼起動輪
・表面に鋳造管理番号が入っているものあり(例えばソミュールの実車)。
・ごく薄く短い放射状のリブが確認できるものあり(例えばソミュールの実車)。
・タミヤのキットになく、エレールのキットにある、表面2カ所のアクセスパネルは、当時の実車写真でも(少数だが)確認できるものがある。ボーヴィントンの現存車にもあり。
・キャップ部、対象位置で2カ所、コイン状の薄い凸あり。
・スクレーパーが綺麗さっぱり省略されている。形状もなんだか微妙なうえ、足回りの装甲カバー(C8、C9)後端に付けられているので、追加工作の手順的にもちょっと悩ましい。
・車体側、ファイナルギアハウジング内側上部の突起のボルト頭省略。グリース注入口か?(車体下部の項に書くべきだった?)
▼誘導輪
・両面ともが同形状(表側の形状?)になってしまっている。詳細は前々回参照。ただし前々回、裏側は六角ボルトの一辺をさらに少し切り落としたものと書いたが、よくよく見ると、丸平頭の一部を切り落としたもののようだ。
・誘導輪表面に関しても、鋳造肌の上に座金とナットが乗っているが、実際には、座金とナットが乗る部分は機械加工で平滑にされている。
・誘導輪基部、特に車体側のディテール。キットは、おそらくそのほうが強度的に都合がいいと考えたのだろうが、誘導輪軸が車体下部前面に接続している。実際にはここは素通しで、軸受けは下側の突起(レール)に乗っている。軸受け上のナット省略。
・軸受けが乗るレールと車体下部との接合。前から見た時の接合部の角度が、実車はもうちょっと寝ているような気がする。
▼装甲カバー
・たまたま私のキットがそうだっただけか、部品形状に起因する一般的問題なのか判らないが、カバー前端の起動輪に掛かる部分がわずかに内側に向けて反りが生じていた。指でグニグニすればなんとかなるレベル。
▼履帯
・前述のように、初期生産型はピッチが短い履帯を使用しているので、当時の写真から特定車輌を作りたいと思った場合などは注意が必要。例えばこの写真では、短ピッチタイプと標準タイプが一緒に写っているので違いが判りやすい。ちなみに写っている車輌は、向こう側の短ピッチの履帯のものが67240号車、手前の標準ピッチはM886号車。基本、短ピッチを履いていれば67200番台の車輌と判断できるが、逆は真ではない。例えば67248号車は番号がはっきり確認できて、標準ピッチ履帯を履いている。
●車体下部
・本来は鋳造の左右2ブロックを中心線で結合している。キットは左右側面と前面が別パーツ。底面の接着ラインはどうせ見えないのでいいとして、前面と後面の左右端にわずかに覗く接着ラインは消したい。
・車体下部左右ブロックの結合は、基本、車内側でボルト結合しているようだが、1カ所、後面の牽引具の真下は、外側にボルト結合用の突起がある。キットではまったく省略されている。ソミュール、ボーヴィントンの車輌で見る限りでは、右がボルト頭で左がナットのようだ。
・車体下部後面、アクセスパネルA31は、キットでは右側のみに付けるよう指示されているが、これは両側に付いている車輌もある。キットにA31は2つ付いていて、取り付け穴開けガイドも左側にもある。写真ではっきり確認できるところでは、M832号車、M854号車、M886号車、M902号車は両側にある。M800~M900は全部そういう仕様、というなら話は楽だが、上記番号の間の車輌(例えばM846号車とか)でも無かったりするので、激しく謎。
・車体下部後面、右中央寄りと左端近く、それぞれ4つ固まったリベット省略。何らかの内部装備に対応したものと思われる。リベットは車体から単純に出っ張っているわけではなく、半埋め込み。
・後面の牽引具は2種類付いていて、初期型、後期型なのかと思ったのだが、char-francois.netの写真でみても登録番号との因果関係がよく判らない。
・牽引具のフック上部の外れ止めは開いた形にモールドされているが、これは、チェーンのリングパーツを入れやすいようにそうしているだけで、実車は通常、閉位置なのではないかと思う。
・制動灯(透明パーツG4)は、実物は左右の上下に小さなフランジがあって、その部分で車体にリベット止めされている。ソミュールの実車等では制動灯が失われているので、逆台形のリベット位置が確認できる。台形のリベットの中にもうひとつ小リベットがあるが、これは電源コードの引き込み部か。
●車体上部
▼前半ブロック
・(パーツの抜きの関係で)操縦席バルジ周りの表現が不十分。(1).前面バイザー上は、もう少し明瞭に庇状に出っ張っている。(2).バルジ右面のバイザーブロックはぼやけた表現だが、実際はスリット上の出っ張りは別体(3カ所のマイナス皿ネジで固定)、さらにその周りに3カ所のリベット。リベット自体は、ポーランド戦車のように2辺を切り欠いた尖頭タイプで、周囲は浅く埋め込み穴が掘られている。タミヤも気を使って、うっすらと位置を示す窪みがある。(3).左右にあるバイザー軸部のディテール不足。軸穴がないだけでなく、車体側の形状もいまひとつ。
・操縦手用前面バイザーは、キットでは開位置がデフォ。透明部品でビジョンヴロックのパーツも用意されているが、内側左に付く角度固定用アームが省略されている。
・アンテナポストの雨水抜き穴の省略。これは後半ブロックも同様。
・フェンダー固定用の小ボルトに対応し、車体ブロック側に(部分的に?)逃げ溝が掘られている。車体後半ブロックも同様。ただし、これはどうやら個体差(生産時期の差?)がある。例えばボーヴィントンの車輌ではかなり顕著かつ明確に掘ってあるが、ソミュールの実車では目立たない。
・操縦席左側バイザー下の車体側面に、鋳造管理番号が付いている車体あり。ボーヴィントンの実車の場合は、「KO S No 57 E」と書かれているようだ(Sの字は重ねて×印)。操縦手用バイザーにも鋳造管理番号(ソミュール、ボーヴィントン)。
・前照灯カバー前面のメッシュが省略されている。いずれ他社から出るであろうエッチングには必ず含まれそう。
・車体側部の手すり状パーツの横棒はロッドではなくパイプ。
▼後半ブロック
・上面のグリル(右側)の形状の誤り。実車は4枚のパネルが同一形状だが、キットでは右パーツ(B5)のパターンが鏡写しになってしまっている。
・グリルのパーツ(B5、B6)のうち、枠部分は実際には車体上部ブロックの一部。したがって、継ぎ目はなるべく綺麗に消したい。
・右側面、前後ブロック分割線とエンジンルームアクセスハッチの間に、鋳造管理番号が付いている車体あり。ボーヴィントンの実車の場合は、「KO S No 58 E」と書かれているようだ(Sの字は重ねて×印)。ただし、キット指定の通りに工具箱を付けると隠れる。
・鋳造部品に特有の表面の荒れや歪みに関し、上に被さる形のハッチやアクセスパネル類は周囲に隙間が出来ないよう、実車では周囲を一段高くモールドした上で平らに削る処理が行われている。そのため、(場所によって多少の違いはあるが)ハッチ/パネル周囲は、縁取りをしたように薄く一段盛り上がっていることが多いが、キットではほぼ無視されている。
・車体後面のパネル(C4)ではこの段差が表現されているが、その段差が車体側ではなくパネル側と一体化されている(おそらく抜きの関係で車体側にモールドしづらかった?)。
・もうひとつ関連して。エンジンルーム側面ハッチ下の「ボルト逃げ溝」は、キットではハッチ開口部まで達しているものがあるが、実際にはハッチが被る部分は埋まっているようだ。ただし、そうなっていない(つまりキットのように隙間入りになってしまう)ように見える車輌もある。
・ハッチ類に鋳造管理番号が鋳込まれているものあり。コイン状の凸部確認できるものあり(湯口?)
