●こんな調子でたらたら作っていて、あと1ヶ月のうちに完成するのかどうか自分でもちょっと不安だが、とにかくwz.29装甲車の進捗状況。
●戦闘室周囲に付いている小バイザーハッチは、先述のようにキットのものは大きさがまちまちなうえ、出来もプリミティブなので0.3mmプラバンで作り直した。とはいっても、現時点では基本形を切り出して貼ってあるだけ。ヒンジほか細部はこれから工作。
なお、車体後部左右のものは開口部を一部埋め、位置を後ろにずらした。
●車体前後の運転席前のバイザーハッチも作り直し。右写真は車体後部のもので、ついでに位置も少し修正してある。上に乗っかっているのがキットのパーツで、ご覧の通り形状はまるっきり違う。
凹部の下の面は、本来、外側に向かって傾いているのだが(運転用の窓なのだから当然)、いい加減な工作のせいで内側に向けて傾いてしまった。反省。しかし面倒くさいので作り直さない(開き直り)。ここも細部工作はこれから。
●エンジンルーム横のハッチは、位置的には前部フェンダーと干渉する位置にあり、ARMOのキットではハッチは素直な長方形でフェンダーが窪んでおり、COMMANDERのキットではフェンダーが素直な形状でハッチ前下方が大きく切り欠かれている。
当時の写真を見ると、フェンダーが窪んでいるのは確かなようなので、最初、キットのパーツを素直にそのまま付けてしまったのだが、その後、このハッチが開いている車輌の写真をよく見ると、実は角の部分がわずかに斜めに切り欠かれているらしいことが判明。
仕方なく引っぺがして再加工した。しかしそうなると、キットのままの貧相なヒンジも気になって、これも作り替えるか思案中。
●車体左右の大型ハッチドアは、キットのレジンパーツは反りが入っているし、特に車体右側はヒンジの位置が違っていて、しかもキットのパーツはヒンジ位置が上下対称ではないので単純にひっくり返して使えないし、そもそもヒンジ自体貧相だし……というわけで、プラバンで作り直す。
最初はキットのハッチをテンプレートに切り出して素直に取り付けたのだが、その後、ハッチ上端が車体側面上端まであることに(キットはそうなっていなかった)今さらのように気付き、これまた仕方なく引っぺがして再工作。
写真はキットとはヒンジ位置を逆にした右側面。もともとヒンジのあった前側にはリベット列を付けたが、実車で6つのところ、リベット位置を鉛筆で書き込む時に計算を間違えて7ヶ所にしてしまい、しかもそのまま気付かずに工作してしまった。大迂闊。
もっともそもそも最初に書いたようにこのキットのリベットは実にいい加減で、かつ、どこも数が多めなので、キットのままの左側面とはむしろバランスが取れている……からいいや、他に影響する部分でもないし、面倒くさいし、と自分に言い訳して、このまま直さないことにする。ヌルし。
「君! せっかくヒンジ位置を直しているのに、ここのリベットの数が違うじゃないか!」(ビシッ)
と指摘する人は世界中探してもそう何人もいないような気がするし、いたらいたでちょっと引いてしまいそうな気がするし。
●車体後端には、何やら工具箱と、ジャッキなのかジャッキ台なのか、その両方の組み合わせなのかよくワカラン装備が付く。キットのパーツでは左下部分も埋まっているのだが、実車はそうではないのでノコギリでギコギコ切り欠いて整形。
その窪んだ場所には尾灯がついているほか、車体側になのか、右の謎装備に付属しているものなのか、右側に何かしらごちゃっとしたものがあるので、今後何かしら誤魔化し工作を行う予定。
●前回の砲塔の工作のその後。
前方の37mm砲用マウントと、左後方のオチキス機銃用マウントも付ける。
キットでは装甲の(左右位置で)真ん中に付いているのだが、どうも実車ではオフセットされているようなので、そのように工作。
上面ハッチには信号旗用なのか、小さな丸ハッチらしきモールドがあったのだが、数少ない実車写真から判断すると位置が左右逆のようだったので作り直す。モデルカステンのJS用履帯の、いくつも余る小さい丸パーツが珍しく役に立った(1個だけ)。
なお、この写真で中央に写っている面の視察用スリットは、どうも位置が左右逆なのではないかという疑いもあるのだが、はっきり写っている写真がなく、大きさだけ直して放置。
最近のコメント