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ケンチキ

●先日来、あまり腹の調子がよくなく、なんとなく鈍痛や違和感がある。もっとも腹が痛くてうずくまってしまうというようなものではなく、それこそ「なんとなく」レベル。

それでいて腹はしっかり減るので、毎日がふがふ食う。……いいのか、そんなんで。

日~月の晩など、あまり腹が減ったので、最近では珍しく夜食まで食ってしまった(赤いきつね)。

●仕事がさっぱり進まない。おかげで夜更かしをするので、ますます効率が落ちる。

●15日月曜日。神保町まで出掛けていく時間さえもったいないような状況で、自宅仕事。しかしそういえば、月曜の昼には事務所で「きしめんパーティー」をすると先週言われていたのをすっかり忘れていた。昼頃、P女史より「今どこですか。きしめん食べないんですか」と電話。

ああ。食べそびれた。……しかし変な仕事場だな。

●16日火曜日夜。K女史は早々と引き上げてしまったので、P女史と夕食。どこで何を食うかまるで考えも意見もまとまらず、とりあえず白山通りあたりを目指そうとぶらぶら歩く。

その途中、「たまにケンタッキーフライドチキンって食いたくなるよね」とふいに思いついて言ったとたん、2人とも「ケンタッキーフライドチキン食いたい熱」の発作を起こす。

そこがまた都合悪いことに、神保町界隈には店舗がないのだが、P女史に携帯からwebで調べてもらい、後楽園と御茶ノ水にあることがわかる。坂を上るのは面倒な気がしたので、後楽園を目指す。結局、店はドームシティの中でも水道橋寄りではなく春日寄りの反対側にあり、ずいぶん遠くまで歩く羽目になってしまったが、久々のケンタッキーにありつき、2人ともとりあえず満足する。帰りは水道橋から神保町まで、一駅分地下鉄に乗る。おバカだ。

実際のところ、一口食えばたちまち発作は治まり、2ピースも食えば「もう当分は食わなくていいや」と思うくらい油ギトギトさに少々辟易するのだが、どうしてああ、希に無性に食いたくなるのかね、あれは。

何はともあれ、仕事から何からひっくるめ、一日の行動のうちで、「ケンタッキーを食いに行ったこと」が最も達成感を覚えた事項であったということに、P女史との間で合意をみる。

●17日水曜日。自宅で仕事をするつもりだったが、必要なファイルがいくつか、事務所のPCの中にしかないことに気付き、朝数時間だけ寝てから事務所に出掛ける。

最近は、このファイルはあっちだった、あれはこっちだった、というドタバタを避けるため、むしろ持ち歩いているUSBメモリをメインにし、コピーを両PCに置くようにしているのだが、それ以前にDLしたファイルだったので失敗した。

午後遅めに立ち食い蕎麦屋で昼食。数日前、動画サイトで落語「時そば」を聞き、無性に安っぽい蕎麦を食いたいと思っていたため。……いやしかし、我ながら腹の病気を抱えているとは思えない食い意地。

眠気に負けて、ふと気付くと事務所の椅子でうつらうつらというような状態だったので、早めに仕事を切り上げる。数ヶ月ぶりに秋葉原に寄り、bookoffとvolksとYSを覗いて帰る。何も買わず。

知らない間に、HOBBYBOSSのトルディは、IIaもすでに発売になっていた。箱に書いてある名前では「Tordi II」となっていたが、(実はこれまでの分類と名称が間違えていた、というのでなければ)IIは基本的にIと同じで、IおよびIIの主砲を40mmに換装したものはIIaとなる。以前に触れたように、トルディIIaは80輌作られたはずだが、残された写真は妙に少ない気がする。

●最近恒例の近所の虫たちレポートなど。

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先日はうまく撮れなかったツチイナゴの成虫。幼虫の時はあんなに鮮やかな緑色だったのが、すっかり枯草色になってしまった。ただし眼の下のストライプだけは健在。

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お馴染みのツチイナゴの幼虫だと思ったのだが、どうも顔付きが違う。しかも黒模様が眼の下でなく後ろにある。フキバッタの類ではないかと思うが調査不足。

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キタテハの幼虫。私も人並みに(?)、イモムシ・ケムシの類はあまり好きではないし、好んで触りたいとも思わないが、何の幼虫なのか判ると、若干愛着が湧いてくることもある。

