« ぼいて75mm(3) | トップページ | 反転ロータリー »

ぼいて75mm(4)

●相変わらずネタも作業も地味な、イタレリ1:35、7.5cmPaK97/38製作記の続き。

砲本体と上部砲架の作業を進める。

●ここで(今さら)重大事実発覚。

前から、どうも上部砲架に揺架の後ろ側が隠れすぎる気がしていて、かといって、揺架を後ろにずらすと前側のバランスがおかしくなるし、単純に後ろを延長すると、ただでさえ長めの砲身がますます長くなってしまう。

結局、全体にバランスがおかしいのだろう、というような納得の仕方をしてスルーすることにしたのだが……。

上部砲架に揺架を取り付けかけて(というよりも一度は取り付けてしまってから)、初めて砲耳(というか、揺架についた仰俯軸受け?)の上下位置がおかしいことに気付いた。

97f1017320_2初回の主要パーツ比較で載せた写真なのだが、揺架に対する砲耳の位置はイタレリ、ドラゴンともにご覧の通り(下がイタレリ)。揺架にベロが付いた形になっているのだが、軸穴下に4つ並んでいるボルトは、揺架側面よりも上にある。

しかし実際には、ベロはこのボルトで揺架に固定されているものらしく、要するに、このボルトが揺架側面に来ていないとおかしいのである。

F10177462というわけで、イタレリの揺架からベロを削り取り、それにドラゴンのベロを削ぎ取ってきて高さを低めて接着した。ドラゴンのベロを使ったのは、単に、イタレリのベロを補修無しで使えるほど綺麗に削ぎ取るのが面倒だっただけの話。位置的には、ちょうど、ベロの角が斜めになっている部分が揺架から上に出る感じになるようだ。

別設計のキットが両社とも同じように間違えているというのも変な話だが、後追いのイタレリが、寸法的には手直ししつつ、この部分の位置関係はうっかりそのまま、先行のドラゴンを真似した可能性はあるかもしれない。

とりあえず、これで上部砲架と揺架・砲身の位置関係は改善されたが、キットそのものは、砲架に対し砲身が低まった位置関係でまとめられているわけで、今後防盾の取り付けで齟齬が出てこないかちょっと心配。

●と、ひと悶着あったものの、上部砲架に砲身・揺架を取り付けた。前回書いたように、ギア部のディテールの関係で、仰俯可動は諦めて固定。

F1017749 F1017751

仰俯ハンドルの中心には、砲手用の撃発ノブを追加。根元のボックスから、揺架後方に向け、撃発機構に繋がるケーブルが付く。ちなみにイタレリの揺架パーツには、左右にケーブル引き込み穴のモールドがあるが(窪み表現だけで貫通していない)、当然、実際には左側にしかない。

2つのハンドルのパーツそのものはドラゴンから。ハンドルの輪の部分に両社で大きな差はないのだが、イタレリのハンドルは取っ手が短く作り直しが必要だったので、手っ取り早くドラゴンから流用した。

照準器架もドラゴンから。イタレリのパーツはディテールがだいぶ貧相で、ここに関してはドラゴンのほうがしっかりした出来。ただし、内側部分の高さが低く、そのまま付けると砲手用ガードと干渉して、仰俯ができない位置関係になってしまう。一度内側上部を切り取ってかさ上げ。この時、後ろ側の長さも切り詰めた。また、外側の実際に照準器のスコープを付ける部分は、前方にベロだかフタだか、薄いモールドが伸びているのだが、現存品で確認できなかったのと、行く行く防盾を取り付ける際に干渉しそうだったので切り取った。

ちなみに、両社ともパーツは照準器架だけで、スコープはパーツ化されていないため、射撃状態の情景にするなら、スコープを自作する必要がある。

砲架右のシリンダー上部は、小キャップと小穴が並んだ状態に作ってある。これは現存品のwalkaround写真を参考にしたのだが、どうやら、小穴のほうは本来あったキャップが外れてしまった状態らしい。うがー。

前回作った仰俯ギアのカバーは意外にそれらしく出来ている気がしてお気に入り。ただし、先述の砲耳部の位置変更もあって、砲耳から等距離の円弧になっていない。砲架側の接続部が外に出っ張り過ぎているようだ。今さら直さないけれど。

●工作的にはようやく折り返し点。次回以降は下部砲架/脚。

|

« ぼいて75mm(3) | トップページ | 反転ロータリー »

75mmM1897野砲」カテゴリの記事

大砲」カテゴリの記事

製作記・レビュー」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。私もこの大砲には興味があって、ロシアのT-26の車体にこの砲を搭載したドイツ軍使用車両を作ったことがあります。また、訪問させていただきますね。

投稿: nyamalfetta | 2015年1月28日 (水) 14時25分

>nyamalfettaさん

ご訪問ありがとうございます。
nyamalfettaさんのブログも覗いたことがありますよー。

PaK97/38搭載T-26自走砲はまさにそうですが、自走砲や鹵獲ものがお好きなようで。

先日、改めて画像を検索してみて知ったのですが、あの自走砲、少なくとも数輌は作られているようですね。
傾斜装甲型のT-26をベースにしたものもあったようで、どこでどんなふうに改装されたやら、興味深いです。

今後ともよろしくお願い致します。

投稿: かば◎ | 2015年1月28日 (水) 19時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1208697/58661250

この記事へのトラックバック一覧です: ぼいて75mm(4):

« ぼいて75mm(3) | トップページ | 反転ロータリー »