カマ・ドーマ
●金曜日の晩、グミを食べていたら奥歯の金属がぼろっと外れてしまったので、翌日、歯医者に行く。一応、行く前に電話を入れたら、なんと、今まで診てもらっていた先生が急死されて半年ばかり閉めていたとか(ご冥福を)。このほど、新しい先生に来てもらって再開したばかりだという。
「新しい先生ですが、いいですか?」
と聞かれて、構わないと答えたのだけれど――以前の先生はあまり愛想がなくてボソボソ喋る人だったのだが、それでもそれなりにファンがいたのだろうか?
●歯医者の行き帰りに、何気なく見上げて発見したもの。大谷戸の斜面に生えた樹の上に(昨年以前に作られた)スズメバチの巣があった。葉のある季節だと見えないはず。
斜面に生えた樹なので、巣のある高さは、根から斜めに測れば5mくらいかもしれないが、垂直に地面(道路)から測れば10mくらいあるかも。巣そのものは、おそらく長径で30cmあるかないか、くらいだと思う。
見上げ て、空をバックに、ソフト的最大望遠でと、悪条件揃い踏みで撮っているので、説明がないと何が何だか判らない写真。
(3/13追記。再び歯医者に行ったついでに、西日が当たる状態で撮り直してみた。
そう何度もしつこく撮り続けるほどのネタもない気はするが、とりあえず、上の写真よりはマトモにスズメバチの巣らしく撮れたので追加。
ちなみに、この近所のお宅の二階の軒下には、以前、これよりずっと巨大な巣があった。今でも崩れた巣の一部と、その翌年あたりに隣に作った小さな巣とが確認できる)
天気が悪いという話だったので一日家にいるつもりだったのだが、意外に晴れたり曇ったり。facebook経由で、鎌倉市役所の駐車場で、東北復興支援の東北物産展/屋台をやっていて、サンマの塩焼きを食わせてくれると聞いて、食い意地に負けて出掛ける。
焼きたてのアツアツをもらって食べ、遠野の高原大根の輪切りの切干しを買う。
●ミスドでしばし読書の後、また海岸橋交差点経由でぐるりと遠回りして歩いて帰る。先日チェックし忘れた、水道の海軍マーク入りの安全弁蓋を撮ったりする(前々回記事に追加)。「臨海学園」バス停近くの、未チェックだった丸ポストを撮影。こちらはポスト番号13。
裏の製造年・製造者名はだいぶ読みにくいが、どうやら「No.1」と同じく、「昭27昭和製」のようだ。
●長勝寺の手前あたりで、路上にカマドウマを発見。個人的な経験から、カマドウマは「夏のキャンプ場に出てくる虫」というイメージなのだが、こんな季節にもいるものなのか?
カマドウマ科の虫は、日本には3亜科70種以上いるそうで(wikipediaより)、しかも「カマドウマ科にはよく似たものが多いため正確な同定はかなり難しく、単なる絵合わせによって正しく同定をすることは不可能」である由。もっとも、原名亜種(つまり無印のカマドウマ)は体の各部に多少の濃淡はあっても目立つ斑紋はなく、「胴体や脚に濃淡の斑紋が明らかなものは少なくともカマドウマではなく、多くはクラズミウマかマダラカマドウマ」だそうな。
ちなみにカマドウマの名前の由来は深く考えるまでもなく「かまど+馬」なのだが、最初に聞いた時には、なんだか「カマ・ドウマ」のような気がしていて、見た目に反して妙に格好よく強そうな名前だと思った覚えがある(なぜ切れ目がひとつ移動しただけで格好よく感じるのかは自分でも謎)。
「カマ・ドウマ」……なんというか、「サカモト・リョウマ」の仲間みたいな(そうか?)。あと、「ギラ・ドーガ」っていなかったっけ。ああ、ガンダム・シリーズに出てくるのか。
なお、このカマドウマは別に弱っているとかではなく、つついたら見事なジャンプ力で逃げて行った。
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コメント
スズメバチの巣、すごい見っけものですね!みたことないや。
枯れ木にメジロやエナガの巣が見つかるのも冬の楽しみですね。
カマドウマは、練馬にいたときは、
路地裏の蓋したドブの道を歩くと、
冬でもガサガサぴょんぴょん音が聞こえるほどいました。
湿っぽいのが重要なのかも。
投稿: みやまえ | 2015年3月 9日 (月) 23時13分
>みやまえさん
えっ。みやまえさんが見たことがないとは……。
実は、この写真を撮ったのとそれほど離れていない家の二階の軒下に、数年前まで、もっと大きい(40センチくらいありそうな)スズメバチの巣がぶら下がっていました。
子供の頃、鹿児島の叔父の家にもデカイのがあったので、割と「あるところにはある」ようなものだと思ってました。
逆に鳥の巣は……うーん。カラスのでかい巣は判りますが、小型のは判らないっす。
投稿: かば◎ | 2015年3月10日 (火) 17時38分
カーマ・スートラーマね<ちがう
拙が育った古い家の風呂はいわゆる木の風呂で、マキとか練炭でわかしてたんだが、つまり焚き口は土間で、年中湿っぽいわけで、そうすっと、カーマが降臨するのでした。拙の田舎では通称便所コオロギでして、忌み嫌われており、動きの鈍さやすぐ脚が取れたりする虚弱さから、速攻退治(いやそれほどのもんでもなかったが)されておりましたが、日本中でそういう扱いだったかどうだか、そういえば知らないのでした。
投稿: donji | 2015年3月10日 (火) 20時01分
スズメバチの巣は屋根の下とか地面の中のとかは見たことあるのですが、樹上ってのははじめてです!
メジロの巣は小さいゴミでできた毬みたいなやつです。15センチないと思います。ゴミだと思って見過ごされてるかも。
こんなの↓
http://blog.goo.ne.jp/iidaax01/e/6ad07cba44572beea7d2e840961c21f4
投稿: みやまえ | 2015年3月10日 (火) 23時31分
>donjiさん
私も小さい頃は薪風呂でした(小学校に上がる前くらいまでかなあ)。
その後も、ずっと虫とは近しい関係でしたが(^^;)、不思議と、その頃、川崎北部でカマドウマは見たことがなかった気がします。あまりいなかったのかなあ。
便所コオロギというと、カマドウマではなく、カネタタキを指していたような気がするのですが、実際にそれが地域で一般的な用法だったのか、単に間違えていただけなのか、今となっては判りません。
「カマドウマ=便所コオロギ」なのはwikipediaにも載っているのですが、それ以外を便所コオロギと呼ぶ例があるのかどうかは、検索に引っ掛かりませんでした。
投稿: かば◎ | 2015年3月14日 (土) 13時17分
>みやまえさん
なるほど、樹上のが初めてということだったのですね。
そういえば、私も樹上にあるものは初めてかも。
もっと何か物陰のようなところに作るのが普通だと思っていたのですが、こんなに高いところに堂々とぶら下がっているのは、確かに「なんだこりゃあ」なイメージです。
写真のメジロの巣、最初、白いのは「海藻?」と思ったのですが、単純にビニールゴミでしたか……。
投稿: かば◎ | 2015年3月14日 (土) 13時23分