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2012年8月

ウィキペ難民

F1032354●オレが本当の残暑を教えてやるぜ!

とでも言われているかのように毎日ねっとりと暑い。

●現在の神保町の事務所における仕事は、つまるところ調べ物に次ぐ調べ物である。その場合、出典としては使えないものの、やはり調べ物の入り口としてwikipediaは重宝する。

……のはいいとして、大きな問題は、単に手掛かりとしてそのページを開いたはずが、それだけでは済まず、つい読みふけってしまったり、さらにはリンクからリンクへとどんどん深みにはまって、はっと気付くと現代日本から時代も距離も遠い某王朝とか、面妖な生物とか、怪しげな化学物質とか、使ったこともない専門用語とかのページを読んでいたりすることである。あれ。オレ何を調べてたんだっけ。

このような状態を、個人的に「ウィキペ難民」と呼んでいる(たぶんありがちな状態だと思うので、もっと流通している適切な呼び名があるかもしれない)。

しかも疲れ気味の時ほどぼーっとしているので難民になる確率も高く、ますます時間を浪費し疲れを増す羽目になる。

今日も今日とて、いつのまにか 久米三十六姓 とか アブジャド とかを読んでいた。何を調べてるんだか。

●24日金曜日、また夕方からC社長の道楽であるバイオリンの楽団の例会があって事務所を追い出されることになっていたため、滞っている仕事を少しでも進めるために木曜の晩から事務所で夜明かし。

そのまま金曜日は早々と昼頃には引き上げて、横浜・馬車道の県立歴史博物館に特別展「ペリーの顔・貌・カオ」を見に寄って帰ろうと思っていたのだが、中途半端になっていた資料収集と整理に手間取り、結局、事務所を出たのは午後遅くになってしまい、博物館は諦める。

●とはいえせっかく持っていた「ペリーの顔・貌・カオ」展のタダ券は惜しいので、翌土曜日に改めて出掛ける。展示の内容は、幕末の黒船のペリー提督が、当初日本人によってどう描かれ、それがどう変容していったか、というもの。

事務所でK女史と、会場にずーっとボソボソと「ペリーの開国要求」が流されていたら素敵だと話していたのだが、もちろんそんなことはなかった。

●馬車道まで出掛けたら当然ながら中華街に寄り道をする。例によって豚まんを買い食い。さらに格別美味いというわけでもないのに何となくはまってしまった「茶葉蛋」のアツアツを食べる。ついでにえびせんとザーサイと中華香辛料味のひまわりの種を買う。……このあいだとほとんど一緒ぢゃん!

F1032351●病気に関し、香辛料ほか刺激物はなるべく控えるようにという医者からのお達しだが、金曜の夕飯はスパゲティのアラビアータ、土曜の夕飯は麻婆豆腐、日曜の夕飯はカレー。すみません、私、いじめられてますか?

もっと先週木曜日は自発的にタイ料理屋でトムヤムチャーシュー麺を食べているし、それに比べると自宅の3種はとりたてて辛くはなかった。

ところで、先週火曜日に、特定疾患申請のために行きつけの病院で血液検査の採血をしているのだが、その採血痕がなんだか妙な具合に変色してしまった。

F1032347●ちび助の新技。「ねばんげりょん」(本人談)のテーマ曲。

ざいーもくーのてんしのてえーぜー♪」

日曜日、いきなり歌いだした。「材木の天使」というフレーズが何だか新しいが、これはおそらく、近所の材木座海岸の音になじみがあって引きずられているのだと思う。……「ざ」しか合ってねえ。いや、「く」も合ってるのか。

ちなみにオタクな歌なら当然、出所はお前だろうと言われそうだが違う。

なお、これに次ぐ新技には、保育園で覚えてきたという、

すっきやのっ、ぎゅうどんっ

というのがある。

●27日月曜日。夜遅く帰宅しシャワーを浴びようと思ったら、洗面所の天井からでかいゴキブリが2匹、交尾状態で降ってきた。ぎえええええええええ。

たいていのムシは平気だが(もちろん刺したり咬んだりするものにはそれなりの注意を払うが、それらへの嫌悪感は比較的薄いほうだと思う)、ゴキブリだけはどうも苦手だ。

洗濯機のホースの丸まった陰にいて叩くことも出来ず(そうでなくてもゴキブリを叩き潰すのはこちらの精神的ダメージも大きいので嫌だ)、キッチンからゴキブリホイホイを持ってきて至近に置き、反対側から追い込むことにした。なんとか捕獲に成功。よかった……。

