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クモの子

F1019697 ●2週ほど前、我が家の冷蔵庫に留めてあったのを発見した神代文字の古文書。

チビがテレビを見ていて、見たい番組の予告があったので自分でメモを作って張り出したらしい。

●ちなみにそのチビは最近、なぜか深海生物に目覚めてしまい、かみさんが無造作に箱に放り込んでバラバラになっていたMIUのボトルキャップを掘り出してきたり、深海生物の本を借りてきたり。さらには、通りかかったT家のご主人(「しんかい」の元ベテランパイロット)に「ねえねえ、**見たあ? **は見たあ?」とまとわりついたり(どうもすんません)。

特に「だいおうぐそくむし」が好きらしく、火曜日(27日)は「えのすい」(新江ノ島水族館)に本物のダイオウグソクムシを見に行ったそうだ。ちょっとうらやましい。いや、見に行ったことあるけどさ。

えのすいでやってきたらしい、ガシャポンの小さなマグロ・オブジェの組み立てをやらされた。

F1014241 ●日曜日(25日)、例によって名越の峠道を散歩していて、クモの巣に長径2cmくらいの妙な“ダマ”が引っ掛かっていたので、写真に撮って帰って来たのだが、PCのモニタで大きく見てみると、数百匹(あるいはそれ以上?)がダンゴになった、孵化からさほど経っていない子グモの群れだった。

さすがにこんな状態では何グモかわかりゃしないだろうなあ、と諦めていたのだが、その後、ジョロウグモの生態をライフサイクルを追って紹介しているサイトがあって、そこで、子グモの模様もダンゴの具合も一致するのを確認した。

こうした状態を指す用語がきちんとあって、子グモの「まどい」と呼ぶのだそうだ。

「『まどい』って何だ? まさか『惑い』じゃあるまいし」と思ったら、「団居」と書いて「まどい」と読む由。団、円と書いて「まど・まどか」、丸くなる、集まるの意。マギカじゃないぞー。

ちなみに、「中部蜘蛛懇親会(中部地域のクモの研究者や愛好者の集まり)」の機関誌の名前は「まどい」だそうだ。……実物を目にする機会はなさそうだけれど。

なお、この「まどい」状態の子グモたちに刺激を与えると、文字通り「蜘蛛の子を散らすように」一斉に四方八方に逃げるのだそうな。う~ん、つついてみるべきだったか、と思ったり、つつかなくてよかったと思ったり。

その後、せっかく見つけたのだからつついてみて、動画に撮ってやろうかとも思ったのだが、ふと思いついてyoutubeで「クモの子を散らす」で検索したら、同じことを考える人は多いらしく、ぞろぞろ動画が出てきた。これでは、わざわざつつきに行くこともないか……。

●と思ったが、再び散歩にいったら、あっちにもこっちにも「まどい」があったので、つい、いたずらしてみる。ただし、最初に見たものに比べると小さめ。以下、before & after。

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●身近なナミテントウの模様変異。模様の別以前に、翅のツヤツヤ感が何だか素敵。

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●ロールス・ロイス「シルバー・ゴースト」装甲車、じわじわ進行中。ようやく全車輪を削り終わった。1つくらいは違ったトレッド・パターンのものを混ぜようかとも思ったが、簡単に再現できそうなパターンを見つけられなかった。

●久しぶりにDerelaさんのところ(The PIBWL military site)を覗いたら、あれこれアップデートされていて、特に、wz.34装甲車やTKS/20mmのページなどがますます充実していた。ポーランドAFV者は読みに行って吉なり。……まあ、そういう人がいるとして、だ。

そんななかで、「えっ、そんなことになったの?」と思ったのは、ポーランドAFVの塗装の新考証についてで、TKシリーズの塗装説明の項で紹介されている。

第二次大戦直前~開戦期のポーランドAFVの塗装に関しては、

(1).1932年~1936年の塗装規定:「日本式迷彩」と呼ばれる多色迷彩。3色を不定形にくっきりと塗り分け、境界を黒線で縁取る。

(2).1936年~:新迷彩の導入。3色を水平方向を意識して、境界をぼかして吹き付ける。一般に、戦車(7TPやTKシリーズ)では比較的1色の面積が広く、横に広い平行四辺形や台形に近い形。装甲車やソフトスキンではもっと縦に狭く、横長の帯状迷彩という感じになる。

ただし、1936年に塗装規定が変わっても全てが一斉に塗り替えられたわけではなく、1939年戦役時にもまだ「日本式迷彩」が多少残っていることは、当時の記録写真で確認できる。

――というのが大まかな流れだが、問題はその塗色。

新迷彩の色は、オリーブグリーンをベースに、かなり明るいグレイッシュサンド、かなり暗いダークブラウン(セピア)という取り合わせで、従来は、それ以前の「日本式迷彩」も、ほぼ同様の色の取り合わせだとされてきた。これまでに出たキットの塗装説明も、基本、そのように指示されているはず。

しかし、どうやら最新の説では、「日本式迷彩」は新迷彩とは別の色で、イエローサンド、オリーブグリーン、ブルーグレーという取り合わせということになったらしい。しかも、この3色のなかで最も明るいのはブルーグレーである由。これまではサンドの部分が最も明るいとされてきたので、この点もだいぶ意外だ。

