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イタレリのらば(訂正)

●前回の題名(および内容)の訂正。

いきなり素で間違えていたが、ドイツ語のMaultierはロバではなくラバ(ロバとウマの交雑種)。

単に荷役に使うというだけでなく、別車輌同士の足周りを掛け合わせているという意味も含めたネーミングなのだろうと思う。

●ドラゴンのパーツを見たら(web上で)、排気管はもっと大胆な曲がり方でデフをまたいでいた。どうせ見えないだろう、ということで放置。

一方、排気管の出口は、イタレリのキットではシャーシ後端近くだが(ブリッツ仕様?)、ドラゴンのキットではクローラ部の前後ボギーの間くらいまで前進している。

F1017148こちらは足回りの隙間からチラ見えする場所でもあり、現存のパンツァーヴェルファーの実車でもその位置だったので、一度付けた排気管をマフラーの前後で切り詰めて前進させた。

一応、イタレリの在庫処分製作を志す人向けに書いておくと、前側は、マフラーの車体への取り付け脚のちょっと前で切断(つまりマフラーも6mm少々短くなる)、後ろ側はマフラーと排気管の継ぎ目で切断。マフラーの前後を入れ替えて(これでマフラー位置自体が前進する)、排気管との接続部にはドリルで穴を開け、適宜切り詰めた排気管と繋ぐ。

写真はシャーシ裏側から(ボギーは現時点では自由回転するのでひっくり返っている)。

●名前繋がりの話題。

前回も書いたように、このキットのメーカー、イタレリ(ITALERI)は旧称イタラエレイ(ITALAEREI)という。「…ラエレイ」、という音の繋がりが呼びづらかったからか、なぜかその時代、日本では「イタラエリ」と呼ぶのが普通だった(と思う。別に私の周辺だけではないよね?)

ちなみに、一時提携していたトミーのファイティング・ヴィークル・シリーズの説明書には、きちんと

「トミーとイタラエレイ(伊)が提携」

と書いてある。まあ、さすがに提携先の社名を勝手に読み変えちゃいかんわな。

その「イタラエレイ」という社名なのだが、今頃になって、

ITAL(イタリアの)+AEREI(航空機 aereo の複数形)

なのだと気付いた。そういえばメーカーロゴマークは、中心に飛行機のシルエットが書かれている。バックのトリコローリ(三色旗)も三角形になって、全体でAの字になっているのも、おそらくAEREIの頭文字なのだと思う。模型メーカーとしての初期の製品は基本的に飛行機ばかりだったはずで、だから社名も「イタリア機」だったのだろう。

それはそれとして、新社名「ITALERI」のERIってなに? エロエロ? まさかエッセーレ(英語におけるbe動詞に相当)の2人称半過去 eri?

社名変更直後、「これは日本で売るには、言いやすい上に“至れり尽くせり”に通じるからこう変えたんだよ」という俗説が流れたが、ホント?

考えてみれば、社名変更の結果、ロゴマークがAの字形をしている意味もなくなってしまったわけだが(Aの字を表しているとして、だが)、こちらはそのまま継続して使われている。

ちなみにその昔、イタリア語をほんのちょっとだけかじったときに、

ソーノ・セイ・エ、シアーモ・シエーテ・ソーノ

という、エッセーレの現在形活用を真っ先に覚えさせられたが、当然(なのか?)半過去に到達する前に挫折した。

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コメント

70年代のパンツァー誌の広告とか懐かしく思い出しました。
オペル・マウルテイアーとか言う表記で
「戦場を駆けるドイツの騾馬」みたいなコピーでしたっけ?
同誌のキットレビューで「足回りは細かいのに恐ろしいことに可動するが筆者はもちろん固定してしまった」と書いてあって、子供心に「何がもちろんだよ!せっかくの可動潰すなよ!大人は汚いよ!」とか思ってましたが、
大人になって作りかけたマウルティアーは足回り可動させたとこで飽きてその後上に本の山が崩れて・・・今ホイールだけ残ってます。タイヤは溶けませんでした。なぜかな?

投稿: みやまえ | 2014年11月21日 (金) 20時27分

P.S マウルティアーと関係無いですが、今トゲナナフシシーズンですね!
道端にゴロゴロしてます。

投稿: みやまえ | 2014年11月21日 (金) 20時31分

>みやまえさん

話題に食いついて下さってどうもありがとうございます m(_ _)m

>>何がもちろんだよ!せっかくの可動潰すなよ!

