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2013年5月

収斂進化

●ディスカバリーチャンネルで大竜巻を追いかけている番組、「Storm Chasers」のチームが、数日前、カンザス州で竜巻の様子を内側から動画で撮影することに成功した、というのがネット上で少々話題になっている。

動画自体は、とにかくスゲー勢いだな、と思う間にどんどん暗くなってきたりして、とはいえ、これでどれだけ科学的に新しい知見が得られるのかはどうもよくわからん、というシロモノ。

それはそれとして、上記リンクの記事中にも出ているが、この撮影用に用意されたという、大竜巻で吹き飛ばされないように魔改造された車(SRV Dominatorというそうだ)がおどろおどろしい。というだけでなく、妙にクブシュに似ている。

本物の嵐も銃弾の嵐も似たようなものだとすれば、これも収斂進化の一つと言えるかも。

●仕事仲間のF氏がfacebookで、生物多様性センターが運営しているサイト、「いきものみっけ」を紹介していて、早速登録。

「いきものみっけ」は、身近な生物の目撃情報、特に生物多様性に関してその時々トピックになる種の目撃情報を投稿するサイト。一応、主に温暖化の観点から指標になり得る対象種が50弱あって、その中から季節などに合わせて、常時20種くらいを受け付けているようだ。

情報の日付は遡って指定もできるので、手元にあったアカボシゴマダラとツマグロヒョウモンの写真を数枚投稿。

●おそらくかみさんが、だと思うのだが、チビのためにキティちゃんのトイレットペーパーを買ってきて、今日からトイレにセットしてある。

……が、本人はキティちゃんの顔をトイレに流したくなくて大泣き。4歳児の感性、舐めてたぜー(笑)。

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草だの虫だの

●前回は丸ポストだけまとめて上げたが、日曜の散歩のその他のあれこれ。

ちなみに日曜日の散歩は、

  • 名越切通で今季公開最終日のまんだら堂跡に行き
  • 名越切通を途中で折れて尾根道をハイランドに抜け
  • ハイランドから華頂宮邸に降りて報国寺横から金沢街道に出て
  • 十二所まで歩いて脇に折れて朝比奈切通を越え
  • 朝比奈bookoffで買い物し
  • バスに乗って鎌倉駅に出ようとしたが途中で丸ポストを目撃して途中下車してしまい
  • 十二所から金沢街道沿いに丸ポストを撮影しながら鎌倉駅まで歩き
  • 鎌倉駅からバスで最寄停留所まで乗って帰宅。

というもの。

●左:ヘビイチゴ。子供の頃は毒イチゴだと言っていたが、実際には単に甘くも酸っぱくもなくて不味いだけなのだそうだ。だからといってあえて食べようとも思わないけれど。名越切通。

右:まんだら堂跡の梅の巨木。意外に実の付きがいい。市の管理地の中だし、翌日からは立ち入り禁止になってしまうので、誰も取らずに落ちてしまうのではと思う。もったいない。

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●左:ウラギンスジヒョウモン、だと思うけれど自信は無い。もしかしたらウラギンヒョウモンかも(主な識別点は翅裏の模様)。まんだら堂跡。
(5月31日追記。どうやらウラギンスジヒョウモンでもウラギンヒョウモンでもなく、ツマグロヒョウモンのオスの可能性が高そう。ツマグロヒョウモンは雌雄で模様がだいぶ違って、オスはウラギンスジヒョウモン/ウラギンヒョウモン似なのを今頃知った。)

右:ダイミョウセセリ。胴が太くて虫に詳しくない人(or嫌いな人)には「ガでしょ」と言われがちなセセリチョウのなかにあって、比較的胴も細めで“チョウ寄り”な感じのするヤツ。もっとも蝶か蛾かというのは、「(チョウ目/鱗翅目のなかで)見た目が蝶っぽいヤツが蝶で、それ以外が蛾」といういい加減な区別に基づくもので、生物学的にはあまり意味がない。