●先日、かみさんが自分で読むつもりで図書館から若桑みどり「フィレンツェ」(講談社学術文庫)を借りてきたのだが、最初の数ページだけで内容がややこしすぎて読めないと音を上げて投げ出したので、私が読むことにした。若桑みどりは、たぶん「薔薇のイコノロジー」以来。ちなみに「薔薇のイコノロジー」を読んだのは大昔過ぎて、どんな内容だったのか1ミリも覚えていない。

「フィレンツェ」のほうは、中身は美術史をベースに語るフィレンツェ史で、その点では面白いのだが、内容が高度であるとか複雑であるとかよりも、とにかく文章が「面倒くさい」。同じ事柄や人物を言うのにページによって呼び名が(説明もなしに)変わったり、ある事柄や人物を、何ページも別の話をしたあとで「この○○の……」と受けたり――こんなことを私なんぞが言うのもおこがましいのだが、はっきり言って文章が下手なのだと思う。

F1032338そのくせ500ページ近くもあるものだから、なかなか終わらない。で、その半ばで引っ掛かっているところに、K女史から「これはかば◎さん向きだと思う」と小田実「海冥」(講談社文芸文庫)が回ってきた。

「フィレンツェ」を一休みしてそちらをささっと読み終わったら、今度は、以前に図書館に頼んでいたキャサリン・メリデール「イワンの戦争 赤軍兵士の記録1939-45」(白水社)が届いた。これまた分厚い単行本。しかもかみさんが言うには、さらに2冊、以前に頼んでおいた本が届いたと、図書館から連絡が来ているという。

仕事も滞っているというのに、この堤防決壊状態はいったいなんなんだ……。

ちなみに「フィレンツェ」は3/4ほど読んだところで返却期限が来てしまったが、今日(27日月曜日)の電車の行き帰りで残りをナナメ読みしてなんとか読了。逗子駅の図書館返却ポストに放り込んだ。

●模型の「も」の字もない!

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●20日月曜日、神保町の事務所の長老I氏が事務所を辞め、多少はまだ仕事もこなすものの、悠々自適に近い身分になるというので、その送別会、という言い方は嫌だそうなので「壮行会」。神保町の徳萬殿にて。

ちなみに徳萬殿は知る人ぞ知る、普段から「とにかく食いやがれコノヤロウ」的なお馬鹿な量を誇る中華料理屋。「徳萬殿」で検索すると、ブログでの紹介だのなんだのがズラリとヒットするので、お暇な方はぜひ(ちなみにその料理自体は本格中華というよりは、昔ながらの街の中華屋さんである)。

というわけで、会自体は終始和気藹々としたものだったが、食い物に関してはいつにも増して凶悪で、始まって1時間ほどで「もう食えん」と言い出す人が頻出。

「いやいや。徳萬殿の恐ろしさはむしろこれからで、トドメに炒飯が来そうな気がする」

「うわ、ちょっとそれは勘弁して欲しい」

なんて言っていたら、炒飯と焼きそばがダブルで来た。なお、そこに至る前に、一部でこの店の名物とされているウズラの卵(皿にびっしり20~30個、茹でたうえに炒めて味付にしたウズラ卵が敷き詰めてある料理)も来た。

だいたい普段からこの店の量のお馬鹿さ加減はよく知っているのだから、幹事がもうちょっと気を付けるべきだと思うのだが、その幹事役のC社長自身、「料理はテーブルにたんまりと、足りなくなることが決してないよう、むしろ余るほど」が常の方針なので始末に負えない。

