« タミヤのいちばん | トップページ | 屋根裏のマチルダさん(6)-塗装編 »

緑色の花が咲く桜(リベンジ)

●更新しないでいるうちにほぼ丸一週間開いてしまったが、例の鎌倉・十二所(じゅうにそ)、五大明王院そばの緑色の花が咲く八重桜=「御衣黄」を改めて見に行く。確か24日の火曜日。

できればその数日前には見に行こうと思っていたのだが、天気が悪くてずれ込んでしまった。

F1031763というわけで、右がその御衣黄の花。まあ、緑といわれて見れば緑なのだが、何も知らずに見れば、白い桜じゃないかと思ってしまいそう。

そもそも御衣黄は、咲き始めが淡い緑で、だんだん緑が抜けて白くなり、咲き終わりが近くなると花の中心からほの赤くなってくるのだという。実際、別の花房ではすでに紅が差しているものもあったので、要するに、もう少し早く見に来れば、もっと緑がかっていたはず。ぐずついた天気のせいでちょっと時季を外した。

●なんて、有難がってわざわざ山を越えて歩いて見に行ったのだが、数日して、近所の御宅の庭に御衣黄が咲いているのを発見した。……人生なんてこんなものさ。

●御衣黄を見に行った行き帰り、おそらく今季最後のノビルの収穫をする。今季最後というのは、決して採りつくしてしまったせいではなく(むしろまだいくらでもあるのだが)、イタドリがどんどん伸びてきて藪が濃くなり、あちこち掘り辛くなったため。これで、5月に入ってしばらくすると花が咲き、夏の間は葉が枯れる。

●今季食べ納めということでちょっと多めに採ってきて、半分ほどは、かみさんに頼んでラッキョウのように甘酢漬けにしてもらう。

その場合、もちろん球根のほうだけ使って葉が余る。せっかく香り高い葉をそのまま捨ててしまうのは惜しく、さてどうしようと考えた結果、「ねぎ焼き」を作ってみることにした。

本来のねぎ焼きは牛スジにこんにゃく入りだが、有りモノを使うことにして、豚バラと干しエビを入れる。以前に少し使って(甘いと不評で)余っていた、お好み焼粉(出汁だのなんだのが配合済みのもの)を溶き、フランパンで薄く焼いて、そこに若干のブタとエビを足した、刻んだノビルの葉を大量に盛る。さらに溶き粉を掛けて裏返して焼き、醤油をたらす。

結果を言うと、私の焼き方が悪かったのかフライパンにくっついて崩れてしまったので見栄えは悪くなったが、味は非常によかった。これは来年は定番に昇格させよう。

ちなみに甘酢漬けのほうは、ちょっと一味足りない感じだったが、これは漬け汁のほうの問題の気がする。

●残りは定番の浅塩漬けと、まだ少し、下処理のみのものも残してある。これは鯖味噌の缶詰と合わせて食べる予定。

●昨年末に鎌倉小町通脇に開いた「鎌倉メロンパン」の店は、ほんの数ヶ月で「鎌倉ホットドッグ」の店になってしまった。そのうち「鎌倉タコス」とか「鎌倉トルティーヤ」か何かになりそうだ。もしも「鎌倉シャシリク」(中東風の串焼き肉)になったら喜んで食べに行くつもり。

●ポーランドの資料本シリーズ、Wydawnictwo Militariaは、いつのまにやら400号近くまで出ているのだが、その#371が「ルノーR35」(の第1巻)だそうで、hideさんが短評を書いている

hideさんによれば、ソ連軍の、トラックに旧式の76mm砲を載せた自走砲、SU-1-12が1939年のポーランド侵攻時にも使われていて、それがポーランド軍のR35を一両撃破した、という話が載っているそうだ。

