シャシリク
……生きてるんだか死んでるんだかわからん。
●近所の知人から肉を頂く。
何やら、知り合いを呼んでバーベキューパーティーをしたとのことなのだが、その際に、ロシア人がバーベキュー用にタレに漬け込んだ肉を大量に持ってきて余ったのだとか。
ロシア、タレに漬け込んだ焼肉、といえば、シャシリクである。もともとがカフカス~中央アジアのケバブの一種で、発祥地では羊肉が主流のはずだが、ロシアでは鶏でも牛でも豚でも何でもありだそうで、頂いたのは豚肉だった(その昔、エストニアのタリンの屋台で食ったのは牛だったような気がする)。
wikipediaには、タレの材料として酢やワイン、オリーブオイルに野菜、香辛料とあるが、頂いたものはヨーグルトがたっぷり入れてある様子。
そんなわけで、火曜日夕、炭火を熾して金串に刺したシャシリクを焼く。柔らかい。ちょっと塩気が足りない感じだったが、これはそもそも食べるときに振る前提?
かみさんはちょっと微妙だと言っていたが、充分に美味かったと思う。
●「フォマークのでっかいアレ」(結局覚えていない)の載っているヴァッフェン・レビューを発見。普通に部屋の本棚に立ててあった(前回、最初に「ヴァッフェン・アルゼナル」と書いてしまったのだが、これは別物。hideさんに言われてようやく気付いた)。
ヴァッフェン・レビュー(WAFFEN REVUE)はドイツの軍事(兵器)雑誌。版型は小さく(A5版)装丁も地味で、中身もその通り地味。全モノクロでレイアウトに気を使ったところはほとんどなく、文章が多く(しかも全ドイツ語)、その合間合間に写真や図版が入っている。学術的なナントカ協会の機関誌・広報誌ですら広告を載せている日本では考えづらいことだが、広告は自社広告が数ページ入っているだけ。何で採算を取っていたんだろう……って、たぶん定期購読なんだろうなあ。
扱うネタは主に、古今ドイツ軍が使ってきた兵器ということのようで、鹵獲兵器もあり。基本は小火器から(AFV含む)地上兵器のようだが、なかには航空機用機銃やUボート用ブンカーなどの記事もあった。時折、ドイツ以外の兵器も混じるようで、No.82には日本の一〇〇式機関短銃の記事もあった。(私は持っていないが)ゲパルト対空戦車が表紙の号もあるので、現用ネタもあり。
とにかくスパルタンな雑誌なのだが、人気だの時流だのとまったく無縁な分、時折「なんだこりゃあ」なネタが出ていることがあった。昔は今のように1ネタでまとまっている資料が少なかったから、相対的にこういう雑誌の存在価値は高かった。そんなこんなで、我が家にも6冊ある。
No.17、18はおそらくI号戦車の内部が出ていたので持っているのだと思う。No.71、75はフォマークが出ている号。No.81、82はなぜ持っているのか、改めてペラペラめくってもよく判らない(この2つの号にはボフォース40mmの記事が出ているのだが、昔はそれほどボフォース萌えではなかったと思うので、それが理由で買ったのではない気が)。
なお、ヴァッフェン・レビューという雑誌それ自体は、2001年、新世紀を迎えたところで力尽き、123号で休刊(廃刊)になってしまった。世知辛い世の中である。
●ヴァッフェン・レビューには、フォマークの自走砲は、No.71(1988年第4四半期発行)には「Die 8,8-cm-Flak (mot) auf Sonder-Kfz "Vomag"」、No.75(1989年第4四半期発行)には「Die 8,8-cm-Flak auf "Vomag"-Fahrgestell」のタイトルで記事が掲載されている。なんで号によって名前が変わるんじゃ。
ちなみにNo.71が連載の(たぶん)第1回で、No.75は第3回。間を持っていないのは、その号の在庫がなかったのか、それとも(前述のようにドイツ語の文章主体の雑誌のため、どうせ読めないので)目ぼしい写真がそれほど載っていなかったので買うのをやめたのか、どちらかだと思う。
前回は「今となっては掘り出すのも面倒」と書いたのだが、あたらめてめくってみると、先に紹介したサイトにも出ていない写真がちらほら掲載されていて、掘り出してきてよかった。いやまあ、72クラスの模型にどれだけ活かせるかは別として。
写真をつらつら眺めていて気付いたこと。
このフォマークの重自走砲にはバリエーションとして、88mmFlakの代わりに中央デッキに測距儀を搭載した指揮管制車輌があるのだが、この車輌、積んでいるものだけが違うのかと思ったら、車体もいろいろ違っていた(それ自体は、先のページの写真からも判るが、見落としていた)。
まず、左右のスノコは、測距車では前後とも垂直。後部車体も違い、Flak車のように後ろ下がりになっておらず、上面も大きく開いていて、もしかしたら兵員輸送席になっているのかも。
●で、問題のRODENの「Selbsttahrlafette auf Fahrgestell VOMAG 7 or 660 mit 8.8cm Flak」(長ぇーよ)は、様子見的に組んでみようとかいろいろ自分に言い訳しつつ、こんな感じ。バイク作らなきゃいけないのに!