●21日火曜日。医者に行く。医者に刺激物は止められているにも関わらず、先週は坦坦麺とインドカレーを食べてしまい(いや、本当に久しぶりですよ)、前夜は暴食してしまったために結局医者に行く羽目になった――のではなく、薬がなくなるのに合わせた基本・月イチの通院。

いつも通り、診察は「どうですか調子は」的な会話を2、3するのみで、処方箋を出してもらう。

●以前にも書いたが、病院通いのネタは潰瘍性大腸炎というヤツで、私のそれは(今のところ)日常生活に支障が出るほどではないものの、一応、「特定疾患」(いわゆる難病=原因不明、難治性もしくは不治、慢性)に指定されている。

特定疾患は医療費の補助が受けられることになっている。以前医者に聞いたところ、「補助は遡って受けられるので、申請は後からでも、適当な時にすればいい」というようなことを言われたので放っておいたのだが、いつまでもそのままというのも何なので、神保町の事務所は休んで、午後、鎌倉の保健福祉事務所に申請に出掛ける。

が、保険福祉事務所が言うことには、「申請時点からしか補助は受けられません」。

なんてこったい!! 医者いい加減過ぎ!

前述のように症状が重篤でなく医者通いも基本月イチのため、そもそも診察料に関しては補助が出るのかどうかレベルなのだが、それなりに掛かっている薬代のほうは痛い。

●ところで、鎌倉の保険福祉事務所は住所で言えば鎌倉市由比ガ浜で、若宮大通りの一の鳥居を海側に越えて、ちょっと脇に入ったところにある。逗子からは、小坪回り鎌倉行きのバスで、カマジョあたりで降りて歩くのがおそらく最も行きやすい。

そんなつもりでバスに乗ったが、ふと思い立って材木座で途中下車してしまい、滑川河口まで砂浜経由で散歩しつつ行くことにした。先々週の土曜に同じルートを逆に歩いたときにはいなかった(あるいは気付かなかった)が、波打ち際は打ち上げられたクラゲだらけ。ちなみにイカ娘は前回も今回もいなかったでゲソ。

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たいていは無害な、ありふれたミズクラゲだが、たまに赤い筋入りのヤツもいる。おそらくアカクラゲで、みみず腫れを作る犯人。

そもそも逗子・鎌倉あたりの海は8月半ばを過ぎるとクラゲの天下で、何年か前に半ばを過ぎて泳ぎに行ったときは、おそらくミズクラゲの小さなやつが大発生していて、ほとんどつぶつぶゼリーの間を泳いでいるような感じだった。

●先々週あたりから、自宅近辺の蝉時雨の中にツクツクボウシが混じるようになった。ちらほらと行き倒れの蝉も見る。夏も終盤の雰囲気。

分布を徐々に広げつつあるといわれるクマゼミに関しては、時折、「あれはクマゼミじゃないか?」と思う声を聞くことはあるが、まだ姿を見たことはない。ところで最近wikiで見て驚いたこと。クマゼミとミンミンゼミの鳴き声は、人が普通聴いている分にはまったく違うが、実はミンミンゼミの声を早回しするとクマゼミになってしまうのだそうだ。

要するに、平井堅と一青窈の関係だ。例えばコレとかコレ

●なお、短命であることの代名詞のように言われるセミだが、実は「地上に出たら一週間の命」は俗説で、自然状態では1カ月くらいは生きるらしい。しかも幼虫は地中で何年か過ごすので、一生の長さでいえば、昆虫の中ではむしろかなりの長命だそうだ。って前にも書いたっけ。まあ、確かに一生が一年サイクルとか、それ以下の虫って多いしなあ。

●「恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」

というのは、都都逸の中でも好きな句で、秀句だと思う。といっても、そうあれこれ都都逸の詞を知っているわけでもないけれど。

●夏も終盤といえば、夜遅く帰宅する時に夜空を見上げると、夏の大三角が西に傾いて、盛夏の頃のように思い切りのけぞらなくてもよくなった一方で、東の空にはもうすでにプレアデスが見える。なんだか夏をまるごとスルーしてしまった気分。

