きのこの山
●先週末、名越の峠道を歩いたら、あちこちに怪しいキノコが生えていた。
どれもこれもとても食えそうに思えないところがまた……。
キノコの同定はまるで自信がない。1、2枚目はおそらく同じ種類のキノコで、傘の模様からみてテングタケ(毒)ではないかと思うが、web上で見るテングタケの写真はもっと地の茶色が濃いので、間違えているかも。いかにも絵本に出てくるキノコっぽくて愛嬌がある。(9/26追記。色が淡いのでウスキテングタケかも)
3枚目はおそらくコテングタケモドキ(やはり毒)。名前に反してだいぶ大きく、傘の径は12センチほど。
4枚目のニワトコの幹に生えているのは、春に同じ場所に生えていたものと同じなら、ヤナギマツタケ。同定が正しければ食えるキノコだが、写真はもう老菌なので食用には不適。
5枚目の縦長はそれなりに特徴があるように思うのだけれど正体不明。
●ちなみに(お菓子の)「きのこの山」と「たけのこの里」については、私は「きのこの山」派。「たけのこの里」もあれば食うけども。(誰に対する宣言?)
●隼号、発進(9.5)。
季節労働が忙しくなってしまい、模型製作は停滞がちだが、とりあえずの経過報告。写真等々は今度きちんと別建てで「隼号、発進」を書く時に。
ついにメインフレームに車体色を塗ってエンジンを搭載して、見た目はちょっと進んだ感があるのだが、これまで取り付けられなかった小パーツ群がなかなか難物。
後部座席のフレームは、取り付けようと試みてから、左右がきちんと対称になっていない(歪んでいる)ことが判明。もっともメインフレームのほうにも微妙な組立上のズレがあり、なんとか取り付けられそうな形状にするまでに、ヤカンの湯気で何度も曲げたりねじったり。
サドルのスプリングがスターターのキックペダルに干渉することが判明。きっちり他との関係を検証せずに付けたパーツは、やり直し迫られ度高し。もっとも、そもそも組立を進めないと検証できない部位も多いので仕方がない。
0.3mm真鍮線で、変速ペダルからのアームを作って取り付けたのが、最新の進捗部位。地味だなあ。
●その他あれこれの近況。
11日木曜日。事務所に行くついでに、超方向音痴、公共交通機関音痴の娘とチビを秋葉原に連れて行く。
あらかじめ「ここ、ここ、それからここに行きたい」などと提出してきた行き先希望に沿って、ラジオ会館やまんだらけやコトブキヤに行く。
ネイリストの娘は、いろいろな塗料を試したいと言って、VOLKSでファレホアクリルやら、私も使ったことがない高級筆をあれこれ買い込む。ぐぬぬぬぬ(←悔しい)。
なお、5歳で秋葉原デビューとなったチビは、ラジオ会館のドールやらガシャポン系小物やらの店で大興奮。「あきはばらにすみたーい!」とかのたまう。将来は腐女子だな……。
12日金曜日。九段下の老舗鰻屋「今荘」でC社長に鰻重を奢ってもらう。焦げ目が香ばしい。中国産の冷凍物でさえ滅多に食べないので、お腹に沁みる。この先、ますます食えなくなりそうな雰囲気だしな……。
同日。丸の内OAZOの丸善に寄ったら、森薫「シャーリー」2巻が出ていたのでいそいそと(本当にいそいそと)購入。店頭のポスターによれば「11年ぶり」。
一度読んで、次には一巻を出して来て読む。改めて見ると初期とは結構絵柄が変わっているのに、雰囲気は一緒で違和感がない。
……などと思っていたら、セータ☆さんもブログに書き込んでいるし、SO-122さんも読書メーターにレビューを書いているし(今見たらhideさんもブログに書いていた)。きっと青木先生も買っているだろうし。周辺モデラーへの森薫浸透度恐るべし。
(9/26写真追加。23日に横浜西口ダイヤモンド地下街のの有隣堂で。)
●スコットランド独立騒ぎは、まあ、他所事ながら不発でよかったんじゃないかと思うけれど(とはいえ半数近くが独立派なら、今後もくすぶり続けるのだろう)、関連して、一度も英領だったことがないはずのハワイの州旗にユニオンジャックが入っているのを初めて知った。理由は……まあ適当にググって下さい。ものすごく端折って言うと、列強に対する魔除け?
