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2011年12月

wz.29装甲車(7)

F1031028b●12月31日〆、週末模型親父さんのところの「SUMICON2011」用に作っていたwz.29だが、先述のように体調不良もあって、とてもではないが年末に駆け込みで塗装まで仕上げて、などという余裕はなくなってしまった。が、なんとか工作だけは一段落付けた。

武装も車外装備品も付けて、現状はこんな感じ。……前から見ると意外に格好いいな。

車輪は後々の塗装の便を考えて、後輪は軸に穴を開けて差込式に、前輪はフロントアクスルごと差込式にしてある。

F1031027b●その車外装備品は、なぜかほとんど左側面に集中しており、右側面にはひとつも付いていない。シャベルの上にバール(のようなもの)が付いているのはキットのパーツに従ったもので、不鮮明な実車写真からは、今ひとつ存在と形状がよく判らない(何か長物が付いている、と判る写真もあるにはあるが)。

工具の柄の部分はキットのパーツはどれも歪んでいるうえ、断面形状も太さも変化しまくりだったのでプラ棒に替えた。

それはそれとして、車輪まで付けて改めて見てみると、タイヤのロゴが、各車輪全部向きが一緒……。接地面がつぶれた表現になっているので、直すとなったら一苦労。当然放置。

●その他適当に撮った写真。

F1031014 F1031015 F1031016 F1031017

車体後面左右にはフック?があり、そこにロープ(ワイヤー?)が掛け回してある。実際にはフックの形状もいまひとつ判らず、ロープの両端がループになっているかどうかも判らない。判らないことだらけ。

車体前端のラジエーター前ハッチにも、上端に開閉補助スプリング機構が付いているようなのだが、これも形状不明で未工作。結局締切り破りになってしまったので、今後なお若干の追加工作はするかもしれない。

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ぼけぼけ

●現代の日本において、最も耐寒性能が高いのは女子高生の脚だと思う。

●体調劣悪。

月曜日までに、とにかく最も急ぎの仕事数本を何とか終わらせるが、おかげでますますへろへろになる。

F1031009 ●川崎市高津区、梶ヶ谷駅近くから見たスカイツリー(中央遠景)。うーん。ボケボケだな。

火曜日、かみさんが私の実家の掃除に行くというのに引っ張られて出掛けるものの、腹の具合が悪くてあまり戦力にならず。税金の支払いだの送金だの、母に代わって銀行と郵便局を回り、あとは庭のきんかんを収穫した程度。

きんかんはたっぷりと野鳥の取り分を残し、半分くらいしか収穫しなかったが、それでも大きなざるに一杯になった。もっとも、かみさんがアレルギーが出るというので貰って帰らなかった。

F1031013 ●東京都民銀行のマスコット。もともとサンリオのキャラらしいが、どうも魔法少女の勧誘係にも妙に似ている。

「ボクと契約して口座を開いてよ!」

とか言いそう。

TFマンリーコさんからウェンディーズがいよいよ復活したと教えてもらったので、サイトを見に行ってみる。今のところ、復活第一号店が表参道に開店したばかりであるらしい。うーん。表参道周辺なんて、ここ何年も足を踏み入れていないし、この先もそう用事ができそうもないな。

メニューにちゃんとチリがあるのは嬉しいが、全般的にちょっとお高めな感じだ。

●「げんしけん 二代目の弐」を買う。件の魔法少女ネタが多いなーと思ったが、それは単に他のネタが判らないせいかも。

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なでしこ

●おそらく数日前のことなのだろうと思うが、チビが急に、

「なでしこがほしい」

と言い出したらしい。サッカーのユニフォームとか澤穂希選手のフィギュアとか、そんなものを欲しがるとは思えないし、もちろん、機動戦艦じゃなかろう(当然、それ以前に花のなでしこは知らないだろうという前提でだ)。

なでしこって何?という執拗な聞き取り調査の結果わかったのは、それが

「おやつ」

であるらしいことだが、「マカロンみたいな?」という問いには「ちがう」という。さらなる問答の結果、チビから出た重大なヒントが

「おれおみたいなやつ」

これで正体が判明。「ナビスコ(=リッツ)」であった。

というようなやり取りがあった旨、前日に聞いていたので、夜中に小腹が空いて、お茶と一緒に何か欲しいなあと思ったものの、冷蔵庫の上に残っていた、チビ秘蔵品であるかも知れぬ「なでしこりっつ」1パックには流石に手が出せなかった。

