シブリ
●25日金曜日、仕事で中目黒。
帰りに中目黒のbookoffに寄ったら、グランパのバックナンバーが2冊、それぞれ150円で売られていた。2005年8、9月号で、メイン特集はルクレール。定価なら買わないネタだが、さすがに150円なら文句なしに買う。サブの大戦ネタは、8月号は「8.8cm高射砲と8tハーフ」、9月号は「M7プリースト」。
9月号には「AFVデータブック・Vol.1 ドイツ装軌装甲車輌編」という小冊子のオマケ付き。生産数と性能諸元のみ、1ページ6車種で戦前から現代までのドイツ装軌式AFVを並べてあるもので、なんとなく中途半端感があるが、それなりに網羅性はあるようなので、いざという時意外に役立つ、のかもしれない。が、「ジャーマン・タンクス」と比べると数字にいくつか差異があるようで、しかもこの小冊子には出典が出ていないので、あくまで「パッと、適当に判ればいい」用ということかも(もちろんジャーマン・タンクスの数字も、ジャーマン・タンクスの記述の中ですでに齟齬がある場合もあるが)。
ついでに「ジゼル・アラン」(笠井スイ、エンターブレイン)第1巻。普通の棚に350円で出ていたのだが、念のために見てみたら105円の棚のほうにもあった。
●27日日曜日。叔母の誕生日で人が集まるので来いと言われ、川崎の実家に行く。
誕生日の当人である千葉の叔母と従弟、東久留米の叔父夫婦に従妹2人、さらに我が家の“3人目の兄弟”的位置付けのドイツ人Pの家族:奥さんと娘2人(本人はドイツに里帰り出張中とか)。家主の母と私も含めて大賑わい。
東久留米の叔父は近年は郷里の奄美大島と東京の半々の生活だが、最近、叔母の実家の土地に新しく家を建てたとかで、この夏の“八月踊り”の様子と新築の家のビデオを観る。
東久留米の叔母が「シブリ汁」を作って来ていて、食す。見た目は地味な田舎料理だが美味。「シブリ」は奄美のシマ言葉で冬瓜(とうがん)のこと。ちなみにウチナーグチでは「シブイ」というらしい。
もっとも冬瓜自体、そう味のあるものなのかどうだかはよく判らない。このスープもキモは奄美の地鶏で、冬瓜は、そのスープを吸ってトロトロ・アツアツになっている。
帰りに、Pのドイツの実家のお母さんお手製、ドライフルーツと洋酒の入ったずっしりしたケーキを少し分けてもらって帰る。名前はよく判らないが、シュトレン(Stollen)ってヤツかな?
●実家への行き帰りに、図書館で借りてきた「ビブリア古書堂の事件手帳(2)」(三上延、メディアワークス文庫)を読む。ライトノベル系なんだけれども、本の薀蓄が結構突っ込まれているのと、馴染みの北鎌倉界隈が舞台なのが個人的に魅力。
しかし、それ以前に借りていた「ばんば憑き」(宮部みゆき、角川書店)の存在をすっかり忘れていて、かみさんに返却期限が来ていると言われてようやく思い出した。頑張って一気読みしよう。
●30日水曜日。歯医者。
下はその帰りに写した、ヤマザクラの狂い咲き、ホトトギス、他人の家の玄関先の妙にシュールな花(「花びら・スプーン状」でヒットしたが、オステオスペルマムという花であるらしい。この後徐々に“スプーンの柄”が開いて、最終的には普通の一重のキク状になる)。
●帰りにコンビニで農心のコムタンラーメン(カップ)を売っていて「食いてぇなあ」と思ったのだが、コンビニでカップ麺は高く付きそうなので買わず。そのうち試そう。
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コメント
老眼が酷くなってるのか、タイトルを「ジブリ」と読んでいました……。そういう名前の飛行機があったよなぁ、何だったっけ~?と、思いつつ。
「ビブリア古書堂~、そのうち読んでみようなどと思っていますが、いつになるやら。面白かった?
投稿: はほ/~ | 2011年11月30日 (水) 21時52分
>はほちん
いや、絶対にそう読まれるだろうなと思ったんだけれども(笑)、わざわざ「ジブリじゃないぞー」と書くのも何かなと思って。
“Ghibri”は、大戦機ファン的にはカプロニの双発機な(Ca309)。読みはジブリじゃなくてギブリだそうだけれど。ノルウェーの“干鱈”(Ca310)の元になったヤツ。
「ビブリア古書店」、割とささっとお手軽に読めて、けれどさほど荒唐無稽な感じもなく、そこそこオススメかな。まあ、ちょっと地元贔屓コミです。
投稿: かば◎ | 2011年11月30日 (水) 22時21分
同じく「ジブリ」と読んでしまい、ナニナニつんちゃんたらそんなにナ○シカ姫に似てるってか?やっぱりそうか~(照)って、言われてもいないのにツッコンでしまうところだったではないですかw
シブリ汁、んまそうですね~。
冬瓜は、美味しい出汁を吸うて初めて美味しくなるっていうなんとも謙虚な食品だと思うてます。そんなところがダイスキですw
投稿: つんきち | 2011年12月 1日 (木) 00時36分
>つん姐さん
シブリ汁、美味かったっすよ。
ウチの田舎(といっても父母の、ですが)の奄美大島は、根っこは琉球文化圏なのですが、曲がりなりにも明治になるまで王朝があって、宮廷料理などの伝統もあった沖縄に比べると、数百年、薩摩の奴隷の島だったせいか、本当に彩りの少ない田舎料理ばかりです。
それも素材をごちゃっと煮ました、茹でました、炒めましたという感じで、一般にオススメできる料理が少ないのですが、鶏飯(けいはん)と、このシブリ汁はマジでオススメかも。どっちも地鶏のスープなので、味付けは共通してますが。
投稿: かば◎ | 2011年12月 1日 (木) 01時37分
イタリアとブラジルが共同開発したジェット攻撃機AMXの、イタリア名称が「ギブリ」でございますよええ。例によってイタリア空軍機には素敵なスペマーがあるのでナナニのキットが欲しいとこですが、現状エアロクラブのバQしかないのがいと悲し。しかも手に入らんし。
とか言ってるワタシもタイトルを「ジブリ」と読んだ一人でございます。orz
投稿: KWAT | 2011年12月 2日 (金) 15時44分
>くわっちん
そうそう。現用機にもあるんですよね。ギブリ。いや、私ゃそれがどんな格好の飛行機かも知りませんが(あとで検索してみよう)。
だもんで上では「大戦機ファン的には」と書いたわけですが、もちろん、スタジオ・ジブリはカプロニのほうでやんす。
投稿: かば◎ | 2011年12月 3日 (土) 01時32分