かみさんが「テレビで(スコットランドが独立したら)ハワイの旗も変えなきゃいけなくなるって言ってた」と言うのを聞いて、「オーストラリアかニュージーランドの間違いじゃないの?」と答えて、あとでドヤ顔された。
●本日の無駄知識。
ふたご座のα星とβ星は、そのまま神話上の双子の名前を取ってカストルとポルックスと名付けられている。多くの星座の例に漏れず、カストルとポルックスは単に地球(太陽系)から同方向に見えているだけなのだが、「兄」のカストルの方は、(見かけ上は1つだが)実は2つの恒星(カストルAとカストルB)がお互いの周りを回っている連星なのだそうだ。
ところがややこしいことに、スペクトルを細かく分析していくと、その連星それぞれがまた連星(カストルAa・Abと、カストルBa・Bb)になっていて、さらにもうひとつの連星(カストルCa・Cb)まで伴っている「6連星」だったことが判明したのだという(といっても、つい最近判ったという話でもないので、天文ファンにはお馴染みのことなのだろうが)。
要するに、夜空の見かけ上の双子は赤の他人だが、その片方は本当に双子どころか「おそ松くん」だったという話。
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コメント
記事に関係なくてすみませんが、
作ったマーダーIII (7.62cm Pak36搭載型)、掲示板に貼ってみました。
よかったら、ご覧下さい。
投稿: まー坊 | 2014年9月20日 (土) 23時39分
>>カストルとポルックス
ガイア,マッシュ,オルテガの更に上を行く訳ですね。
投稿: セータ☆ | 2014年9月20日 (土) 23時53分
昔お世話になった菌類の先生の話では、学問レベルでキノコの同定するのは本職でも難しいんだそうで。外見がそっくりの近縁種で方や食用、方や有毒というのはアルアルネタですけど、先生曰く「そういう時はかじってみる(=飲み込まなければ死なない)」という話が結構衝撃でした。や、私は流石に試したことはないですが。あと、誰かが試して何かあっても責任は持ちませんがw
投稿: hide | 2014年9月21日 (日) 01時04分
最近写真式のきのこ図鑑を衝動買いしてしまったわたしですが、
毒ありきのこの解説に「毒がありとても辛い」とか書いてあるので、辛いんでしょうか。
ウナギといえば、このあいだ観音崎から浦賀まで歩く途中のドブにでかいのがいっぱいいました。シュールな光景だったので興奮して写真だけいっぱい撮って帰ってきました。誰か捨てたんですかね?
近所の川にモクズガニやらテナガエビがいるのをこの歳になってようやく目撃してなんか損してた気分の今日このごろです。
投稿: みやまえ | 2014年9月21日 (日) 19時39分
>まー坊さん
投稿有難うございます。
お返事はBBSで……。
>セータ☆さん
確かに人数は倍ですが、6人が一直線に並んでジェットストリームアタックをかける図は、横から見るとちょっとマヌケです。
いや、しかし「Wジェットストリームアタック」という手があるのか……(←wikipediaで読んだだけ)。
>hideさん
web上のキノコ図鑑もあるのですが、ちょっと詳しめのところは胞子の写真入りですね。
今日また峠道をあるいたら、先日のきのこ群は姿を消していましたが、別の謎きのこが生えていました。
>みやまえさん
テングタケ、ベニテングタケなどに含まれる主な毒成分はイボテン酸というのですが、これはグルタミン酸ナトリウム以上のうまみ成分だそうです。
実際、無謀な人が試食しているサイトを読んだことがあるのですが、非常に美味しいらしいですよ。
いや、おすすめはしませんが。
>>ドブにでかいのがいっぱい
検索したら、三浦でウナギを釣って自分で蒲焼きを作っている人のサイトがヒットしました。
食べるために「いつもの汚いドブではなく海のすぐそばの綺麗な汽水域」に行ったと書いてあったので、そのドブがもしかしたらみやまえさんの見たドブ?
投稿: かば◎ | 2014年9月21日 (日) 20時09分
>そのドブがもしかしたらみやまえさんの見たドブ?
ちょっと違うようです。でも結構色んなとこにいるんですね!
わたしが見たのはこの辺でした。
https://www.google.co.jp/maps/dir/35.2501752,139.7309684/Uraga,+Yokosuka,+Kanagawa/35.2501761,139.7309888/@35.2501375,139.73093,82m/data=!3m1!1e3!4m10!4m9!1m0!1m5!1m1!1s0x601815bc2967b51b:0x53d4d3a444cf528a!2m2!1d139.7143074!2d35.2469276!1m0!3e0
実は近所のドブでも小さいのを見かけたことはあるのですが、太くて長いのが十匹くらいいたのは初めてだったのでびっくりでした。
投稿: みやまえ | 2014年9月22日 (月) 21時48分
>みやまえさん
あっ。東京湾側なんですね。
ちなみに、「三浦でウナギがガンガン釣れるそうですよ」と神保町の事務所のC社長に言ったところ、「行こう! すぐに行こう! ウナギを釣ろう!」と興奮していました。
むかーし、多摩川でクチボソ釣りをしている時に、水面近くを悠々と泳いでいる大きなウナギを見たことはあるのですが、そんな、比較的身近なところに「うじゃうじゃ」状態で上がってくるものなんだとは思ってもみませんでした。
投稿: かば◎ | 2014年9月26日 (金) 02時10分
先々週、川魚料理店へ行って天然ウナギとモクズガニのかに汁を食したんですが
ウナギはともかく、モクズガニは自分で捕獲してみたいですね~
網を使ってワタリガニ系を釣り上げるほうが簡単っぽいですけど。
投稿: めがーぬ | 2014年9月26日 (金) 12時32分
今の大阪市街ど真ん中の淀川でもウナギ釣ってる人いますね。
上手い人になると数あげてそのまま料亭に持ち込んでるという話が以前テレビでも紹介されてました。
モクズガニは昔は実家周辺の用水にも普通に居ましたが流石に最近はコンクリ舗装のせいで見ませんね。
大人になってから日本海側の山間で獲れたのを戴いて、炊き込みご飯にいれたのは旨かった思い出があります。
投稿: hide | 2014年9月27日 (土) 22時20分
>うなぎ
こんな感じでした。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~t_miyama/unagi.jpg
6匹以上いました。
投稿: みやまえ | 2014年9月28日 (日) 22時23分
>めがーぬさん
逗子の川にも結構カニがいますが、護岸をしゃかしゃか歩いているヤツは、せいぜい甲羅の大きさが4センチくらいまでかなあ、という感じです。種類は何なのか、捕まえて詳しく調べたことがないのでよくわかりません。
昔は葉山の山のほうで、小さな川エビを取ってきて、素揚げにして塩を振って食ったことがあるんですが、まだいるかな……。
>hideさん
カニの炊き込みご飯! 美味そうですな。
モクズガニも意外と上流のほうまで遡るそうですが、その山間で採れたカニというのもモクズガニなんですか?
>みやまえさん
すごい!
採りたい!
焼いて食いたい!
しかしさばくのが難しそうです。
投稿: かば◎ | 2014年9月29日 (月) 01時07分
遅レスですが
>その山間で採れたカニというのもモクズガニなんですか?
ハサミにモフモフがあったので間違いありません。サワガニに比べれば水の清濁の許容範囲は広いので本来は結構普通に居ますよね。
どうでもいいけどモクズガニと聞くとたいていモズグス様を思い出してつい棚のベルセルクを手に取ってしまいます。なんとなく顔もカニの甲羅みたいですし。
投稿: hide | 2014年10月 4日 (土) 20時43分
>hideさん
>>モズグス様を思い出して
いや知りませんて(笑)。私、ベルセルク知識は皆無です。
思わず画像検索してしまいましたよ。
……「11人いる!」にこんな人がいたような。
投稿: かば◎ | 2014年10月 5日 (日) 17時50分
>……「11人いる!」
私は逆にそっちをググってしまいました。古典(?)的なものは案外タイトルくらいしか知らないのです。妹が12人いるとか幼なじみが全国に12人いるとかなら判りますけど(笑。
投稿: hide | 2014年10月 6日 (月) 22時29分