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泣塔

●20日に父の三回忌、といっても坊主を呼ぶわけでもなく、小ぢんまりと、家族と実家の近所に住む叔母夫婦とで墓参りをし、外で昼食をして帰る。

私は前日の晩から実家に行って一泊したが、先月行った際と同じく、どうにも寝苦しくて朝まで輾転とする。

●ところで、墓参りの後の外食はこれまでにも何度か行っている和食系のファミレスだったのだが、これまで経験したことがないような事態に遭遇した。

昼前に入ったのだが、(いくら食後のデザートだからとはいえ)最後の料理が出てきたのは2時間後。

ものすごく混んでいたから、というわけではなく、実際には店内のテーブルはせいぜい1/3くらいしか埋まっていない。我々はすぐに座れたのだが、その後に来たお客さんはなかなか案内されずに入口に溜まっていて、電話を掛けにちょっと外に出ようとした時に小耳に挟んだが、「30分待った」そうだ。

食べ終わった後の食器も下げに来ないので、仕方ないので、隣の空いたテーブルに移させて貰った(実はそちらも、前のお客さんが帰った後、その食器が置きっ放しだったので、お盆が溢れそうな状態に)。連れが厨房のほうをチラリと覗いたら、下げた食器類が洗われずに山になっていて、なるほど、だからこれ以上は下げられないのかと納得したそうな。要するに圧倒的に人手が足りていないらしい。……ちょうと昼食時で、しかも店内ガラガラなのに????

「指揮する立場の店長が急に倒れ、突然の事態に厨房とフロアの核になるスタッフが店長に付き添って病院に行ってしまって帰ってこない」というシナリオを想像してみたが、そんなことがあるかなあ。

●22日土曜日、秋分の日。ふと思い立って、午後、大船の「泣塔」を見に行く。

といっても大船駅からはちょっと離れていて、湘南モノレールの「湘南深沢」が最寄駅。湘南モノレールはご近所のローカル線だが、同じような位置付けの江ノ電には頻繁に乗るのに対して、こちらは以前いつ乗ったか思い出せないほど、普段縁がない。

F1032422当ブログを手掛かりに「泣塔」を見に行こうと思う人はあまりいないと思うけれど一応書いておくと、「湘南深沢」駅を降りて少し大船方面に戻り、最初の交差点「富士塚小学校入口」の左脇に開いている運動公園入口から中に入り、グラウンドの脇をまっすぐ歩いて、右手に取り残された小山の中腹にある。

右の写真は、「富士塚小学校入口」方面から公園奥に向かって撮ったもので、右手の木立が目標。

●泣塔は、宝篋印塔(ほうきょういんとう)と呼ばれる形式の、墓碑とか供養塔とかとして建てられる仏教系の石塔で、鎌倉周辺には、このタイプの塔が散在している。

F1032425泣塔それ自体は南北朝時代のものだそうで、由来ははっきりしていないものの、夜な夜なむせび泣くとか(泣塔の名の由来)、いささか物騒な逸話つき。もともとJRの工場跡地で、その前は海軍の工場だったそうだが、塔のある小山が崩されず残ったのはこの塔の祟りがあったため、という、羽田空港の鳥居と同じような話もある由。

小山全体が金網フェンスで囲われているために塔そのものには近寄れず、フェンスの外から遠目に見上げるだけなのはちと残念。写真もピンボケ気味(というのは私の場合、近寄れてもよくあることだが)。もっとよく見るには、茂みの葉が落ちる冬のほうがよかったかもしれない。

F1032391●ちなみに、宝篋印塔というもの自体のよりよい例をもっと間近で見たい場合は、若宮大路の一の鳥居脇にある、伝・畠山重保墓碑がオススメ。大きさも形式も保存状態も、鎌倉の宝篋印塔のトップクラスであるにも関わらず、道端に無造作に立っている。

また、光明寺裏手の延岡藩内藤家墓所に行けば、それこそテンコ盛りで宝篋印塔を見ることができる。昨年4月に紹介済み。

●泣塔からの帰りは大船まで歩く。

その途中で、こんな車を見掛けた。ボロボロに錆びているが、帰宅後に調べたところ、どうやら1950年代のベンツの最高級車、メルセデス・ベンツ300C(W186)という車種であるらしい。戦時中の車ならもっと舐めるように撮ってくるのだが、そこまで熱心なカーエンスーというわけでもないので、数枚だけ。

F1032421 F1032419 F1032417

宮内庁とか、政府高官とかが使う車種だったらしい。これの元のユーザーはどんな人だったのだろう。

F1032440F1032445●24日、月曜日。警戒心が強くなかなか近寄らせてくれないアカボシゴマダラだが、陽気が涼しくなってボケているのか、そういう個体なのか、珍しく比較的近くから撮らせてくれた。外来種の拡散を防ぐには、たった一匹とはいえ、捕獲して標本にでもしてしまったほうがいいのかもしれないが、いざとなると手を出しづらい(子供の頃はずいぶん虫を捕ったが)。

もひとつオマケに、近所の家の塀をのんびり散歩していたかたつむり。ミスジマイマイ、だと思うが、しっかりした根拠があってそう言っているわけではなく、このあたりで最も一般的なのがミスジマイマイであるらしいからという、いい加減な話。しかし実際のところ、カタツムリの種の同定というのは結構ややこしいらしい。何はともあれ、雨の後でもなく、降りそうでもないのに活動中なのはちょっと珍しい。

F1032456●25日、火曜日。K女史から濃く出る烏龍茶のティーバッグを貰ったので、改めて自宅で茶葉蛋作りに挑戦中。

煮てすぐではなく、数日置いてよく沁み込ませてから食べるのがいいというので、成功か失敗かはまだわからない。

●いや本当に模型のもの字もないな。

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かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事

コメント

なんだか殻がえらく平べったいカタツムリですなぁ。そういうものなの?

投稿: はほ/~ | 2012年9月26日 (水) 21時57分

>はほちん

えっ、そうかな……標準的な殻高だと思ったんだけれど。
模様の写り方で平べったく見えるだけなんじゃないかな。

投稿: かば◎ | 2012年9月27日 (木) 00時17分

う~ん、この種類がわりと扁平な殻なんじゃないのかなぁ?
と思ったんだけど、そういえばもう何年もまともにデンデンムシを観察してないよ……。

投稿: はほ/~ | 2012年9月29日 (土) 19時10分

はほちんの周囲にはアフリカマイマイしかいないとか……。

投稿: かば◎ | 2012年9月29日 (土) 20時48分

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