・エンジンルーム上面、前端右側の小ハッチは、一部が顕著に盛り上がった独特の形状。ただしキットでは、ヒンジ側の辺の微妙な曲面をわずかに表しきれていない感じ。
・車体上下結合用ボルトのフランジは、キットではすべて同じ厚みで表現されているが、車体後部内側2ヶ所は、外側に比べ若干厚いようだ。
・排気管後部の取付具は、キットのパーツ(C22)は若干ゴツイが、実際には薄い鉄板の組み合わせ。この取付具は、いずれどこからかエッチングパーツが出たら必ずパーツ化されていそう。車体上面の、同取付具の接着指示穴のある部分は、実車では円筒形にゲタを履いた形になっている。
●砲塔
・例えばこのあたりの写真と見比べると、右前上部の張り出しが強すぎるような気もするが、一方で、写真写りの問題であるような気もする。
・砲塔下辺には、ほぼキットの接着ラインと同じ位置に鋳造のパーティングラインがあるが、実物は完全に一直線ではない。
・砲耳の軸は砲塔側面に貫通固定されていて、位置は比較的はっきり判る。
・例のコイン状の薄い凸部が砲塔表面にも確認できる(場合がある)。
・砲塔上面前部に鋳造管理番号(一部車輌?)。
・砲塔後面ハッチの車体側軸部も左右に貫通。こちらは溶接固定されていないのでさらに明瞭。
・砲塔ハッチを開位置にした場合、右側の開閉用(?)スクリューが省略されている。また、裏面のコの字のハンドルも省略されているが、どのみちこれは下側に隠れてほとんど見えない。
・後面ハッチ上にある対空機銃架のアタッチメントは、実物はもうちょっと細かいディテールがある。
・砲塔前面はキットでは別パーツ(D5)だが、実車は一体。左側は実車でも段があるのでいいが、右側は継ぎ目をきれいに処理したほうが良い。
・車長用キューポラの3カ所の吊り下げフックが省略されている。
・キューポラが付く砲塔上面は、キットでは一段掘り込んであるが、実車は逆に一段出っ張っている。右側の信号旗用小ハッチの面と同じ高さ。左がキットの状態。右が実車。
・関連して。キューポラの縁は、キットではタガ状に段があるが、実車ではもうちょっと面倒な構成。L字断面の薄板が一周、小リベットで止められている。この縁取りはバルジ部分にもある。リベットはバルジ部分を除き11カ所、バルジ部分に4カ所。
・キューポラ、バルジ前面シャッター下、ちょうど段差に掛かる部分に2カ所のマイナスネジ(ただしB1bisの例では、このネジがないものもあるようだ)。また、Char B1bisの例で見ると、キューポラ上部に6つのネジ穴がある(縦横入れ替えた少林寺のお灸のような)。ソミュアでは未確認。
・キューポラ横の信号旗用小ハッチは、キットではヒンジが12時の方向にモールドされている。実際にソミュールの実車でもそうなっている。しかし、M10664号車の写真を見ると、およそ2時の方向くらいにヒンジがあるようだ(みやまえさん発見)。ソミュールの実車で確認できるが、回転するように作られている箇所ではなく、おそらく生産時期による差ではと思われるが、砲塔上面の写真は極端に少なく確認のしようがない。ちなみにボーヴィントン、元アバディーンの実車も未確認。
●装備品等
・キットは後部のアンテナポスト中央に穴を開け、アンテナ基部を取り付けるよう指示されているが、実車では無線機の装備が間に合わず、アンテナは備えていない車輌がほとんどらしい。キット指定の塗装例でも、はっきりアンテナ装備が確認できるのは塗装例A(M885号車)のみ(付いていない写真もあるが、これはある時点で持ち去られてしまったらしい)。ただしC(M843号車)ではアンテナポスト中央から、何か細く短い棒が出ているようにも見える。元はアンテナが付いていたことを示しているのかもしれない(だとしても、それは何?)。