●と思って、夕べは食べたかったが我慢したという話をしたところ、

「食べちゃって大丈夫だよ」

と周辺よりお許しが出たので、今夜は食べてしまうことにしよう。

●何かのアレルギーなのかもしれないが、右の鼻の穴の奥が激しくヒリヒリし、それにつられて目がうるうるするので、鬱陶しくてますます仕事が進まない。

●かみさんが期間限定「パピコ/苺のスムージー」を買ってきていて、チビと分け合って食べる。といっても仲良く2人で食べたわけではなく、早速チビが半分食べてしまって、残っていた1本が回ってきたもの。そんなんばっかしだな。

つんきち姐さんの教宣啓蒙活動の結果、特に今夏以降パピコに目覚めた私だが、これは濃厚な味といい(苺だけでなくラズベリー果汁入り)、苺果肉入りの舌触りといい、贅沢な感じでなかなか良し。出ている間にもう一回食いたいと思うが、パピコというものは、かなり食うタイミングと場所を選ぶので、その機会があるかどうか。

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Beechcraft model 65 QUEEN AIR

●みやまえさんからもリクエストがあったので、改めて国土地理院のBeech 65の写真を。

撮り方も中途半端だし多少ピンボケでもあるし、こんな写真に用事のある人はそう多くないと思うのだけれど、(自分の経験に照らしても)世界のどこかには「クイーンエアが好きで好きで」という人もいて、少しでも細部写真をかき集めたいと思っているかも知れないので、とりあえず、撮った写真を全部貼っておくことにする。

見返してみると、(途中で、「いやいやいやいや。オレ、これの模型は作らないから!」と、はっと我に返っちゃったこともあって)脚の引込機構とかちゃんと撮ってないです。済みません>みやまえさん

▼機体全景とプロペラ回転面注意書き、後部ハッチ

F1030981 F1030980 F1030975

▼主翼後縁の動翼(内側フラップと外側フラップ)の隙間と、尾部の磁気センサーの珠
wings and magnetometer

F1030974 F1030968

▼インテイクから見えるライカミングのエンジンと、排気口
front intake and exhaust (left)

F1030972 F1030973

▼前脚
nose landing gear

F1030979 F1030971

▼主脚(左)
main landing gear (left)

F1030978 F1030977 F1030976

▼主脚(右)。左とちょっと違う。何かのアタッチメント? センサー?
main landing gear(right)

F1030970

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wz.29装甲車(6)

F1030957 ●前回作ったピュトー37mm砲に、防盾(マウント内側)を作る。

別に芯は何でもいいわけだが、たまたま手元にあったジャンクパーツ、タミヤの旧マチルダの転輪片側に、プラペーパーを一巻きしたりプラバンを貼り足したりしてから形状を削り出した。

この時、色違いの積層にすると削る課程で大きな歪みが出ると縞模様に現れるので都合がいい……というのは手でコリコリ削っているからで、モーターツールなど文明の利器で削る人ならどうでもよさそう。とにかく、鏡餅みたいな形状を削り出してから、先日作った砲身が通るように穴開け工作。

F1030953 削り上がったものを砲塔にセットすると、こんな感じになる。

実際には表面にいくつかリベットなど細部ディテールがあるので、今後多少追加したいのだが、wz.29どころか同型(のはず)の砲とマウントを持つwz.34後期型の写真をかき回してもなかなかクローズアップのいい写真が見つからない。

最大の問題は、砲の左脇には当然、照準口があるはずなのだが(ちなみに角型防盾のwz.34初期型にはちゃんとある)、これが写真で確認できないこと。当初、「当然あるはず」という判断で適当に穴を開けようと思っていたのだが、左側がとりあえず写っている写真が出てきて、それに穴が確認できず、結局穴開けを思い止まった。うーん。無い訳ぁないと思うんだがなあ。

●砲が(とりあえず)クリアできたところで、次は機銃。

F1030949 機銃マウントは3カ所あるが、斜め上向きの対空機銃はしばらくして装備されなくなってしまったので、機銃は2丁あればよい。当初はキットのパーツを、マウント部はいじるにしても機銃自体は切り取って使おうと思っていたのだが、どうも微妙に歪んでいたので、結局2丁、自作してしまった。

