銀の亡霊(5)
●ロールス・ロイス“シルバー・ゴースト”装甲車(RODEN, 1:35 "British Armoured Car (Pattern 1914)")製作記の続き。
といっても、特段の進展があるわけでもない(毎度のことながら)。
- タイヤのトレッドパターンを全て削り直した(これは前回日記で触れた通り)。
- 前照灯、およびライトコードの取り付け。
- ボンネットフード固定具に蝶ナットを追加。
- 戦闘室後部ドアにロック用ベロを追加。
- 予備タイヤ固定具の工作。
車体の基本工作としてはだいぶ終盤に近し。あとは燃料タンクの保護装甲の工作で(見落としがなければ)ほぼ終了。ただそれだけでは寂しいので、何かしら、毛布とかワイヤーとかでも載せようか、というところ。
●前照灯は、キットには初期型・後期型の2種のパーツが付いている。純粋に1914年仕様で作るならチャップリンの帽子のような初期型なのだが、このキットの場合、助手席側の側面バイザーが改修後の位置だったりするので、その辺の兼ね合いで後期型を採用した。
コードについては、ライト真後ろのポッチから引き出し、フェンダーステイを這わせて、ラジエーター前からシャーシ内側に引き込む形に工作。もっとも、この取り回しはだいぶ想像まじり。
●ボンネット・フードの止め具に、蝶ナットを追加。これが1914年仕様で標準であるかどうかは判らない。後の車輌になると、柄付きナットというか、スパナというか、とにかくそんな感じの、蝶ナットよりさらに簡単に締め/弛めができるものが多く使われているようだ。20年型を作る人はそちらがいいかも。
ちなみにここで使用した蝶ナットは、ドラゴンのパンター用パーツのもの。アクセサリー用小枝にたくさんモールドしてあって、特にM10パンターのキットでは全然使わずに余るので使いでがある。
●戦闘室後部ハッチのロック用ベロは、ハッチを作ったときに基部だけ作って放置してあった部分の追加工作。
ハッチの両側に小穴付きのベロがあり、ここに南京錠を通す仕組み。とにかく小さな部分でもあるし、左右2枚がピッタリ合わさった状態ということでプラバン1枚で誤魔化すかあ、などと考えていたのだけれど、結局、薄いエッチングの切れ端を2枚に畳んで穴を開けて、一応2枚重ねを表現することにした。塗ったらスキマが埋まって1枚になってしまうかも(意味ねえ!)。
なお、この部分の形状は、ボービントンの20年型の実車でこうなっているのは確認できるのだが、全形式でこれが標準なのかは不明。そもそも現役当時の写真では後ろから撮ったものはあまり多くなく、あっても後部ハッチは荷台やら人やらで隠れていることが多くて、なかなか確認できない。14年仕様を改修してサンドタイヤを履かせているもの(1936年頃)だと、どうも違うっぽい感じなんだよナー。
●予備タイヤの取付具は、頭部分がちゃんとキットのパーツにも入っているのだが、キットの指示通りに付けるとハブキャップ部分が出っ張りすぎになってしまうので、既存のキャップに閉め具を付け足す形で新造。取っ手も真鍮線にした。
以前、「銀の亡霊(3)」で、「1914年仕様の場合、予備タイヤ取り付け基部からタイヤの下をまたいで表側まで、U字型に帯金が渡してあるのが普通であるようだ」と書いたのだが、これまた、改めて見るとあったりなかったり。またその場合、ハブキャップ部分も違っっているような違っていないような、まあ、要するに仕様がややこしくてよく判らなくなったので、さあどうすべえかなあ、状態。このままにする可能性大。
●その他、後部荷台脇、後輪前側の垂直の泥除けも新たにパーツ自体は作ったのだが、改めて写真をチェックすると、1914年仕様では付いていない車輌も多いようで、むしろ、それがないのも初期仕様ならではという感じもしたので、結局取り付けなかった。
なお、パーツを新造したのは、(1).荷台を低めた、(2).車体横のステップを付けず、泥濘脱出板だけにした、(3).そもそもこの垂直の泥除けは非常に薄い板で出来ていることが多い、という3つの理由による。もっとも、新造といってもプラバンを四角く切り抜いて、取り付けベロとリベットを付けただけ。
●1日日曜日、昼から散歩に出る。久々の天園ハイキングコース。
“古都鎌倉”(旧鎌倉)は三方を山に囲まれていているわけだが、天園ハイキングコースはその一番奥、後背の山の尾根を歩くもの。今回は初めて、コースの最も西端、北鎌倉の明月院の少し先から上がった。逗子で昼飯を食ってから電車に乗ったので、歩き始めの北鎌倉駅で1時をちょっと回ったところだった。
コース中途の十王岩から下る道にちょっと寄り道し、朱垂木やぐらを見る。その後またハイキングコースまで上がり、太平山を経て天園の休憩所へ。
通常、天園ハイキングコースというと、ここからはもう降りるだけなのだが、今回は、休憩所の裏を通って、さらに尾根筋を辿り、横横道路の朝比奈インター付近まで歩いた。それだけ歩いても、山を歩いた実質時間は2時間半というところ(それでも普段が運動不足なので、結構足にくる)。
右写真は山道で今年初めて見たハンミョウ。
●山を降りて、朝比奈のbookoffへ。UCCの缶コーヒーを飲む。
このbookoff店内の自販機のUCCコーヒーは、なぜか地域限定もののヱヴァンゲリオン缶が売られている。
「地域限定」なんて聞くと、オタクな私としては捨てちゃイカンような気もしてくるのだけれど、かといって、家に帰るまでずっと空き缶を一つ握り締めているのも何なので、やはり捨ててしまう。
いや別に、特にヱヴァファンじゃないし(新しい映画シリーズ見てないし)。
●京急六浦駅まで歩いて帰宅。いやー、歩いた歩いた。
ただし、今回は朝比奈で山を降りたが、そのまま尾根伝いに、ぐるりと金沢自然動物公園を巻くように歩き、最終的に金沢文庫駅まで行くコースがあるのだそうだ。いずれ挑戦してみたい。
●4日水曜日。起きてPCを立ち上げたらネットが繋がらない。
常にPCはネットに繋がっているもの、という状態に慣れきっているので、こうなると途端にオタオタする。現状と対処法を検索してみようとしたりする。……いや、繋がってないんだから!
よくよく機器を確かめると、ケーブルモデムは点灯しているが、ルータが点灯していない。ありゃま。ルータが壊れたか……買いに行かなきゃ。いくらくらいで買えるものなんだっけ、と、また検索しようとしてみたり。いい加減学習しろよ!>オレ
そこでまた改めて見ると、ルータの電源ランプ自体が点いていない。念のため、普段使っていない外付けHDDのACアダプタに差し替えてみたら、問題なく電源が入って、ネットも繋がった。ヨカッタヨカッタ。いや本当にもう勘弁してつかあさい。
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