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銀の亡霊(4)

●前回へのコメントで、hideさんから、模型の資料本のダブリの話を頂いたが、実は数日前、某A氏から、「間違えてKV本を2冊買ってしまった、1冊、amazonに頼んだ方を引き取らんかね」という連絡を貰っていて、それが今日(15日)届いた。

ハンガリーで出版された写真集、"KV TANKS ON THE BATTLEFIELD -- World War Two Photobook Series #5"で、先日セータ☆氏のGIZMOLOGIC CAFEでも取り上げられていて、ちょうど欲しいと思っていたものなので、二つ返事で送り先を振り替えてもらった。

まだ1/3くらいしか見ていないけれど、そこまででも、KV-2の写真が結構豊富(しかも駐退器カバーにボルトの逃げ溝のない量産型初期型が多い)だったりするのが、個人的にツボ。

F1019701●閑話休題。

表題通り、ロールス・ロイス装甲車(RODEN, 1:35"British Armoured Car (Pattern 1914)")の続き。

相変わらずじわじわと(それが模型の製作を形容する言葉なのか?)製作中なのだが、それでも、何とか格好がついてきた。

前回同様、先日からの主な進捗点をまず上げておくと、

  • ラジエーター前の装甲ドアを工作
  • 前部フェンダーに追加工作
  • 戦闘室前面フラップドアを工作
  • 荷台に追加工作
  • 泥濘脱出用敷板の工作

F1019703ラジエーター前の装甲ドア

第一次大戦仕様ではエアスリットがなく、単純な板。キットパーツを裏から薄く削りこみ、開閉機構を追加工作。なお、ドアの車体との位置関係は、上端がエンジンルーム側面板より上に来る。

開閉バーとドアとの接続部は、戦後型はキットパーツの表現のようにドアの裏側に止めてあるのだが、戦中型ではドアの表から止めているので、そのように改修工作。また、開閉バーも、どうやら戦中型ではまっすぐなようなので(不確か)新調した。

しかし、どうも前面板の孔の位置とドアとの接続部の位置が合わず、孔の位置を上にずらしたのだが、それでも不足でバーがちょっと上向きになってしまった。バーには、おそらく孔から弾片などがエンジンルームに飛び込むのを防ぐための極小防盾だと思しき板状パーツが付く。ただし、砲塔の機銃の防盾も付いていない初期型にもこれが標準で付いているのかどうか、実は考証を詰めきっていない。

……しかし、やっぱり本当は開いている状態に作ったほうがサマになっただろうなあ、と思う。閉めてしまったのは、第一次大戦中仕様の開閉機構が戦後型と同じでいいか判らなかったことと、私自身のいい加減な工作で、内部のラジエーターがちょっとナナメになっていることが後から発覚して直せなかったのが理由。情けねえ。

F1019711前部フェンダー

ライト基部パーツをちょっと削って接着。フェンダー裏側にリブを追加。裏側リブはチラ見え程度の用途で、下地も綺麗に仕上げていない。

おっと。そういえば前部フェンダーステイの前にあった、戦後型用のライト取付部のモールドは、窪みを埋めてから削った。この写真では見えないが、上写真では僅かに痕跡が見える。なんだかんだ部品が付いてしまってからの工作だったので、仕上げが汚いかも。

戦闘室前面フラップ

第一次大戦仕様ではスリットが左右とも下にあり、戦後型だと運転席側は上、助手席側は下と、段違いになる。いずれにしてもキットバーツは分厚すぎるし、その前の上面パーツを薄くした結果、上下幅が若干変わってしまったので、0.3mm板で新調した。

F1019705 開いているところを前から見ると、運転席側はハンドルの円の内側を通してスリットを覗く格好になることが判る。こりゃものすごく見づらそう。戦後型でスリットが移動した理由がよくわかる。

F1019704フラップの内側には、開閉機構のバーが付く。フラップ外側には、その取付ボルトの頭が2ヶ所。また、フラップの下、車体側にはリブがある。

フラップの蝶番は3カ所で、ベロ部分はキットパーツから薄く削り取って接着。筒部は伸ばしランナー。あ。ちょっと歪んでるな……。フラップと車体は、薄くスキマが開いた状態になるのが正しい。