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百日紅

●どんな疲れの溜まり方をしているのか判らないけれど(というよりも、そんなに疲れが溜まるほど必死に働いている自覚もないけれど)、とにかく寝ても寝ても寝ても眠い。結局、この週末(18・19日)は寝ているだけで終わってしまった。

●平日も基本、神保町から帰ってくるとバッタリな感じなので、模型製作も、模型に関するリサーチも進まず。タミヤのシムカ5は、

  • 車内にペダルを付けた。
  • 予備タイヤの裏側をふさいだ(天井が開いているので、覗き込めば見えないこともない)。
  • 各タイヤに空気バルブを付けた(単に伸ばしランナーの切れっ端を付けただけ)。
  • 床パーツの後輪ハウジング部分左右に0.3mmプラバンを貼って、少しだけ隙間を目立たなくした。

――という、やってもやらなくてもあまり変わらないような小工作をやったところで休止中。「ヒブトラコン」の主エントリー品、ポルスキ・フィアット508/518も絶賛忘れ去られ中。いや、目の前の机の上に部品は散乱しているのだけれど。リサーチに関しては、目先の製作に関係なく、以前からルノーR35の細部仕様の変遷をまとめたいと思っているのだが、構想するだけでその先に進まず。

新発売のブロンコのズリーニィIIは、hideさんのところのレビューも読んでさらにワクワク状態なのだが、箱を多摩プラーザのB's Hobbyで見ただけで、今のところは購入は我慢。秋口になってフトコロに余裕も出来たら、トルディ等と合わせて香港に注文したいと思っている。

●ここ1週間ほどのあれこれ。

11日土曜日、午後になって散歩に出掛ける。通勤途中の横須賀線の車窓からも、しばらく前から英勝寺でサルスベリが咲いているのが見え、花の盛りが終わらないうちにどこか適当な寺に見に行こうと思ったため。

さて、サルスベリは鎌倉の寺ではかなりよく見かける木で、枝振りが立派な古木も多い。どこに行っても見られそうだからと調べもせずに出掛けてみた後で、そういえばどこにあったかなと思うと、それなりに立派な木の在り処は、本興寺と極楽寺くらいしか思い浮かばなかった。

F1032297休日の人出の多い鎌倉を横切って極楽寺まで行くのは気が進まなかったので、大町の本興寺に行く。真っ盛りというにはちょっと過ぎた感じではあったけれど、それなりに立派に咲いているところを見ることが出来た。

F1032289左の接写は、駅近くの本覚寺のサルスベリ。こちらは本興寺よりももっと盛りを過ぎた感じだった。

●鶴岡八幡宮境内の国宝館で、今夏も「仏像入門」展が開かれていた。キャッチフレーズは今年も「ミホトケをヒモトケ!」だった。……よほどこのキャッチフレーズが気に入っているらしい。

開催期間は9月9日まで。この日は入らなかったが、夏のうちに一度は見に来ようと思う。

F1032285●若宮大通りを南に下って海に出る。我が家から逗子の海まで、徒歩でもそう遠くはないが、この夏、まだ一度も逗子の海を見ていない。……というのに、隣街の海に来てしまった。

もう夕方だったから、というのもあるが、夏の盛りにしてはちょっと閑散とした雰囲気。滑川の河口に、歩兵連隊所属の工兵中隊が架設しました、みたいな橋が出来ていた。海水浴場が開いている間だけのものなのだろうが、いつもあれば海辺の散歩に便利なのに。もっとも、台風でも来たら流されて厄介なのかもしれない。

●12~13日。川崎の実家にお盆の墓参り&墓掃除に行く。12日夕は珍しくワインを一本(スペイン産の安い赤)買っていって、チーズを肴にほぼ1人で1本飲み尽くす。翌13日午前中、叔父叔母の車に乗せてもらって一緒に墓に行って掃除。外で食事をして戻る。

墓掃除を終えてしまうと特にすることもなく、午後帰宅。

●17日(金)から18日(土)にかけて、各地で猛烈な雷雨があったらしい。都内でも17日晩、ピカピカとどうも怪しい雰囲気だったので、仕事を適当に切り上げ、まだ逗子でバスがある時間に帰宅。

