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2011年7月

BT-42の重箱の隅(2)

●オリジナルのBTのあれこれの続き。

・車体側面のボルト/リベット列はキットでは画一化された形状だが、実車では、

  • 車体後面板との接合部は尖頭ボルト、
  • 側面リブ上は丸頭リベット、
  • サスペンション用内部隔壁接合用の(主に)斜めに走っている列は平頭ボルト

という具合に形状に差異がある。もっとも組んでしまえばほとんど見えないので(特にBT-42では)、今後特大サイズのBTのキットでも発売された時に再現されていればいいや、くらいの感じ。

・起動輪基部のギアハウジングのパーツB10、B11内側垂直面には4箇所の穴が開いているが、ここは実際には貫通しておらず、窪みの中に六角ボルトの平頭があるようだ(グリスの注入口か何か?)。しかも最上部の穴はなく3箇所。パロラのBT-42だけでなく他の1937年型でも確認できるので、(どこまできっちり連動しているかはともかく)どうやら37年型では3箇所が標準であるらしい。

では35年型は皆4箇所かといえば、今度は35年型で下側の穴が少ないらしいものもあったりして、どうもよく判らない。

Rear01 ・このギアハウジング切り欠き部外側には、三角形にベロが少しだけ見えている。ここはEECのBT-7系のキットでは再現されている。EECが一箇所、タミヤに勝っている! スゴイ! 切り欠き内側垂直面の円周外縁にはボルトがある。右図の数だの位置だのはまるでいい加減だが、まあこんな感じ、ということで。

・車体前部の斜め部と誘導輪基部を結ぶ三角板のパーツ(B27、B28)の四角い開口部前側に小さな出っ張りがあるが、これは組立を進めていくと判るように最前部転輪サスのダンパー。実際にはもうちょっと凝った形状で、しかも三角板のほうではなく誘導輪基部のほうにがっちり付いている。

なお、今さらの話ではあるけれど、ここではキットの説明書に合わせて1937年型と言っているが、傾斜砲塔を載せたBT-7は文献によっては1938年型と呼ばれていたりもするので注意。

●BT-42の話。

キットに付いて来ている実車解説リーフレットにもあるように、BT-42は18両がBT-7/1937年型から改装されている。

フィンランド軍はソ連戦車を大量に鹵獲して自軍戦車として使っているが、その大多数はT-26系列で、BT系、特にBT-7/1937年型は戦車のままの形態で使ったのはR-100号車1両だけとのことなので、ほぼ37年型の全車両がBT-42に化けたことになる。

37年型は砲塔換装に伴って砲塔リング径が拡大されているそうなので、大砲塔化に都合がよかった、ということなのだろう。もっとも「大砲塔」と言っても元の37年型の傾斜砲塔を切ったり継いだりしたもので、オリジナルのバスル底面まで残っているらしいことは、かさぱのす氏の実車リサーチにある通り。いやあ、いいなあ、このビンボ臭さ。

なお、かさぱのす氏は早速バスル下に溶接ラインを作っているらしい。わははははは。

それにしても何が悩ましいって、たった18両しかないくせに、妙に個体差があり、しかもその個体差がちゃんと判る写真が少ないのが、もうもうもう、って感じ。

というよりも、「フィンランド軍2代目突撃砲」であるIII突が、ほぼ全車写真が残っており、それぞれの素性が判り、ある程度各車の仕様やディテールが追えるのに対して、BT-42はそもそも写真自体が少ない。しかもまともな写真のほとんどは、ヴィープリ戦で撃破されてソ連側で写されたものである。

苦しい戦いのさなか、メルスやブルーステルやシュトゥルミ相手にはあんなにニコヤカに並んで写真を撮りまくっているフィンランド軍の中で、この扱いの悪さはどうよ!?

いや、それとも未発表なだけで、まだまだどこかに鮮明なBT-42の写真が大量に眠っているのか?

その他ディテールにしても、パロラに現存している車輌(R-708→Ps.511-8号車)を鵜呑みにしてよいのかどうか、という問題もある。8号車特有の仕様ではないか、あるいは戦後の追加改修ではないか、確認する術がない部分も多いためである。

・仕様上の「個体差」のポイントは、

  • 装備品の位置。特にクリーニングロッドの搭載場所は車体右前部か、車体後部かの2択で、これは有り難いことにタミヤもしっかりキットでフォローしてくれた。
  • 車体前部の謎の板状張り出し。これは少なくともR-717号車、Ps.511-19号車で確認できる。乗員が個人的にくっ付けるようなレベルのものとも思えないので、改装時に工場で付けられたものだとは思うが用途は不明。個人的にはヘッジローカッターの類のものじゃないのかと思っていて、先日青木氏と会った際に話したら「BT程度で倒せるもんならあんなん付いてなくても倒せるのでは」と疑義を呈された。うーん、まあ……。R-717号車はキットの指定塗装にも取り上げられているので注意。
  • 砲塔の謎の増加装甲? スコドロのEASTERN FRONTにも取り上げられている有名車輌のPs.511-19号車で確認できる。本来、オリジナルのBT-7砲塔が残っている前半部分が一段盛り上がり、リベットが並んでいる。単に増加装甲なら、フィンランドで継ぎ足した上方にもそのまま付けそうなものなのに、オリジナル装甲部分にだけ付いているのが謎過ぎる。Ps.511-19号車は珍しく、後ろからと前から、両方の写真が残っており、この増加装甲様のものが左右両側面にあるのが判る。したがって、たまたま砲塔装甲のその部分が損傷したので張り増しました、というものではないらしい。