モーターツールもないので、根元の蛇腹状の部分含め手作業でコリコリ削り出している。自作途中でもずっと、頭の片方では

「う~ん、面倒くさいな、やっぱりキットの機銃を煮て歪みを直して、ちょっとだけ手を入れて使おうか」

F1030990と思っていて、実際、自作したものも、キットの機銃を手直しした場合より格段によくなっているのかどうかは微妙。お馬鹿だ。ただし、折角作るのだからということで、キットのパーツには付いていなかった、フラッシュハイダー付きの状態にしてみた。

なお、砲身がタミヤ(のランナー)製だったので、こちらはドラゴン(のランナー)製(特に意味は無い)。銃身部分は余っていたパンターのトーションバー。

話は前後するが、この機銃はポーランド名称だとホチキスwz.25、元はフランスのオチキスMle1916で、ルノーFTなどに搭載されているのと同じもの。そんなわけで、これまでにもRPMとかMirageとかでパーツ化されているが、基本、どれもお粗末な出来。そういえばHellerの重機関銃チームで機関部も含めてインジェクション化されていたはずと思って棚をかき回そうと思ったが、たまたま模型慕情さんのところに写真が出ていて、どうやらキットのパーツ自体、Hellerのコピーらしいことが判明。探すのをやめた。なお、Calibre35というところからレジンパーツも出ているようだ。流石に、あまり出来のよろしくないレジンキット用に新たにレジンパーツを奮発するのはいやだ。

なお、工作にあたって細部形状を見るためにweb上で写真を探してみたが、そんなことをしなくても手元のAJAKS刊の「TK-S」本にクローズアップと特集4ページが出ていた。情けねぇ。ちなみに、wikipediaに出ている「全長(1390mm)」から計算するとキットは少々大きめ。自作パーツは前半のみだが、フラッシュハイダーを除くとキットより若干短めに作った。とはいっても、正確な細部寸法とかがあるわけではないので、極めていい加減な目分量工作。

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マブイ

F1030966 ●15日木曜日、つくばへ行く。一般に「関東平野」と言われるものの都心や神奈川東部は基本は台地でだいぶデコボコしており、つくばあたりへ行くとあまりのまっ平らぶりに呆然としてしまう。

地理院のお皿は元気に空を見上げていた。

F1030976 ●地理院の庭に展示してある、かつて航空測量に使われていたビーチクラフト機。別に用事もないのにこんな部分の写真を撮ってしまうのがモデラーの業というヤツ(エンジンナセル後部の主脚収納部)。

ちなみにこの機、説明板には形式名が「ビーチクラフトB-65P(クインエア)」と書かれている。一見すると小型爆撃機上がりなのか?と思ってしまうような形式名だが、本来は「ビーチクラフト モデル65」で、「B-」はビーチクラフト社の頭文字を取って日本で勝手にくっつけたものであるらしい。もとになった機体は米陸軍航空隊でも使われているのだが、その形式名はL-23F。

もちろん、こんな戦後の民間機の知識が私にあるわけはなく、今適当に調べて書いている。たぶん一生この機の模型は作らないな(キットも出ていないようだ)。

●つくばへ行くとなると当然秋葉原を経由するので、帰りにYSとVOLKSへ寄る。いろいろ欲しい物はあるが金がないので指をくわえて眺めて帰る。

YSでは入口近くのショーケースにマシーネンクリーガー用のフィギュアのキットが入っている。時々ふと思うのだが、あのパワードスーツに乗り込む際には、特に細身のおねーさんの場合など、肩関節と股関節をボキボキと外して横幅を1.5倍くらいにしないと無理なんじゃないだろうか。いや、あれは手足を畳んで身体を丸めて乗り込むという設定なのか。素朴な疑問。

●16日金曜日。朝、神保町の事務所に行き、C社長と西神田のZ社に行く。とんかつのいもやで昼食。

この日は神保町の事務所の忘年会だったが、例年のことながら、この忘年会は業界関係者が百数十名集まる立食パーティで(それだからこそ顔つなぎに行くべきだ、と言えなくもないが)、それなりの会費も払ってくたびれに行くようなものなので、体調も優れないしパス。代わりに、久々に従姉が顔を出すというので川崎の実家に行く。

ぺろぺろと焼酎など飲んで、夜遅く帰宅。

F1030983 ●実家に行きがてら、溝の口で途中下車し、おそらく高津区では最も品揃えのいい模型屋であり文房具屋であるイシハラiBOXへ行く。……で、ボールペンの替え芯を買う。

