ぼんぼれ!
●8日金曜日。夕食後にかみさんとちびと一緒に、鎌倉・鶴岡八幡宮のぼんぼり祭を見に行く。
段葛に、地元商店街や個人の描いた小さなぼんぼり。鶴岡八幡宮の境内には、もっと大きなぼんぼりが連なっている。安野モヨコの美人画のぼんぼりが人気。うぬう。色っぽい(左の写真は写りも角度もよくないので数割ダウン)。安野モヨコの絵に萌えてしまう日が来るとは思わなかったぜ。
ダンナの庵野監督のぼんぼりには気付かなかったが、どうも後からwebで見てみると、隣に立っていたらしい。ほか、竹中直人の秀吉に扮した自画像?とか、わたせせいぞうとか……。
夕涼みのつもりで出掛けたのだが、境内はなかなかの人出で(あたりまえ?)暑かった。ミスドで休んで帰宅。
●RODEN 1:72のVOMAG mit 8.8cm Flak (Sf) (日本語で言えば、8.8cm高射砲搭載フォマーク自走砲……だいぶ勝手に縮めた)は、デッキ横のスノコを工作。
最初に書いたようにキット付属のナイロンメッシュはだいぶ目が粗く、これは流石に使う気になれなかったので、材料小物入れを漁って出てきたワーク「黒い金網」(黒染めの真鍮メッシュ)に取り替えた(今でも売ってるのかなあ)。
車体側板の前後と比べ、枠がちょっと浮き気味なのは、きちんとすり合わせをしておらず、仮にはめ込んであるだけのため。
網目はおそらく#50(なんといい加減な)。キットのメッシュとの比較は右のような感じだが、これでも実車と比べるとごく僅かに粗めのようだ。
キットのパーツの枠部分は、メッシュを貼るための掘り込みが浅く、内側はあまり奇麗な仕上げにはならなかった。もともと射撃姿勢で作ろうかと思っていたのだが、その場合は内側だけが見えることになってしまうため、現在ちょっと迷い中。
その点では、厚みのないエッチングパーツ(例えばハセガワトライパーツのエッチングメッシュなど)を使ったほうがよかったかもしれない。また、エッチングメッシュでは普通の網と違って、工作中にナナメに歪むこともないので、取り付けはもっと簡単のはず。
ついでに、大きさ比較のために同スケールのIV号戦車(レベル)と2ショット。……でけえ! ちなみに先日組んだFTFのC2Pは余裕で中央デッキに乗ってしまう。
●余談。
このVOMAG同様、ドイツのソフトスキン・ベースの対空自走砲は、その多くが、射撃時に作業スペースを広げるため、デッキ両側が(あるいは後方も)可倒式になっている。
ここは一見、網を張ってあるように見えるが、実際には足場として強度を持たせるために、それなりの厚みをもったスノコになっている。これを模型としてきちんと表現するのはなかなか面倒。もちろんミニスケールの場合はメッシュやエッチングで充分だと思うが、1:35でそれはちょっと貧相だ。
確か、ショーモデリングの8tハーフ20mm4連装自走砲(タミヤ)用のエッチングは、複数枚重ねてある程度厚みを出すようにしていたと思うのだが、これはうろ覚え。
「紙創り」のレーザー加工の紙素材はなかなかのアイデア商品だと思うのだが、ドラゴン/サイバーホビーの8tハーフトラックの2種の対空自走砲用パーツしか出ていない(対空自走砲以外には、4輪装甲車の戦闘室上面用なども出ている)。
現在、スノコ付きのドイツ対空自走砲は8t以外にも数種(5tハーフとか1tハーフとか)出ているが、「紙創り」からは、それら用のスノコは出ていない。残念。思ったほど売れなかったのか、それとも製造コストがかかったのかも。
●9日。台風接近中。西日本や東北は大雨で大変だが、南関東は「もうすぐ降る」と言われつつもまだ全然降っていない。ただ、今日は扇風機さえ要らないほどに涼しい。
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コメント
「でけぇ」+「かっけぇ!」っすな!>フォマーク車体!
レーザー加工に3Dプリンタに、だれでもやる気になればいろいろ出てきそうな予感の時代ですね!
投稿: みやまえ | 2014年8月 9日 (土) 22時35分
>みやまえさん
すでに3Dプリンターで製作した改造パーツや、ミニミニスケール(1/144AFVなど)キットなどは出始めていますね。
やりようによっては面白いことがあれこれできそうです。
投稿: かば◎ | 2014年8月 9日 (土) 22時43分
久々にお邪魔します♪
>それなりの厚みをもったスノコ
私はイメージとしてはグレーチングに近いと思っています。
紙創りの製品を買ってきて、既に完成させているタミヤのパーツと置き換えようと思ったのですが、長さが違うので挫折しました…。
投稿: TFマンリーコ | 2014年9月26日 (金) 00時03分
>TFマンリーコさん
そうですね。縦も横も小口を立てて並んでいるわけですから、正確にはスノコではなくグレーチングですね。
……というより、私、グレーチングという単語が出てきてませんでした(笑)。
ちなみに、
>>既に完成させているタミヤのパーツと置き換えようと思った
というのは、モノは何でしょうか。
私は先日、ドラゴンの1tハーフ(20mmFlaK30搭載、10/4の1939年型)に使おうと思って、8tハーフ用を買ってきました。切り刻んで大きさを合わせて使おうという計画なんですが、うまくいくかどうか……。
投稿: かば◎ | 2014年9月26日 (金) 02時07分
>モノは何でしょうか。
8トンハーフの対空砲です。
え~と、どっちが長かったんだっけ…忘れました(笑)。
1トンハーフだと高さも違うんじゃないでしょうか…。
投稿: TFマンリーコ | 2014年10月 1日 (水) 21時59分
>TFマンリーコさん
そういえば、8tハーフ自走対空砲用のスノコ、じゃなかった、グレーチングは、20×4用と37用、それぞれに出ていますね。
「えっ。砲以外は同じだと思ってたのに、違うのか!」とちょっと驚いたんですが、備品を取り付けるのに枠の形が違うとかじゃなくて、寸法自体違うんですね。
>>1トンハーフだと高さも違うんじゃないでしょうか…。
はい、当然ながらタテもヨコも違います。幸いなことに紙創りの製品は、グレーチング部分はグレーチングだけ、枠は別なので、1tハーフに使う以上の面積さえ確保できればと考えたわけなんですが……。
まあ、実際やってみないとどうだかわかりません。
ちなみに私が買ったのは4連装用でした。
投稿: かば◎ | 2014年10月 1日 (水) 23時30分
>砲以外は同じだと思ってたのに、違うのか!
20×4用と37用、それぞれに出ているのは、砲の違いじゃなくて、通常キャブと装甲キャブの違いだと思いますよ。20×4の装甲キャブ、37の通常キャブもありますよね。
投稿: TFマンリーコ | 2014年10月 5日 (日) 12時44分
>TFマンリーコさん
>>砲の違いじゃなくて、通常キャブと装甲キャブの違い
ああ、なるほど。装甲キャブか通常キャブかで、後へのはみ出し具合が違っていて、そのぶん、側部可倒板の寸法が違ってくる、というわけ……という理解でいいのかな。
しかしそうなると、20mm×4用、37mm用という名称で売っているのは、非常に混乱しますね(しかもパッケージの写真は両方とも非装甲の4連装!)。
これじゃどっちを買っていいのかわからないですね(私の場合はどちらでもいいわけですが)。
投稿: かば◎ | 2014年10月 5日 (日) 17時43分