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2011年6月

海開き

●24日金曜日、関東で最も早く逗子海岸が海開き。……というのを地元民でありながら神保町の事務所のPCで開いたニュースサイトで知った。

F1030345 ●神保町の酒屋で瓶入りのウィルキンソン・ジンジャエールを飲む。それほど敏感な舌を持っているわけではないので、その場で2つ飲み比べてみないことには、瓶入りとペットボトルの味の差は判らないが、それでも何となく瓶入りのほうが有り難味があるような。

●同日、K女史の提案により、K女史、P女史と今季初の“猿ラー”(猿之亟でラーメン、の略)。久しぶりなので、我々の間ではこれこそがスタンダードと認定されている塩ラーメンを3人揃って食す。美味し。

●有川浩「図書館革命」(図書館戦争シリーズ④)文庫版を読む。同シリーズは単行本で全部、図書館から借りて読んだつもりでいたのだが、これは読んでいなかった。ここまでしっかり結末っぽくまとめてあったのかあ。巻末の児玉清との対談は1、2巻だけかと思ったら4巻通しだった。

●帰り道、小川町の喫茶店で小休憩していたら、足元を妙に健康そうな(というのは、つやつやと太っているうえに敏捷に動いていたからだが)ハサミムシが走って行った。庭や空き地で大きな石をひっくり返したりするとダンゴムシあたりと一緒によく出てくる手合いの虫だが、都会の喫茶店で何を食って生きてるんだろう?

●wikipediaの無限軌道の項を読んでいたら、履板の接合方式の説明として、「シングルピン:長い1本のピンで片方から接合」「ダブルピン:短い2本のピンで両方から接合」とある。えっ、そうなの?

今の今まで、リンク同士を噛み合わせて(1本の)ピンで接合するのをシングルピン(ほぼ上記と同じ)、隣り合うリンクそれぞれにピンを通して(一般に)エンドコネクターで接合するのをダブルピンというのだと思っていた。

wikipediaの説明だと、後者は「ダブルピン」でなく「ダブルブロック」になる。それはそれで、私は、履板そのものが2ピースなのが「ダブルブロック」なのだと思っていた。

えっと、それじゃ、VVSS足回りのM4シャーマンやM3/M5スチュアートの履帯は、これまで「ダブルピン・シングルブロック」だと思っていたけれども、「シングルピン・ダブルブロック」ってこと?

●腹丁青木氏が「エアコンマット」なるものを入手したと日記に書いている。敷布団内部に隙間があって、端にファンが付いていて内部の熱と湿気を排出するという、スグレモノなのかベタ過ぎる思い付き商品なのか、あるいはその両方なのか微妙な代物。ひと昔前で言えばいかにも王様のアイデア的。

実はそのファンというのが、どうもパソコンの冷却用をそのまま流用したような感じで、それがまたいかにも「思いついて作ってみました」感を盛り上げている、気がする。

まあ何はともあれ本当に幾分かでも涼しく眠れたかどうかぜひ報告してくれたまい。

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ゲシ。

●水曜日。夏至。日本国民の5人に1人くらいが、一度は「~でゲシ」とか語尾に付けて喋ってみて、直後にそれを後悔しているものと想像。

●夏至だからというわけではなかろうが、久しぶりにカッと晴れて暑いなか、昼から神保町に出掛ける。前回、「神保町での季節労働始まる」と書いたばかりなのだが、仕事発注元が別件で滞っており、こちらとしてもあまり動きようがない状況。

今日も何か大事な仕事があるからというよりは、(1).様子見、(2).家にいても暑い、(3).定期券購入の仮払いが欲しい、という緊急度の低い用事で行っただけ。結局、到着直後にK女史からホームランバー(ソーダフロート)を貰って食べた程度で、せっかく涼しいところで仕事をと思ったのに全然進まず、しかも交通費も貰い忘れた。間抜けだ。

●某所で「大学時代以来、身近な交友関係に関西人を欠かしたことは無い!」という話をしたのがきっかけで、神保町に向かう電車の中で大阪周辺の地理をぼんやり思っていて、大阪府北部の某市の市名がいきなり出てこなくなり、ワジワジする。

あー、ほら。千里中央のある。御堂筋線/北大阪急行のどん詰まりの。吹田の隣の。

なんて余計な情報は出てくるのに本命の市名が出て来ない。もちろん検索すれば一発だが、それは悔しくてイヤで、ようやく夕方になって思い出す。豊中だよ豊中。ボケが来てるか?

●神保町の事務所でK女史、P女史に「ニップンのお好み焼粉というのを使ってお好み焼を作ったら、あたかも具入りホットケーキのようになった」という話をしたところ、両女史とも実はこの粉を使っていることが判明。

しかし、「確かにちょっと余計なことをしている感はあるものの、ホットケーキ風にまではならない」とのこと。粉を溶く量がどうとかではなく、さらに単純に、具に比べて溶き粉の量が多かったのではないかと指摘される。あー。それはあるかもだ。

●欧州の航空宇宙大手、EADSが、パリ-東京間を2時間半で結ぶ超音速旅客機「ZEHST」を開発中、とのニュース有。以下はその動画。

何だかコンコルドとSR-71を掛け合わせたような。

EADS自体はエアバスも傘下に置く巨大企業なので、まあ実際にそういう構想があるのだろうが、中身的には良くも悪くも夢物語感バリバリ。ニュースでは「ゼロ・エミッション(二酸化炭素排出量ゼロ)」であることを見出しに掲げたりしているが、個人的により興味のある飛行のメカニズムの方は……。