丸井で小ぢんまりと沖縄物産展をやっていたのでちまちまと買い物。

右のようなスナック菓子を買う。

世の中、栄養があって身体にいいとか、お肌がスベスベになるとか、疲れ目に効くとかいう食い物はよく見かけるし、特に近年は機能性食品は流行りでもあるのだが、「マブイ(魂)にやさしい」食い物というのは流石に初めて見た。

●実家近くのBOOKOFFで「ジゼル・アラン」第2巻(笠井スイ、エンターブレイン)を買う。

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平熱

●週末、急ぎの仕事でうんうん唸っている間に熱は下がり、悪寒も治まったが、腹具合はまだよくない。

●ちなみにその急ぎの仕事(の片方)は、とあるカンファレンスの様子をサマる、というものだが、問題はその会議が英語だ、ということである。

もちろん、英語が不得手な私に英語のままで、などという無茶振りではないものの、講演の様子が日本語に粗く訳されたテキストが回されてきたのだが、どうもこれがよく判らない。

流石に機械翻訳ほど支離滅裂な日本語ではないのだが、それでも、機械翻訳なら無理にでも逐語訳しているので「欠け」はない。ところが回ってきた翻訳は、どうもややこしい表現の部分になるとだいぶ話を端折っている形跡があり、おかげでややこしい部分がますます意味不明になっているのである。

本来、休みの間に仕上げるべき仕事だったのだが、これではどうにもお手上げで、結局、月曜になってから英文のテープ起しを送ってもらい、それで話を補いつつ(その結果、ところによっては話のオチの部分までごっそり省略されていることが判明)、月曜いっぱい掛かってレポートを書く。

……いや、先に書いたように英語が不得意な私が英文から内容を補ってるんですよ? 大丈夫かオイ。

●AKBを「アーカーベー」と読みたくなるのは私だけでない、と思っているのだがどうだろう。

●かみさんは非常勤で“公民館のおばさん”をしているのだが、先日、図書コーナーの書棚に特設コーナーを作って「ミステリー読むなら これ」というPOPをつけたつもりが、

ミステリー読むな これ

になっており、しかもそれに気付かずにだいぶ長いことそのままだったそうだ。何様のつもりだ公民館。

●追記。一度書いてUPした後で、ふと気付いて、「アーカーベー」で検索してみたらざくざくヒットし、むしろその読みのあまりのメジャーぶりに恥ずかしくなってしまった。

ちなみに、スクール水着やブラジャーの力学的だの幾何学的だのの考察で名高いhirax.netでも(だいぶ前に)言及されていた。それはそれとして、平林さんは結構AKBファンとお見受けした。

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wz.29装甲車(5)

●熱は下がったもののなお復調には遠し。

仕事も片付いていないが、現実逃避で寝込み前の工作に付き少々。

●wz.29の主砲はピュトー37mm砲SA18(の、ポーランド型)、要するにルノーFTはじめ、R35やらH35やらwz.34装甲車やらと基本的には同じ。

キットの主砲パーツはどうにも貧弱で、多少は手を入れるなり作り替えるなりしないといけないとは思っていたが、wz.29自身の写真となると、主砲回りの鮮明なものは手元にない。それでも、がっちりした装甲スリーブに収まっているR35やH35はダメとしても、FTのそれが参考にできるのではないかとボンヤリ思っていたのだが、どうも改めてチェックすると、だいぶ雰囲気が違う。FTよりもだいぶ細長い感じがする。

もっとも、SA18は21口径で、計算するとスケール上の砲身長は2.2cmというところ。キットのパーツではむしろ短め?くらいの感じ。要するにスリーブの差で、FTより細長く見える、ということであるらしい(あくまでも推測)。

F1030944 ●そんなこんなで、結局、交換用に“タミヤ製”の主砲を用意した(下にボヤけて写っているのがキットのもの)。ただし先端の砲身自体はカステンのJS履帯のランナー。JS履帯は不要パーツからランナーまで、どうしたわけか大活躍。

