ハッピータイガー
●仕事が一気に集中、決壊状態となり、関係各方面に多大な迷惑を掛けまくる。
いや、もういい歳した大人なんだから、そういうことはよそうよ。
……と、私自身よりも、迷惑を被った方々こそ切実に思っているに違いない。激しく申し訳ない。
ちなみに、決壊した堤防の修復はまだ終わっていない(玉突き式に遅れている別件の仕事が片付いていない)。
●スポンサードリンクとナカグロなしで続けて書かれると、つい、「スポンサー+ドリンク」と切りたくなる。なんだそりゃ。飲料メーカーのスポンサーが差し入れてくれる飲み物のことか?
もっとも、試しに検索してみると、本当に「ドリンク」だと思っている人/例があれこれ出てきた。
「~って思ってる人、他にもいるよね」
というのは常套句だが、今では本当に「他にどれくらいいるか」がすぐに検索できてしまうので、実際には「おいそれとは使えない言葉」になりつつある。
●ふと思ったこと。「ハッピータイガー」の倒福マークは、デカールでも、これをもとにしたマンガでも黄色地に黒ということになっているようだが、これは何か根拠があるのだろうか。
確かに実車の写真では文字周囲の地色は明るいが、中華料理屋などによくある倒福では、地色が赤いもの以外は見たことがない気がする。
例えば、ここに引いたブンデスアルヒフ所蔵の写真(クリックで拡大)で見ると、倒福の地の色は、重ねた迷彩色よりは明るいが、本来サイドフェンダーに隠れていた基本塗装のデュンケルゲルプとはほぼ同じ、もしくはそれより若干暗い。さすがにモノクロ写真でこの明るさだと深い赤とは考えづらいのだが、黄色ではなく淡いピンクという可能性もあるのではないだろうか。
……というようなことをつらつら考えていたのだけれど、「倒福」で画像検索をかけてみた結果によると、確かに地の色は赤がほとんどではあるが、黄色やオレンジもないわけではないようだ。
さてそこでもう一度写真を見直すと、今度は「福」の字自体、それほど色が暗くないのが気になり始めた。少なくともこの写真では、迷彩色のグリュン/ブラウンと同程度くらいに見える。仮に地色は従来説通り黄色のままとすると、この字のほうが赤なのではないだろうか。
現代の例でも、黄色は金色の代替色として赤と組み合わせて用いることが多いようで、「倒福」は赤地に黄色字が非常に多く、数少ないが黄色地では赤字が使われたりしている。
今までのところ、実は私はSS所属の車輌というのは作ったことがないのだが、もし将来「ハッピータイガー」を作ることがあったら、「福」を赤く塗り替えてみようと思う。
(追記:『グランドパワー』01/2009号、特集:ティーガーカラーズ(1)において、寺田光男氏がすでに「黄色地に赤字」説を載せているとのこと。セータ☆氏より。)
戦車も戦史も全然ワカラン、という方のための補足。第二次世界大戦中のドイツ軍の「タイガー重戦車は有名だが、そのタイガー=ティーガーI型のうち、1943年のクルスクの戦い前後に、ドイツ武装親衛隊・第2SS装甲擲弾兵師団「ダス・ライヒ」所属の1輌に、なぜか、中国の招福の守り札、「倒福」が描き込まれ(あるいは貼られ)ているという、激謎な存在がある。「ハッピータイガー」はその通称とというか俗称というか。またその名前で、だいぶ無理矢理なストーリーを展開させたマンガもある。
昔の資料だと、不鮮明な写真をもとに、剣を掲げた騎士の上半身とか、そんなふうに読み取った塗装図が掲載されていたりするのだが、上のような鮮明な写真では、明らかに「ひっくり返った福の字」であることが判る。字体も、活字のように整ってはいないが一応しっかり漢字になっていて、「もともと漢字を知らない人間が見よう見まねで書いた怪しげな図形」レベルではない。
●26日土曜日。仕事が進まないので散歩に行く。どうも名越切通にいつもより人がいるな、と思ったが、考えてみれば世間では今日からGW。しかも、名越切通中途のまんだら堂やぐら群の期間限定公開も今日から。
暖かくなったので、虫の活動も活発化。今日撮った写真あれこれ。
上左から。
- ヒメマルカツオブシムシ。タンスや押入れに虫除けを入れる目的の第一がこれだが、家の外にいる分には、花に来る迷彩模様が面白い小さな虫で済む。
- コイチャコガネというらしい。イタドリの葉にいて、葉に触ったとたんにポロリと落下逃亡。拾い上げて死んだ振り中の撮影。
- 光の加減で、それこそ名前の通り紅色になったベニシジミ。
- たかっていたつる草の名前も判らなかったので、ますます手掛かりがなく、名前を調べ切れなかったイモムシ。
- ヒゲコメツキ。金網フェンス越しにソフト的望遠最大で撮ったのでピンボケだが、この辺ではあまり見ない種なので。
- 春のまんだら堂やぐら群。
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