●「オレが本当の迷彩を教えてやるぜ!」 by名越の峠道の野良猫
●とりあえず周回遅れの仕事はなくなった――と思ったのもつかの間、それなりのボリュームの仕事が2つ重なってしまって、相変わらず難渋。たちまちまた仕事が遅れ始めた。
しかも以前の仕事の細かい修正依頼も次々に舞い込んできて、さらに遅延要因に。
いやいや本当に困ったもんだ。
●数日前、積み重ねてあった吉川英治の「宮本武蔵」が雪崩を起こし、テーブル下の模型ストックの山を巻き添えにした。
こんな時、はずみでフタが開いたり、あるいはもともとフタを開けたまま積んであったりすると(その時にいじっている対象のキットだと、ままある)大惨事になってしまうのだが、幸い、箱がコケただけで済んでくれた。
●特に週前半(といっても日付上では「先週前半」だが)、いやに夜間の米海軍機がうるさかった。どうも年末年始からしばしばうるさく、正月の2日の昼間だったかにも、えらい勢いで上空をすっ飛んでいくホーネット2機を見たのだが、昼間ならいいとしても、夜の9時頃まで何度も通過するのは勘弁して欲しい的。犬が怯えてちびりそうになるし。日本では
居候 三杯目には そっと出し
って言うんだぞ。
こう海軍機がガンガン飛ぶのは横須賀に空母が来ている証拠だが、確認してみると実際に11月末以来ジョージ・ワシントンが来ていた。

●30日水曜日。自宅仕事の合間、郵便を出しに近所のポストに行ったついでに少し外を散歩。
1月末だというのに、もうフキノトウが出始めていた。まだ本当に出たばかりという態だったので、もう少しだけ待って改めて収穫に行って、フキ味噌を作ろうと思う。
細い葉は野蒜(のびる)だが、これはもう少し暖かくなって新しい葉が茂り始めたら。

●散歩の途中のスナップをもうあと2つ。
右は名越の大切岸。かつては鎌倉を囲む山々のうち、特に三浦方面に向けての尾根を城砦化したものと考えられていたこともあるそうだが、現在では単に石切り場の跡とされている。
普段の散歩ではこの大切岸の上を歩くことが多いのだが、珍しく法性寺側に降りたので。写真に撮った部分は手付かずだが、尾根道からの降り口あたりは、現在、崩落防止のためか、一部工事中。
左はやはり名越の尾根にある洋館。近所では「サリーちゃんち」と呼ばれていたりする。人が住んでいるのかどうか、未だによく知らない。
●気持ち悪いニュース。
AKB48の女の子が、男性スキャンダルが発覚したとかで自ら坊主頭になって会見動画を配信した由。
ニュースに添えてあったスナップ写真だけ見たが、まるで解放直後のパリで、ドイツ軍将兵と付き合っていたとの理由で、「コラボ(対独協力者)」のレッテルを貼られ、バリカンで丸坊主にされて市中引き回しの晒し者にされた女性たちを彷彿とさせる姿。しかもそれを自分からやったというのがますます救われない感じ。
そもそも二十歳前後の女の子たちに「恋愛禁止」を言い渡し(次々にボロが出るからには単にばれないように気を付けろレベルなのかもしれないが)、しかも本人達もそれを是とする薄気味の悪さ。しかも欲望を絶って出家するってんならまだしも、恋の歌を歌う職業なんですぜ。
これはあれかね。欲求不満の童貞こそエロいエロマンガが描ける、とかいうのをどこかでちらりと読んだ気がするけれど、それと同じような作用を狙ってるんですかね。
●忙しいのだけれど、その合間に有川浩「空飛ぶ広報室」を読む。
なんというか、航空自衛隊の皆さんへのエールとしてはそこそこよく出来ているのかもしれないけれど、小説としては「出来過ぎ感」と、主人公達にぶつけられる反自衛隊感情のステロタイプさがひっかかってしまう。
TFマンリーコさんが「県庁おもてなし課」の二番煎じという印象、と評していたが、その通りで、どうもこの、主人公が「ひたすら真っ直ぐで、熱血で、いいやつ」過ぎるのは、ちょっと。逆に醒めてしまうのだ。
個人的には有川浩は、自分にとっての入口だった「図書館戦争」シリーズが今でも一番好きなのだが、あちらも、主人公が「ひたすら真っ直ぐで、熱血で、いいやつ」なのは同様なのだけれど、もう一つ加えて
バカ
