ガルパン、届く
●「ガルパンって知ってる?」
と、かみさんに聞かれた。
かみさんは長年、おたくの妻をやっているにも関わらず、その手の素養はまったくない人であり、「こんなところまでガルパンの名前が届いたのか……」という感じ。
何やら「大洗がアニメで町おこし」みたいなニュースをテレビでやっていたらしい。なおその後、「ふーん。やっぱり知ってるんだ……」と微妙な口調で言われたのはお約束。
●青木氏がmixiで(というか、twitterで?)
「戦車のリアエンジン・フロントドライブ形式の始祖は何?」
という話をしていて、少々調べてみた。
第一次大戦時に曲がりなりにも戦車を生産し得たのは英仏独だけだが、これらは全てリアドライブなので問題外。
カーデン=ロイド豆戦車の初代にあたる「Carden-Loyd One Man Tankette」がリアエンジン・フロントドライブ(RF)だが、何しろ車格が小さすぎ、その後2人乗りになると、エンジンが2人の乗員に挟まれた位置になる。
主量産型のMk.VIあたりの場合、車体自体が寸詰まりなので、車体だけで見るとリアエンジンと言えなくもないが、誘導輪を大きく後ろに振っているので、やはりミッドシップと見るほうが素直。
戦間期に戦車開発に手を染めた国では早い方になるアメリカの場合、初期はFTのライセンスか、最初からリアドライブのクリスティー。
結局、砲塔付きの戦車の場合では、青木氏自身が言及しているように、ヴィッカース6tが(少なくとも量産された戦車では)最も早そう。1928年。あとの砲塔付きRFは、どうやら軒並み30年代に入ってから。しかし最初のRF戦車としては、異様なほどデザインがすっきりまとまっているのが不思議だ。
●5月4日。相変わらず仕事が全然片付いていないが、家人が全員出払っていて、日中、ちび助の子守を任される。家にこもっていても早々に(ちびと私の2人とも)行き詰った状況に陥りそうだったので、比較的近所である「八景島シーパラダイス」に出掛ける。
が、GWは甘くなく、恐ろしい人出。園内をふらふら歩きまわり、ゲーセンでちびの指図に従って「なめこ」&「リラックマ」のストラップを狙ったり、昼飯を食ったり。夕方になる前に帰宅。
娘に家の周りに咲いている雑草の名を訊ねられ、「ヒメジョオン」と答えた後で、どうもヒメジョオンだったかヒメジオンだったかあやふやになり、調べ直したら、正しい和名はヒメジョオン(姫女菀)だと判ったが、そもそも問題の草(花)はヒメジョオンでなくハルジオン(春紫菀)だった。
実際この両者はよく似た植物なのだが、wikipediaによれば、「標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く」という“程度の差”的な違いのほかに、以下のような明確な違いがある。
- ハルジオンの葉は付け根が幅広で、茎を巻くように付く(下左)。ヒメジョオンはそうならない。
- ハルジオンは根元に、地面に貼り付くように放射状に広がるロゼット葉(座葉)を残す(下右)。ヒメジョオンは春になって背が高くなるとロゼット葉が枯れてなくなってしまい、根元がすっきりする。
- ハルジオンは茎の内部が空洞で筒状。ヒメジョオンは中まで詰まっている。
ハルジオン、ヒメジョオンは地域により、「貧乏草」と呼ばれるそうだ。さあ、皆さんも身近な貧乏草がハルジオンかヒメジョオンか確かめてみよう。
ちなみに名前が似ているハルシオンは植物でなく錠剤。
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コメント
バルジオン!
明日っから仕事です……
投稿: はほ/~ | 2013年5月 5日 (日) 19時57分
ぬう。戦隊モノはほとんど判らんのです(←調べた)。
投稿: かば◎ | 2013年5月 5日 (日) 20時23分
ウチとこの近所に生えてるビンボウなブツが何か確かめようとしましたが、
危うくアブラムシの大群に襲われるところでやめました。
ふぅ、アブネーアブネー。
うっかりかばさんの巧妙な罠にかかるところだったわw
投稿: つんきち | 2013年5月 6日 (月) 19時59分
>つん姐さん
別に摘まなくても、葉っぱの付き方で確認できるでしょーが。
っていうか、台所に出るほうじゃないアブラムシに負けてはイカン。
(ちなみにGの方は私もダメだ)
ちなみに、姐さんからは
「ロゼットといえば洗顔パスタだよね」
というツッコミが入りそうな気がしてました。
投稿: かば◎ | 2013年5月 6日 (月) 21時50分
ウチ、Gはけっこう平気なのよ。
だって、卵胞を潰さずに本体だけ叩き潰すテクニックをご披露できるしw
植物にワラワラつくアブラムシはアカンわ~。
アレ、脚が細くて気持ち悪い。あと、妙にジューシーな感じがするとこが気持ち悪い。
洗顔パスタと聞いて、スパゲッティとかで顔を洗うのかとw
投稿: つんきち | 2013年5月 7日 (火) 01時30分
ところでGにはシンプルグリーンというアメリカ製の油汚れ用洗剤がテキメンですよ。初弾が命中すれば滑面活性剤でご自慢の機動力を封じられる上、その状態で二発、三発と当ててやればものの数秒で窒息します。死骸を撤去した後もモノが洗剤ですから濡れティッシュで拭いてやるだけでついでに油汚れも取れますから、台所や風呂場のように下に染み込まない場所ならお勧めです。
投稿: hide | 2013年5月 7日 (火) 18時23分
ロゼット洗顔パスタの
女の人のイラストはトラウマレベルの怖さ
投稿: めがーぬ | 2013年5月 8日 (水) 12時23分
ますます仕事が墳丘、じゃなくて紛糾していて、反応遅くて済みませぬ。
>hideさん
特定の銘柄でなくても、洗剤は抜群に効きますね。
我が家にはGどころか、「気味悪いだけでなく確実に危険」なムカデもしばしば出現しますが、10センチ級の大物でも、洗剤は効果覿面です。
>めがーぬさん
おお。判っていただける方が(笑)。あれってもしかしてローカルものだったんですかね?
そういえば、パスタって、英語で言えば「ペースト」なのかと今さら思い至ってみたり。……ツィムメリット・パスタ?
投稿: かば◎ | 2013年5月10日 (金) 11時15分
ロゼッタ洗顔パスタは母ちゃんが若かりし頃使っていて
ご幼少の私はよく悪さしました。
てのひらに乗せてこするとアカがボロボロ出るので癖になって使いすぎて母ちゃんに怒られました。
CMのお姉さんは眼と口がインパクトありましたね。セサミストリートっぽかった
投稿: みやまえ | 2013年5月10日 (金) 23時56分
その昔、アニメのCMといえばロゼッタ洗顔パスタと、かっぱっぱるんぱっぱでしたね。
投稿: かば◎ | 2013年5月11日 (土) 12時09分
ロゼット洗顔パスタ、なんと現役商品のようです。
ラインナップの中にはあの(ちょっと違う?)イラスト入りパッケージもある模様。
投稿: | 2013年5月13日 (月) 22時35分