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せんだぎゃー

●千駄ヶ谷は、なんだかちょっと名古屋の植民地っぽい感じがする。

もっとも、思いついたまま書いただけの話で、本日(11日火曜日)、千駄ヶ谷にはほとんど近付いてさえいない。

F1032770●午前中、仕事で本郷の東大に行く。

シンボルマークに使われているだけあり、校舎の間はどこも銀杏並木だが、ちょうど綺麗に色付いている。

朝行ったときには(といってもせいぜい10時頃だが)道は黄色い雪が積もっているかの如くで、子供が雪遊びのように、吹き溜まりに埋まって遊んでいたりした。昼頃にやっと、ようやくメインとなる通りが掃き終わっていた。あれを毎日やるのだとすると、かなり大変そうだ。

お会いした教授に、宮城県岩沼市玉浦産、復興支援の特別栽培米「がんばッと米」を頂いた。

F1032764●東大ブランド商品。いろいろやってるなあ。(→)

ほか、ミドリムシクッキーとか。

●東大での仕事は昼までだったのだが、キャンパス内の東京大学総合研究博物館で「東大古生物学 130年の軌跡」というのをやっているとポスターが貼ってあったので、嬉々として見に行く。

中学・高校(一貫校)時は、地学部というオタクな感じの部の地質班というのにいて、ほとんど6年間、日本のあちこちに化石を掘りに行っていたような具合なので、小規模ながらシブい良い標本が並んでいる展示にじんわり感動する。

特に高校の一時期、休みのたびに千葉の木下(きおろし)というところに通って、成田層群の洪積世(更新世。今は洪積世の名はもう使われないらしい)の貝化石を採ってレポートを書いたのだが、その木下の化石も、また同じく千葉の瀬又というところでよく採ったトウキョウホタテ Pecten tokyoensis の化石の展示もあって、ひどく懐かしかった。瀬又も成田層群なのだが、トウキョウホタテはじめ、木下に比べると寒流系の貝が多く、時代も若干古かったんだっけな……。確か古東京湾が東に湾口を開いていた時期のものだったはず。

夏休みにOBの大学生と一緒にテントを背負って採りに行った、留萌近郊の小平蘂川のアンモナイト化石もあった。実家にはその時採ったアンモナイトがいくつか転がっていたはずなのだが、あれはいったいどこに行ったんだろう。

三葉虫と腕足類(スピリファー)の形態についての流体シミュレーションも興味深かった。

同展示は1月11日まで。無料。

●赤門近くの「けいすけ」でラーメンを食う。「けいすけ」は主に都心に何店舗かあるのだが、店ごとに「肉そば」とか「塩」とか「つけ麺」とか、それぞれ別のラーメンを出す。本郷は四国の中屋味噌という赤味噌ベースのもの。なかなか美味かった。

名古屋に住んだことは一度もないけれど、冬は味噌煮込みうどんが無性に食いたくなり、「苦しい、血中赤味噌濃度が落ちてきた」と思うほどだが、これで少し代替補給できたかも。

●アニメ、ガルパン(ガールズ&パンツァー)のOP主題歌の、「I just ナントカカントカ…」の後の日本語の歌い出しは、何度聞いても「空に~災い」と聞こえるのだが、そんな歌詞があり得るのか? 今さらノストラダムス?

さて、これの第8話、第9話は主人公達の対戦相手がソ連戦車で、青木氏が出てくるT-34他の仕様解説を試みている。この中でKV-2については「よーわからん」と適当に済まされていたので、若干の補足をしてみた。以下は加えて、9話まで見た上での再補足。

青木氏のメモに体裁を合わせ,
 ◎:実車でも見られる仕様
 ●:実車では通常見られないガルパン仕様
とする.

[ガルパンに登場のKV-2の特徴]

◎駐退器カバー側面に,防盾ボルトに対応した溝もある量産型砲塔標準型.
●タミヤのキットに似て,砲塔エッジ各所に面取りがある模様.
◎戦闘室前面の前照灯が欠損.取付架のみがある.
●ホーンらしきもの(あるいはホーンらしきものの本体部分)は付いているが,実車とは形状が異なる.
●フェンダー最前部のステイが実車のように前傾でなく,タミヤのキットと同じく地面に垂直.
●ほか車体側部のフェンダーステイは、全て穴無しの模様。
●右舷フェンダー上に円筒形増加燃料タンクが1個.
◎右舷フェンダー上に1つ(後から2コマ目),左舷フェンダー上に2つ(最後尾コマと後から2コマ目)にトランク型雑具箱.初期仕様の搭載位置で,雑具箱自体も側面に被るベロがない初期型の模様.
◎車体前部シャックルと車体側部ロープ掛け間に,標準タイプのワイヤーロープ,左右各1本.
●車体下部前面に,KV-1の1940年型後期以降と同様の増加装甲がある.
●上部転輪は全鋼製のKV-1後期型仕様である可能性が高い.
●転輪は緩衝ゴム内蔵タイプであるらしいことは判るが,どのタイプと言えないくらいの適当な描き方.ゴム押さえ板はリブ間12カ所全てに孔がある(実車標準タイプは1つ置きの6カ所)が,そういう仕様とするよりも回転していることの表現だと考えたほうが健康的かも.
●断言できないが,履帯は戦後型ISに多いワッフルパターンを履いているようだ.

[備考]
トランペッターからは2種のKV-2が出ているが,「Russia KV-2 Tank」のキット名称で売られているのが量産型(箱横のキット名称は片面のみRusssiaと綴りを間違えている).
実車に近いかどうかとは別として,上記のように“ガルパン仕様”はむしろタミヤのキットに近い部分もある.