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●左:イワタバコ。名越の峠道で崖面に咲いているのがチラリと見え、崖の上から身を乗り出して撮ったので変な角度なうえにピンボケ。

右:ヒメコウゾ、それともクワ? どうもそのへんの見分けがうまく付いていない。甘酸っぱいけれど薄っぺらい味、と思ったけれど、要するにもっと赤黒く熟しているヤツを食べないと美味くないそうだ。

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●植物の種類もよく判らないまま、てっきり虫こぶだと思って写真を取ってきたのだけれど、改めて調べてみると、どうやらロウバイ属の実(偽果)であるらしい。「樹木検索くん」で調べた。

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●左:ユキノシタの花。ヒゲオヤジのヒゲのような花がお茶目。

中:イチモンジチョウ。よく似ているアサマイチモンジは、前翅の付け根寄りにある「ハの字」がもっと太くはっきりしていて、前翅後縁の白斑の角度がもっと寝ているそうだ。ややこしいのう。

左:ヤマユリ。今年は花が早そう。

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●行き倒れのアカボシゴマダラ。要注意外来生物だが、行き倒れているとちょっとかわいそう。春型なので後縁の赤斑がなく地味め。

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●オマケ。左:火曜に自宅近くで撮ったナミテントウ。それにしても、「テントウムシ」では種名なのか科名なのか判らないからと言っても、「ナミテントウ」は情けないネーミングだと思う(「ナミアゲハ」も情けないけれど、あちらは正式な和名でないので救われている)。

右:同じく自宅近くで撮ったアカサシガメ。褪せた朱色といった感じだが、実際にはもっと深紅の個体が普通のようだ。見るほうとしても、どちらかといえばそちらのほうが有り難味があるような。虫にとっては関係のない話だけれど。

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●日曜、朝比奈のbookoffでちょうど文庫本250円セールをしていたので有川浩「植物図鑑」を、それから105円コーナーにエリス・ピーターズ「デーン人の夏」(カドフェル・シリーズ18)があったので併せて買う。HERO「浅尾さんと倉田くん」3巻以降が欲しかったのだけれど無し。

火曜、久木のbookoffで、ついに宇仁田ゆみ「うさぎドロップ」を買う(8、9巻)。立ち読みでちょこちょこ読んでいて、結局面倒になって残りを買ってしまった、パターン。それにしてもbookoff漬け。

●月曜日。神保町でこの夏の季節労働に向けての打ち合わせ。K女史が引きこもっており、P女史はアメリカに嫁に行くのでチーム再編成。その後九段下の「おかってや」でキックオフ飲み会。……旧チームで深川に散歩に行く計画があったのに果たしていない。Kさん出ておいで。

●本日の無駄知識。

四十肩と五十肩って同じものだったんですね……。

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郵便差出箱1号丸形

●興味を持つといきなりディテールに入り込んでしまうのはモデラーの業(ごう)のようなもので、本日の散歩の途中で見掛けた丸ポスト、正式名称「郵便差出箱1号丸型」のwalkaroundを撮ってきた。

●金沢街道、十二所バス停前、タウンショップあらかわ横。ポストマップによれば、住所は「鎌倉市十二所97-1」。

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道路ミラーにポストに電信柱に電話ボックス、その向こうに自販機と、道端スターズ勢揃い。ここの丸ポストは土台の石(丸ポスト・ディテールの先達であるこのサイトによれば、「根石」と言うらしい)が一部欠けている。少なくとも鎌倉のポストの根石は花崗岩製が多いようだ。丸ポストは上部と下部で向きを変えられるのだが、この微妙さはたぶん、単に設置時にいい加減だっただけ。

先日の葉山のポストでは、「日本郵便」のロゴシールは取出口の下に貼られていたが、鎌倉では取り出し口に貼られていることが多いようだ。郵便局で決めたのか、単に貼った人の好みなのかは不明。頂上のボルトは、“ベレー帽”部分の固定用か。

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よく見ると投函口のある正面と本体の張り出しとにうっすらと継ぎ目のようなものがある。正面は別体で作られているのかも。東日本大震災後に貼られた海抜シールは電信柱用より小さく、ポスト用にわざわざ作られたものか?