細部ディテールはどうこう、などと言えるレベルではなく、ぼやけたwz.29の写真に、wz.34装甲車の写真まで動員した挙句に、結局「でっち上げた」もの。

なお、wz.34装甲車には旧型の角形防盾と丸いボールマウント型とがあるが、後者はおそらく、砲それ自体も含めてwz.29と同形らしい。

●それはともかく、この週末はまったく工作ができなかったので、年内完成に持ち込めるかどうか、だいぶ怪しくなってしまった。

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微熱

●体調劣悪。熱は一昨日、昨日と37℃を越えたが、38℃には達さなかったので朦朧とするほどではない。

ただ、下痢がひどく腹痛もするので絶食状態。それでも腹は減るのでグーグーとゴロゴロが一緒に来ていて元気なのかダメダメなのかようわからん。

●そんな時を見計らったかのように、7日水曜日、およそ2年ぶりにR社から仕事の依頼。それも急ぎのピンチヒッター仕事で、一つは9日金曜午前中まで、もう一つは11日日曜日中。

せっかく復活した仕事先は逃したくないので請けたが、上記のような有様なので、一日中寝たり起きたりしつつ、その合間に仕事。間が悪いったらない。

●誕生日。「プレゼントは何がいい?」と数日前に息子に聞かれ、

「BRONCOのII号D型架橋戦車型がいい! 香港から通販で買ったら2000円台だ!」

と勢い込んで答えたが(まあ、そんなリクエストを出す親父もどうかとは思うが)、「何が何だか判らないし今から頼んでも間に合わないからダメ」と却下される。それだけでなく、横からかみさんが「私の誕生日の時のプレゼントが(展覧会の)ペア券だったんだから、わざわざまたプレゼントする必要はない」と言い出し、結局、ロッテの「雪見だいふく(生チョコ)」に落ち着いた。……我が家の親父の地位なんてそんなもんだ。

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wz.29装甲車(4)

F1030931●作り替えたハッチ類の細部工作を進める。

乗降用ハッチドアには取っ手と、裏側のロック機構に関係する上下4カ所ずつの小リベット。取っ手はキットにもパーツがあったが、単に丸棒を合わせただけのT字のパーツで、しかも例によって左右不揃いだった。

バイザー類にもちまちまとリベットと、ヒンジを付ける。このあたりの小リベットはタミヤのSd.Kfz.251のジャンクから削り落としたもの。MasterClubあたりの専用パーツより精度は落ちてしまうが、プラパーツの上にプラ用接着剤で付けられるのはやはり手軽。

バイザーのヒンジはプラペーパーで、裏から針で突いて何となくリベットを表現を付けているのだが、やはり不揃いになった。

それにしても、もともとのキットの車体リベット列が不揃いなうえ、若干装甲板の辺よりも内側寄りなので、バイザーのヒンジを付ける際にだいぶ邪魔になり、いくつかは少し脇に避けてもらったり、間引いたりした。

F1030925●前回切り飛ばした車体後部の装備品の、その切り飛ばして陰になる部分の追加工作。

尾灯(たぶん)とそのコード、右の謎装備の何か突起のようなもの、など。

おそらく右のものはジャッキで、それの回転用機構か何かだと思い、大きなナット状の突起をつけたが、もちろん形状に自信があるわけではない。尾灯ももっと丸く出っ張っている感じかも。

●もう少しバイザーあたりに追加工作するかもしれないが、車体の基本工作はほぼ終了。あとはフック・リングと工具をいくつか付ける程度。

ただ、あとは終盤の山として、武装マウント内側の工作が残っている。ピュトー37mm砲も自作の必要がある。

●今さら言ってどうする系のネタだが、S-MODELのバキュームのURSUS A型トラックのシャーシと、このキットとを比較してみた。

引っ張り出してきたS-MODELのバキュームはURSUS A型のTK豆戦車輸送車型だが、シャーシ自体は当製作記の一回目に写真を載せたものと基本同一。なお、A-MODELのキットはバキュームとは言ってもパーツのレジン率は高く、写真のように足回りでバキュームなのはシャーシフレーム程度。

F1030938 というわけで並べてみたのが右の写真。

wz.29装甲車はURSUS A型トラックのシャーシを若干強化して装甲ボディを載せたものなので、基本、同じになるはずなのだが、ご覧のようにARMOのwz.29装甲車はだいぶ短い。よく見ると、wz.29では後輪スプリングの後端部分までフレームを切り詰めてあるようだが(本当に実車もそうなのかは不明)、それが正しいとしても短過ぎ。

wz.29の(機銃抜きの)全長は5150mmだそうで、1:35では147mm程度になる。車体前端のリングと後端の工具箱が寸法に含まれるかどうかがよく判らないが、含まれたとしても5mm近く、含まれないと1cm以上短い。