さすが可動屋さんのみやまえさんらしい!(笑)

それにしても……。
現在はほぼ同型サスのビッカース軽戦車Mk.VIのキット(VULCAN)などは金属製コイルバネを挟み込んで可動する、はるかに凝ったつくりになっています。
イタレリのこのキット程度で「足周りは細かいので」と言ってしまうあたりが、タミヤに毒されてたなあ、という感じです。

ちなみに私はカステンの古い非可動I号履帯を装着予定なので、いずれボギーは固定の予定です。どうもすんません。

可動履帯だと、ボギーが一緒にカチャカチャ動いてくれると楽しそうです。

投稿: かば◎ | 2014年11月21日 (金) 21時58分

あっ。こっちの話題も追記。

うちの周辺では、トゲナナフシ未見です。探すといるのかなー。

投稿: かば◎ | 2014年11月21日 (金) 21時59分

>らば◎さん

知らない間に、イタラエレイからイタレリに変わってましたね。
ある時ふと気づいたら周囲がイタレリ・イタレリ言ってたので、最近はそう呼ぶのが流行りなのか?連母音忌避か?とか思ってたら正式に変わっていて驚きました。

Wikipedia英語版には「(イタリア人以外でも)発音を簡単にするため」みたいな事が書いてありますね。英語版のこの項目はイタリア語版をベースにしているようで、イタリア語版も同様の記述みたい。

もし社名が変わっていなかったら、「イタラエレイ作せェレイ」になっちゃって、舌を噛んで口内炎が出来る人が続出した事でしょうね。

投稿: セータ☆ | 2014年11月22日 (土) 01時21分

>セータ☆さん

そういえば、私も最初に「イタレリ」を聞いたときには、「え? イタラエリからまた一段、呼び方縮めちゃったの?」と思ったようなおぼろげな記憶が。

英語版wikipediaの記述を見て思ったんですが、そもそも、英語民は、ITALAEREIをどう発音するんでしょうね。
イタレーリイ? イタレアリイ?

まさかITARERIってそれを音写?

投稿: かば◎ | 2014年11月22日 (土) 16時10分

>固定の予定です。どうもすんません。
い、いえ!個人で楽しまれるぶんには一向にかまわないかと。
レビューでライターがやったので憤慨したってのが大部分です(汗)偉い人が必要ないって言うと次から無くなるって子供心にも感じてまして・・・
昔は模型誌のライターってすごく偉いんだと思ってましたよ。なんでも知ってるし。

>うちの周辺では、トゲナナフシ未見です。探すといるのかなー。
桜並木の下の歩道に死がいが結構ありました。
あと夜歩いてたら道路横断しようとしてたのを保護しました。これは結構生きが良くてピョンと手からジャンプしましたよ。

投稿: みやまえ | 2014年11月22日 (土) 20時31分

私はイタラエリと呼んだことはないですね…。
出戻ってきたら、いつの間にかイタレリになってました(汗)。
バンダイ48の組説でも「ろば」だったような気がします。

投稿: TFマンリーコ | 2014年11月23日 (日) 22時54分

>みやまえさん

今回は、たまたま出てきた非可動式I号履帯の消費も兼ねているので、固定やむなしです。

それはそれとして、なぜI号戦車とマウルティアでは履帯を履かせる方向が逆なのかが謎です。何か意味があるんだろうとは思うのですが……。

ナナフシ、そういえば轢死体を見たのは昨秋だったか……。

>TFマンリーコさん

うーん。「イタラエリ」の呼称はローカル性があったんですかね?
模型誌でもイタラエリと書かれていたような気がするのですが、記憶の捏造かな。

バンダイの「オペル・マウルティール」(というキット名だったような)は、私が初めて作った同社48シリーズで、このキットでこの車輌の存在を知りました。

>>バンダイ48の組説でも「ろば」だったような気がします。

はっ! その刷り込みで最初にろばと書いてしまったのかっ!?

ウソですウソです、そんな解説は全然覚えていません。

投稿: かば◎ | 2014年11月24日 (月) 00時43分

バンダイの「オペル・マウルティール」の組説を引っ張りだして確認してみました♪(こんなものまで取っておくから、荷物が減らない…。)
確かに「英語の”ミュール”のロバという意味を持っていて…」と記載されています。でも”mule”というのは驢馬(ロバ)じゃなくて騾馬(ラバ)なんですね!ロバは”ass”または”donkey”のようです。学習しました(笑)。

投稿: TFマンリーコ | 2014年11月25日 (火) 23時43分

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