・一方で、前後のアンテナポストにアンテナを立てている車輌もある。“TRACKSTORY”によればによれば、troop commander(小隊長?)車は無線機ER29、squadron commander(航空部隊なら中隊長なのだけれど、ここでは大隊長かも)車はER29とER26 ter、さらに高位の指揮官車はER27を搭載(先の2つのうちどちらかがこれに替わっているという意味?)だそうだ。前側のアンテナの大きさに違いがあるようなのも、この無線機のタイプの違いを示しているものと考えられる(前回書き込み参照)。なお、ソミュアの(あるいはフランス戦車の?)無線機アンテナは、ドイツ軍のそれのようにロッドにテーパーが掛かっておらず、根元も先も同じ太さの棒のようだ。
・右側面に装備されるコンテナは、側部の手すり状パーツに固定される。おそらく、下のパイプに金具(コンテナ下部左右にモールドされている長いツメのようなものの下端)を引っ掛け、上下のパイプ間でベルトで固定するのではないかと思う……のだが、この取り付け法では説明できない、「なんでそんな引っ掛かり方をしてるの?」という写真もあり(例えばこの写真やこの写真)、なお要検討。ただし、いずれにせよ最終的にパイプ間にベルトを渡しているのは確かだと思う。タミヤの箱絵でもそのように描かれている。
追記:ジジさん、みやまえさんのコメントで判明したこと。またまたM10664号車のこの写真だが、向かって右の人物が足を掛けている落ちたコンテナ上部に、上のパイプに引っ掛けると思しきツメが見える。コンテナ表の下部左右に見えるツメはこれと連続しているようで、要するに「J形」というか、「∫形」の帯金がコンテナ背部にくっつけてあるらしい。それにしても、アンテナといい信号旗ハッチといいグリルのパターンといい、有益な情報量の多い写真だ。
こちらの写真(M10741号車)では最後尾小コンテナの裏側が写っていて、上記帯金が確認できる。また、同じ車輌の別写真では、立った状態のコンテナと地面の間に間隔が開いていることから、単に「Jもしくは∫」ではなく、下のパイプ(と車体の間)に引っ掛けるツメのようなものがある可能性もある。
なお、コンテナ+フタ固定用の皮ベルトは、上パイプに繋がっているほうが短くバックル付きのようだ。ずいぶんいい加減なベルトの掛け方をしている車輌もある様子(例えばこの車輌)。
・車体後部のシートも、キットでも上面後端にモールドされている金具と、下部のベロ(D13)の金具間に渡したベルトで固定する。これもキットでは接続していないので、シートを付ける場合は工夫したい。
・なお、車体後部左側に大きめの工具箱や、何かのホルダーらしい金具を装着している例もある。例えばこの写真やこの写真。前者ではシート固定ベルトの様子もわかる。
・車体上面、エンジンルーム前端右の二の字の金具が工具ホルダーで、小さな突起のモールドは実際には細いコの字金具。工具類は、ここにベルトを使って固定される。キットの説明書の指示位置に従うと、ツルハシの柄やシャベルは、どうやら工具箱上の手すりパイプにくくり付けられるもののようだが、はっきり判る写真が見当たらず、いまいちよくわからない。四谷仙波堂の案内に出ていた、ソミュアS35サービスマニュアル(PDFのCD-ROM)あたりに正解が出ていそうだが、さて?
