年末鎌倉散歩
●年内の仕事は強制終了させたので、満を持して散歩に行く(なんだそりゃ)。
……もちろん、取り立てて年末だからどうというわけでなく、単にとじこもっているのに飽きただけ。
ここ数日は天気もよく、29日、30日と、2日続けて午後になってから鎌倉方面に出掛ける。
名越切通-大町-下馬四つ角-由比ヶ浜大通り-長谷-御霊神社(公開中の面掛行列の技芸面を見る)-極楽寺坂切通-極楽寺(新年の準備とかで閉門中)-忍性和尚石塔(場所は判ったが行き着けず。非公開の可能性あり)-月影地蔵-尾根道-稲村ヶ崎。
最後は稲村ヶ崎で日没を迎える。江ノ電に乗って鎌倉駅前に戻る。
極楽寺奥の月影地蔵から上った尾根道が、GoogleMapsだと途中で消失しているが、実際にはきちんと踏み固めた山道がずっと続いていて、稲村ヶ崎まで抜けられることが判ったのがめっけもの。
鎌倉のハイキングコース案内でこの道が触れられているのを見たことはないが、鎌倉山から稲村ガ崎まで、ずっと尾根を歩いて行けるわけで、なかなかよい。
写真は、その尾根筋の道にあった基準点。
名越切通-大町-安国論寺-下馬四つ角-和田塚(江ノ電に乗車)
稲村ヶ崎(江ノ電下車)-極楽寺-長谷貯水池-大仏ハイキングコース-源氏山-浄智寺-北鎌倉
葛原岡神社のあたりで日没を迎えていたので、浄智寺に向かう山道でかなり暗くなって、ちょっと焦った。
鎌倉中心部(古都鎌倉)は城壁代わりの山に取り囲まれ、山之内(北鎌倉駅あたり)だけが山の外だが古都に含まれる。今回は29日にその古都を横断、30日に縦断した感じ。
写真2点は大仏ハイキングコース途中の基準点。
●この2日の散歩で出会った丸ポスト。
上は若宮大通りから由比ヶ浜大通りに入り、江ノ電踏切を渡ってほどなく、ビルの1階にある公衆トイレ入口脇にあるNo.9ポスト。根石の表面にセメントが綺麗に塗られている。ポスト自体も比較的最近塗り替えられた感じだが、近くで見るとだいぶ厚塗りでゴテゴテ。もっともそれはほとんどの丸ポストが同じ。
由比ヶ浜大通りをさらに進んで、六地蔵交差点の近く、栄屋商店前のNo.10。坂の下の力餅屋脇のポスト同様、根石が埋まって寸詰まりな感じ。
その坂の下の力餅屋脇のポスト、No.52。あじさいの頃に紹介済み。改めて比べると、栄屋商店前のものより埋まり方が激しい。
なんと極楽寺の稲村ヶ崎小学校校庭の片隅に丸ポストがあるのを偶然発見。もちろんもう使われてはいない。
北鎌倉、鎌倉小坂郵便局前のもの。塗装が一部はがれてボロボロ。塗り替えが迫られている感じ。ほか、道筋的に極楽寺駅前、浄智寺前の2基にも逢っているが今回は撮らず。
●両日とも天気が良かったので、散歩途中のあちこちで世界遺産のアレがなかなか綺麗だった。
●由比ヶ浜大通りの、六地蔵のほぼ向かいに、こんなレトロな建物がある。
「所張出濱个比由」
の右横書きもなかなか良い。その上の文字板を削り取った痕がちょっと無粋な感じなのが惜しいが、ここは元々、横浜興信銀行(現・横浜銀行)と書かれていたらしい(もちろん右横書きの旧字体で)。昭和2年築である由。
それにしても小さな建物で、機能的には今日のATMくらいの役割しか果たさなかったのでは……。
ちなみにTHE BANKの文字は元からのものではなく、現在この建物で営業中のバーの店名とか。
●江ノ電にありがちな風景。明らかに路地は線路を横切っているのだが、「危険 線路内立入禁止」の札。
もちろんここは、日常的に人が渡っているところで(しかも稲村ヶ崎駅のすぐ脇)、立て札はあくまで「建前」。これ以外にも、江ノ電には、当たり前に、直接線路に面している玄関や勝手口などが多数ある(特に鎌倉~稲村ヶ崎間)。
●稲村ヶ崎駅前の食料品屋で、地元産のぎんなんを買った(30日)。
これだけ入っていて(500g?)、280円。安い!……店の人が自分で拾ってきて売ってるんじゃなかろうか。
夕食後に早速炒って食った。美味し。食いすぎて銀杏中毒(本当にある)にならないように注意しよう。
●北鎌倉駅裏の通りの素掘りトンネルは、何しろホームのすぐ脇にあるので沿線の人間にはお馴染みな存在だが、いつの間にか、トンネルのすぐ脇に説明板が立っていた。
曰く、
「平安時代後期よりこのトンネルの有る岩塊は鎌倉の北の境界でした。(中略)鎌倉時代の鎌倉を今にとどめる貴重な遺跡です」
なんと、それほど由緒のあるものだったとは。
●息子を付き合せて、川崎の実家で年を越す予定。
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