梅一輪
●最近何度か「宝戒寺の枝垂れ梅」と言っていたのは、鎌倉の季節の情報を載せている某ブログで、すでに咲いている写真が出ていたため。
そんなわけで、8日水曜午後、今度こそと出掛ける。バスを大町四つ角で降り、八雲神社やぼたもち寺の前を歩いて宝戒寺へ。しかし拝観料を払って入ってみると、まだ境内は寒々として、境内の真ん中の一番立派な枝垂れ梅はもちろん、他の梅の木もまだ、どれも蕾が膨らみ始めた程度。
それでも折角来たので境内を一巡りする。拝観料を払う“番小屋”のおばちゃんに聞くと、今年は例年よりも下手をすると1ヶ月近く梅が遅い由。おそらく見頃は今月下旬になってからではないかという。
おばちゃんに教えてもらって、ようやく咲き始めの2輪ほどを見ることができた。それにしても、先のサイトも適当なもので、昔の写真なら昔の写真と書いておいて欲しいものだ。もっとも、見頃の梅もいいけれど、こうして1、2輪だけ咲いている梅も、なかなか有り難味があってよい。
●若宮大通りを歩く。酒まんじゅうを買い食い。よもぎつぶ餡。ふかしながら売っているので熱々。中の餡はだいぶべったり甘いが、周りの生地のよもぎがだいぶ強いのと、そもそも量があまりないので、これくらいならOK。先日、冷たい団子を食べて以来なんとなくモヤモヤしていたが、これでようやくスッキリした。
近くの古い酒屋で、日本酒の「しぼりたて」の限定入荷が売られていて、先日見掛けてからちょっと気になっていたのだが、結局三合瓶を1本買う(最後の1本)。週末にでも実家に持って行って飲むつもり。
●小町通に折れる。また新しい店で「鎌倉メロンパン」というのを売っていたので(何でも『鎌倉』と付ければ名物っぽく見えるという安直さはどうかとは思うが)また買い食い。
「お持ち帰りですか、すぐ召し上がりますか」と聞くので、すぐ食べると答えたら、「では暖かいのを出してきます」と、奥から1つ持ってきてくれた。これだ!オレの求めていた対応はこれだよ!(大げさ)
食べると外側はサクサク音がするほどで、中はフワフワ。これなら某フレイムヘイズも一応満足するであろうよ。個人的にはもう少し甘みは抑え気味のほうがいいかな。
●例の洋館をまた見に行く。ようやく、なんとか載せてもよさそうな写真が撮れた。よくよく見ると、門の向かって右側に、もともと通用口があったらしい“トマソン”がある。
前にも書いたが、中は広いのに、門は車一台分ほどの幅。面しているのは普通の住宅地の路地なので、知らない人が歩いていて、ふと横を見てびっくり、ということもあり得るかもしれない。
●古物屋の店先で1冊百円で文庫本が売られており、岩波文庫の「醒酔笑」上下2冊を購入。
先日撮って載せた、ちょっと謎な喫茶店の看板だが、今回はその裏側を撮ってきた。……ジョギング(もしくは怪しい踊り)をして、疲れたらこの店でお茶を飲んで一休みしよう、というストーリーなのか?