であるという点で、いい意味で一気に救われている。
さらに言えば「図書館戦争」は、図書館内で日常的に銃撃戦が発生し得るという、少し考えれば
「いやいや、そんな図書館危なくて誰も利用しないよ……」
というあり得ない設定を堂々と前面に押したてているがゆえに、逆にその時点である程度のカリカチュアライズOKな下地があるのに対し、「空飛ぶ広報室」は航空自衛隊という実在の組織だけに、それだけきめ細かなリアリティがないとちょっとツライ。
ただし、巻末の主人公達を通して語られる東日本大震災の時の松島基地のドキュメンタリーは、他にはあまり出ていない、「自らが被災者でもある自衛隊」をきっちり取材して書いていて、なかなか読ませる。
ちなみに、有川浩のことだから絶対に最後はベタ甘な落ちまで行くと思ったら、意外なことにそこまで行かなかった(ネタバレ?)。
●2月2日、土曜日。
午前中、起きてすぐにトイレに行こうと思ってドアを開けてたまげた。トイレの床がほぼ完全に水没。しばし呆然と立ちすくんでしまった。
よくよく見ると、水槽の上の穴に掃除用のスポンジが被って塞いでおり、要するにタンクに水が入らずにそのまま外に溢れてしまったらしい。気付かずに流した奴ぁ誰だ!
雑巾で吸い取って洗面器に絞り、せっせと排水。この忙しいのに何をやらせる!
●ニュルンベルク・トイフェア情報。
「Prime Portal」に写真が出ているが、私の興味のあるものだけ、以下にピックアップ。
・アカデミー
ティーガーIIの後期生産型の見本を展示。フェンダーに外側リブ付き、履帯は鉄道輸送用、ただし砲塔側面の予備履帯フックは2列。有名な写真の仕様ですな。操縦席上パネルのフックなど、ディテールはタミヤよりは一日の長があるけれども、さて、ドラゴンと比べたらどうなのかしらん。
・AFVクラブ
Sd.Kfz.263とか、ドチェスターとか、初期の別形式のシュビムワーゲンとか、一応前々からアナウンスのあるものを展示していた様子。
・エアフィックス
72のグラディエーターは大昔のキットの再販なのかなあ……。それにしちゃ、コクピットドアが別部品とか、なんだか新しげな部分があるような気がするのだけれど(古いキット自体、内容を知らないのでなんとも)。ちょっと気に掛かる。今まであまり注意を払って来なかった、48の現用陸上車両のキットはかなり精密そうでちょっと驚き。
・ドラゴン
「Prime Portal」に出ている範囲では、あまり目新しい情報なし。
・エデュアルド
えーっと済みません、このスピットは5型ですか8型ですか(あるいはそれ以外?)。んでもって、これスケールいくつですか。
・エマー
最近気にしたことがないメーカーだったけれど、1:24、ベッドフォード「O」シリーズは意外に出来がよさそうでちょっと萌え。
・ハセガワ
相変わらず何というか、あまり面白みを感じさせない。あ、先だって「1:16の古典機」とだけ情報が出ていたのは、結局、ソッピース・キャメルだった模様。1:8で出していたのとは別の機体にすればいいのに。……と思ったけれど、設計データ流用でコスト節約をしたかったのかも。
・ホビーボス
T-26シリーズは早々と自走砲のAT-1などというマイナーバリエーションが登場。なんでいきなりそっち方面に行くかなあ……。と思ったら、“表街道”の37年型(円錐形砲塔型)も出るようだ。トルディも早々とIIIが登場。II号J型が絵のみで予告。
・イタレリ
トイフェアでの展示はなかったようだけれど、PMMSで見た、FT-17発売予告が衝撃。……しかし最近のイタレリ製AFVはどうも大味なので、痛し痒しな感じ。
・タミヤ
イスラエル型T-55は趣味範囲外だし、BT-7の37年型はもう出てるそうだし。というわけで特記することなし。
・トランペッター
相変わらず元気。なんと突然、SU-100を出すらしい。まだモノクロの絵だけの発表。
なお、PMMS情報だが、ブロンコが突然、I号F型を発売予告。
●地震多いなあ。
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