なお、バトルダメージによると思われる個体差として、Ps.511-19号車は車体前面、操縦手用上部ハッチ左に弾痕を補修したと思しき四角いパッチを当てている。712号車の砲塔にもパッチがあるが、これは鉢巻アンテナ受けの座板である可能性もありそう。

・以前よりかさぱのす氏との間で話題になっていたことの一つが、主砲基部脇、オリジナルのBT-7砲塔面に付いている左右3つずつの尖頭リベット(いわゆる「ザクのショルダースパイク・リベット」……どこの“いわゆる”だよ)である。

これはオリジナルのBT-7の防盾外側カバーを付けていた左右3箇所ずつのボルト穴の名残りなのではないか、と推察したのだが、ご存知のようにBTやT-26の防盾はやや右にオフセットされているため、カバーを止めるボルト位置は左右でやや異なる。それにしてはBT-42の尖頭リベットは左右対称にあるっぽいし、では主砲用張り出しが中央にあると見せかけて、実は右に寄っていたりするのか? ……などと話していたのである。

が、タミヤのキットで確認すると、微妙に右ボルトが外側に寄っている! 改めて実車写真を見ると、確かに僅かに位置が違うように見える(なぜ今まで気付かなかった!?)。というわけで、「位置が左右で違うらしいこと」「やはりオリジナルの防盾カバー止め跡らしいこと」「やはり主砲は中心線上だったこと」がまとめてキットで確認できた。すっきり。

・車外装備品は多くがフィンランド独自のものに置き換わっているが、車体左側部に付く箱状のもの(パーツS5)はただの工具箱ではなく、鋼板で新たに作られた車体張り出し部で、側面装甲とは溶接で継がれている。おそらく実車はこの箱の前後でフェンダーが切れているのではと思う。

これについては、大口径榴弾砲搭載に伴い、戦闘室の容積を稼ぐためにはじき出された何かで、燃料タンクあたりかと以前から想像していたのだが、キットの説明書にはバッテリーボックスとあった。へー。

・砲塔上面ハッチの砲塔側の受けは、キットのモールドでは左右同じ形の角状になっているが、実車は左側はハッチ固定用の爪が掛かるように、少し前側に張り出しがある。キット同梱の資料写真リーフレット、表の下から2段目左端の写真参照。ヒンジ自体、オリジナルのBT-7/1937年型から持ってきているようで、ここはオリジナルも同じ。

・ラジエータ上の通風孔(パーツE5、E8)には内部にシャッターがあり、その操作つまみが付いている。キットの写真リーフレット、裏面中左を参照のこと。開口部が3面あるのに合わせ、つまみは後部に2つ、前部は外側のみに1つ。さすがにこう小さいとエッチングだな、と、既存のBT用エッチングをいくつか見たが入っておらず、それもそのはずでBT-42独自の追加装備だった。芸が細かすぎるぜフィンランド人。

問題は、戦時中の車輌ですでにこれが付いていたかどうかだが、珍しくフィンランド側撮影の鮮明な、1943年撮影のグリーン一色塗装の写真(R-705号車)でなんとか確認できる(しかしヴィープリ戦の撃破車輌では写っていなかったり、そもそもこの部分が破損してなくなっていたりで全滅)。

あまり中身はないが長くなったので次回に続く。

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ハワイアン

●唐突だが、昔々近所の子がレインボーマンの主題歌を

「近所の山奥で~ 修行をし~て~」

と歌っていたのを思い出した。近所で修行するだけでレインボーマンになれるならいいなあ、と改めて思ったりする。

レインボーマン自体ご存じない方がいると何なので一応補足すると、本当の歌詞はインドの山奥だ。

●金曜日、神保町の事務所に行きがてら、コンビニに寄ったら「ガリガリくん 梨」がまだあったので何本か買って事務所で皆で食べる。

「ガリガリくん 梨」は、梨味と言いつつリンゴ果汁が入っていたりしてなかなか謎だが(梨果汁も入っている)、しっかり梨の風味があって美味しい。駄菓子の類なのに、リンゴだろうが梨だろうが本当に果汁が少しでも入っているのもなかなか偉い気がする。

が、今季これ以降は主力のソーダ味の生産に注力するとかで、梨味はすでに生産終了している由。というわけで、梨味の食べ納め。

ちなみに先日、チョコ味の「ガリガリくんリッチ」(K女史曰く『ガリガリさん』)も食べたが、個人的にはイマイチだった。

●金曜夕、事務所がC社長属する楽団の例会に占拠されるために早々に追い出され、一方で東京駅はどこかの馬鹿がネットに通り魔予告をしていて物騒なので、神保町をしばらくうろつく。