一方、URSUS A型はS-MODELの説明書によればシャーシ長が5115mmで、S-MODESのキットのフレーム前端から後端までと、ほぼピタリと合う。……誰かS-MODELのシャーシに装甲ボディを自作して被せる勇者はいないかー(私はイヤ)。

F1030936 ●ついでに比べた両キットの車輪がこちら。上とは逆で、左がARMOのwz.29、右がA-MODEL。

ARMOのほうはやたら大げさなタイヤメーカー刻印入り、接地変形表現あり。ただし以前述べたように、少々歪みアリ。ただし、トレッドパターンは、少なくともwz.29の写真で確認できるものになっている。

ホイールは、表現の差はあれどうも両者とも同じものを表しているようだが、少なくともwz.29装甲車のものとは違う。

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金沢文庫

●「口の両側に指を突っ込んでびろ~んと横に広げ、『学級文庫』と大声で言う」

というアホな遊びを今の小学生もやるのかどうかはよく知らないが、ここで「学級文庫」ではなく「金沢文庫」と言わせるのが、いわゆる“ハマっ子”(横浜人)とそうでない人の境界線なのだそうだ。

ちなみに私は川崎育ちなので普通に「学級文庫」だった。

しかし、そもそも「学級文庫」というものが実在する小学校(のクラス)はどれだけあるのだろう。

●閑話休題。12月1日木曜日、金沢文庫に「愛染明王 愛と怒りのほとけ」展を見に行く。

F1030920 金沢文庫そのものは、鎌倉時代、北条一門の有力家系であった金沢北条氏が建てた、日本でも初期の私設図書館と言われるものだが、現在はその跡地とされる場所に、神奈川県立の歴史博物館として存在している。

右写真は、隣接する称名寺境内から元の金沢文庫への交通のために中世に掘られたとされる小隧道。

展覧会そのものは、とにかく愛染明王と愛染明王信仰にのみスポットを当てた妙にマニアックなもので、文書が多いうえに展示物同士に関連があってもそれが判りづらかったりして、説明文を読むだけで力尽きてくる感じ。もちろん彫像や絵図もそれなりにあってよかったのだが、そちらはそちらで、保護のためやむを得ないにしても照明が暗くてよく見えないものもあったり。

●同夜、友人というか後輩というか、まあそういう感じのMの企画で、I君を含めて3人で飲む予定があって、そのまま都内に出る。

時間に余裕があったので、久しぶりに秋葉原の模型屋(VOLKSとYS)に寄る。RB Modelの45mmアルミ砲身と、MasterClubの尖頭ボルト(0.5mm)を買う。RBの砲身は143円で、金属砲身では破格に安い。MasterClubは、本当は丸頭リベットを買い足そうと思ったのだが在庫がなかった。

最近、何かの折にいきなり、「ああ、シャシリーク(羊の串焼き肉、シシュケバブ)が食いてぇ」と脈絡のない欲望が湧き上がっていたのだが、ツクモ電機のある路地のドネルケバブの店でこの頃シシュケバブも売るようになっていたので、一本買い食い。

ドネルケバブの店といえばトルコ人の店員さんというイメージだが、いつの間にやら日本人(のアルバイト?)になっていた。繁盛しているから?

ちょうど食っている時にI君から、待ち合わせに遅れるとの電話あり。

●新宿でMと落ち合う。I君から「このあたりで飲んでいて」と言われた沖縄料理店で飲み食い。何だかんだと他愛無い話をしつつ10時過ぎまで飲んだが、I君はついに現れず。

電車に乗ってから謝りの電話が来た。それにしても、「ぜひ安い店で」と事前に言ってあったのに結構高かったぜ>I君。

●AFV模型のコンテストとしては定評のある「キヤコン」の要項が発表になったというので、主催する荻窪の模型店・喜屋のページを見に行く。

もちろん、私自身は所詮、口(くち)モデラーの類であってキヤコンに作品を出すような腕も度胸も持ち合わせてはいないため、単に「見てみた」だけなのだが、同コンテストの一般部門のレギュレーション、

「実在した、もしくはされたと考えられる戦車、装甲車両……」

という日本語が妙に引っ掛かる。なぜ受動態?

