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隼号、発進(8)

週末模型親父さんのところの模型コンペ、「SUMICON2014」へのエントリー作、ARMO JADAR-MODELの1:35、Sokół(ソクウ)1000オートバイ+サイドカーの製作記。

F1016139b●ブロックごとの組み立ても、とりあえずやれるところまではやって、いよいよ塗装……と思ったのだが、操作系のリンク部品がまだ付いていなかった。前回も載せたエッチングシートの写真で示すと、黄色のマルを付けた部分。

F1016163 ギアケースその他に付いているアームの先端に付く金具で、ご覧の大きさのエッチングをコの字に折り曲げて付けろという、なかなか御無体な指示。

シート写真で示したように、パーツは7つ付いているのだが、説明図の図示で数えると(私の数え間違いでなければ)必要なのは6つ。

そのうち、ギアケース中央から出ているアーム先端のリンクは明らかに形が違い、すでにプラバン片で作り直してあるので、一応、予備が2つあることになる。

●……なんてことをいちいち計算していたわけではないが、エンジンブロックに取り付ける2つを「切り出して」「ゲートを削って」「折り曲げて」「取り付ける」という過程で、すでに2つ、異次元空間に弾き飛ばしてしまった。

紛失マージン使い果たすの早すぎ!! もう後がない!

ちなみに、このリンク部品を取り付ける先も薄いエッチングなので、コの字に曲げると取り付けがスカスカ。間に何か(プラペーパーの切れ端とか、瞬着のダマとか)を詰める必要があり、ますます工作の難度が上がる。

2つ付けた後で、わざわざ律儀にコの字にするより、安直に2つ折にすればよかったと気付いた(そのぶん長くなってしまうが、そもそも目立つ大きさの部品ではない)。

F1016196 ●なんとかエンジンブロックの塗装にこぎつける。

キットの塗装説明では、エンジン部はざっくりとGunmetal(シリンダー)、Alminium(エンジン本体とシリンダーへッドカバー)の2色が指示されているだけなので、ネット上でかき集めた実車写真を参考に適当に塗り分ける。

右は塗装途中のもので、左に伸びているのは塗装のための持ち手。

ここまでの過程で、実車写真を見ていて、ギアケースのフタ部分にメーカー(CWS)のロゴが入っていることに気付いた。

道理でエッチングパーツのメーカーロゴが1つ余っているわけで、どうやらパーツはエンジンの分も入れたものの、説明図には書き忘れたらしい。ちなみに、組立説明用の素組み写真ではこのパーツは付いておらず、塗装された完成見本では付いていた。

というわけで、追加でロゴを貼り付ける(上写真の真鍮色の部分)。フロントフォーク部分同様、ロゴがちょっと大き過ぎ。

ちなみに、右に飛び出しているアームの先端が、前述の「コの字金具」。気化器の上の金具にも付いているのだが、この写真では確認しづらい。

F1016260 F1016263 ●なんだかんだで塗り終わったエンジンが、こんな感じ。

フィギュア等を綺麗に作れる人ならもっときっちり塗り分けられそうだが、私の視力と指先ではこれでいっぱいいっぱい。

前述のロゴは、同じ色で塗っても後付のメダル然としているが(その通りなのだからしょうがないが)、本来はギアケース蓋に一緒に鋳込んであるもの。

●追記。

エンジンの仮セットをしてみた。

F1016266 この次は車体塗装に入るので、そちらもギリギリまで工作は進めておきたい。エンジンを付ける前でも変速ペダル(フットステップの前側にあるシーソーのようなパーツ)は付けられそうだということが判ったので工作(なお、後方に付いているキックスターターは先日取付済み)。

このパーツ、説明書では単純に踏面だけ折り曲げるように指示されているのだが、実際には左右のアーム部分が緩くクランクに折れて、踏面が少し手前に出るようになっている。また、そうでないとペダル上部からギアケース中央のアームに繋がるロッド(未装着)が踏面に当たってしまって通せない。

キット付属の見本写真では、ロッドがペダルの上側を迂回するように付けられているが、実際にはペダルの後ろ側を通る。

いずれにせよ、このペダルはアーム部分が薄くぐにゃぐにゃ曲がりやすいので、保護も兼ねてフットステップもついでに取り付けた。

車体右側のフットステップは、以前触れたように、排気管取り付け後でないと付けられない。……この期に及んでなお組立・塗装手順を模索中。

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