「グランドパワー」誌は昨夏、2号連続でBT-42を小特集しており、これまでにも買おうかどうしようか迷ったのだが、戦史の読み物としては面白いが、初見の写真はあまり写りのよくないものが数枚出ているだけでどうもコストパフォーマンスが悪く、結局、今回も購入はパスする。うーん。まあ、いつかは……。

そんなこんなで古本屋を回っていて、結局、

  • 萱野茂「アイヌの昔話」(平凡社ライブラリー)
  • 砂沢クラ「ク スクツプ オルシペ ~私の一代の話」(福武文庫)

と、たまたま見かけたアイヌものの文庫2冊を衝動買いする。

●昨年夏は逗子駅前や商店街に「アロハ逗子」という幟やポスターが溢れていたが、今夏は「まちいっぱいのハワイアン」である。

もっとも、海開きしてかれこれ1ヶ月だが、今のところハワイっぽいものは何一つ目撃しておらず、どこが「まちいっぱい」なのか謎。あるいは来月になれば逗子市全域にハワイが大発生して、そのへんの隙間にもハワイが詰まっているような事態になるのかもしれない。

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BT-42の重箱の隅(1)

●タミヤのBT-42をいじり始めたので、細かい考証など順不同に。

もっとも、これがEECのキット相手だと「ここだけはぜひ手を入れたい」だの、「ここはもちっとこうであって欲しかった」だのテンコ盛りで書けるのだが、タミヤのコレは基本、非常によくできたキットで、実際、表題の通り重箱の隅な話である。

●BT-7/1935年型がタミヤから出たことだけでも結構な驚きで、1935年型を出したからにはいずれ1937型は既定路線だと思ったが、1937年型をすっ飛ばしてBT-42とは、フィンランドAFVファンの私あたりが流したガセネタならともかく、くらいの意外性だった。

そもそも「1937年型は当然出ると思った」と言っても、それぞれ標準的な1935年型と1937年型とでは砲塔だけでなく、車体の細部にだいぶ差異がある。

F1030059b私も以前は、砲塔リングが広がったことによる第2転輪用サススプリングの頭近辺のあれこれの変更、くらいしか認識していなかったのだが、その他にも、砲塔の進化と前後して結構変化がある。これについてはセータ☆氏がブログですっきりまとめているので、そちらを読むのが早い(写真は本文と特に関係ありません)。

実のところ、タミヤは当初、1935年型と1937年型とでそう細かく違っているとは思わずにうっかり1935年型から出してしまい、後で気付いてあーら大変状態だったのではと先日会った際に青木氏が言っていたが(某模型店主氏もそう仰っていたとか)、私もそう思う。

これがひと昔前のタミヤなら堂々と「そんな細かいところはイイヤ」で出してしまったかもしれないが、流石に今の世ではそうも行かないというところか、実に丹念に手を入れて来ていて、共通部品枝は約半分しかない。頑張ってるなあ。

●まずはオリジナルのBTとしてのあれやこれや。

・単に差異をフォローしているだけでなく、1935年型では忘れられていた誘導輪基部の車体側モールドも追加された部品が入ってるなど細かい。

・1937年型では第2転輪用サススプリングの頭が車体上面に突出しなくなった代わり、車体横に台形のパッチが付く(パーツF13、F14)。おそらくサス調整用のアクセスパネルなのだが、新砲塔が乗るのと同時ではなく、37年型でも初期の車体にはない。また同じく大型の砲塔が頭位置にかぶるBT-7Aにもない。この場合、サススプリングを頂部で調整すること自体を諦めているのか、車内側からどうにかするようになっているのか、謎。

Side02 ・上記パッチは単に側面装甲に重ねてあるのではなく、実際には側面装甲に切り欠きがあって、そこにはめ込んで止めるようになっている。右図の左がキットの状態で、右が実車。キットに同梱のBT-42ディテール写真リーフレット裏面右肩の写真を参照のこと。

・上記パッチのパーツ(F13、F14)はキットの通りだと装備品で隠れるので取り付け穴があったりボルト/リベットの省略があったりする。パッチが表に出るような仕様で作る場合は注意が必要。キットではBT-42の砲塔パーツの枝に入っているので、BT-7/1937年型発売の際は、また別にボルト/リベットが揃ったパーツを起すのだろう。

Side01 ・車体側面のボルト列のモールドは、僅かに不足がある。図は車体側面のフェンダーより上で、1935年型の場合で第2、第3転輪上、1937年型の場合は上記パッチが付くので第3転輪上のみ。下がキットのモールドの状態、上が実車で、台形に並んだボルトの上に、一段丸く窪んだ中に下より小さめのボルトが付く。ただし、BT-42の場合は第3転輪上も工具箱や追加の張り出しで隠れてしまうのでまったく問題にならない。……しかし、ここが見える1935年型はもう車体の箱組みを終えてしまった。困った。