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コメント
とても参考になりました!と言っても当方のソミュアはほとんどできちゃったのでううん!ということしかできないかも・・・
ご紹介のサイトとかで迷彩についてにらめっこしてみましたが、800番台の車体って、迷彩が特別なのでしょうか。キット指定のスカイに塗るととても気持ち悪い感じです。
あと、右側のコンテナですが、とれちゃった例の写真とかを見ると、コンテナの蓋が開かないようにする革ベルトの外側に、もう一組車体の件のパイプとの固定の役目のベルトがあるような気がします。下のパイプにはつながらずに、ぶら下がってるような気がします。皮っぽい質感に思えますが、どうなんでしょうか。
投稿: みやまえ | 2015年4月19日 (日) 01時47分
初めまして。
とても参考になる記事で、自分も組み立ての参考にさせて頂きたいと思って拝見しました。
側面の雑具箱ですけど、海外エッチング製品の説明図では横から見ると『J』の形になった部品で上のパイプに引っ掛ける様に指示されていました。
キットにモールドされている引っ掛けが裏を回って上のパイプまで伸びているのではと自分は考えています。
ドイツ仕様を考えの設計かもしれませんけど、もう少し上手い表現が望まれましたね。
投稿: ジジ | 2015年4月19日 (日) 13時49分
>ソミュアS35サービスマニュアル(PDFのCD-ROM)あたりに正解が
そのCD面白そうなので買っちゃいましたけど、基本的に内部機構の解説なので工具の取り付け方が判る写真はありませぬ。内臓をガッツりスクラッチしてやるぜ!みたいな人には必携の資料かな、という内容ですねぇ。
投稿: hide | 2015年4月19日 (日) 18時15分
>みやまえさん
M800番台の塗装というのは、S35の塗装では最も標準的なものなのではないでしょうか。
とはいえ、配色がグリーン/ブラウン/オーカーではなく、オーカーの代わりにスカイが入るというのは最近の説かと。
塗装例Cのキューポラだけまた別色なのは隊長車を示すとかどこかで読んだような覚えがあるのですがうろ覚えです。
FCM36も、いつのまにか4色迷彩になっていたりして混乱します。軍としての決まった配色やパターンがなく、メーカー任せってのがどうにも……。
コンテナ取り付けに関するみやまえさんの推察、「ぬぬぬぬ?」と思うのですが(笑)、いまひとつよく理解できていません。
投稿: かば◎ | 2015年4月19日 (日) 19時02分
>ジジさん
初めまして。書き込みありがとうございます。
ベルトの外側の金具(?)、上まで伸びている設定のエッチングがあるんですね。エデュアルドのやつでしょうか。
その場合、「下のパイプにコンテナが引っ掛かっている写真」は、上のパイプから外れたコンテナが側面を滑り落ちて、下のパイプに引っ掛かった……?
当時の実車写真で、外れたコンテナをクリアに近接して撮っているものが欲しいですね~。
投稿: かば◎ | 2015年4月19日 (日) 19時09分
>hideさん
さすが!
お持ちでしたか。
>>内臓をガッツりスクラッチしてやるぜ!みたいな人
……。
いや、私、そこまで余力ありません(笑)。
でも見て楽しむ分にもよさそうですね。
投稿: かば◎ | 2015年4月19日 (日) 19時10分
いまちょうどここを参考にマーキングの検討してる最中です。いかにウソの車両をそれっぽくするかで・・・
スカイは最近の説なのですね。ゼロ戦みたいに奥が深いですね・・・
さて、コンテナですが、
http://www.chars-francais.net/2015/images/stories/galery/1935_somua_s35/m10664%20-d-%2002%20commandement.jpg
の写真の右の兵隊さんが踏んでるのがまさにジジさんのおっしゃる「J」の字型フックがよくわかるコンテナではないでしょうか。
わたしが思ってたような皮バンドじゃなかったですね・・・
投稿: みやまえ | 2015年4月19日 (日) 19時24分
再度の書き込みで失礼します。
かば◎さんも書き込んでおられる住友さんのBBSに投稿されたドイツ将校二人の写真。
右側の兵士の足元の雑具箱らしき物が何らかのヒントになりそうな気がします。
いずれにしても、鮮明な写真が見たいものですね。
投稿: ジジ | 2015年4月19日 (日) 19時29分
>みやまえさん、ジジさん
ジジさんの仰っている写真、まさにみやまえさんがリンクを張っているやつですね。
確かに! 「コンテナの背中に這わせてJ金具」という感じになっているらしいことが判りますね。
すでに見ている写真、しかも前回の記事で私自身リンクを張っているのに(アンテナの話で)、せっかく写っているディテールを見落としているとは。うむむむ。
みやまえさんもジジさんも、ありがとうございます。
(みやまえさん、コメント編集しておきますね)
投稿: かば◎ | 2015年4月19日 (日) 19時38分
失敗投稿を後始末していただき、ありがとうございました。
砲塔の信号用?小ハッチですが、キットと上に上げたアンテナ2つ車両写真ではヒンジの位置が90度違いますね。
ハッチ基部が回るんでしょうか・・・・
投稿: みやまえ | 2015年4月20日 (月) 01時38分
>みやまえさん
なななななんとこれは!