荷台

ステイは第一次大戦仕様ではキットパーツとまるで違うようなので、エッチングの残り材で新調した。

F1019709いずれにせよ、荷台の背の高さ自体変えてしまっているので、キットパーツは使えない。場所も3ヶ所から2ヶ所に変更した。もっとも、形と位置が本当にこれでいいのかどうかは、実はよく判らない(いい加減)。

F1019702荷台横上に乗る工具箱だかなんだかは、どうも実車写真を見るとあまり標準化されていないような感じだったので、右はキットパーツを使ったものの、左はまったく別物を載せてみた。

右の箱も、キットの指示とは位置をちょっとずらしてある。左の箱は、ドラゴンのI号sIG33自走砲の不要パーツを切り詰めたもの(おそらく47mm対戦車自走砲用の弾薬箱だか雑具箱だか)。

泥濘脱出用敷板

戦後型では、車体左右、前後フェンダー間にステップ板があって、その下(場合によっては上)に泥濘脱出用敷板を収納するようになっており、キットもそのような構成になっている。

しかし実車写真をよく見ると、どうも初期にはステップ板が無く、直接、泥濘脱出用敷板だけが装着されているようだ。

F1019700 というわけで、シャーシに取り付けたステップ用L字ステイに、直接泥濘脱出用敷板を載せた。キットの敷板パーツは裏がない状態なので、一度サイドを削ってから1mmプラバンを貼り増して加工した。

本来は、シャーシから出ている支持架に固定するための何らかの仕組みがある(例えば敷板をボルトが貫通して蝶ナットで留めているとか)はずなのだが、確認できる写真がないので現状はそのまま。……何か誤魔化す方法を考えないと。

今回はここまで!

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コメント

そんなことより、はよ色塗って来年静岡に持ってきなさい的なナニかが湧いてくるような

投稿: はほ/~ | 2014年5月21日 (水) 21時10分

ふぉふぉふぉ。
私には1:48ダイムラー装甲車という新作があるのですよ。
……って、もう3年も前の完成品を新作って言っていいのか判りませんが。

なお、その次の完成品として、72のマチルダもあったのですが、これは完成から数か月くらいで、ポリ履帯が切れてしまいました。

投稿: かば◎ | 2014年5月22日 (木) 03時22分

新素材の接着可能なベルトキャタピラって
昔のニットーの1/76のやつみたいに
時間が経つと柔軟さがなくなって折れますね・・・

投稿: みやまえ | 2014年5月23日 (金) 01時04分

>みやまえさん

タミヤ35の新しいキットの履帯も、劣化しやすいような噂を聞いたことがあります。昔の、「走らせて遊ぶ」前提のプラモデルなら、履帯(ゴムキャタピラ)が切れる前にどうせ壊れてしまうので構わないのでしょうが、スケールモデルとして完成・保存を考えると、素材の問題は結構難しいですね。

以前話題にしたMPM系のキャノピーの黄変だけでなく、レジンパーツとプラパーツの組み合わせで作った作品などだと、収縮率の差で反ったり割れたりということもあるようですし。

最近、キヤコン常連のR師匠なんぞは、「出来た瞬間形になっていれば、あとはどうなろうと構わない」と、きっぱり割り切っているそうです。潔いなあ……。

ちなみに私の「履帯の切れたマチルダ」は、もともと古いエッシーのキットのストックなので、作る前にもうすでに、ある程度、劣化が来てたかも……。

投稿: かば◎ | 2014年5月23日 (金) 01時24分

バQキャノピーですが、最近大々的にストックの発掘&リストラをやってますのですが、
レジンパーツと同じ空気のとこに置いといたのは黄変してるのが多いかもです・・・MPMのとかアズールのはキャノピだけビニールにパッケージされたもの以外はたいがい黄変してました。
でもたまにしてないのもあって、やっぱりよくわからないですね・・・湿気や乾燥も影響してるような・・・

投稿: みやまえ | 2014年5月23日 (金) 22時16分

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