当時のモノクロ写真を見ると3色のうち最も明るい色はかなり白っぽく写っているのに対し、残り2色のトーンにそれほど極端な差はない。となると、新迷彩のグレーサンド(これはカラー写真で判断すると、バフっぽい色のようだ)よりも、「日本式迷彩」のイエローサンドはずっと暗いことになる(サンディブラウンとか、あるいはもっとアース系の色とか)。

もっとも、新説に基づいたこの塗装図でも、どう見てもグレーよりサンドのほうが明るく描かれている。

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コメント

あらまかわいいミラー文字。うちは三番目だけが小学校中学年までやってました。

マドイ<ボーイスカウトでキャンプファイヤー開始の歌として「新世界」の日本語歌詞を唄ったもんですが、そこに出て来てました。「いざや楽しいマドイせん」だったかな。ツドイじゃないのが当時から私的にナゾだったんですが、氷解であります。

投稿: donji | 2014年5月29日 (木) 14時11分

人間もクモも子供は可愛らしいっすね。
にやけてしまいました。

投稿: みやまえ | 2014年5月29日 (木) 21時25分

>みやまえさん

あとは「12時」が「102時(10+2時)」になっているのもポイントですね(笑)。

しかし文字以前の本質的な問題として、一番最後に書いてある放映局名「アニマックス」が間違いで、実際には「キッズステーション」なのでした。

しかしボーイスカウトにそんな歌があるですか……。意外に、昔は普通に使われてた単語なんですかね<団居
(ちなみに、「まどい」でちゃんと変換してくれることに今頃気付きました)

>donjiさん

実はここに書く前にfacebookにも「クモの子だんご」の写真をのせたんですが、どうやらクモ嫌いであるらしいモデラーG氏から、悲鳴にも似た削除依頼が来たですよ(笑)

先日、「ケムシ・イモムシ写真集」を載せたときには、女性陣も含めて、意外にみんな平気な感じだったのになー(facebookを何に使ってるんだか)。

投稿: かば◎ | 2014年5月29日 (木) 22時58分

私も、拡大して「うわっ」と思ったので
苦手な人には「精神的ブラクラ」だと思いますよ~

>3色のなかで最も明るいのはブルーグレー
ホントですかね?
確定するまで様子見すべきか・・・

http://henk.fox3000.com/firsttofight.htm
コイツらをいくつか買って、TKSはサクっと作る予定なんですけど
新迷彩が無難そうですね。

投稿: めがーぬ | 2014年5月30日 (金) 00時01分

>めがーぬさん

>>私も、拡大して「うわっ」と

いやいや、それはどうも失礼しました。

>>コイツらをいくつか買って、

私も他のサイトでTKSは見て存在を知っていたんですが、こんなに種類が出ていたんですね。特にwz.34の旧装甲車体が出ているのは驚きで、これだったら私も欲しいナー。直接通販するしかないネタなんですかね?

旧迷彩の各色の明度については、私も「本当カヨー?」と思っています。

ブルーグレーが最も明るい色だとすると、サンドとグリーンがそれほど違わない明度で、ブルーグレーはドイツ機下面色とか、日本陸軍機の明灰白色とか、そんな感じ? ……それって「サンド」とか「ブルーグレー」と呼ぶのにふさわしい色なんだろうか、と思ってしまいます。いやもちろん、ポーランド語でのニュアンスはわかりませんが。

投稿: かば◎ | 2014年5月30日 (金) 14時06分

>直接通販するしかないネタなんですかね?

http://www.baumann.co.jp/list/IBG/IBG_List.htm
バウマン扱いで、5番のTK-3までが入荷したばかりみたいです。
残りも7月に入荷・・・
おや、11番が予定と違ってフィアットトラックになってますね。
(TKSだけ安いのが謎)

なんか薄い本とセット売りらしいですが、何気に

>商品に小冊子が入っている場合もあります。
>商品内容と冊子の内容が一致しない場合もありますので
>ご了承下さい。

それでいいのかバウマン。

投稿: めがーぬ | 2014年5月30日 (金) 17時40分

ほほう。バウマンが入れているんですか。

いやしかし、それにしても本当に、なんでTKSだけ安いんですかね。さすがに薄い本がついていると、ディアゴスティーニ方式になるんですかね?

1年間購読すると独ポ戦一大ディオラマが完成ですかね?(それはそれで結構萌える)

うーん。見つけたら買っちゃいそう。でもTKS、なかなかよく出来てますが、天井が機銃型だ……。武装のパーツ、20mmだけで機銃は付いていないんでしょうか。

投稿: かば◎ | 2014年5月31日 (土) 00時23分

チビ殿のメモ、可愛さ爆発ww 「102じ」は12時なんだ。
パパの解説がないと読めないわ。
深海生物に目覚めたのは「かば◎化」のハシリですよ、きっと。
将来が楽しみですねぇ。
嬉々としてマグロ・オブジェを組み立てる
かば◎殿の姿が目に浮かんじゃいました(姿は知らないけどww)。

投稿: あー | 2014年5月31日 (土) 12時37分

>あーさん

クククク。パパちゃいまっせ。

投稿: かば◎ | 2014年6月 1日 (日) 00時21分

へ? はぁ? はっ?!
ぎゃーーー。マジっすか?
それはそれは失礼いたしました m(_ _)m
そっかそっか、いやーまさか
ママだったとは気づかなかったです
(いい加減にしろよ~自分 ^^;)
あーー驚いた。

投稿: あー | 2014年6月 1日 (日) 22時24分

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