・車体天井板、戦闘室前側に、キットのパーツでは横一直線に筋彫りがあるが、ここは実際は溶接線であるらしい。砲塔後ろにも筋彫りラインがあるが、こちらは実車では見えない位置なのでよく判らない(が、エンジンルーム上は取り外せそうな気がする)。

・起動輪基部のギアハウジングの張り出し(パーツB10、B11)は、丸まった面上にリベット列がある。たとえばこのあたり参照。

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アナログマ

●話がだいぶ前後するのだが、先週末、ご存知のようにTVのアナログ放送が停波となった。我が家はCATVなので特に何もしなくていいはずだと高をくくっていたのだが、直前になって、我が家における主なTV視聴者であるかみさんと娘が、実はCATVでもデジタル化に対応したチューナーが必要であるらしいとどこかで聞きつけてきてオタオタする。

そんなん、君ら自身で何とかしてくれんと、オレはもともとほとんどテレビ見ないんだから知らんがな。

そんなこんなで、もしかしたらテレビが見られなくなるかもしれない危惧を抱えつつ、結局何もせぬまま切り替え日を迎える。

結果。これまた大方のCATV視聴者の方々はご存知のように、2015年春まではCATV側でデジアナ変換してくれるので、一応そのままで視聴可能(別にテレビ止まんないね云々の後に一応調べた)。

●日曜夕方、ついに自宅近辺で初ヒグラシを聞く。週の半ばを過ぎてミンミンゼミも聞かれるようになった(後者はしばらく前から都心で聞いていたが)。

●我が家のチビ助の、飼い犬に対する理不尽な指令。

「おすわり……おて……たまご

産めというのか!?

●脈絡のない唐突な備忘録その2。

青木氏の実家近くを走るJR福知山線は(何年か前に大事故を起したあの線だが)、氏によれば、南側は都市近郊の通勤電車だが、宝塚の先で田舎を走る全くのローカル線へとがらりと様変わりする。そのギャップは、例えれば、

南側が電車だとすると、北側は粘菌の一種

とするくらいに違うのだそうだ。……以前もそんな話をしたなあ、と過去ログを漁ってみたところ案の定出てきたが、以前は北側を「海棲哺乳類」と例えていたことが判明した。適当だなオイ。

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シュッと。

●前回書いた国立博物館の「空海と密教美術展」の「この夏、マンダラのパワーを浴びる。」というコピーも如何なものかと思うが、やはり現在開催中の鎌倉国宝館、「仏像入門展」の

ミホトケをヒモトケ

というダジャレ系キャッチフレーズはどうしたもんだか。

「ミホトケをヒモトケ、そしてモルトケはホットケ」とか、意味なく延々と続いていきそうな気がする。もっとも、この仏像入門展は例年夏に開かれているようで、しかもこのキャッチフレーズも以前にも見た覚えがある。気に入っちゃった人がいるんだろうなあ。

さらに、これは今年だけかもしれないが、ポスターで、千手観音坐像がキッと厳しい表情をしているにもかかわらず、丸ゴチ(?)ひらがなのフキダシで

ぶつぞうまんさい!

と喋っているのがますます脱力。

●ちなみに「鎌倉国宝館」と言うからには、国立博物館「空海と密教美術展」の「国宝 重要文化財 98.9%」どころじゃなく、こりゃもうメイプルリーフ金貨並みの純度かと(今頃になって)色めきたったが、よく同館サイトを見てみると、出品リストに国宝は1点もなかった。ブーブー(←茶化しているだけ)。

なお、そのへんについては同館自身がマジメに言い訳しているのがおかしい(このページの「館名のいわれ」参照)。

とりあえず、空海と密教美術展も見たいし、鎌倉ミーハーとしては鎌倉のいい仏像が集まる仏像入門展は今夏こそぜひ行きたい。

●これまでにも何度か触れているように神保町の事務所近くの某酒屋ではウィルキンソンのガラス瓶入りジンジャエールを扱っていたのだが、久しぶりに飲もうと今日買いに行ったら、ガラス瓶入りがなくペットボトル版が置いてあった。

違うだろう! 確かにペットボトル発売は有難いが、ガラス瓶版を置き換えるものじゃないだろう!