翌日にかけて逗子でも雷鳴がひどく、例によって雷が苦手の我が家の犬はあっちの隅、こっちの隅と転々と場所を変えて逃げ回っていたが、洗面所の隅っこでゴキブリホイホイに片足を突っ込んでしまい、情けない顔付きでゴキブリホイホイを引きずったまま居間に戻ってきた。

F1032267●最近の変な飲食物系買い物その一。「レモン牛乳アイス」。

実はしばらく前に、仕事場でK女史、P女史と話していて、「栃木にはレモン牛乳という独特な“ご当地飲み物”がある」というのを教わっていたのだが、その数日後、偶然、神保町の裏手のパン屋で、これを発見した。

元の「レモン牛乳」には、実際にはレモン果汁など入っていないそうなのだが、このアイスには、「栃木レモン10%」と書かれていて、なんと!本家のレモン牛乳より高級か!?と、K女史と共に驚く。しかしこれは読み間違いで、要するに、レモン牛乳の商品名である「関東・栃木レモン」が10%入っている、という意味だった。そもそも下のほうには「無果汁」と大書してあるし。

液体のレモン牛乳の方は飲んだことがないので何ともいえないが、アイスはごく普通に、素朴に美味かった。

F1032302●最近の変な飲食物系買い物その二。「小豆島オリーブサイダー」。

小豆島で栽培されているオリーブの果汁を使用し、「島おこし」物産として開発されたものであるらしい。13日の実家からの帰宅途中、横浜のQUEEN'S ISETANで購入。

……何となく青臭いような、とっても微妙な味。

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阿修羅

●神保町における季節労働真っ只中であり、ほぼ毎日、神保町に出掛ける。

逗子駅では、海水浴場に遊びに行く人々がわらわらと電車を降りてくる。中には、肩の大きく開いた服からすでに着込んだ水着がチラ見えする女の子などもいて、そういう人たちの流れに逆行して都心に向かうのは、なかなか精神的ダメージが大きい。

もちろん、その場に横溢している「遊ぶぞー、遊ぶぞー」という力場のようなものを潜り抜けるのにエネルギーを削られるのであって、ピンポイントにおねーちゃんの水着に弱い、ということではない。念のため。

●実際には前回の書き込みに前後して、先週の火曜日か水曜のことだが、例によって神保町の事務所で遅くまで仕事をしていると、自宅より連絡。娘の部屋にスズメバチが迷い込み、怖くて眠れないという。

流石にスズメバチが相手では無闇に追い立てると危なそうだし、刺激せずに階下で寝るように指示する。

帰宅して、おっかなびっくり、さてどう対処しようかと覗いてみたら……スズメバチではなくアシナガバチだった。片田舎に住んでいるのだから、スズメバチとアシナガバチくらい判別して欲しい。

自室にあった透明なプラスチックケースをかぶせて捕獲、屋外に退去願う。

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●なんだかいろんな意味で突っ込んだらいけないような気がするネーミングのパン。

●コンビニのペットボトルのお茶に「けいおん」のストラップか何かのオマケがついており、仕事仲間のK女史、P女史と一緒に買い物に行くと、

「いいんですか? 要らないんですか?」

と、やかましい。

「それじゃいやだ! ○○ちゃんじゃなきゃ要らない!」

と返して、まさにオタクであるならそうでなければいけない返答だと感心されたが、実際には○○に入れるべき名前がぱっと出てこなかった。

F1032263●フィギュアつながりで。

先日迦楼羅を引いたのは、書泉グランデの宗教関係その他の本がある階に置かれたエポック社の「和の心 仏像コレクション2」というガシャポンなのだが、その後しばらくして、同シリーズの第一弾が隣に増えていた。

またまた、ついふらふらと引いてみた結果が、極彩色バージョンの阿修羅。ディテールからは明らかに興福寺の阿修羅をモチーフにしていると判るが、顔はだいぶ適当な感じ。

ちなみにこの「和の心 仏像コレクション」は現時点で第4弾まであるそうなのだが、私は今のところ第2弾までしか見たことがない。

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タミヤ35新作、シムカ・サンク(3)