SU-1-12がポーランド戦に出て、しかも戦闘に参加し戦果を上げているというのも貴重な話なのだが、それに撃破されたR35というのが、なんと例の(『例の』と言って通じる人は世の中に何人もいそうにないが)「R35戦車独立中隊」、別名「ヤクボビッチ中尉の半中隊」の装備車なのだそうだ。wikipediaによれば、ヤクボビッチ中尉の半中隊は、9月20日にソ連軍との交戦でR35を1輌失っている。おそらくこれがSU-1-12にやられたものなのだろう。南無南無。

|

« タミヤのいちばん | トップページ | 屋根裏のマチルダさん(6)-塗装編 »

かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事

資料・考証」カテゴリの記事

コメント

昨日、ウチの相方のつんきち君(現在自宅療養中)のリハビリも兼ねて、近所の川の土手までお散歩してまいりました。

ノビルやイタドリも探してみたのですが、イタドリについてはそれらしきものを発見しました。だがしかーし。あんなにデカくなっては食べられないのではと考え、毟り取るのをやめました。

野草ソムリエへの道は遠いw

投稿: つんきち | 2012年4月30日 (月) 10時09分

ノビルがスーパーに売ってたので買ってきてしまいました。徳島産。
茹でて酢味噌でとかラベルに描いてあります。茎はそうしてみる予定。
R35というかあの砲塔のリアハッチの内側ってろくな資料ありませんね・・人が座ってたりで・・・

投稿: みやまえ | 2012年4月30日 (月) 22時08分

>つんきちさん

いやあ、イタドリはもうたぶん、そちらでも伸び過ぎちゃって食えないっすよ。地面から15~30cmくらいが食い頃じゃないですかね。

曲げると茎がぐしゃっとつぶれるんじゃなくて、「ポクッ」という感じに折れる時期のものがいいそうです。

>みやまえさん

我が家では、結局、シンプルに生のまま軽く塩を振ったものが美味い、という見解です。茹でると辛味がおちちゃうんじゃないかなあ……。

もっとも今日は、鯖味噌缶詰をお皿に開け、球根と葉っぱの下のほうをざっくり切って入れ、レンジでひと煮立ちさせて、さらに葉っぱの上のほうをみじん切りにして振りかけて食べました。なかなか美味かったっす。

ルノーR35の砲塔ハッチ裏ですが、ビジョンポート部等を除くように「ざぶとん」が付いています。この写真でどうでしょうか。ビジョンポート裏側が写ってないのが何ですが、ハッチ上のロック機構はよく判ります。

http://maquettegarden.free.fr/Vehicules/R%2035/files/photo_frames.html?3

B1bisとかだとハッチ表が上になるので、車長はクッション無しで鉄の上に直接座ることになるわけで、ケツが痛くなってしょうがないんじゃないかと思うんですが……。しかしR35の「座布団」も、この写真で見るとクッション性はなくて(皮製?)、ただ単にハッチ裏のデコボコを避ける役割しか持っていない感じですね。

投稿: かば◎ | 2012年4月30日 (月) 23時31分

おお!すばらしい!
あとはエレールを掘り出すだけです!
キャタピラとハッチ裏と塗装だけだったのです!
・・どこにあるんだ・・・

投稿: みやまえ | 2012年5月 1日 (火) 22時13分

>この写真で見るとクッション性はなくて(皮製?)
アスベストかもしれませんね。時代的に・・・

投稿: みやまえ | 2012年5月 1日 (火) 22時15分

>アスベストかもしれませんね

いやあ、断熱性はあんまり考えそうにないんで、それはないんじゃないでしょうか。質感もそんな感じじゃない気がします。しかし、英軍戦車の排気管は完璧にアスベスト布ですよね(笑)。マチルダとか。あれ、博物館展示車輌で巻いてあるヤツはどうするんでしょうね。

投稿: かば◎ | 2012年5月 1日 (火) 23時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 緑色の花が咲く桜(リベンジ):

« タミヤのいちばん | トップページ | 屋根裏のマチルダさん(6)-塗装編 »