上部の向かって左側面の一見扉のようにも見える部分は、本来は取集時刻を記したパネルを入れておく部分。鎌倉のポストでは現在使われておらず、下写真のように、もっと小さいカードをラミネートして取出口の上に貼ってある。

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投函口は、薄い(白く塗られた)鉄板の部品を、左右でビス止めしてある。投函口の庇部分も別体。何度も塗り直されたペンキでつぶれているものの、よく見るとマイナス皿ねじで止められている(5カ所)。

下端の裏側には本来、製造年と製造者の刻印があるのだが、表面劣化とペンキの相乗効果で「なんとなく刻印があったことだけは判る」程度になってしまっている。

●金沢街道、泉水橋バス停前。ポストマップによれば、「鎌倉市浄明寺五丁目6」。

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(本来の)取集時刻表示部は、向かって右の上下の蝶番にもともとは帯金が付いていて、それで枠内のパネルを止めていたのではと思われる。上の十二所のポストは上側だけ、前回の葉山のポストは両方の帯金が残っている。なぜか鍵穴の感じが上と違う。

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取集時刻カードは剥がれて来たのをガムテープで止めている。赤いガムテを使っているのがちょっと良心的な感じだが、それもまた剥がれて来ている。庇の皿ねじ、裏面の製造刻印は潰れてほとんど判らず。取出口下の小窓は、本来、「次に来るのは何便か」を示すカードを取集のたびに入れ替えて表示していたらしいが、現在はご覧の通りカラッポのまま。

裾の“たが”状の盛り上がりが1段しかないように見えるが、これはコンクリートを盛り付けて根石に固定しているため。

●金沢街道からちょっと脇に入った大御堂橋たもと。ポストマップによれば「鎌倉市雪ノ下四丁目4」。

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「風致地区だから丸ポストが残ってるんですよ」と言わんばかりの並び方。ちょっと誇らしそう。それはそれとして、海抜カードが取出口の下に貼ってあるのは見づらくてイカンような気がする。これも取集時刻カードが剥がれてきていて、未補修なので両面テープ止めなのが確認できる。なお、このポストは日本郵便のロゴシール無し。何年か前の写真だと確認できるので、剥がれてしまったらしい。

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ここまでのポストが、どういうわけか3つとも平日の取集第1便の時刻がまったく同じ。同じ方面なのに別の人が回っているのだろうか。取出口の下に葉書?の角が覗いている。

●鶴岡八幡宮前、若宮大通。ポストマップによれば「鎌倉市雪ノ下一丁目8」。

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鎌倉の丸ポストの中でも最も繁華な場所にあり、「ああ、丸ポストがある、さすが鎌倉だねえ」なんて言われながら観光客に写真を撮られる機会が最も多そうな個体。……の割には、今回チェックした中ではこれだけ最近塗り替えていない。根石にコンクリートを盛っておらず、埋まってもいないのでシルエットは美しい。

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今回見た中では裏側下部の刻印が最もはっきり残っていたが、それでも判読はできなかった。もっと接写すれば多少の推理はできたかも。なお、下に来るに従って1基ごとの写真が少ないのは、日が暮れてきて撮りづらくなったため……もあるが、個体差があまりないので飽きてきたためもある。わははは。

●とはいえ、もしかしたら東日本で最も多数の丸ポストが現役(32基)の鎌倉でも、やはり何年か経つうちに1基、また1基と消えているので、なるべく写真を残しておきたい気はする。

