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もふもふ再び

●丸っこくてもふもふしていて、昆虫界のテディベアみたいなやつ、マルハナバチに関しては、昨年末にも取り上げているが、今年も、1ヵ月半ほど前から外に出るたびにもふもふな姿を捜し求めては、写真に撮って「マルハナバチ国勢調査」に送りつけている。

当然ながら、活動期としては晩秋よりも今頃のほうが盛んで、特に、春から初夏までが活動の中心であるコマルハナバチをあちこちで見かける。

そんなわけで、最近のもふもふさん。

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全身真っ黄色、基本はレモン色でお尻だけオレンジなのは、コマルハナバチのオス。メスは女王も働きバチも真っ黒+お尻だけオレンジの地味な姿なのに、オスはハデハデ。

何はともあれ、こんなふうにオスがよく目に付くようになると、コマルハナバチの活動期もそろそろ終盤、ということらしい。

ちなみに左のように“中脚ばんざい”しているのは、警戒/威嚇の姿勢らしいのだが、むしろなんだかひょうきん。もちろん、スズメバチあたりのように、警戒/威嚇ときたら、針での攻撃に繋がる、なんてことは、マルハナバチの場合にはない。いや、そもそもオスなので針もない。

●ゼフィルスといえばギリシャ神話由来で西風のことだが、ムシの世界では、樹上性のシジミチョウを指す。

シジミチョウは翅を閉じれは1円玉から5円玉くらいのちんまい蝶だが、その中で、特にゼフィルスは美しい色模様を持つものが多く、蝶の愛好家のなかでも別格の人気を誇る、らしい。

F1014826 そんな蝶なら一度は見てみたいもんだ、でも樹上性――つまり一般に高いところを飛んでいる蝶じゃ、携帯電話で写真を撮るのは無理そうだ、なんて思っていたのだが、数日前、運良く日本産ゼフィルスの1種、ミズイロオナガシジミを間近に撮ることができた。ちょっと嬉しい。

ちなみに、「ゼフィルスは美しい色模様を持つものが多い」と書いたが、このミズイロオナガシジミは、翅表はのっぺり濃い灰褐色で、この、青灰色にくっきり縞模様の翅裏のほうがむしろ派手。しかも比較的珍しい種類が多いなか、これは公園とか住宅地でも見られる、要するにゼフィルスにあっては最もフツーの種類であるらしい。

……いいんだよそれでも! ゼフィルスだし!

●10日火曜日にちょっと散歩に出た際、名越の峠道で見かけたキノコ。

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左は、毎年、根元近く、幹のこのあたりからキノコを生やすニワトコの木で。別に枯れかけているというわけではなく、木それ自体は非常に元気なふうなのが少し不思議。

右は地面から生えていたもの。昨年、シロオニタケが生えていたあたりなので、やはりキノコが生えやすい条件か何かあるのだろうと思う。

2つとも傘は径10センチほど。右のキノコは濃い茶色のつばが残っているし、右は柄も傘もレンガ色だし、そこそこ特徴はあると思うのだが、名前は調べ切れなかった。キノコを撮っていたら、たまたま通りかかった人に「食べられるんですか、ソレ」と聞かれたが、むしろ私が知りたい。

●13日金曜日。例によって「まあ、縁起物だから」みたいなワケワカラン理由で鎌倉の御霊神社まであじさいを見に行ったら、踏切手前でキョンキョンがロケをしていた。

力餅屋の角を曲がって神社に近付くと、人だかりがしていて交通整理まで出ていた。

例年、割と穴場感のある御霊神社のあじさいも、とうとう今年は人が押し寄せるようになったのか?

と思ったら前述のような次第。最近ほとんどテレビを見ないので知らなかったが、かみさんによれば、キョンキョン出演で、このあたりが舞台のテレビドラマを放映中だそうだ。

ちなみに目当ての御霊神社の奥のあじさいだが、「今日はちょっと早めだけど」とかなんとか、目の前で本殿前の石段を閉じられてしまった。残念。

●そんな「縁起物」のあじさい写真をいくつか。

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コメント

大雨が降ったあたりから身の回りの緑色の成長が物凄い加速しましたね!

投稿: | 2014年6月16日 (月) 21時51分

すいません、上のはわたしです・・・
クッキー飛んでたみたい

投稿: みやまえ | 2014年6月16日 (月) 21時52分

>みやまえさん

いえいえ、お気になさらず。
私自身、たまにここで名無しでコメント投稿して、あとから管理者モードで名前入れたりしています(笑)。

確かに梅雨時というのは植物も虫も盛んに“うごうご”してくる時期で、藪に生えているカラムシにラミーカミキリも見かけるようになってきました。

その一方で、スズメバチも出始めていて……あれが盛んに活動するようになると、せっかくいろいろ写したい虫がいても、山道をのんびり歩けなくなるんだよなー。

投稿: かば◎ | 2014年6月16日 (月) 23時21分

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