信号旗ハッチの向き、ご指摘で初めて気付きました。
90度、というよりは45度くらい?
しかし明らかに違いますね。
ソミュールの実車で接写がありますが、回るような作りにはなっていません。生産時期によって違うというのが順当な想像ですが(実際のところ、さまざまな特徴が車輌番号とあまりリンクしていないのがソミュアの困ったところでもありますが)、砲塔上面の写真なんて極端に少ないのが悩ましいですね。
投稿: かば◎ | 2015年4月20日 (月) 12時56分
ソミュアはキット自体はスラスラ進むのですが、細かいところが気になりだすと、おっしゃるとおり悩ましいですね・・・ツルハシやシャベルやナタ?の固定方法とかも。
キット指定ではつや消しオレンジ色のアンテナ基部も、タミヤ的には碍子という解釈なのでしょうが、単なるゴムのブーツに思えます。となるとオレンジじゃなくてゴム色なのかなーとか写真を眺めたり。その下に見える細いコイル状の部分は写真だと白く見えるからこっちが碍子?それともナチュラルメタルのバネ?とか、とっても悩ましいです。
投稿: みやまえ | 2015年4月20日 (月) 21時05分
>みやまえさん
仰るとおり、あれはゴムブーツでしょう。伸びたり変形したりした写真があるし。
っていうか、そもそもフラットオレンジって、「カーボン入りじゃないゴムなのかなあ」なんてのほほんと思っていました。指サックみたいな色かなーと。
カバーの下はバネに一票。
投稿: かば◎ | 2015年4月20日 (月) 23時24分
なるほど!画像検索でアメリカ軍のアンテナの碍子がオレンジだったんでてっきり碍子なのかと・・・生っぽいゴム色だったってのもありですね・・・黒く塗っちゃったけど・・・おかげさまで完成しました。明日頃HPで披露したいです。
あと、アフリカの植民地軍のソミュアってのもいいなーって思ったのでそのうち作ってみたいです。タミヤが塗装例乗せてくれたらよかったのに。
投稿: みやまえ | 2015年4月21日 (火) 23時08分
>みやまえさん
>>アフリカの植民地軍のソミュア
いいですね。
北アフリカのソミュアS35(第12RCA)といえば、
・キューポラ上に白星
・車体側面(右は工具箱、左はハッチ)に三色旗
・砲塔番号は白に黒のシャドウ付き(+お約束のカードマーク)
と、40年戦役時とは明らかに違ったマーキングが素敵ざます。
TRACKSTORYに載っている塗装図だと、車体もグリーン地にブラウンの吹付けの雲形迷彩になっています。
部隊史のページがあったので載せておきます。
http://12rcahistorique.canalblog.com/
投稿: かば◎ | 2015年4月21日 (火) 23時32分
ご紹介のサイト、椰子の木とソミュアとかすてきですよね。
この部隊はチュニジアまでソミュアで行ってるんですよね。
途中からさらっと米式装備になっちゃってるのは微笑ましいというか寂しいというか・・・まあ命かかってますからね。
おかげさまで、自分だよりの情報収集で作るよりも情報量をあげて完成させることができました。ありがとうございます!
といっても汚い作例です・・・
http://www5a.biglobe.ne.jp/~t_miyama/s35_tam/00.html
投稿: みやまえ | 2015年4月22日 (水) 21時52分
>みやまえさん
完成おめでとうございます。
車体ハッチの軸が表に出ているとか、車体ハッチのアームが車体側の軸を上下するとか、私が気付いていない知見が随所にあるのが流石です。
なお、C1、C2を付け忘れたとのことですが、私はA9を付け忘れました。うはは(^^;
投稿: かば◎ | 2015年4月23日 (木) 15時48分
ありがとうございます!
A9ですか。あれは付けなくても・・・ねえ。
投稿: みやまえ | 2015年4月23日 (木) 23時04分