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wz.29装甲車(3)

●こんな調子でたらたら作っていて、あと1ヶ月のうちに完成するのかどうか自分でもちょっと不安だが、とにかくwz.29装甲車の進捗状況。

F1030902 F1030903

●戦闘室周囲に付いている小バイザーハッチは、先述のようにキットのものは大きさがまちまちなうえ、出来もプリミティブなので0.3mmプラバンで作り直した。とはいっても、現時点では基本形を切り出して貼ってあるだけ。ヒンジほか細部はこれから工作。

なお、車体後部左右のものは開口部を一部埋め、位置を後ろにずらした。

F1030891●車体前後の運転席前のバイザーハッチも作り直し。右写真は車体後部のもので、ついでに位置も少し修正してある。上に乗っかっているのがキットのパーツで、ご覧の通り形状はまるっきり違う。

凹部の下の面は、本来、外側に向かって傾いているのだが(運転用の窓なのだから当然)、いい加減な工作のせいで内側に向けて傾いてしまった。反省。しかし面倒くさいので作り直さない(開き直り)。ここも細部工作はこれから。

●エンジンルーム横のハッチは、位置的には前部フェンダーと干渉する位置にあり、ARMOのキットではハッチは素直な長方形でフェンダーが窪んでおり、COMMANDERのキットではフェンダーが素直な形状でハッチ前下方が大きく切り欠かれている。

F1030901 当時の写真を見ると、フェンダーが窪んでいるのは確かなようなので、最初、キットのパーツを素直にそのまま付けてしまったのだが、その後、このハッチが開いている車輌の写真をよく見ると、実は角の部分がわずかに斜めに切り欠かれているらしいことが判明。

仕方なく引っぺがして再加工した。しかしそうなると、キットのままの貧相なヒンジも気になって、これも作り替えるか思案中。

●車体左右の大型ハッチドアは、キットのレジンパーツは反りが入っているし、特に車体右側はヒンジの位置が違っていて、しかもキットのパーツはヒンジ位置が上下対称ではないので単純にひっくり返して使えないし、そもそもヒンジ自体貧相だし……というわけで、プラバンで作り直す。

F1030895最初はキットのハッチをテンプレートに切り出して素直に取り付けたのだが、その後、ハッチ上端が車体側面上端まであることに(キットはそうなっていなかった)今さらのように気付き、これまた仕方なく引っぺがして再工作。

写真はキットとはヒンジ位置を逆にした右側面。もともとヒンジのあった前側にはリベット列を付けたが、実車で6つのところ、リベット位置を鉛筆で書き込む時に計算を間違えて7ヶ所にしてしまい、しかもそのまま気付かずに工作してしまった。大迂闊。

もっともそもそも最初に書いたようにこのキットのリベットは実にいい加減で、かつ、どこも数が多めなので、キットのままの左側面とはむしろバランスが取れている……からいいや、他に影響する部分でもないし、面倒くさいし、と自分に言い訳して、このまま直さないことにする。ヌルし。

「君! せっかくヒンジ位置を直しているのに、ここのリベットの数が違うじゃないか!」(ビシッ)

と指摘する人は世界中探してもそう何人もいないような気がするし、いたらいたでちょっと引いてしまいそうな気がするし。

F1030900 ●車体後端には、何やら工具箱と、ジャッキなのかジャッキ台なのか、その両方の組み合わせなのかよくワカラン装備が付く。キットのパーツでは左下部分も埋まっているのだが、実車はそうではないのでノコギリでギコギコ切り欠いて整形。

その窪んだ場所には尾灯がついているほか、車体側になのか、右の謎装備に付属しているものなのか、右側に何かしらごちゃっとしたものがあるので、今後何かしら誤魔化し工作を行う予定。

F1030896 ●前回の砲塔の工作のその後。

前方の37mm砲用マウントと、左後方のオチキス機銃用マウントも付ける。

キットでは装甲の(左右位置で)真ん中に付いているのだが、どうも実車ではオフセットされているようなので、そのように工作。

上面ハッチには信号旗用なのか、小さな丸ハッチらしきモールドがあったのだが、数少ない実車写真から判断すると位置が左右逆のようだったので作り直す。モデルカステンのJS用履帯の、いくつも余る小さい丸パーツが珍しく役に立った(1個だけ)。

なお、この写真で中央に写っている面の視察用スリットは、どうも位置が左右逆なのではないかという疑いもあるのだが、はっきり写っている写真がなく、大きさだけ直して放置。

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