あめふらし
●土日が大潮で、ちょうどお昼頃に一番引くと知ったので、まずは土曜日昼頃、怪しげな天気の中、かみさんとチビと3人で小坪(大崎)の磯に出掛けてみるが、ちょっと行った時間が遅めだったか、それほど磯は出ていなかった。
いい天気になった日曜日、今度は昼前に一人でふらふら出掛ける。以前はほとんど岩が剥き出しだったのが、震災の年の5月に行ったら藻だらけになってびっくりしたが、この土日はそれ以来の磯歩き。つまりは4年ぶり。近所なのに!
そんなわけで写真を適当に。
磯から見た江ノ島と、磯に面した崖にポコポコ掘られた穴。全体では7つばかり開いているのだが(11年5月の写真参照)、いくつかは中で繋がっている様子。おそらく大戦中の防空壕か、防衛用陣地と思われる。
磯は藻だらけだが、4年前の5月よりは若干少なめかも。季節的なものなのか、若干環境が変わったのかは不明。ちなみにこの藻、ホンダワラだと思っていたがヒジキのようだ。ホンダワラはもっと浮きが丸い。ムラサキウニ系のウニと小型のヤドカリ多数。ひとつだけバフンウニ系のウニを見た。
アメフラシが(10年以上前のようにうじゃうじゃではないが)復活していた。2枚目は干潮に取り残されていたもの。潮溜りに戻してやろうと思ったが、しっかり岩に張り付いていたので断念。3枚目は4cm程度の子供。岩肌に尻尾だけつけて、何がしたいのか背伸び中。
1枚目はまだ小さいムラサキガイの群れ? 以前には、ここでは見たことがなかった気がする。どちらかといえばあまり綺麗でない場所を好む貝と聞いているので、水質が悪くなっているのか、あるいは、そもそも外来生物なので分布域を広げただけなのか。2枚目は小坪漁港のワカメ干し。
●磯に出る前、大谷戸で、ポカポカした陽気に誘われて出てきたトカゲを3匹も見た。
実はトカゲにもキリギリスと同じような問題が起きていて、以前は、日本に広く分布する「ニホントカゲ」とされていたものが、その後の研究で、遺伝子系統が分化していることが判明。新たに、西日本の「ニホントカゲ」、東日本の「ヒガシニホントカゲ」、伊豆半島・伊豆諸島の「オカタトカゲ」とに分けられることになった。「ニホントカゲ」と「ヒガシニホントカゲ」は鼻先のウロコ形状で識別できるらしく、ここの図説がわかりやすい。
運良く、近寄って鼻先も写せたので、形態からもヒガシニホントカゲと同定できた。
●磯から引き上げた後は、ちょっと前から気になっていた小坪・飯島砲台跡の慰霊碑を探したのだが、その顛末はまた改めて。
ふらふらと鎌倉まで散歩。ミスドでお茶を飲みつつ「アレクシア女史」の3巻目を読み、その後電車で一駅、逗子まで乗って、市立図書館。仕事で必要なキュリー夫人の書籍を借りて帰る。
途中の生き物等々。
1枚目。マリーナ近くの路地、オオキバナカタバミにいたモモブトカミキリモドキ♀。
2枚目。フキの花に来ていた小蜂。フキの花との比較で判るようにごく小さく、おそらく6、7mm程度。キマダラハナバチの仲間かなあ、などと漠然と思うがまるで確証なし。
3枚目。鎌倉の桜のなかでも特にお気に入り、本興寺の枝垂桜。まだ咲いてはいないが、遠目にぼんやり樹全体が赤味を帯びていて、近付くと、このようにつぼみが膨らんでいる。そろそろ咲き始め。
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント