VOMAGの続き
ちなみに左足の親指はソウルジェム。
●20日水曜日、川崎の実家に行く。行き帰りだけで暑さでぐったり。
事務所はプリンターとの接続環境等、まだ復旧していないようなので、基本的には連日自宅仕事。
●広島では集中豪雨でひどい災害が発生しているが、関東南部は炎天続き。週末になってちょっと下り坂となったが、このあたりでは土曜の午前中にほんの少し雨が降っただけだった。
●ソクウの組立にトラブル発生。どうも現在のまま組むと、リアブレーキのロックアームと排気管が、位置的にもろにバッティングしてしまう。
そもそもこの排気管はどうも取り付け位置が微妙すぎる。先日も、メインフレームにフットレストを接着したら、排気管が後からでは取り付けられなくなることが判明し、フットレストをもぎ取るはめになった。
実車でも、フレームだのフットレストだのを避けて微妙な曲線になっている排気管だが、模型では関係する各部品との位置関係がピタリと決まっておらず、あっちこっち微調整が必要になりそう。頭痛ぇ。
●ソクウが停滞している一方で、なぜか着々と進んでいる88搭載VOMAG自走砲。
キットの88mmFlakのパーツのなかでも、最もダルい印象なのが閉鎖器ブロック。パーツ写真を再掲すると右のような感じだが、穴を彫り直したり、レバーを足したり、なんだかんだで左写真のようになった。砲架右側面にも、前回より若干ディテールを足した。
一応、現時点では射撃姿勢ではなく走行姿勢にするつもりでいるのだが、右側面の椅子はキットパーツのまま、射撃姿勢状態。本来、走行姿勢ではぶらんと下に垂れ下がる感じになるが、キットのアームの長さのままでは座面が床に当たってしまうかも。強度的な問題もあり、折り畳む追加工作が面倒くさかったのでそのままにしてしまった。
そんなわけで、今のうちのお楽しみで、射撃姿勢風に仮組をしてみた。あれこれ小パーツが付いていないだけでなく、実際の射撃状態では、これに加えて左右にアウトリガーが出る。
――さすがにこの姿勢は迫力があって、射撃姿勢にしたい気もちょっと湧いてくるのだが、射撃状態にする場合には照準器の作成(キットにはパーツがない)のほか、仰角を取ると見えてしまう砲架内側の追加工作(ギアやリブなど)も必要。
なお、フロントウィンドウは、枠がどうにもダルいモールドだったので、プラバンで裏打ちしたうえで、表側にはプラペーパーを貼って、布カバー装着状態とした。その際、上辺にはサンバイザーのようなものが付いているらしかったので、枠にプラバンを張り増して、布カバーに出っ張りが浮き出る感じにした。
●ハチハチ関連話題。
Flak18の画像を調べていて改めて知ったこと。88m搭載12tハーフトラック対戦車自走砲のFlak18は、純粋に対戦車砲仕様で、対空射撃に必要なあれこれの機器はすべて取り外されている。トランペッターのキットでは、なぜか砲架右側面にダイヤルが1つ残っているようなのだが、実際には2つともない。
ちなみに、仰・俯ハンドルと回転ハンドルを一カ所にまとめる改造は、連結チェーンはパーツ化されているのに、なぜかハンドルは1つしかない。
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コメント
>かば◎さん
ソクウは、3歩進んで2歩下がるといったところでしょうか?
着実にゴールに向かっていると思いますので、挫けずに頑張ってください
(hideさんも帰ってきたことだし。)
VOMAGは私も本格的に組み始めました。とにかく、まずパーツをヤスリなどで整形してからの作業が多いですね。あと88ミリ砲なんですが、1/72のズベズタ製のが金曜日に行きつけの模型店に入荷していたので、購入して組んでみたのですが、スナップキットとはいえなかなか、雰囲気がいいので、これを流用することに変更しました。
余談
金曜日に模型店に行った際に、「来週にもホビーボスの1/35のT-35が入るよ。」言われ、またお手つき模型が増えそうです…。(汗)
投稿: M.N | 2014年8月24日 (日) 21時35分
>M.Nさん
なんだか、ソクウは終わりに近付くにしたがってどんどん閉塞感が。手順や部品の取り付けに関する自由度がどんどん減って、とはいえ「正しい打ち手」がなかなか見つけられない、みたいな。
完成に至る前に「行き止まり」に突き当たってしまうのではないかと戦々恐々です。
T-35、いいですね。
私も欲しいんですが、高いだろうなあ。
そしてもうひとつ。フリウルの履帯まで張り込んでしまったICMの作り掛けはいったいどうしよう……(同じ悩みを持つ人は多そう)。人生でT-35を2両は作りそうにないしなあ……。
投稿: かば◎ | 2014年8月25日 (月) 20時30分
>かば◎さん
T-35は今日、引き取ってきました。通常価格は税込みなら、万札が跳びます。かば◎さんは1/87も作ったんですよね。まあ、よっぽど欲しいと思わない限り、この価格ではね~。履帯はタミヤのヨンパチシリーズのと同じ部分連結方式ですが、弛みのない表現なので、私もフリウルを使う予定です。そういえば、この戦車の主砲の天面に大きな星がモールドされていますが、(上空からの識別用?)実際に付けられていたのでしょうか?
余談
たーさんにつられて私もブラチモデルのルノーR35言っちゃいましたけどどうしょう~。(汗)
投稿: M.N | 2014年8月25日 (月) 23時19分
>閉塞感が
ソクウだけに?