キタテハの幼虫はカナムグラの葉っぱを糸で丸め、その陰にひっそり隠れて生活している奥ゆかしいヤツだが、ご覧のように海洋生物じみた枝分かれしたトゲトゲに覆われている。このトゲトゲはタテハの幼虫によく見られるものである由。見た目はすごいが毒もないし刺したりもしない。実はそんな話を読んで、俄然見たくなって、折り畳まれたカナムグラの葉を捜してみたもの。隣のウニみたいなものはおそらく脱皮した皮。

ちょっとピンボケにしか撮れなかったし、恥ずかしがって(?)丸まったままだったので、そのうちまた再挑戦(再捜索)してみたい。

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我が家からバス通りまで山を降りきったあたり、路地脇の御宅の庭の桜。どうも毎年のことのようだが、この季節にもだらしなくぽつぽつ花が咲く。

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コメント

今住んでいる地域では、チャドクガの幼虫をよく見かけます。
そのたびにちょっとした脅威を感ぜずにはいられません・・・。

http://shop.strato.de/epages/61299018.sf/de_DE/?ObjectPath=/Shops/61299018/Categories/STEELWORK-KITS
内戦時の車両類のキットだとか。

投稿: きっかわ | 2012年10月18日 (木) 22時58分

>きっかわさん

チャドクガは確かに脅威です。
日本のイモムシ・ケムシの類では、おそらく最大級に脅威なのではと思います。あれがびっしり葉にたかっているところを見ると寒気を覚えずにはいられませんが、そんな気分の問題を、実際の毒被害の怖さが上回るというのが、アレのすごいところです。……っていうか、看過しないで退治してください。

スペイン内乱の装甲車はいいですね。このへんの装甲車は以前、タンコマステル誌で取り上げられた時の号を持っていて、その時の表紙が、このキット群でも取り上げられている丸っこい装甲車でした(手塚治虫のわんわんパトカーみたいなヤツ)。

投稿: かば◎ | 2012年10月19日 (金) 15時39分

会社そばの芙蓉のイナゴちゃんは昨日の冷たい雨にも耐えてひなたぼっこしていましたが、いつも花粉だらけなのは何故?
時そば、たまに職場で飲み会の集金の時とかに応用しようとするのですが、無様に失敗します。

投稿: みやまえ | 2012年10月19日 (金) 23時21分

あれ?それは・・・ツマグロヒョウモンの幼虫じゃないんですか!?
毒性の幼虫ならみんなかわいいものです♪

投稿: ゴウタロウ | 2012年10月20日 (土) 16時36分

>みやまえさん

写真に撮ったツチイナゴほかも、いつもひなたぼっこ状態です。まあ、だからこそ写真に撮れるわけですが。カメラをゆっくり近寄せると、意外に逃げないもんだなあ、と思いました。

>ゴウタロウさん

タテハチョウの幼虫は、形態的には枝角をびっしり生やした、ほぼ同形状のものが多く(そうでないのもいるようですが)、色合いも初齢から終齢までの間に変わったりするので紛らわしいのですが、ここに上げた写真は、食草のカナムグラで探したものなので、まず間違いなくキタテハだと思います。

一方ツマグロヒョウモンはスミレ類につくそうです。

キタテハの幼虫の例はこちら。私の撮った写真はまだ終齢の手前なのか、トゲの「枝ぶり」がいまいちですが、こちらは綺麗です。

http://www.g-hopper.ne.jp/free/fukuda/zukan-a/tatehacho/za_kitateha-21.htm

ツマグロの終齢幼虫はこちら。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Argyreus_hyperbius5.jpg

投稿: かば◎ | 2012年10月20日 (土) 18時59分

退治できるものなら退治しようと思います。
怖気づくのが一番いけないんだろうな。

フェアリー企画あたりからも出してませんか?>スペイン関連

投稿: きっかわ | 2012年10月21日 (日) 00時41分

>きっかわさん

チャドクガの幼虫は、終齢に近付くと木のあちこちに散ってしまうので、まだうじゃうじゃと葉っぱの裏に固まっているうちに、枝ごとビニール袋をかぶせて処分するのがいい、と、役所の害虫退治指南のページなどには書いてあります。

自分の家の庭木とか、家のすぐ外の木立とかに沸いた場合には実害が想定されるので、頑張って対処したほうがいいですね。

スペインの装甲車、フェアリーからもいくつか出ていたように記憶していますが、今は当然絶版でしょうし、まあ、わざわざ探すほどのものでもないように思います。

投稿: かば◎ | 2012年10月24日 (水) 19時37分

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