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かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事

コメント

あとで転載しときます.
こちらは第9話は未見なのと,ネット配信の低解像度でしか見ることができないのですが,
・ISの履帯は戦後型ワッフル?
・T-34のディッシュ転輪のゴム縁に孔は?

投稿: 青木伸也 | 2012年12月12日 (水) 23時48分

かばちゃんが中学高校一貫校でなおかつ地学部って言うのを、今、はっきり認識した。

ウチ、中学高校一貫校でなおかつ生物部だったのだ。

なのに、クマバチとマルハナバチを取り違えていた恥かしさを、今から地学の勉強をして(そりゃ無駄ってもんやけどw)、いつかいつか、かばちゃんの地学的なウッカリ間違いを指摘して、同じ思いを味わっていただきたいって野望が芽生えたんだぜっ!

投稿: つんきち | 2012年12月13日 (木) 00時36分

化石も萌えますねぇ。自分で掘ったことは無いですが、確か大阪の自然史博あたりで買ったちっこいアンモナイトと、フランクフルトの自然史博で買ったモササウルスの歯なら手元にあります。でも割と近場に住んでる割に福井へは行ったことないんですよね。

ガルパンもなんだか日に日に早いとこ見たくなってきましたよ。当初そこまで入れ込むつもりは無かったんですけどねぇwう~ん、早く円盤出ないかなぁ。

投稿: hide | 2012年12月13日 (木) 00時58分

ちなみに私も一貫校の生物部員でした( ^ω^ )

投稿: hide | 2012年12月13日 (木) 01時01分

>青木君

上には書き忘れましたが、戦車だけじゃなくて、今回はアエロサン「RF-8」と……そして何と、あの伝説のフィールドキッチン「PK-43」が出てますよ!

これはアレですかね。「生徒達が使用する戦車に合わせ、大戦中のフィールドキッチンのレプリカを苦労して作り上げたものの、不幸にして資料として使用したのがマケットのキットだった」という設定なんですかね。

T-34-85のディッシュ転輪には、私が確認できた範囲ではゴムの刻み目・孔無し。ホイルディスク自体はドーナツ座金のある初期型なんですがねえ。すでに青木君も書いていますが、ハブキャップ中央突起付きです。(9話、教会を出て最初の突破戦初めのシーンに足回りクローズアップあり)

それから今回は、85の砲塔後面に手すりが確認できるシーンがありますよ。また、76も車体後面に発煙筒用のコードカバーを付けてます。どうやら全車、ミッション部上のメッシュ枠は溶接でなくリベット止めになっているようです。

ISの履帯は、KV同様、泥や汚れや動きで見づらいのですが、どうもワッフルのように見えます。中央にうっすら、縦横に線が見えるシーンがあるので。

なお、先のPK-43登場と肩を並べるくらいミステリーなシーンが一つあるのですが、38(t)が1輌で敵戦車群に殴りこみを掛け乱戦になるシーンで、一瞬ですが、奇怪なT-34-76が映ります。なんと主砲が駐退器カバーの中心やや下(前面の、ちょうど角度が変わっているあたり)から生えていて、本来主砲があるべき位置にはぽっかり穴が開いたままになっているのです。……なんだこりゃ。

投稿: かば◎ | 2012年12月13日 (木) 03時25分

私も一貫校です。
そして大学時代が生物研究会(投網をやった経験も)。

・・・生物部って意外にメジャー?

投稿: めがーぬ | 2012年12月13日 (木) 12時48分

>つんきちさん、hideさん、めがーぬさん

なんでこんなに生物部が大人気かなー(笑)。

なお、私の在籍した「地学部」には(上でも少し触れましたが)、「天文班」と「地質班」があり、他に「気象班」が出来たり消えたりしていました。

地質班といっても、私は上記のように化石掘りばかりやっていて、まあ、中高のクラブ活動でやることなので「学問」までそうそう掘り下げてはいませんが、強いて言えば「地質学」より「古生物学」でした。

もちろん中生代のアンモナイトとか古生代の三葉虫とかは、当時の私にとって「スター級」の存在でしたから頑張って遠くまで採集に行ったりしましたが、一番多く通ったのは上記の成田層群の化石産地でした。たかだか20万年くらい前のものなので、出る化石(それも、砂地にそのまんま貝殻が大量に埋まっているだけ)もほとんど現生貝類と変わりなく、今でもバカガイの属名はMactra、キサゴはUmbonium、などはすぐ出てきます。

もっともバカガイは「マクトラ・スルカタリア」、キサゴは「ウンボニウム・ジャポニカ」と覚えていたのに、今検索してみたら、両方とも種名(種小名)のほうは違ってました。古い文献だとMactra sulcatariaで記載されていることもあるようなので、割と最近に変わったのかも。

投稿: かば◎ | 2012年12月13日 (木) 17時05分

これはきっと、かばさんとこのブログにお集まりの皆様の中では生物部がとってもメジャーって局地的現象に違ぃねぃw

ってことはだ。
どうやら、かばさん自身が生物学的興味の対象なのだw
でないと、このような局地的現象はおこりません(キッパリ)

投稿: つんきち | 2012年12月13日 (木) 18時57分

>つん姐さん

いやあ、このブログ、散歩ネタでも昆虫とか植物とかのことばかり取り上げているので、自然、「生物な方々」が辛抱強い有難い読者として生き残っているのかもしれません。

まあ、とにかく有難いこってす。

投稿: かば◎ | 2012年12月14日 (金) 02時38分

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