金環食とその他もろもろ
●昨火曜日の晩、当ブログの更新をほとんど書き終えたところでブラウザ(IE)がフリーズしてしまい、途中保存もしていなかったので全てオシャカに。とほほほ。
●21日月曜日。居ながらにして見られる世紀の天文イベント、金環食当日。しかし前日より天候怪しく、明方には本格的に雨まで降る。夜が明けてもどんより曇り。なんてこったい。
都内では晴れ間が出て観測可能などとデレビで言っているのを恨めしく聞きながら空を窺っていたが、7時過ぎくらいから、太陽のあたりでなんとか雲がむらに薄くなり、時折、雲のフィルター越しながら、欠けた太陽が見えるようになる。
7時半過ぎ、ちょうど金環食ピーク時には、ようやく太陽が見えるギリギリの雲で、おかげで肉眼直視でほぼ均一なリングになっているのが見られた。それはそれで貴重な見え具合だったのだと思うが、やはり何だか隔靴掻痒で残念。
なお、もともと曇って暗かったので、金環食になって薄暗くなる、というのが実感できず。一方で、逗子での食分(欠けの割合)は0.9648(市役所付近)だそうで、たった3.5%程度でもこれだけ明るいのかと、むしろ太陽の威力に感心する。
日食がすっかり終わった頃から天候が回復し始め、昼には晴れた。なんてこったい(再)。
●22日火曜日。なぜか朝から半端ない頻度で米軍機が飛び、誠にやかましい。
雨が降り雲が厚く低いので機影は見えないが、割と低めの空を飛び過ぎていく爆音が、下手をすると5分に1回くらいの割で聞こえる(見えないのに米軍機と名指しするのは、常日頃このあたりの上空を軍用の低バイパス・ターボファンを響かせて我が物顔に飛び回るのは米軍艦載機以外にまずないからである)。横須賀に空母の入出航でもあったか。
これで機影でも見えれば、飛行機マニアとしては「お。ホーネットのロッテか」(米海軍/海兵隊F/A-18の2機編隊の意。ただしロッテはドイツ空軍の用語)などと多少は気も紛れようというものだが、音だけとなるとますます気に障る。私が飛行機マニアのスタンダードかどうかはよく判らないが、いくらマニアでも間近にひっきりなしに爆音があって嬉しいのは空港見学とか航空ショーに行った折くらいではないかと思う。居候も三杯目にはそっと出すものだぞ。ちなみに何の気なしにロッテと書いたけれど、爆音からするとどうやら常に単機で飛行している模様。
以前にも触れたように、我が家の犬にとってジェット機の爆音は雷と同類であるため、一日中、ブルブル震えてハアハア息をし、避難する隅を求めて右往左往する哀れな状態。
ひっきりなしの爆音は、夜まで続いた。9時くらいまでだっただろうか。
●静岡ホビーショーは先の週末で終了したが、一般公開日に合わせた会場発表の隠し玉、といったニュースは特に聞こえて来ない。何かしらネタのある方はぜひご教示を。
その他、ホビーショー前後に流れたアナウンスの中から個人的に気になるものをいくつか。
▼ドラゴンは九五式軽戦車を出すそうで、ファインモールドのキットを持っている私としてもこれはちょっと欲しい。ちなみに私のFM社のストックは、ハセガワだったかのジャンク市で1輌分揃えたという、ちょっと罰当たりなもの。タイ陸軍にしたいというのが私の野望なのだが、手元に当時のタイ軍所属車の写真が2、3枚しかなくしかも不鮮明なのが困りモノ。
買うことは無いと思うが、38(t)のS型がびっくりだ。おそらく38(t)の中でも最もマイナーなサブタイプなうえにこれといって目立つ特徴があるわけでもない。生産数がそう多くないから配備部隊が限られるだろうが、「ここの部隊のこの塗装例が作りたいからS型じゃないと!」なんて需要がどれだけあるかなあ。
サイバー白箱で1tハーフの初期型が出たとき、「これが出るなら20mm対空自走砲の初期型もいずれ……」と思って我慢したのだが、とうとう出るようだ。しかもドラゴンブランドなので、サイバーより手に入れやすい。
▼ブロンコでSd.Kfz.263が出るのに驚き(とうとう231系列までバッティングか……)、ついで「ハンガリー軍のドラム缶・ジェリカンセット」にコケたのだが、その後、ズリニィIIどころかズリニィIの箱絵まで発表されているのをhideさんに聞いてますます驚く。