(8月2日追記。その後、何もなかったように瓶入りが再入荷しており、結局、たまたま品切れだっただけである模様。失礼)

●脈絡のない備忘録。青木氏によると、関西で多用される人物(だけではないかもしれない)に対する形容、

「シュッとした」

は、それ単一で(つまり、シュッとしているか/いないかで)使われることもないわけではないが少なく、むしろ

「○○がシュッとしたような」(○○は話者同士が知っている人名、一般に芸能人など)

と、誰かしら基準となる人物を持ってきておいて、それをいわば「シュッと化」する風に使うのが一般的であるそうだ。なお、

「○○を垢抜けさせたような」

というのは、「意味として『シュッとした』とは違うが用法としては同じ」(青木氏)であり、意味については「『シュッとした』は『シュッとした』以外に形容しようがないから『シュッとした』なのだ」である由。ただし少なくとも「シュッと化」は人物の魅力として一般にプラスの作用である。

なんでそんな話になったんだ的な話題だが、確か、擬音の本の話からのつながりで、「関西人の会話に擬音は欠かせない」という流れだった気がする。

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擬音

●擬音精舎の鐘の声、

ぐわんがらん、ぐわんがらん。

●というわけで、「日本語は擬音語、擬態語が面白い」という副題が付いた本、

山口仲美「犬は『びよ』と鳴いていた」(光文社新書)

を、K女史より借りて読む。

(おそらく高校時代の現国の恩師の刷り込みで)どうも文章中に擬音語、擬態語を使うのは下策だというような意識があって、ブログはどうあれ、仕事で文章を書く際には実際になるべく使わないようにもしているのだが、この本を読むと確かに擬音語、擬態語はなかなか面白く、若干意識を改める。

ただし、例えばセミの「ツクツクボウシ」は昔「クツクツボウシ」と呼ばれており、一時はその両方が通用していたのが、「ツクツクボウシ」が生き残ったのは、

  • 「クツクツ」はうがいする様、つぶやく様、ものが煮える様など他の表現にも使われているので避けられたと推察している一方で、
  • 「つくづく~する」イメージが合っていたという説も上げていて、

なんで前者の意味の重複はダメで後者の重複はいいんだ?という説明がないなど、ちょっと首を傾げる部分もあり。

F1030411 ●鎌倉の大町の谷戸の奥に「3時のおやつ工房」というケーキ屋があって、知る人ぞ知るという感じで、地味に評判が良い。まったく周りに店などない、住宅地の奥のそのまた奥みたいな判りにくい場所にあるのだが、それも道理で、趣味が高じて、庭の一角に小さな離れを建てて開いたお店。

日曜日、たまたま義妹が来て娘とそのケーキ屋の話をしていて、「じゃあ散歩がてら買いに行こうか」などという話になり、娘とチビと3人で、名越の山道を越えて買いに行く。右はその途中で見かけた小さなお稲荷さん。

……が、たどり着いてみたら閉まっていた(調べてから行けよって話だ)。

帰宅後調べてみたら、日曜休業、という以前に、23日土曜日から、来月30日まで1ヶ月以上、「夏季休業」だそうだ。本業でそんな贅沢はできないだろうが、元が趣味で、保存料だの何だの無しの生もの少量生産を売りにしているなら、ものが傷みやすい夏季、きっぱり休んでしまうのは、アリっちゃアリだろう。

涼しくなったらまた買いに行こう。

F1030409 ●どう考えても鎌倉にはあり得ない風景の看板(→)。

●山から大町に降りたあたりで、大きなカラスアゲハを見る。構造色が青に緑に光って美しい。山の斜面から道にしみ出た水を飲みに来ていて、止まったところを写真に収めたかったのだが、チビ助がはしゃいで追うので、とうとう撮れなかった。

そのしばらく後で、今度は(先日とは違って)白黒の黒部分がだいぶ多く、くっきり後翅の赤紋も目立つ夏型のアカボシゴマダラを見る。これは例によって、おとなしくどこかに止まって休んでくれるということがあまりないので撮れなかった。こんなんばっかし。

●ケーキ屋が閉まっていて残念な思いをした代わり、鎌倉駅前に出てミスドでおやつ。某金髪吸血鬼に敬意を表しつつ食す。

●ハラT青木氏が週末のワンフェスのために東国に流れて来ており、月曜昼、待ち合わせて昼食を一緒に食う。青木氏のリクエストにより、初めて麹町のアジャンタに行く。アジャンタは、新宿中村屋や銀座のナイルレストランと同様、日本における本格インド料理の老舗。

F1030427 2種類のカレーを選べるランチで、マトンカレー、チキンカレーを食す。丸のままのクローブが入っていたりして、なかなか贅沢な感じ。

右は店先の像。ずいぶんくつろいだガネーシャだな、と思ったのだが、改めて見てみると牙が両方あるようなので、ガネーシャと思わせておいて、実はインド旅行中のババールというようなオチなのかも。

●四谷まで歩いてお茶。その後秋葉原。

せっかく四谷近辺にいるのだから仙波堂でも覗きたいところ、青木氏曰く「月曜は定休」だそうな。和歌山在住者に都内の模型屋の定休日を教わるヤツ……。

●余談。白黒テレビ時代、画面の前に青いカバーというかフィルターというか、そんなものを掛けて見ていた――というのは全国的にポピュラーなことなのかと思っていたが、青木氏曰く、そんなものは見たことがない、そうだ。

そういえば、青木氏に「はらへったー、メシくわせー」と歌っていたかどうか聞くのを忘れた。

●四ッ谷駅で、現在国立博物館で開催されている「空海と密教美術展」の大きな広告を眺め、

「この夏、マンダラのパワーを浴びる。」

というキャッチコピーはかろうじて受け流すとしても、併せて書かれた

「国宝 重要文化財 98.9%」

には青木氏も私も耐え切れずツッコミを入れる。いったい何の成分表示だよ!

