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銀の亡霊(3)

●ロールス・ロイス装甲車(RODEN, 1:35"British Armoured Car (Pattern 1914)")の途中報告。

実を言えば前回からそう進んでいるわけでもないのだが、たまには自分で作っている模型の話も挟まないと、モデラーであることを忘れ去られそうな気がするので。

F1019147 ●現状はこんな感じ。主な進捗箇所は、

  • 戦闘室後部扉を新調。
  • 前輪フェンダーに追加工作して取り付け。
  • 予備タイヤ取り付け(挿し込み可にしてあるだけで、実際は予備タイヤ基部を取り付け)。
  • 荷台に若干の追加工作。

なお、この姿は前回同様、主要コンポーネントを仮組しているだけ。

F1019142 ●戦闘室後部扉。キットのパーツは、初回に書いたように、上部と下部が同じ大きさになっていて使えないので、0.3mm板で新調した(どうせ開けないので、0.5mm板で裏打ち補強)。上下の比率は目分量。

ヒンジも新調したほうがシャープなのは間違いないのだが、大きさをピッタリそろえて8箇所作るのも面倒だし、キットの他の箇所(特に直上の砲塔後面ハッチヒンジ)と比べて浮いた感じになるのも何なので、キットのハッチパーツから切り取って、薄く削ったうえで移植した。

中央の南京錠を掛ける部分はまだ基部だけで、実際に錠を通す立ち上がり部分はこれから。

ちょっと問題含みなのは上部ハッチのピストルポートで、ボービントンの実車もキットも、上写真のように回転軸が外側なのだが、この写真(サムネイルをクリックで拡大)では、回転軸が内側にあるように見える(ついでに言えば、戦闘室右側面にもピストルポートがあるようだ)。他にも確認できる写真がないか調査中。場合によっては削り取って逆方向にすることも検討。

F1019139b ●前部フェンダーは側面がコの字(?)の形状になるよう、一旦表面を削って若干薄くしてから、0.3mm板を貼り増した。いかにもクラシックカーな雰囲気の表面のリブは伸ばしランナー。

本来ならステイも金属板か何かで作り直したほうがいいのだが、長さだの角度決めだの面倒くさそうだったので手を抜いた。なお、キットのパーツでは、後ろ側のステイはフェンダー本体とは直角に繋がっているように表現されていて、フェンダー表に3つリベットが並んでいる。表面にプラバンを貼った後で、リベットをそのように再生したのだが、実車を前から撮った写真では、どうもフェンダー裏側に、斜めにリブが走っているようにも見える。たとえばここの2番目の写真参照。フェンダーステイが大きく折れ曲がっているのか、それともフェンダーに接したところから二又になっているのか、それともステイとは関係なくリブがあるのか……。まあ、結局よくわからないので今のところは放置。

ついでに言うと、エンジン始動クランクは、1920年型(Mk.I)あたりでは革ベルトで向かって左側に持ち上げている例が多いようで、ボービントンの実車でもそうなっている。模型的にもちょっとアクセントになるのでそう工作しようと思っていたのだが、よく見直すと、1914年仕様だとそのまま下に垂らしているのが普通のようだ。

ラジエーター前開口部上の三角板は、ボービントンの実車等を見ると、三角でなく台形の様子。ここの1番目の写真(何やら面白いキューポラ付き)は、ワイヤースポーク車輪付きの初期仕様だが、これもどうやら台形の様子。というわけで、後からの改修ではなく、最初から(あるいは比較的初期から)台形だったらしいので、キットパーツの先端を切り落とし、エッジを薄くした。

なお、本来、ラジエーター前の開口部はこの板の直下まであるようなので、ラジエーター前ドアを開いた状態に作る人は注意。

シャーシフレームに、1920年型(Mk.I)用前照灯ステイ基部のモールドがあるのだが、うっかりして修正していない(戦闘室側面前部のモールドは削り落としてリベットを付け直したのだが)。

●予備タイヤは、どうやら1914年仕様では、後の型よりも若干取り付け位置が高いようなので、キットの取り付け指示穴よりも若干高くした。その分、車体左側面では戦闘室横の覗き穴に少しタイヤがかぶる感じになる。

ここは若干微妙なところで、実車でもかぶり気味なのは確かだが、実はこの覗き穴自体、キットはやや下にずれているようだ。すでにここまで組んでしまって気付いても後の祭り。

というわけで、実際の工作では、「本当はもうちょっと予備タイヤは上にあってもいいんだけれど、覗き穴はもっとタイヤより出ている感じ」というせめぎ合いのなか、適当なところで落ち着かせた。

なお、現状ではただ予備タイヤを差し込んであるだけだが、1914年仕様の場合、予備タイヤ取り付け基部からタイヤの下をまたいで表側まで、U字型に帯金が渡してあるのが普通であるようだ。要追加工作。

ところでタイヤはキットのモールドのままにしてあるのだが、1914年仕様では、もっと単純な、横一文字の溝が粗く付いているだけのパターンが標準らしい。スポークを組む前なら現状のパターンを削り落として改修したのだが、特にダブルの後輪を組んでしまってからでは、ちょっと削りにくい。現状のまま目をつぶるか、あえて手を付けるか迷い中。

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