« AVIATION USKという会社 | トップページ | プラモデルの経年劣化 »

岬めぐりのバスは走る(誤)

●しばらく前に、かみさんから、「(図書館に)『鎌倉の岬めぐり』っていう本が入ったけど、借りてくる?」と訊ねられる。

そもそも鎌倉は海に面した街ではあるが、岬となると、江ノ島のちょっと手前の小動(こゆるぎ)岬、とある武装集団が日本刀を海中不法投棄したことで有名な稲村ガ崎、それから鎌倉と小坪の間の飯島崎の3つしかなく、しかも半島の突端というわけでもないのでどれもちっぽけな岬である。山本コータローも歌にしづらい。

たった3つの小さな岬で本を一冊書けるんだろうかと訝しく思ったものの――実際には、鎌倉の岬は3つとも歴史物語と考古学的調査で結構書くことがありそうだが、それではどうもマニアックすぎる気がする。まあ、何はともあれ「いったいどんな本なんだ?」という興味もあり、借りてきてくれるよう頼む。

で、実際に借りてきた本を見ると、

「『鎌倉の』めぐり」(稲葉一彦、表現社)

「え? これ『みさき』っていう字じゃないの?」――偏も旁も合ってねえ! 強いて言えば図形として「田」が合ってるだけだぞ妻よ!

なお、旧跡案内の石碑は、特に大正年間から昭和初期にかけ、地元青年団だかが建てた共通様式の粘板岩の大きな石碑が、岬と違って鎌倉の街中にたんまりある。この本はそれを区域別にまとめたもの。段葛は鎌倉時代のものではなくもっと後世のものであるらしいとか、意外に基本的なところで知らないことが書かれていて勉強になる。岬については詳しくならないけれど。

●我が家の前の坂道の途中に、10センチ級の大きなムカデが2匹も轢死体になっていた。かみさんが言うには、反対側の道にも2匹、大きいのが潰れているらしい。もうこんなのがさまよい出る季節か。

●9日水曜日。午後に神保町の事務所のC社長から電話が掛かってきて、今日の会議はどうだといきなり聞かれる。いや。どうだと言われましても。メールボックスを覗いたら、確かに前夜に召集メールが来ていた。

もともと外出の予定はなかったが、夕方、雨がぱらつき始めた中を出掛ける。例によって会議の後、出席者皆で近くの居酒屋に移動して軽く飲み食い。そういえば、数ヶ月前にここでひっくり返って救急車で搬送されたんだっけ。……というのを皆からも散々言われる。

今回は別にひっくり返りはしなかったが、久しぶりの酒席はやたらくたびれた。

●「うずまきナルト」と「くわがたツマミ」は同系統の名前だなあ、と唐突に思う。

●トライスターの1:35、Pz.Kpfw.38(t) E/F型を久しぶりに引っ張り出してきていじっている。いやもう、我ながらなぜこうもとっかえひっかえ……。以下若干の、汎用性のない考証メモ。

車外装備の工具類は、ほとんどがベルト止めだが、右フェンダー前部のワイヤーカッター、オノは金属製のクランプで止められており、これだけがドイツ軍になってからの追加装備であることが判る。なるほど。

……と思ったのだが、すでにドイツ軍向けに作られ始めて数年経つのだから、工具類もクランプもまとめてドイツ軍式になっていてもよさそうなものだ。ちなみに38(t)の場合、工具の装着場所は部隊ごとの差も激しい(部隊ごとにフェンダー上に工具箱を載せている例が多いためもある)。

戦闘室左側面にはシャベルとつるはしが付くのが標準のようだが、スロバキア軍の場合、少なくとも1944年のスロバキア民衆蜂起時には、この部分には取り付けベルトの基部さえ付かないクリーンな状態らしい。一方で、右フェンダー後部、エンジンルーム横のインテイク直後に、上部が半円弧状の、何か箱かタンクかダクトのようなものが装備されている。たまたま一つの車輌が載せているのではなく、標準装備らしい。逆に、標準装備であるはずの後部の発煙筒収納箱は持っていない。

同時期のスロバキア軍車輌はE/F型でも装備はG型準拠で、ノーテク・ライトは車体側にあり、後部の誘導輪位置調整装置やエンジン始動用シャフト部はカバー付き。

|

« AVIATION USKという会社 | トップページ | プラモデルの経年劣化 »

38(t)戦車」カテゴリの記事

かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事

資料・考証」カテゴリの記事

コメント

「碑」の誤読というと昔々「聖職の碑」を「聖職の牌」と読んだという伝聞を思い出します。
 麻雀をする話に変わっているのか?

投稿: はほ/~ | 2012年5月10日 (木) 23時04分

ええ、新田義貞に関しましては、いろいろと語りたいこともありますが、どう見てもここでは場違いと思いますので、むにゃむにゃ…。

38tも、私のバリエーション作り倒し&各社キット比較製作対象(!?)なんですが、このところ、すっかりご無沙汰しております。

投稿: TFマンリーコ | 2012年5月11日 (金) 00時02分

>はほちん

「聖職の婢(はしため)」じゃなければ……。

>TFマンリーコさん

新田義貞について一言ある人、というのも相当珍しい気がしますが……。

いや、語っていただいてもいいのですが、私がそれに対して何か返せるかどうか(^^;

38(t)に関しては……。
私は東欧小国だけでなく、大戦初期(ポーランド戦~フランス戦)のドイツ戦車も好きなので、段付き前面装甲板の初期型は作りたいなと思っているんですが、A/B型に合う初期型履帯がないのがちと不満です。もちろん、A/B型でも、今出ている標準型履帯を履いている例はあるのですが、電撃戦当時の38(t)だと、やはり初期型を履かせたい気がします。カステンで出ませんかね……。

投稿: かば◎ | 2012年5月11日 (金) 00時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1208697/45207893

この記事へのトラックバック一覧です: 岬めぐりのバスは走る(誤):

« AVIATION USKという会社 | トップページ | プラモデルの経年劣化 »