こうなるとむしろ残り1.1%が気になるのが人情であり、もちろんそれは昭和になってからの模刻であったりするのかもしれないが、それよりも、

「仏像を貸し出した寺の住職の個人的コレクションであるところのねんどろいどぷち

だったりすると面白い、などと話す。

●ブロンコのII号戦車D型とかICMのヘンシェルのトラックとかVULCANのヴィッカース軽戦車とか、とにかく次々に出る欲しい新製品を指を咥えて見ている今日この頃だが、しかし! 先週、これだけは外せぬBT-42をとりあえず買う。

ぬう。かろうじて時流に……。

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蚕豆

●ここ数日、世間は「なでしこジャパン」の活躍の話題で持ちきりであり、私も「すごいよねえ」などと相槌を打ちつつ、今日(17日)になってようやくサッカーのことだと理解する。我ながら何ともいい加減であり世間とズレ過ぎ。

ところで「なでしこジャパン 決勝控え最終調整、女子サッカーW杯」というニュースをweb上で読んだのだが(AFP BB News)、その記事本文中に曰く、

女子サッカーW杯ドイツ大会(FIFA Women's World Cup 2011)決勝、米国戦を前日に控えた日本は16日、最終調整を行った。

……え?

●もちろん前記の世間はごくごく真っ当な世間様のことであって、趣味関係での世間のここ数日の焦点は、当然ながらタミヤのBT-42である(独断)。

まさかあのタミヤが、シュトゥルミに続いてのフィンランド・アイテム。いやもう、わくわくです。……といっても、週末にすでに発売されている実物をまだ見てもいなければ模型屋に行ってもいない。ワジワジー。

ああ。スオミ分が、スオミ分が不足している。だから仕事が進まないんだあ。

●夕刻、家の前でバーベキューをする。肉と共に、ちょっと贅沢をして(というのは、普段は冷凍モノが多かったりするからだが)莢付きのそら豆を買ってきて、初めて“茹で”でなく“焼き”で食べる。

といっても調理法としては茹でるよりさらにプリミティブで、莢の表面が焦げるまで焼くだけ。莢の中で蒸されて豆はホクホクになる。岩塩を振って食う。美味。

F1030399F1030395●ここ最近、我が家の犬は暑気あたり気味で食欲もなく、玄関のタイルの上でへたばっていることが多かったためもあり、半日見ぬ間に娘にマルガリータちゃんにされていた。

それで涼しくなって元気一杯になったかというと、特に動作に変わったところはなく、いつにも増して情けない顔になった、程度である。

(18日午後、写真追加。どうしてもブレる)

●仕事が切羽詰っているにも関わらず進まず難渋。

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白河の関

●12日火曜日、福島行き。震災後初めて白河の関を越える。

昼に新宿駅西口でI氏、O氏と待ち合わせ。O氏の車で東北道を北上する。カッと暑い一日で、車の中は冷房が効いているが、道路上は逃げ水がギラギラしている。

●福島大学に行き放射線計測チームに話を伺う。最近は報道でも取り上げられていると思うが、調査結果を見ると、放射性物質は空中高く撒き散らされたのではなく、おそらく地表近くの風によって地を這うように運ばれていったことがよく判る。

●帰りの東北自動車道で、南下する牛運搬車を妙に頻繁に目撃する。避難? 出荷?

確か那須野塩原SAで、今年初めてのヒグラシを聞く。

●食事を待ちきれない子供が行儀悪く箸だのスプーンやフォークの尻だので食卓や皿をカンカン叩いて叱られる、というのは全国共通というより、もしかしたら全世界共通なのかもしれないが、これに関して関西出身のつんきちさん曰く、関西の子供は等しく、カンカンに合わせて

「は(↑)~らへったぁ~(↓)めしくわ(↑)せ~(→)♪」

と歌うのだそうだ。どうなんスか?>その辺の関西の人

●13日水曜日。仕事が滞って首が回らん状態。

結局そのまま神保町の事務所で夜明かし中。

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五穀豊穣

F1030368 ●九段下の交差点角にある牛丼屋。牛丼屋にカレーがあるのは別に不思議でも何でもないのだが、とはいっても、

牛丼専門店

と書かれた直下に

牛丼とカレーの店

とあるのは、やはり何か釈然としない。

●先週初めは何やら日教組系のイベントがあったらしく、神保町界隈は右翼街宣車がえらくガーガーと煩かった。「子供の教育をー、ナントカがー、ナントカでー」とがなっていたが、はっきり言って、他人の迷惑顧みず大音量で街宣車を転がす輩が子供の教育を云々するのも余計なお世話というものだ。

