« ふんど | トップページ | 大雪の後 »

雪と雪のあいだの日

●火曜日以降、久しぶりに本気で寒い。

この冬、自室の暖房は小さな電熱ヒーターなのだが、まるで部屋の中が温まらない。いやまあ、そういえば冬だっけ。

●4日火曜日夕。神保町N社に企画会議に出掛け、飲んだくれる。

もちろん、企画会議の席上で酒をかっくらったわけではなく、会議が終わって皆で飲みにいったのである。いつもの九段下「おかってや」で、刺身を食って鍋をつついて、くぴくぴ日本酒を飲む。

M君がベトナムに転職してしまったため、企画会議に出るような中心メンバーの中で喫煙者はC社長だけになってしまい、「事務所のベランダの灰皿にも自分の吸殻しか入っていない」と、いささか寂しそう。喫煙者のK女史、とみに復帰が望まれていますよ。

ちなみにタバコは消費税上げに合わせてまた値上げだそうだ。

私はしばらく前から禁煙中だが、「もし不治の病が発覚して、寿命があと数ヶ月と宣告されたら、何はともあれまたタバコを吸うよ」と宣言している。しかしその時になって、「いくらなんでもこりゃないだろう」レベルの値段になっていたらどうしよう。

酔っ払うと行動が怪しくなる(特に行き先に関して)C社長と連れ立って帰宅。ライナー券を奢ってもらい、代わりに缶コーヒーを奢る。エビタイ。

●この日、行きの武蔵小杉の駅の辺りでは、ぼたん雪が激しく降ってきていて、特に天候変化に脆弱な横須賀線のこと、これで止まってしまったら帰れなくなる、まいったなあ、などと思ったものの、ほどなくして小降りになり、横須賀線も無事だった。

しかし今度の土曜(8日)には再び降雪、しかも今度は交通機関に影響が出るほど降る可能性もありだとか。

●6日木曜日。昼過ぎから実家に出掛けようと思っていたのだが、締切仕事がちょっと手間取ったので来週に延期。一応、昼には終わったのだが、明け方まで仕事していて数時間しか寝ておらず、寒い中出掛けていく勇者の心持ちが失せた。

●娘にある絵の一部を見せられ、誰の絵か判る?と聞かれたのだが、結局判らなかった。結局作者はカラヴァッジョだったのだが、そこでまた一瞬、頭の中でカラヴァッジョ(画家)とカルパッチョ(料理)がごっちゃになった。

ちなみにかみさんは正解したそうだ。「ふんぬ」と「ふんど」は両方知らずとも!

●ソチ・オリンピックが開幕だそうで(ええっと、いつ?今日?明日?)、

「ソチも悪よのう……」

というフレーズが頭に浮かんだが、特にオチはない。

それはそれとして、近隣に紛争の種をワンサカ抱えたザカフカズでオリンピックなんか開いて大丈夫なのかね、と思う。メダルの数がどうとか以前に、とにかく無事に終わって欲しいもの。

オリンピック外交でプーチンと会いに安倍総理がいそいそと出掛けて行くのも、あれこれ不安や軋轢を抱えているのを、オリンピックといういわば「祭+擬似戦争」で気を逸らしたい筆頭格の2人という感じで、テレビの画面で顔を見るだけでなんだかモヤモヤする。

ちなみに私は東京オリンピックに関しても「止しゃあいいのに」派。もともと石原慎太郎の妄執のようなものに、後付で東北の復興をダシにする姑息さがイヤで、どうしてもというなら東京がカネを出して仙台でやりゃあいいじゃないか、と思う。

少なくとも国立競技場を壊すのは止そうよ……(新国立競技場に関する解説ではここが滅法面白い)。

●仕事の合間にTristarの38(t)の履帯を少しずつつなげているが、まだ片側分も終わらず。

●エアフィックスの第一次大戦の「2階建てロンドンバス戦場型」再販に備えて予習。

戦場で兵員輸送に用いられたロンドンバスは、LGOC(London General Omnibus Company)のB-Typeと呼ばれる型で、もともと1910年から使われたもの。

LGOCは、当時のロンドンバスの運営会社であるとともに、製造部門も持っていた。この製造部門はのちに分離され、AECとなった(1912年)。B-Typeの製造もAECに引き継がれた。

およそ900両が、前線後方で兵員輸送に用いられたらしい(英語版wikipediaによる)。画像検索をすると、2階席が伝書鳩用の鳩舎に改造された特殊なバリエーションも少数存在するようだ。

インペリアル・ウォー・ミュージアムには、当時戦場で使用された実物、「Ole Bill」が展示されている。ただしこの車体は戦後バス会社が買い戻して使用したので、戦場用のカーキ色ではない。

写真資料はこちら

|

« ふんど | トップページ | 大雪の後 »

かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事

資料・考証」カテゴリの記事

コメント

横浜の展示会にいしぐりんが来るんだそうですが……大丈夫なんかね?

投稿: はほ/~ | 2014年2月 7日 (金) 21時07分

某アオキ氏も飛行機がどうのとかなんとか言ってなかったっけ。
なぜ皆わざわざこんな時に続々と京浜地区を目指していますか?

ちなみに私は明日、近所の家で鍋パーティですが、その家まで行き着けるのかどうかが話題になっています。

投稿: かば◎ | 2014年2月 7日 (金) 22時12分

あの斜面は凍結したらどっしようもないような気が。段ボールを尻に敷いて滑り降りるとかする?

>そち
今日のNHKニュース9、もはや公共放送の報道番組であることを放棄してるよ。

投稿: はほ/~ | 2014年2月 7日 (金) 22時43分

遊びに行く近所の家は急坂とは反対側なので、少なくとも滑り降りることは無しで済みそうです。

実際、雪が積もってしまうと「あの坂」はどうにもならんです。

ちなみに現在夜中の3時過ぎ、いよいよ降り出した模様。

投稿: かば◎ | 2014年2月 8日 (土) 03時27分

青木さんやいしぐりんは無事に行き来できたんかいな

投稿: はほ/~ | 2014年2月10日 (月) 20時13分

いしぐりんは、正月に会ったとき、「仙台市内でもウチんとこだけやたらに雪が降る」と言っていたので、まあ、慣れているのでは。

青木氏は……うーん。その辺で埋まってなきゃいいけど。

投稿: かば◎ | 2014年2月10日 (月) 20時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 雪と雪のあいだの日:

« ふんど | トップページ | 大雪の後 »