ちなみに東京都では23区内に5本残るだけであるらしい。都内では小平市がやはり積極的に丸ポストを保存しており、市のサイト内に「丸いぽすとのまち こだいら」として紹介ページも持っている。

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レーピン

●ここ最近、泥沼状態となっていた某仕事は各方面に多大な迷惑を掛けつつも、とりあえず山場越え。

●鬱屈した気分も切り替えようと、23日木曜日、葉山の県立近代美術館に「レーピン展」を見に行く。タダ券を貰っていて、展覧会自体が日曜日までだったので、それまでに平日に見ておきたかったため。

神奈川県立近代美術館は鎌倉の鶴岡八幡宮境内に本館が、そこからちょっと巨福呂坂方面に上ったところに別館があり、その2箇所には時々行っているが、葉山館に行ったのは初めて。

というよりも葉山自体、隣町ながら滅多に行かない。今回もおそらく、足を踏み入れたのは3、4年振りではないかと思う。

何しろ葉山は鉄道が通っていないので、自家用車を持っていない私のような人間には非常に不便なのだ。しかも町の中心がどこにあるやらボンヤリしていて、鎌倉のように、「ちょっと散歩」範囲内にいろいろ見て楽しむものがある、というわけでもない感じがする(知らないだけかもしれないけれど)。ビンボーニンだから、日陰茶屋とかにも用事ができるとは思えないし。

「いやいやいや、お前は知らないだろうけど、葉山はいいぞ、あそこは行っておけ」みたいな名所があるようならご教示を。

●閑話休題。

イリヤ・レーピンは19世紀末から20世紀初頭、基本的には革命前のロシアで活躍した画家で、特に肖像画に定評がある(ただし最も有名なのは「ヴォルガの船曳き」か「手紙を書くザポロージェのコサック」かも)。

大金持ちも描いたが貧しい人々も描いて、しかも絵画で人々を啓蒙しようみたいな活動をしていた移動派の旗手だったので、ソ連時代にも人気があった。

その昔、中村曜子という政商じみた妙に怪しい美術商のおばさんがいて(ピアニストの中村紘子の母親)、まだペレストロイカ前のソ連に強いパイプを持っており、このへんの絵をしばしば日本に持ってきて展覧会を開いていた(クラムスコイの「忘れえぬ人」とか)。

銀座の泰明小学校の向かいのビルに、「東京国際美術館」という名前だけは国立美術館並みだが、実態はちょっと立派な画廊程度の美術館があって、そこが主な会場だった(そのうち中村曜子は絵画がらみの事件を起こして表舞台から姿を消し、美術館もなくなってしまった)。

●レーピンの絵はその頃だいぶ見た覚えがあり、今回も懐かしさ半分。そういえば、これは昔に一度見たような、というものもちらほらあった。

平日だからというだけでなく、開催場所が辺鄙なので、会場内はレーピンの絵の数よりも人の数のほうが圧倒的に少なく、滅多にないほどゆったり絵を見ることができた。

F1033126●美術館の隣は、「葉山しおさい公園」。もと葉山御用邸の別邸があったところで、大正天皇逝去・昭和天皇即位の場所。以前入ったことがあるが、公園内に博物館があって昭和天皇の研究成果などが展示してあり、「海のいきもの」好きにもなかなかいいところ、という印象がある。

……が、レーピン展を見終わって出てきた時にはもう午後遅く、今回はしおさい公園は断念(入園は午後4時半まで)。

写真は美術館近く、海岸通脇の丸ポスト(郵便差出箱 1号丸型)。鎌倉同様に、地域として積極的に丸ポストを残す努力をしているのかどうかは判らないが、とにかく、逗子との生き帰り、海岸通沿いにこれを含めて少なくとも2基確認した。鎌倉、葉山に比べると、逗子はこの手のものは残っておらず、ダメダメな感じ。実は現在の我が家に越した頃、町内(丁内)に丸ポストが一基あったのだが、そのうち撤去されてしまった。もったいない。

