たんかん(2個目)
●実家から貰ってきたたんかん、最初に食べた1個は美味かったが、2個目、3個目は普通の温州みかんのような味で少しがっかり。「今年は不作」を実感。なお、ここで言う「温州みかんのような味」は温州みかんを馬鹿にしているわけではなく、元々求める味が違うのだ。
ちなみに温州みかんに関していうと、何年か前、和歌山県の有田の集果場近くで買った一袋100円のみかんが抜群に美味かった。
●金曜日。夕方近くになってふらふらと逗子マリーナ~材木座方面に散歩。
図書館で見た郷土史本に、逗子マリーナ奥にある海前寺横の断崖に2箇所の横穴式砲台跡があると書いてあり、そんなものは見た覚えがないけれどどうだったっけ、と改めて確認に行ったもの。果たして見つけられなかった。埋め戻されたのか、それとも見る場所がそもそも違っていたのかは不明。
というわけで、右写真はその砲台跡とは何の関係もなく、ついでに久々に行った「住吉城址」(の一部)とされる住吉神社脇の怪しい横穴。中世以来の砦の交通用な感じもするが、単に近代に尾根向こうの畑に行くために掘られたとの話もあり。以前もぐったときは、向こう側が塞がれていた(もちろん現在も塞がれていそうだ)。流石に1人でこの穴にもぐり込む度胸はなく、今回はもぐらず(せめてペンライトくらいはないと危なそうだ)。
震災以後、逗子市内でも、海辺に近いあたりでは右のような地図(津波避難情報板)が掲示されている(写真は飯島公園脇)。避難に役立つ標高データのほか、海岸近くはどの地点で何十cmの浸水、という予測に基づいて色分けされているのだが、その「何十cmの浸水」の前提になるはずの、「どれくらいの規模の地震」とか「どちらの方角から何mの津波の場合」とかいった情報が判らない。
しばらく看板の前に立って探してみたのだが、どこに書いてあるやら(あるいは書いていないのやら)見つけることができなかった。津波予測ってそんなもんなんですか?
●本屋で立ち読みした「モデルアート」誌に、最近出た中国製の1:700の清国北洋水師戦艦「定遠」の製作記事が出ていた。
この模型は中国の「青島ナントカカントカ模型公司」とかいう(たぶん新興の)模型メーカー製のものなのだが、記事のメーカー名のところには、「アオシマ」製と書かれていた。模型でアオシマといえば普通、静岡の青島文化教材社のことだし、そのアオシマも1:700のウォーターライン艦船模型を出しているのだからますます気を使うべきところで、模型誌としてはずいぶん恥掻きなミスだ。
●土曜日、逗子駅近くの印刷屋に新しく刷った名刺を受け取りにいったついでに、新逗子駅下のドトールで読書。有川浩の「シアター!」。ドトールで半分くらい読み、(返却期限が来ていたので)帰宅後にそのまま一気に読了。
どうも有川浩らしいベタベタなラブストーリーにならずにあっさり終わったな、と思ったのだが、その後調べてみるともう続編が出ているらしい。やっぱりベタベタ化の方向か?
| 固定リンク
「かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事
- 8月のヨモヤマ(2024.08.25)
- ミニスケール2題(2024.07.04)
- シロマダラ(2024.06.24)
- 梅雨入り前のあれこれまとめ(2024.06.12)
- のの字坂(2024.05.12)
「軍事遺構」カテゴリの記事
- ミニスケール2題(2024.07.04)
- 梅雨入り前のあれこれまとめ(2024.06.12)
- のの字坂(2024.05.12)
- ブレーツェルは電気ブランの夢をみるか(2023.12.26)
- ダイコクだましい(2023.07.27)
コメント
シアター!は2、まで出ていて3で終わるような事が後書きに書いてあったと記憶してる。
2が出た時に1を買って読もうと思ったら1がしばらくの間品切れだった、というようなことがありんした。
投稿: はほ/~ | 2012年2月26日 (日) 17時27分
有川浩ですか…、私はそんなに熱心な読者じゃないんですが、「阪急電車」が結構好きだったりします。「フリーター…」も嫌いじゃないかも♪
投稿: TFマンリーコ | 2012年2月26日 (日) 22時07分
>はほちん
で結局キミは読んだんかい。
>TFマンリーコさん
個人的には、やはり「図書館戦争」シリーズが好きなのですが、「阪急電車」もなかなかよかった。あとは「植物図鑑」が、ベタなラブストーリーなんですが、結構野草の勉強になり、何やら摘んで食ってみたくなります。
投稿: かば◎ | 2012年2月27日 (月) 01時05分
「クジラの彼」「ラブコメ今昔」「レインツリーの国」じゃないですかね。
「シアター!」はもちろん読みましたよ。ただ引っ越しで故紙回収に出しちゃったかも。
投稿: はほ/~ | 2012年2月27日 (月) 21時19分
青島文化教材社って会社が静岡にあって、模型界ではアオシマと言うたらその会社のことなのですな。
ちなみに、つんきち界でアオシマと言うたら陽気なメタボの会社のオニイサン(いあ、おっちゃんかw)のことでして、静岡には多い苗字だそうでごぜいます。
投稿: つんきち | 2012年2月28日 (火) 23時27分
>はほちん
「レインツリーの国」は「図書館戦争」に小道具のような形で登場するので、その繋がりで、なんだか劇中劇みたいな気持ちでさらりと読んでしまったので、ちと印象が薄いです。薄いというか、なんだかごっちゃになっちゃって。
「クジラの彼」って、潜水艦乗りの話だっけ。同じ人物が登場するんだけど、SFじゃないほうの話。……だったような。
>つんきちさん
静岡県民(っていうか静岡市民でしたっけ)に言うのは釈迦に説法かもしれませんが、静岡は世界中の模型マニアにとってメッカみたいな場所で、日本の主要模型メーカーは静岡に集中しておるのですよ。
そこで毎年5月には、ツインメッセで「静岡ホビーショー」というのが開かれ、私も毎年行っていたのですが、ここんとこだいぶご無沙汰で、仲間に「あいつぁ死んでるんじゃないか」と言われたりするわけです。
投稿: かば◎ | 2012年2月29日 (水) 16時01分
ああ、なるほど。私は「レインツリーの国」の方を先に読んだので。
>「あいつぁ死んでるんじゃないか」
久しぶりに生きて動いてるところを見たりすると、ヒゲが無くなってて愕然とするワケですよ。
投稿: はほ/~ | 2012年2月29日 (水) 21時39分
いや、だからしばらく前からヒゲは伸ばしてないんだってば、という話をついこの間もどこかでしたような?
投稿: かば◎ | 2012年3月 1日 (木) 03時35分
かばぷさま
さらに拝見しています。
小坪の避難推定浸水域ですが、おそらく関東大震災の際の津波の到達範囲を参考にしていると思います。
祖父からは、当時は須賀神社の付近まで波が上がったと聞きました。
小坪川があるので実際にはもっと奥まで波が上がった可能性がありますが
かつて住んでいた地域を紹介していただきありがとうございます
投稿: 遅ればせながら | 2018年6月15日 (金) 16時17分