前回書いたように、ディテールがどうの正確さがどうのという以前に、キットとしてこなれていないところが多々あり、例えば
▼ダボとダボ穴が合わない。ダボに比べダボ穴が大きくガタガタだったり、その逆だったり。あるいはダボ穴の深さに比べダボが長く、そのまま付けようとすると部品が浮き上がったり。
▼現時点で車輪は仮組みで差し込んであるだけなのだが、実際には、車輪側のダボ穴に比べ車軸が細い上に突き出しが短く、キットのままではポロポロ落ちてしまって仮組み不可能。作例では、車輪と車軸双方に0.8mmドリルで穴を開け、エバーグリーンの0.75mmプラ棒を差し込んである。このように仮組み可能なように余計な手間を掛けるか、あるいは思い切って早めに接着してしまわないと、6輪接地の確認ができない(しかも後2輪のサスやデフの部品は、位置決めに関しまったくアテにならない)。
▼前回も述べたように、押し出しピン痕が部品表面に出ていることがある。シャーシ最前部のジャッキ基部フレームは、凹形にくぼんだ中に深めに押し出しピン痕があり、非常に埋めづらい。しょうがないのでモールドごと削ってしまい、後から枠部を作り直した。
●PCに、Genie Timelineというソフトが入っていて、これはPC内のデータの履歴とバックアップを逐一取ってくれるというもの。実は今使っている外付けHDDに付いてきたもので、深く考えずにそのままインストールしてしまったのだが、HDDの容量がだんだんきつくなってきたし、そもそもデータのバックアップを、作業データの大部分が入っているHDDに一緒に入れていても意味がないので、思い切ってアンインストール。HDD内の同ソフトのデータも処分する。
……HDDの空き領域が、一気に(全体の)4割くらい増えた!(ががーん)
●ここ数年、春から秋まで、(外来蝶の)アカボシゴマダラを頻繁に目にしていたのに、今年は、春に鎌倉で幼虫を見かけたきりで、成虫を全然見掛けない。
神奈川を中心にみるみる勢力を伸ばしたアカボシゴマダラだが、ここへ来て、ウェルズの火星人のように、(アカボシゴマダラにとって)未知の風土病とか天敵とかに襲われるようになり、その侵攻にストップがかかったのか?
……と思ったら、2日ほど前、我が家の前のエノキの幼木に産卵に来ていた。
もっとも、この時季でようやくこの年初めての1匹というのはやはり少ない。たまたま? それとも本当に何かある?
27日日曜日夜、階下から大声で呼ばれた。トイレにムカデ(トビズムカデ)出現。家に侵入してきた個体としては、久々の10cmクラスの大物。捕獲して家の外で処分。
翌28日月曜日夜。今度はゴキブリで呼ばれる。捕獲して中性洗剤の刑。
……いや、見つけた人が何とかしてくださいよもう。
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