●ウクライナの模型メーカー、MiniArtが1:35で路面電車を発売する、というのは、ホビーショー以前にすでに発表になっているネタ。

さすがミニアート、なかなか面白いものを出すね、という感じではあるのだが、キット内容はミニアートらしくがっつり凝っているであろうことは予想されるにも関わらず、

「EUROPEAN TRAM」

という、あまりに漠然とし過ぎたキット名称が非常に気になっていた。

例えば日本の路面電車を例に取っても、各都市ごとでさえ形式は違うのに、「ヨーロッパの」という、そのいい加減さってナニソレ。もしかしたら戦前の路面電車のメーカーは現在よりもずっと少なく、ある程度主要都市の車輌形式に共通性があった、なんてことがあった可能性がないとは言い切れないけれど(知らんけど)、それにしたって、ヨーロッパ全域で使われているわけはなさそうだ。

販売戦略なんだろうけれど、このキット名はあざと過ぎるなあ、と思っていたのだが、同様に疑問を持った人は他にもいて、missing-lynxに質問が上がっていた。

結局、答もそのresで見つけたのだけれど、キットの車輌はMAN/SSW製(つまりドイツ製)、「Triebwagen 641」という車種で、1913年に登場。少なくともニュルンベルクの市電で、その後、第二次大戦後に至るまで、息長く使われたものらしい。ニュルンベルク以外で使われているのかどうかは不明。今後、そのへんが明らかになることを望みたい。ただ、第一次大戦時にすでに使われているとなると、戦時賠償の一環で周辺国に持って行っているかもしれず、そうなるとぐっと情景の使い道も広がりそう(希望的観測)。

●ちなみに同様のキットは小スケールではすでに出ていて、私もMW製、1:72のソ連製「X」シリーズ路面電車のキットを持っている。こちらはさすがソ連、連邦内の73都市で使われたそうだ。

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あいのねぎ

●長らく当「かばぶ」を更新していませんが、要するに、それだけ仕事が切羽詰ってるってことです。いやもう、締め切りぶっち切りのめった斬りな感じ。今週の半ばには復調予定。

●静岡へ静岡へと草木はなびかないかもしれないけれどモデラーはなびく土日だったわけだが(静岡ホビーショー&モデラーズクラブ合同展)、そんなこんなで結局今年も行かず。もう何年行っていないだろう。

●その代わりと言うわけではないが、このところ忙しくて遠ざかっていた実家に行く。土曜夕方に行って一泊。

叔父が私に合わせて来てくれて、2人で大いに黒糖焼酎を飲む。島唄を歌い、母と3人で大騒ぎ。

●日曜日、実家からの帰りに、いちまんねんぶりくらいに模型屋に行き(たまプラーザのB's HOBBY)、ひゃくまんねんぶりくらいに模型の新製品を一つ買う。

新製品を買ったのは本当に久しぶりなのだが(そもそも旧製品だってほとんど買っていないが)、それがアカデミーの限定版「プラハ蜂起のヘッツァー」というところがまた何とも。

●めがーぬさんからコメントを頂いたのだが、静岡ホビーショーに、HOBBY BOSSの新製品として47mm対戦車砲搭載ルノーR35自走砲が出ている由。その後、ウェブ上の写真でも確認。当然戦車型のR35も秒読み段階だと思うので、そろそろエレールのやつを塗らなきゃ……。

そういえばHOBBY BOSSは馬蹄形砲塔のT-26を少し前に「1935年型」として出したのだが、今度は「1933年型」として別の箱絵で出すらしい。「1935年型」のほうも別に後期型の仕様ではなく、「33年型」キットは何を違えて出すのかどうも謎。

●しばらく前になってしまうけれど、お向かいさんから「あいのねぎ(アイヌネギ)」なるものを貰う。調べてみて、要するに一般に「ギョウジャニンニク」と呼ばれているものだと判明。