すでにハンガリー軍AFVがインジェクションで出るのに驚くのでなく、試作車やアクセサリーまで出ることに驚くことになるとは。なお、個人的には「よほど画期的か珍奇か、何かの弾みで実戦に駆り出されているか」でなければ試作車輌・試作機には惹かれないので、ズリニィIは興味の対象外。むしろタシュ駆逐戦車でも出たらちょっと欲しい(それでも35で作る気にはなれないかも)。
ちなみにドラム缶はズリニィIIのキットにも入っているので、要するに「カンニングタワー代わりに背中にドラム缶を立てて行軍中」のズリニィIIのためにパーツを起こしたのではと想像。
そういえば飛行機の新製品の話を(“ハッセ”ウィンドと“ニパ”カタヤイネンほかの、ハセガワ72ブルーステル「フィンランド・エーセス・コンボ」以外に)何にも聞いてないなあ。
●図書館から借りている宮部みゆき「おまえさん」を読む。まだ上巻の途中。下巻が控えているだけでなく、シモ・ヘイヘ(シモ・ハユハ)伝記の「白い悪魔」も未読。さらに近々有川浩の「ヒア・カムズ・ザ・サン」が来る予定。ギッシリだ。
なお、鎌倉の岬ならぬ「『鎌倉の碑』めぐり」はなんとか月曜の晩に読み終わった。
●森薫「乙嫁語り」第4巻を購入。
●たーさんのサイト「レジン組合」で新たに始まった非武装車輌コンペ「ヒブトラコン」向けのポルスキ・フィアット508/518をぼちぼちいじり始める。
そんな折も折、司龍氏がヤダール経由でポルスキ・フィアット508の一冊本を入手されたとかで、「Sモデルのキットを作る際の必需品となること間違いなし」と、妙にピンポイントなお薦めを書いていて大いにぐらつく。いや、ぐらつくどころか、買わねばなるまいて(ただし、現時点の必要性で言うと、508と508/518は関係はあるが別の車なので、508の資料に508/518まで出ているかどうかは不明)。
ついでにつらつら見ていると、クブシュの1冊本などもあってぐらつきまくり。
●へーっ。ビリケンさんって代替わりするもんだったのか。
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コメント
職場は100人あまりの人員が居るのですがそのうち20人ばかしが日蝕見物をしてました。他の連中は興味なかったのか?
多少雲に隠れる事がありましたが、晴れていて綺麗に見えましたよ。意外に暗くならないのですねぇ。
投稿: はほ/~ | 2012年5月23日 (水) 19時21分
…って、はほちんとこの職場って、もう7時台に全員揃っていて、しかも席も立てないほど忙しくしてるんですか?
投稿: かば◎ | 2012年5月23日 (水) 21時14分
就業時間中にのんびり日蝕見物できるほどおおらかな会社では無いですよ? 金環食の時間は普段は、早く出勤してくる人がほんの数人いるくらい。わざわざ普段より早めに出て来て見物してるんですよ。場所柄大半が車通勤なので、運転中にのんびり日蝕見物はできんし。
ついでにいうと忙しい人はかならずしも席に居ません。実験室に行きますので。管理職以外は席を温めている時間の方が少ないんじゃないかなぁ。
投稿: はほ/~ | 2012年5月23日 (水) 21時40分
あー。
「職場は100人あまりの人員が居るのですが」ってのを、すでにその時間に100人揃ってるのかと読んでました。
100人余りの職場で、約20人が早出してきていたわけですな。
投稿: かば◎ | 2012年5月23日 (水) 22時12分
中島敦の名人伝に弓の名人を志す若者が
線香を見つめ続けて目にドットサイトができたという時代先取りの修行法がありますが、私は通勤時家を出るのが7時半なので意図せず見れてしまいました。
不思議な光景ですね。アーサー王宮廷のヤンキー気分ですね。
投稿: みやまえ | 2012年5月23日 (水) 23時46分
>みやまえさん
いやあ、太陽を直視して、あんなに病院に担ぎ込まれる人が大量発生するとは思いませんでしたよ。
我が家近辺は、上に書いたように「雲越しにわっかが光って見える」状態だったわけですが、どうも「とりあえず見えた」だけで「不思議感」が足りず、その点が残念です。
投稿: かば◎ | 2012年5月24日 (木) 23時42分