投稿: hide | 2014年8月25日 (月) 23時36分
>M.Nさん
うーん。その値段となると、もしも買うなら海外通販かなあ……。
そうそう、かつてPREMOの1:87も作ったのでした。履帯を、エッシー72のIV号戦車のインジェクションのやつに取り替える(しかも確か1輌分で足りずに2輌ツブした)という、無駄に贅沢なことをしたのでした。
天井の星のモールドは実車にもあります。鋳造で浮き上がったモールドで、別段赤く塗っていたという話も聞かないので、対空識別用じゃないと思いますよ。
もしかしたら、主砲の俯角用に若干天井にふくらみを付けたくて、そこについででデザインを加味したのかも。いや、それにしてはふくらみが小さすぎるかな……。
(若干の仕様の違いはありますが)基本は同型のT-28の砲塔ですが、上面写真のURLを貼っておきます(パロラのフィンランド軍鹵獲車)。
http://www.andreaslarka.net/ps241000/24100011.jpg
ご覧のように、輪郭の立ち上がりは非常にボヤッとしています。
>>私もブラチモデルのルノーR35言っちゃいました
またそういう、手間要らずの贅沢キットを!(笑)
先日、R35の仕様バリエーションと車輌番号との対応関係をチェックし終わりましたので、近日中にレポートをアップしますね。むふふ。
>hideさん
お帰りなさい。……閉ソクゥ感?
投稿: かば◎ | 2014年8月26日 (火) 00時25分
>弛みのない表現
戦場では履帯が弛んだ写真も見かけるのですが
戦前の写真だと弛んでいないものばかり。
パーシングのような「履帯のテンションを保つ構造」なのでは?
という説も出ているんですけど、どうなんでしょうね。
投稿: めがーぬ | 2014年8月26日 (火) 13時03分
>めがーぬさん
>>パーシングのような「履帯のテンションを保つ構造」
私は「それはないんじゃないかなあ」という印象です。
T-35の誘導輪は、菱形戦車形式の、軸を両側で支えてスライドさせる構造で、かつ車体からも離れて前方に振った位置にあるので、常時可動という感じには見えません。
誘導輪下に補助転輪もありますが、これも凝った作動をするようには見えず、だいいち、ここの部分で履帯にテンションが掛かっているように見える写真がありません。おそらくこれは、単にこの部分の距離が長いので、障害物乗り越え時の補助として付けられたものかと思います。
履帯はたるみが多いと走行時の抵抗も大きいので、整地走行時には張りを強く、不整地走行時には(サスの可動を助けるために)張りを弱くするものだとどこかで読んだような。
平時のT-35で履帯の張りがほとんど見られないのは、路上のパレード写真が多いからではないかと思うんですが、どうでしょう(そうでなく、戦場で放棄されている車輌でたるみが見られないものもあるわけですが……)。
投稿: かば◎ | 2014年8月26日 (火) 15時59分
>かば◎さん
→天井の星のモールド
微かにそれとわかるというほど薄いものなんですね。
→弛みの表現
予定では41年のモスクワ防衛時の機械化自動車化アカデミー戦車連隊の冬季迷彩された車輌にしたいので自然な弛みにしたいと思います。
→R35の仕様バリエーションと車輌番号との対応関係
最後の「むふふ。」は、なんですか?悪寒が走ったんですけど!
投稿: M.N | 2014年8月26日 (火) 21時15分
>M.Nさん
あ、いや、
「ブラチといえど、ガンガンにいじる必要があるんですぜ」
などという人の悪い笑いではありませんのでご心配なく。
ただ、「基本的に同じ形をしている」みたいなイメージのR35が、意外に細かい仕様差があって――もちろん、尾橇の有無とか砲が違うとかいった大物の違いもありますが、大半は地味なので、その地味~な、マニアックな楽しみに思い出し笑いをしていたのです。……我ながら変なヤツ。
もちろん、M.Nさんが特定の車輌番号の車体を作る、という場合には、何らかの追加工作が必要になってくる可能性もありますので、その点は「むふふ」。
投稿: かば◎ | 2014年8月26日 (火) 23時25分
戻って来たは良いけれど、事後処理がいろいろ待っててなかなか通常営業に戻れませぬ。
>意外に細かい仕様差があって
おお。それは私もかなり楽しみです~。
投稿: hide | 2014年8月27日 (水) 19時23分
>平時のT-35で履帯の張りがほとんど見られないのは、
>路上のパレード写真が多いからではないか
平時だから、マメに調整していたとか
そもそも走行させる機会自体が少なかったとか
色々考えられますね。
ちなみに、S-modelのミニスケT-35は弛んでますな。
投稿: めがーぬ | 2014年8月28日 (木) 12時24分
>hideさん
お返事遅くなりましたが、お帰りなさい。出張お疲れ様でした。
オーストラリア、いいなあ。私は赤道を越えたことがありません。昔と違って物見遊山を兼ねた海外出張に予算を出してくれる発注元もなく、純粋に遊びで行く余裕もなさそうなので、この先も行けそうにありません。残念。
R35は、以前にちょっと書いたところから特に大きな変化もないのですけれど、自分の頭の整理も兼ねてまとめ直してみるつもりです。
>めがーぬさん
以前自分で作ったPREMO(の写真)を見直してみたら、全然たるませていませんでした。
投稿: かば◎ | 2014年8月30日 (土) 01時41分