せっかく頂いたものだし、無駄にしないで食べようくらいのつもりで、単にざくざく刻んでタッパーに詰め、市販のそばつゆ+醤油に漬けたら、それだけで病みつきになるくらい美味かった。最後に残った少々を、週末に実家に持って行ったが、母にも叔父にも好評で、たちまちなくなった。

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ガルパン、届く

●「ガルパンって知ってる?」

と、かみさんに聞かれた。

かみさんは長年、おたくの妻をやっているにも関わらず、その手の素養はまったくない人であり、「こんなところまでガルパンの名前が届いたのか……」という感じ。

何やら「大洗がアニメで町おこし」みたいなニュースをテレビでやっていたらしい。なおその後、「ふーん。やっぱり知ってるんだ……」と微妙な口調で言われたのはお約束。

●青木氏がmixiで(というか、twitterで?)

「戦車のリアエンジン・フロントドライブ形式の始祖は何?」

という話をしていて、少々調べてみた。

第一次大戦時に曲がりなりにも戦車を生産し得たのは英仏独だけだが、これらは全てリアドライブなので問題外。

カーデン=ロイド豆戦車の初代にあたる「Carden-Loyd One Man Tankette」がリアエンジン・フロントドライブ(RF)だが、何しろ車格が小さすぎ、その後2人乗りになると、エンジンが2人の乗員に挟まれた位置になる。

主量産型のMk.VIあたりの場合、車体自体が寸詰まりなので、車体だけで見るとリアエンジンと言えなくもないが、誘導輪を大きく後ろに振っているので、やはりミッドシップと見るほうが素直。

戦間期に戦車開発に手を染めた国では早い方になるアメリカの場合、初期はFTのライセンスか、最初からリアドライブのクリスティー。

結局、砲塔付きの戦車の場合では、青木氏自身が言及しているように、ヴィッカース6tが(少なくとも量産された戦車では)最も早そう。1928年。あとの砲塔付きRFは、どうやら軒並み30年代に入ってから。しかし最初のRF戦車としては、異様なほどデザインがすっきりまとまっているのが不思議だ。

●5月4日。相変わらず仕事が全然片付いていないが、家人が全員出払っていて、日中、ちび助の子守を任される。家にこもっていても早々に(ちびと私の2人とも)行き詰った状況に陥りそうだったので、比較的近所である「八景島シーパラダイス」に出掛ける。

が、GWは甘くなく、恐ろしい人出。園内をふらふら歩きまわり、ゲーセンでちびの指図に従って「なめこ」&「リラックマ」のストラップを狙ったり、昼飯を食ったり。夕方になる前に帰宅。

F1033123●5月5日。本日の無駄知識。

娘に家の周りに咲いている雑草の名を訊ねられ、「ヒメジョオン」と答えた後で、どうもヒメジョオンだったかヒメジオンだったかあやふやになり、調べ直したら、正しい和名はヒメジョオン(姫女菀)だと判ったが、そもそも問題の草(花)はヒメジョオンでなくハルジオン(春紫菀)だった。

実際この両者はよく似た植物なのだが、wikipediaによれば、「標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く」という“程度の差”的な違いのほかに、以下のような明確な違いがある。

  • ハルジオンの葉は付け根が幅広で、茎を巻くように付く(下左)。ヒメジョオンはそうならない。
  • ハルジオンは根元に、地面に貼り付くように放射状に広がるロゼット葉(座葉)を残す(下右)。ヒメジョオンは春になって背が高くなるとロゼット葉が枯れてなくなってしまい、根元がすっきりする。
  • ハルジオンは茎の内部が空洞で筒状。ヒメジョオンは中まで詰まっている。

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ハルジオン、ヒメジョオンは地域により、「貧乏草」と呼ばれるそうだ。さあ、皆さんも身近な貧乏草がハルジオンかヒメジョオンか確かめてみよう。

ちなみに名前が似ているハルシオンは植物でなく錠剤。

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