●K女史による、「右翼の街宣車にありがちな漢語スローガン」の例。

五穀豊穣とか、そういうやつ」

……いや、たぶんないんじゃないかな。

もっとも瑞穂国の国土を愛するのであれば、むしろあって然るべきスローガンのような気もする。

●これだけ連日暑くても、まだ夏本番の気がしないのはセミの声が聞こえないからだよね、というような話を事務所の仲間や家人ともしていたのだが、週末に梅雨明け宣言が出たとたん、まだ合唱ではなく鼻歌程度ではあるが、聞こえてくるようになった。

というわけで夏本番到来。

●昨年ようやく夏の大三角のどれがどれだか判別できるようになり、ククク、今年のオレは一味違うぜ、と臨んだ七夕だが、たまたま当日夜は曇って星が見えず。

ところで牽牛(わし座のアルタイル)、織女(こと座のベガ)はそれぞれ夏の大三角の2頂点であり、つまり夏の大三角は伝説のカップルに白鳥座のデネブが割り込んだ壮大な三角関係である。……といういい加減な説を捏造中。

●K女史に「割とその辺でよく見掛ける、腹の付け根あたりが明るい黄緑色?のトンボ」の名前について聞かれる。

ありふれたトンボというならシオカラトンボ/ムギワラトンボにアカネ系、ちょっと下ってギンヤンマあたりと思ったのだが、どれでもないという。実際、どれも腹の付け根だけ明るいなどという特徴に当てはまらない。

どうも謎のまま終わりそうな気配だと思ったのだが、1日2日してK女史自身が、「ちょうど俎橋のところで行き倒れていたので拾ってきた」という。虫がたかるといやなので、下の植え込みに放置してある、とのことで確認してみると、確かに腹の付け根部分だけ2節ほど、ドイツ機の味方識別帯の如く明色である。

それにしても、これが「よく見掛けるトンボ」のうちなんだろうか? と思っているうち、またもやK女史自身がネット上で答を見つけて教えてくれた。名称はコシアキトンボ、市街地ではシオカラトンボなどよりむしろポピュラーであるらしい。し、知らなかった……。

F1030372 ●自宅近くでもしかしたら今年初?のアカボシゴマダラを目撃。だいぶ大型の個体で、普通サイズのアゲハ(ナミアゲハ)に近い大きさ。

チョウも種類によって警戒心の強い/弱いがあるようで、以前に取り上げたウラギンシジミの場合、カメラをかなり近づけても泰然自若としているが、アカボシゴマダラはあまり落ち着いて撮らせてくれない。今回こうして撮れたのは割と珍しいのだが、それはたまたま、この個体が若干ヨタヨタしていたため。

特に羽に傷等も見当たらなかったので羽化したての個体なのかと思ったのだが、その後調べてみると、白黒の羽で白が勝っているのは春型、黒が勝ち気味なのが夏型である由。というわけで、だいぶお歳を召した春型である可能性大。

とはいっても白過ぎるといえば白過ぎるし、名前の由来である後翅の赤班もほとんど見えず、本当にコイツはアカボシゴマダラなのか、と思わないでもない。が、逗子近辺にいる白黒系チョウで、これだけ目立つヤツはアカボシゴマダラ以外にちょっと思い浮かばない。

●森見登美彦「四畳半王国見聞録」読了。中の一編に、「四畳半神話体系」の面々もチラリと登場する。お馴染みのヒロインは今回、「お饅頭が大好きなのです失礼」と言いつつ饅頭をがふがふ頬張っていたが、その名前を思い出せずワジワジする。

しばらくして思い出した。明石さんだ。

ついでに畠中恵のエッセイ「つくも神さん、お茶ください」を読み、どうでもいいことだが奥付で今頃になって「はたなか・めぐみ」ではなく「はたけなか・めぐみ」であることを知る。

そのままずるずると、イヨネスコの「授業」が収められたアンソロジー、新・ちくま文学の森14「ことばの国」を読み始める。真ん中あたりに収録された「授業」を真っ先に読んでしまったのだが、他も面白い。

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ほらほらこれが僕の骨

●事務所での雑談で何かのはずみで奄美大島の言葉の話になる。

奄美の言葉(島言葉、琉球語の奄美方言)に関しては、web上に「奄美方言音声データベース」なんてものもある。

辞書的体裁をとっているが、「とりあえずは集められるものを集めてみました」ふうのもの(それでも結構な単語数にはなる)。そもそも集められた言葉が、かなり地域差が激しいはずの奄美大島のどこの言葉なのかの説明が(少なくともざっと探しただけでは)見当たらないのが疑問だが、いくつかの言葉には例文も載っていて、しかもその一部には、島のばーちゃんの音読による音声ファイルが付属しているのが凝っている。

いやしかし、何はともあれすごいのが、その例文の中身。例えば動物の項から2つ。

マヤ(名詞) ネコ

まやぬしみば、しじゃんまやば、かごにししゅむんなんいりてぃ、くぃんよだなん、さぐるたんちば。まやーかしすぃらんば、ばけるんかなんちゅと。

(ネコが死んだら、死んだネコを籠みたいになっているものに入れて木の枝に下げるんだって。ネコはそうしないと化けるというよ)

イン(名詞) イヌ

はーいんな、かさぬくすりちゅと。はーいんかむぅば、どぅーぬ、ぬくたまるんばん、しらんぬたれるんちゅかな。

(赤イヌは瘡の薬というよ。赤イヌを食べれば体が温まるけれど、シラミがわくそうだけどね)

いやいやいやいやいや。そんな例文、絶対に使う機会ないだろ!