●キットのディテール・ウォッチ、若干の追加。

F1032244●斜め前から。友情出演は自転車兄貴。標準的体格の35フィギュアと並んで、これだけ小さい。

フロントグリルの下のラインと、フェンダー下ラインに不整合が起きているが、これは単に仮組のズレで、きちんと合わせれば合う。同じくらいの角度から撮った実車写真と比べても、スタイルの感じはなかなかよく似ているのではと思う。

ノーズ部分は別部品なので、どこからかエンジンのアフターパーツでも出た場合にはそれを組み込んで、開状態にすることは可能。モデル・ビクトリアもDESもこの部分はボディと一体成型だったはずなので、多少のアドバンテージと言えなくもないが、パーツはそれなりに厚みがあり、もちろん、グリルは抜けていないし、裏にそれらしいモールドもない。

F1032262●後姿。スペアタイヤはむき出しだが、実車の場合、これにカバーが掛かっているものもある。生産時期によるのか、時期に拠らないオプションパーツなのかはよく判らない。

後面左右には、この写真でもよく見ると確認できるが、薄く金型の分割線があるので、丁寧に消したい。

ドア下部分、前後フェンダー間に狭くステップがあるのがオリジナルのフィアット500Aトポリーノの仕様。でろり笠松さんに教えていただいたサイトの写真を見ると、シムカ5でも初期の生産型にはステップがあり、1939年になって省略されるようになったらしい。

F1032239●前回の書き込みで取り上げたシートがこれ。

トポリーノ、シムカ5とも、どうも標準的には革張りの、もうちょっと高級そうなシートなのだが、上記サイトでも、この形式のシートを付けている実車が少なくとも2台確認でき、とりあえず「こういうシートもあった」ということだけは確実なようだ。

年式と関係しているのかどうか、あるいは民間型・軍用の差なのかなど、もう少し詳しく判ればよいのだが……。

F1032216●車体裏面。足回りは最小限ではあるけれど、それなりに繊細に出来ている。

シャーシ中央部は床面と一体。実際は断面がH型で、しかも軽め穴が並んでいるはずだが、ひっくり返さなければ判らない部分だし、タミヤのキットとしてはこんなものだろう。

足回りの組立では、フロントアクスル部分の接着角度が、フールプルーフのタミヤとしては若干曖昧。正規製品版では改良の可能性があるかもしれない。

F1032257後輪サスは片持ち式だが、タミヤらしく、デフ中央部と床面の間に位置決め/補強用の「柱」を設けてある。

車輪はヒケ防止に、裏面でリング状に別部品をはめ込むスタンダードな形式だが、若干合わせがゆるかった。製品版ではもう少しきちっとなるかもしれない。

組んでしまうと前輪と後輪の区別が付きづらいが、中央ブレーキディスク部(?)に厚みがあるのが前輪、薄いのが後輪。

F1032260●インパネは、デカールも付属している丸型メータが3つ並んでいるが、実車写真では、どうもこれの配置にバリエーションがあるようで、よく判らない。

とりあえず、この写真で一番右にある、メーターパネルのカコミの外にある1つは、タミヤが取材した車輌独自の仕様である可能性がある、と思う。

●めがーぬさん、hideさん情報。ヴィッカース・クロスレイM25装甲車がピットロードから発売になるそうで、これまたビックリ。

F1032249●まあ、とにかく相変わらず連日暑い。犬もますますだらけ気味。

●火曜日(たぶん)、昼前、神保町の事務所に行こうと自宅玄関を出たところでアカボシゴマダラと遭遇。ヒラリヒラリと怠惰な飛び方をするくせに落ち着きがなく、なかなか写真を撮らせてくれないのだが、今回はなんとか、中途半端な角度ではあるけれど数枚撮ることができた。

以前に撮ったものは春型と思しき、白っぽい個体だったが、今回は夏型で、翅脈もくっきり黒く、後翅の「アカボシ」も鮮やか。

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●木曜晩、ついに自室冷房を入れる。

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