« 隼号、発進(12) | トップページ | イタレリのらば(訂正) »

イタレリのろば

●前々回、「9月以来、常に追い立てられていた地図の仕事が、昨日(11月8日)ようやく終了」と書いたのだが、その後若干の揺り戻しなどあり。

11日(火曜日)に神保町の事務所に行って、最終提出分についての出典資料をひと通りプリントアウトして、S社に提出。

すっかり終わった気分で、母からの用事を片付けに一泊で実家に行ったのだが、翌日打ち合わせに呼ばれ、片付いていない部分を追加で依頼された。新しい仕事の進行と被ったりして、結局また少しじたばた。

●そのS社の地図の仕事は、18日、「先ほど印刷所に何とかデータを引き渡せた」と担当氏からメールが来て、ようやく今年の分は一件落着。

結局今年もバタバタ仕事。この後、大きな間違いなど発覚しなければよいけれど。

●実家ではK叔父も来て、一緒に酒を飲んで、島唄も歌ったりなんぞして大騒ぎ。翌日、母の仕事の荷造りをしたり、庭木の剪定をしたり、トイレの水の出を調節したり、銀行にお使いに行ったり。

ちなみに庭木の剪定は主に叔父がやったのだが、年寄りがハシゴでやたら危なっかしく高いところに上るので、見ているほうがハラハラ。

F1017137 ●後期型が出るまで待っていようか、とも思っていたのだけれど、つい我慢できなくて購入。Riich Modelsの別ブランド、CAMs(Combat Armour Models)の第一弾、ヴィッカース水陸両用戦車(初期型)。

Riich Models自体をこれまで買っていないので、例えば以前に出たユニバーサル・キャリアあたりと比べてどうなのか、というのは判らないが、それなりに凝っているものの、成型技術等で若干至らない部分もあるかな、という感じ。

詳しいレビューはまたいずれ。

●「週末模型親父」さんのところのSUMICON2014は終了したばかりなのだが、矢継ぎ早に「イタレリ作せり2014」がスタート。要するにみんなでイタレリを作って楽しみましょう、という趣旨。何年かに1つ完成するかどうかという私としては無謀なのだが、なんとなく勢いで参加。

あれにしようかこれにしようかだいぶ迷ったのだけれど、結局、棚の奥に眠っていて、こんな機会でもない限りは絶対眠ったままになっていたであろう、オペル・マウルティア(ろば)を作ることにする。燃料タンクの裏側に、旧称の「ITALAEREI」のロゴがあって、ちょっと懐かしい。

F1017141 現在、オペル・マウルティアをきっちり作る気ならドラゴンの新キットがあるので、ヌルく、最小限の手入れで作る予定。20日正式スタートのところ、フライングで作り始めて、現状、ほぼシャーシを組み上げてこんな感じ。

一応、ポイントのみ書いておくと、

・転輪はおそらくあまり一般的なタイプではないが、フォードのマウルティアで使用例があり、まあ、ありえなくはないだろうくらいの適当さで、キットのまま。ただしキットのパーツは、ゴムリム付け根の、ホイールディスク外周の立ち上がりがない。なお、キットでは転輪も誘導輪も同型のパーツだが、実際には転輪はゴム縁付き、誘導輪は金属リムで、若干形状が違うのではないかと思う。

・キットのゴムタイヤは昔ながらのイタレリ純正、「恐怖のプラ溶かしタイヤ」だったので、一昔前の定番工作で、タミヤ1:24のロータス・スーパー7のタイヤに交換。「なんちゃって民生仕様」とした。その昔、まだアフターパーツが充実していなかった時代には、サイズ的にほぼピッタリ合い、しかも当時の民生用タイヤに見えなくもないこの方法は、非常に簡単で「使える手」だった。

パターンの正確なブリッツ用タイヤが各種発売されている(さらにはタミヤやドラゴンから流用の手もある)今となっては、新たにロータスのタイヤを買ってするほどのことではないが、我が家には「いつか使うかも」と買いだめておいたものが、3袋=15個、ブリッツ換算で2輌分もあった。

今回ようやく日の目を見たものの、マウルティアで使うのは予備タイヤを含めて3個だけ。残りはどうするんだ、これ……(と思ったが、TFマンリーコさんからZIS-5系列にも使える、と教えてもらった。アランもFORTも、高いアフターパーツを奢りたいほどの出来ではないくせに車輪は何らかの対処をしたいキットなので、これは非常に有難い)。

ホイールも、実際には、マウルティアの場合は8穴タイプがふさわしいのだが、そちらはキットのままとした。ショーモデリングの8穴車輪パーツも買って持っているはずなのだが、発見できなかった。こんな機会でもなければ一生使い道がないパーツなのに……。

(ちなみにショーモデリングのブリッツタイヤは設計ミスで、タイヤの内外がうまく合わさらないらしい。製作中に発見できたら、タイヤ部分は削り取ってしまって、ホイールだけ使おうか、などと妄想中)

F1017134 なお、プラ溶かしタイヤは一応小袋に隔離してあったが、隔離前にすでにプラを少し浸食していた。被害のあった転輪と、隔離した小袋に、実験用に一緒にいれておいたランナーの様子。転輪の被害部分はそのまま裏側に向けて知らん振りした。

・履帯は、カステンのI号戦車用初代の非可動式。ただし、非可動式といっても、わずかに噛み合わせ部にピンと溝穴が作ってあり、接着しなくても仮に繋ぐ程度は出来る。ガイドホーン外側の窪みがない点は、より新しいパーツに劣っているが、イタレリをほぼそのまま作る程度であれば、これで充分だと思う。

F1017139 ・排気管はデフと干渉する。おそらく、ブリッツのままの形状のためだと思う。実際のマウルティアでそうなっているのか判らないが、指でぐいぐい曲げて、デフをまたぐ形にした。

・デフは、hideさんが以前に考察していたところによれば、後期のひし形タイプであるべきらしいが、これまた面倒なのでそのまま。

|

« 隼号、発進(12) | トップページ | イタレリのらば(訂正) »

かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事

製作記・レビュー」カテゴリの記事

マウルティア」カテゴリの記事

ビッカース水陸両用戦車」カテゴリの記事

ハーフトラック」カテゴリの記事

コメント

イタレリのマウルティア、以前作りましたが、シャーシにかなりきつい前傾がついてしまったのは、私の組み立てミスかな…。
イタレリつくせりコン、楽しそうですね。うちにもイタレリのパンツァーベルファーが一つあるので、タミヤの履帯パーツを取り寄せて作ってみようかな…なんて考えてます。

投稿: TFマンリーコ | 2014年11月23日 (日) 22時51分

おお。TFマンリーコさんも参戦ですか。それは楽しみ。

前傾姿勢なのですが、どうなのかなあ。
TFマンリーコさんとこの側面写真を見るとちょっと前傾しすぎ?とも思えるのですが、そもそもこのキットが、結構前傾きつめな感じなのは確かなんですよね。

私は、後々荷台に荷物を載せたいと思ったので、ボギー連結棒取り付け部分をちょっとヤスったので、キットのままよりは若干、前傾が緩めになっているはずです(それでもパッと見に前傾がわかるほどには傾いてます)。

投稿: かば◎ | 2014年11月23日 (日) 23時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イタレリのろば:

« 隼号、発進(12) | トップページ | イタレリのらば(訂正) »