まあ、昔の文化風俗と絡めて保存したいからだというのは判らないでもないけれど。ちなみに例文は同サイトのテキスト通りではなく音声ファイルのほうに合わせ、訳のほうももう少し口語風に手直しした。

●ちなみに豚は「っウヮー」。上記もそうだが、ほぼ琉球語と同じ。

現在の話し言葉の中にもこの辺の単語は残って使われていることが多く、よく田舎から送られてくる豚リブ(豚骨)は、私の実家や親戚一同の間では「うゎーぷね(ぶたほね)」と呼ばれる。もっとも私は島口環境のなかで育ってきたわけではないので聞きかじりで覚えている程度であり、その昔、「わんぷね」と言って、島育ちの従妹に大笑いされた(たぶん「僕の骨」という意味になる)。

●昨日だか一昨日だか、ネット上で見たニュースに、「ピータンが世界一グロテスクな食物に選ばれた」というのがあった。そういえば以前、ディスカバリーチャンネルで「人が美味しそうと感じる匂いは国や地域でこうも違う」例として、ヨーロッパのどこぞのチーズとピータンが比較対比されていたなあ、と思い出してみたり。

とはいっても、ピータンのグロテスク度が世界一というのもどうにも釈然としない(例えば納豆はもっと匂いはきついし糸引いてるし、卵系ならホビロンもあるし)。そもそも前記のニュース自体、CNNが選んだ、と中国だか台湾だかの新聞が報じたという「又聞き状態」で、CNN発のオリジナルが見当たらない。どうにも怪しい。ネット上で騒ぐためのガセネタ投入の疑い濃厚の気がするのだが如何。

(7月9日追記。CNNのサイト、CNNGoに問題の記事があることが判明。別にランキングの記事ではないし、レポーターの主観で書いただけなのにブツブツブツ、みたいな反論交じりの謝罪もその後掲載。それにしても、その後の経過も含めネット上には「~と中国で報じられている」ばかりなのがやはり変)

●「インシテミル」読了。それなりに面白かったのだが、どうも最後まで、「この人物がこんな行動に出たのはなぜか」というのが判らない部分がいくつかあり、それはあえてそういうふうにぼかして書かれているのか、それとも私が注意力散漫な読者でそういう行動に出る必然を読み落としているのかが、これまたよく判らない。従って若干“胃もたれ”風な読後感。

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しー抜きで

●いや、死ぬ気で。

今回は千石撫子主役、「囮物語」が出たので早速買って一気読み。

そういえば、晴れた夜の帰宅時は、夏の大三角が綺麗だ。

●続いて米澤穂信「インシテミル」を読み始める。この人の本、前にも読んでいたでしょう、という「テキトーセレクト」でかみさんが図書館で借りてきたのだが、読んだ覚えなし。いや、それ以前にミステリーを読む頻度はそれほど高くない。

それとともに、こちらは確かに最近よく読む森見登美彦の「四畳半王国見聞録」、なんとなく読みたくなったイヨネスコの戯曲1編が収録されたオムニバスなど他にも数冊借りてきてあって、返却期限までに全部読めるやら。

●3日日曜日、チビ助のお供で海に行く。

前回書いたように、つい先日逗子海岸は海開きしているのだが、今年は昨年より海の家が8軒少ないらしい。午前中に行って昼過ぎまでいたが、時間が(時季も)早かったというのを差し引いても、これだけ天気のいい日曜日とは思えないほど空いていた。

さすがに相模湾で放射能を心配しても仕方ないと思うので、結局は「海に行くような気分じゃない」といったところなのだろう。

F1030350 ●帰り、ゴマダラカミキリが飛んできた。

最近、小さい虫には何とか慣れてきて、海でも、小さなヤドカリや、砂を掘って出てきたゴカイにも動じなかったチビ助だが、カミキリムシは流石に別格だったらしく硬直気味に遠巻き。

●なにしろ普段の生活がうらなり状態なので、数時間砂浜にいただけで日焼けがひどい。昼間はそうでもなかったが、夜になったら腕も脚も真っ赤になってしまった。

(海パンでもなく普通に短パンとTシャツで)チビのお供をしていただけなので、見事に土方焼け。

●とにかく連日暑いが、少なくとも今日は、空気ではなく熱気と湿気を呼吸しているかのようだった数日前よりはマシ。

それでもまだ本格的な夏ではない気がするのは、セミの声がないからだと思う。

なお、先週末の深夜帰宅時、路上で踏み潰されたクワガタムシを目撃。今季初めてのコクワガタ。

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