隼号、発進(5)
●ARMO JADAR-MODELの1:35、Sokół(ソクウ)1000オートバイ+サイドカーの続き。
後輪フェンダー前右下に、チェーンガードを取り付けた。もともとエッチングパーツが付いているのだが(右)、どうもこのエッチングパーツの形状が怪しく、タイヤの円弧とまるで合っていない。
実車写真を見ても(車輌によって若干違いがあったりもするが)、基本はタイヤ幅に合わせた形状のようなので、それらしくプラバンで工作。リブはカマボコ状に削った伸ばしランナーを貼り、さらにそれを表側からも削って厚みを減らした。
後輪フェンダーの後ろ1/3程度は上にはね上げられるようにできている(サイドカーのフェンダーは半分近く)。泥詰まり時の掃除用?
用途はともあれ、後輪フェンダーでは、フェンダー内側を這わせているらしい尾灯用のコードが、この蝶番の部分だけ(畳んだ時に切れたり引っ張られたりしないように)表側に出ている。
これがキットでは表現されていないので、電線用の取り回し溝と穴を作成。カッターナイフの先でちまちまと彫り込んで(レジンの色が明るいので老眼鏡を掛けていても恐ろしく見づらい)、その後0.4mmドリルで穴を貫通させた。実際は0.3mmを使おうとしたのだが、ピンバイスのチャックがヘタレてきていて、0.3mmは固定できなくなっていた。んがー。
もっとも開けてみると、0.4mmでよかった感じ。
●手順的にどうしようか悩んだのだが、一応、取り付けても車輪を回せることが判り、ゴム部の塗り分けはできそうだったので、フロントフォークに前輪を取り付けてしまう。
車輪を付けてしまった方が、車軸の固定具やらブレーキドラムやらも一度に塗れてよさそうだと思ったことが理由の1つめ。2つめは、フェンダーステイその他、触ると変形する場所が多すぎるため、持ち手にもなる車輪を付けておいたほうが扱いやすそうだと思ったため。
ちなみに右の写真では、相変わらずハンドルは単純に見栄えのために仮組みしてあるだけ。
車軸頭の小パーツは、説明書では左がボルト頭、右が外れ止め?の棒付留め具という指定だが、実車写真を見て逆にした。ボルト頭のほうはことさらに小さく、実は整形・取り付け作業中に1個紛失し、付けてあるのは2個目。この先、後輪かサイドカーの車輪の時にツケを払う必要あり。
車軸左側は、キット指定では筒状部品をはめ込むことになっているが(第3回の車軸パーツの枝に写っているもの)、実際にはこれをはめるとかえって実車形状から離れてしまう感じ。ハブのドーナツ状の盛り上がりはあるが、車軸それ自体は太くないので、プラパイプを薄く削いで車輪側根元に付けた。
●オマケ。ソクウとは関係のないミニ工作。
週末模型親父さんの「SUMICON2014」掲示板で、転輪のパーティングライン消し用工具の紹介があったのだが、それを読んで試したくなったもの。
トライツールのエッチングソーを垂直に立て、トレッドのモールドがないつんつるてんのタイヤパーツを当てて回転させ、単純な縦筋だけだがパターンを彫り込んでみた。
モノはエレールのオチキス25mmm対戦車砲。もともとタイヤがつんつるてんなのがちょっと情けなくて、なんとかしたいと思っていたもの。
実際には飛行機の車輪あたりならまだしも、こんな普通のタイヤで縦筋だけのトレッドはないとは思うが、それでも何もないよりはマシだろうレベルのお手軽工作。
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