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捲土重来のポルスキ・フィアット

●宅配便で、息子宛に何やら長物の荷物が届いた。送り状の中身欄を見ると「武具」。何をやり始めたんだあいつは!

……と思ったら、中身は蛇の目傘だそうだ(しかも実用品でなく飾り物)。なぜ蛇の目傘が武具?(もちろん刀とか単発銃とかが仕込まれたりはしていない)。

ちなみに、これは課題制作の小物として使うのだそうだが、一応荷解きして取り出してみた際、蛇の目傘だとわかった途端、ちび助にボールを乗せて回すようリクエストされたそうだ。三歳児がどこで「蛇の目傘すなわちお神楽芸」なんて知識を得たのか激謎。

●傘といえば、この「折り畳むとレタスになる傘」は秀逸。ちょっと欲しい気もするが、さすがにおっさんが持ち歩くには無理がありそう。いや、レタス状態で持ち歩くのは平気だが、使う際に派手過ぎる。

●前回書いたように、「レジン組合」主催「ヒブトラコン」向けに、ポルスキ・フィアット508/518電話線敷設車を製作中。

何度か書いているように、ポーランドのS MODELからは、ポルスキ・フィアットの小型車シリーズ(508および508/518)が昔はバキュームフォームとレジンの混成、現在は全レジンでキット化されており、我が家にはその古いバキュームフォームのほうが5、6種類ある。同じくバキューム&レジンのウルススA型トラックは1つ完成させたものの、ポルスキ・フィアット508系の方はキット自体が古く結構な難物で、いくつか中途半端に手を付けてはほったらかしてある状態。

P1000025 2年ほど前、週末模型親父さんのところの「スミコン」に、508救急車型でエントリーしたものの、右の状態まで作って挫折した。ダメダメな感じ。

●そんなわけで、今回は、その雪辱戦を兼ねての製作。

一応、実車について簡単に(なんとなく)判っていることを記しておくと、戦前、ポーランドはイタリア、フィアット社のヒット作、小型大衆車フィアット508「バリッラ」のライセンス権を得て、国営PZInż.で生産を始めた。ノックダウン生産の508/Iに始まって、ポルスキ・フィアット508/IIIユナク(Junak、熱血漢またはヒーロー?)が量産された。

さらにはそれをベースに、軍用のオフロード・タイプ、ポルスキフィアット508/IIIWワジク(Łazik、オフロードカーの意)が作られて、各種バリエーションのベースとなった。

一方、508より車格の大きいポルスキ・フィアット518マズル(Mazur、民俗舞踊のマズルカ)も作られていたが、軍用小型オフロードカーの改良型として、508/IIIをベースに518のパーツを組み合わせて独自に開発されたのがポルスキ・フィアット508/518で、バリエーションには今回作っている電話線敷設車のほか、ピックアップトラックや無線車、あるいはボフォース37mm対戦車砲用牽引車のPZInż.302などがある。

車格としては508/IIIとほぼ同じで、ボンネット、フロントグリルも同じ。シャーシはちょっと違うらしい。あとはどこが違うんだろう。

F1031881●この508/518電話線敷設車は、508救急車よりも前にお手付きしていたのだが、組みかけの車体を別の場所に仕舞って長らく行方不明になっていた。それが先日、ストック漁りの途中で発掘されたため、改めて作り始めたというのが正直なところ。

F1031928箱にも袋にも入れずに放置されていた車体は、日に焼けた上に汚れが染み付いて茶色っぽく変色していて洗ってもちょっと汚い(笑)。

実は車体だけでなく、車輪も本体の組立説明図も行方不明になっていたが、車輪は組みかけの508救急車と一緒になっているのを発見(救急車に流用するところだったらしい。危ない……)。説明図は未発見だが、S MODELのサイト現行レジンキットの説明図がPDFで閲覧・DLできることが判った。手元のバキュームキットとはパーツ割やディテールに違いがあるが、逆にそれが参考にもなるので有難い。

F1031930●とりあえず車輌本体の予行演習を兼ねて、トレーラー部分を組んでみた。

この部分は手持ちのキットの組立説明図も残っていたが、DLしたレジンキットの説明図と比べてみたのが右写真。車軸の取り付けは、バキュームの方は単に箱の側面がベロになっているだけで、流石にそりゃあないだろうと思っていたが、レジンキットでは案の定、リーフスプリングになっていた。

ただし、背もたれ部分の取り付けは、実車写真を見るとバキュームのほうが正しそう。牽引用の「柄」の部分は両説明図で上下の向きが違うが、これもバキュームキットのほうが正しい。

F1031916F1031914実際の組立では、手すりその他の「枠」は金属線とエバーグリーンのプラ棒から。リーフスプリングはエッチングの枠とプラバンを重ねて適当にそれらしく作った。ただし場当たり的に工作していたら、車軸位置が下がりすぎ、車輪とフェンダーが空きすぎる位置になってしまったので、一度付けたスプリングをもいで、基部を削り、スプリングも若干平らに伸ばして付け直す羽目になった。

しかしこうして改めて実車写真と並べて見ると、各部「枠」の角のrが緩すぎた。

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