材木座まで散歩し、日暮れの海を見てから帰宅。富士山は雲を被っていて見えず。
●9日木曜日。仕事捗らず。
突然「ふき味噌が食いたいなあ」と思い始め、思うと居たたまれなくなって、午後遅く、ふきのとうを探しに行く。
が、名越の切通しから鎌倉に降り、今度は大町の奥からハイランドに上っても見つからず。そういえばハイランド端の公園の斜面に群生していなかったっけ、と見に行ってみたが、生えていたのはフキではなくツワブキだった。
フキなんてそのあたりのどこにでも生えていそうなものだが、いざ目的があって探すとなかなかない。昨年のヤマノイモの時もそうで、こういうものはやはり、普段から生えている場所に目星を付けておかなくてはいけないものなのだ。この先採って食べたいのはイタドリだが、これは昨年群生地を見付けてあるので、時季を外さなければ大丈夫そう。
なお、フキについては帰宅後、近所の知人宅の先に生えているとの情報あり。今度貰いに行こう……。
●今週のつまみ食いモデリング。
その1。先日の模型棚を漁っていて、SDSのZIS-44救急車(ZIS-5Vのバリエーションキット)を見つけた。一緒に積まれていたアランのZIS-5に比べると、エンジンは下半分だけだし、シャーシもずいぶんあっさりした出来なのだが、徒然にいじるにはいいかもしれない、と取り出してみたら、肝心の後ろのボックスがなかった。
なんだ、こりゃジャンクだったのか、アランの溶けるタイヤの代わりに、こっちのタイヤを使うか、などと考えつつまた仕舞い込んだのだが、何日かして、ふと思い出した。荷台のボックスは組んだら箱に入らなくなってしまったので、完成品/組みかけ品棚に別に置いてあったのだった。
そんなわけで、再び取り出してZIS-44をいじる。フットペダルを作ったり、椅子の背を低めたりなど、特に大きな意味があるとは思えない工作中。それよりも、後輪のサススプリングの取り付け位置が歪んでいるのはどうしよう。
その2。それと並行して、タミヤのシトロエン11CVも少しいじる。去年の48sumiconで作り掛けた48のものもあるが、ついでに35が気になって、結局そちらがメインに。
48シトロエンはタイヤが民生乗用車らしからぬ厚みなのが目立ち、昨年それをスライスして薄くする工作をしたが、35も、48ほどではないにしろまだ厚い感じ。このくらいは目をつぶろうか、などと思ったが、他に大きくいじるところもなさそうだし、結局、エッチングソーでスライス。現在、2つ輪切りにしたところ。
それと合わせて、車体後部のスペアタイヤケースがタイヤに比べて大き過ぎるのが気になり、一回り小さく削り込む工作中。もちろん、ケースが中身より大きくて当たり前だが、それにしてもちょっと大き過ぎ。キットでは後部トランクドアをはみ出してしまうが、実車ではその中に納まる大きさ。
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コメント
......トマソン。
いやなんかすぽっとツボにはいった感じで笑いが止まらん....。
投稿: donji | 2012年2月10日 (金) 18時54分
緑色の酒まんじゅうが、緑色のバブルスライムに見えてしまいました。
かばさん・・・あたらんかったかなぁ・・・。
歩くたびにHP減ったらタイヘンだと思う・・・。
投稿: つんきち | 2012年2月10日 (金) 23時02分
ZIS5Vは、EECのZIS42を作りました。
http://blogs.yahoo.co.jp/maefuna/1584111.html
44とかタンクローリーとかは、さすがに手が回らないッス。
IBGのビュッシング、500と4500のそれぞれSとAで、4種類出るみたいですね。どこまで付き合えるかな…。
投稿: TFマンリーコ | 2012年2月10日 (金) 23時41分
>donjiさん
くくく。「トマソン」に反応するとは……。さてはdonjiさんも結構はまりましたね?
>つん姐さん
まーねー。腹の調子が悪いにも係わらず、散歩の途中にこう買い食いしてしまうのはどうかと自分でも思うんだけどねー。
>TFマンリーコさん
いやいや、ちゃんと拝見しておりますよ。ソ連トラックシリーズをあんなにもたくさん……。感服致します。42ハーフトラックは、出たときはあまり惹かれなかったんですけども、最近、ちょっとイイナと思うようになりました。いやいやいやいやいやいや。これ以上苦労を背負い込んでどうする。
ビュッシングは、個人的には電撃戦当時に使える500Sが気に入っているんですが、最終的には、小国使用例で、ちょっと変わった塗装とかマーキングがはっきり判る、とかいうのがあれば、その車種に転ぶ、という具合かなと思っています。流石に私の製作ペースだと、この調子で次々出てくるソフトスキンを次々相手にしていると大変なことになってしまうので。
投稿: かば◎ | 2012年2月11日 (土) 01時04分
かば◎さん、買い食いしすぎ(;;)
自重なんてものは、無関係なのですね。
でも、まんまるの酒まんじゅう、おいしそう(^_^)
神保町の仕事が始まったら、おみやに持ってきてください♪
投稿: P女史 | 2012年2月13日 (月) 22時38分
>Pさん
うーん。まあ、一応薬は飲んでいるし、酒もはほとんど飲まないし、「腹一杯食う」こともまずしないので、その点では多少の自重はしています。
もうちょっと言うと、逆にとても空腹になると結構ヒドイ状態になるので、買い食いも実は重要です。言い訳臭いですが(笑)。
投稿: かば◎ | 2012年2月14日 (火) 00時29分