  • ターボジェットで離陸、
  • 離陸後ロケットエンジンに点火し高度3万2000mの成層圏に急上昇、
  • ここでさらにラムジェットに切り替えて超音速巡航、
  • エンジン停止して滑空により下降し、
  • ある程度まで下降した後にターボジェットを起動し着陸、

だそうだ。なんとも凝っているというか贅沢というか、それぞれ役割的に最適のエンジンをシーン別に使い分けるわけだが、当然ながら、それぞれのエンジンを使っている間は、他の2つのエンジンはデッドウェイトになってしまう。

客席数が50から100というのも随分少ないな、まあ、豪華客船なみに高価なフライトになるだろうからそんなものなのか、とも思ったが、それだけではなくて、要するに機体の1/3くらいはエンジンと燃料で占められてしまうのだ。いいのかそんなんで……。

今後約10年くらいで試作機を作るというが、さすがに実用化にはそこからもっと掛かって2050年目標とか。まあ、言うだけならナンボでも、みたいな話なのだが、面白いには面白い。ところで一部報道によれば、これは「日本と共同開発」だそうなのだが、その日本側の相手の名前は出ていない。謎。

●帰りに逗子駅前でOKストア(格安スーパー)に寄る。MINTIAを買いにいったのだが、ウィルキンソンのジンジャエール・ペットボトル版もあったので購入。なんと1本82円! 安!

ついでになぜか置いてあったサンガリアの「みっくちゅじゅーちゅ」まで1本衝動買いしてしまった。

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ザク

●神保町の事務所での季節労働始まる。

F1030338●待望の「ウィルキンソン・ジンジャエール」ペットボトル版が出ていたので早速飲んでみる。

ペットボトル化に際してフツーのジンジャーエール味になっていたら嫌だなと思っていたのだが、まるで紅茶みたいに濃い色合いとか、「辛っ!」という後味は瓶入りと近く一安心。

ただし瓶入りより格段に量が多いので一気飲みには向かない。

●文庫版「図書館戦争」シリーズ第3巻もほぼ一気に読んでしまい、4巻目の発売予定日の23日までちょっと手持ちぶたさん。

そういえば「囮物語」の発売もそろそろなのでは。

「乙嫁語」第3巻が出たので早速買って読む。今回はほとんどスミスさんが主人公。「中央アジアのオギチン」みたいなパリヤさんの4コマ付き。……単なる思い付きで書いておいて何だが、パリヤさんが腐女子だったらいやだなあ。

何しろ発刊ペースの遅い本なので、改めて1、2巻も読み直したりする。

F1030341●妙に華やかな近所の紫陽花。

●数日前、腹丁青木氏が日記に「ヒイラギナンテンが実を付けている」と職場の庭木の写真を掲げていたのだが、どう見てもその枝振りはヒイラギナンテンではなく、「ヒイラギじゃないのか」と指摘する。

ついでに

「ヒイラギとヒイラギナンテンを混同するなど、ウラル戦車工場製T-34をスターリングラード・トラクター工場製と間違えるようなものだね。ククク」

と畳み掛けて書き送ってやろうかとも思ったのだが、指摘前に確認する過程で、

  • 確かに青木氏の写真に写っていたのはヒイラギだが、
  • 一般に「ヒイラギ」と言ってイメージすることの多い、クリスマスの飾り等に使われるアレはセイヨウヒイラギであり、
  • 青木氏の写真に写っていた(日本の)ヒイラギとは、これまた科からして違う全然別種の植物である。

というのが判ったのでやめにする。私自身は樹形からしてヒイラギナンテンじゃないとは思ったが、「青紫の実のヒイラギもあるのか」なんて思っていた程度なので、要するに青木氏と五十歩百歩だったという次第。ちー。

●木曜日、神保町での仕事を終えて帰ろうとしたら、横須賀線が止まっていた。

見込みでは1時間以上止まるというし、京急で振替輸送をしているというアナウンスがあったので乗り換えようかと思ったのだが、考えてみると普通のSuicaで乗っていて、この場合、「振替乗車の対象になる区間内の切符を持っている」わけではないから、振替乗車票を貰えないんじゃないか、と思い至る。

降りてから乗れなかったというのでは馬鹿らしいので、結局、動き出すまで横須賀線のなかで眠りこけた。

なお、その後調べてみると、同じICカード式でも、SuicaはダメでもICOCAは(定期券でなくても)振替輸送に対応しているらしい。謎。

F1030335●金曜日、仕事で羽田。

先日の広島出張の際にも使った新しいD滑走路の桟橋を、夕刻の曇り空の下、対岸から眺めてみたり。遠くから眺めると――特に747などが乗っていると、桟橋部分の上板がずいぶん薄っぺらく見える(実際にはその部分は小部屋構造になっている)。

こういうのを見ると、素直に「土木技術ってのはスゲーな」と思う。

●土曜日、夕食がお好み焼きだった。

ところが、どうもその出来上がったお好み焼きの様子がおかしい。

花粉症の他、いろいろアレルギーなうちのかみさんはヤマイモを擂るとかゆくなるし、そのヤマイモ自体が高いし、というので、今回は「試しに」と、もともとヤマイモ粉を配合してあるお好み焼き専用粉を買って使った由。

が、焼き上がったお好み焼きは、生地がふんわりと膨らんで、食感がほとんど「具入りホットケーキ」である。そりゃまあ、お好み焼きの生地が薄くてパリっとしていたらおかしいと思うが、それにしても限度ってものが。それに、生地にほんのり甘みがあるのも、「ホットケーキ感」を盛り上げている。

ちなみにその粉はニップン(日本製粉)の「お好み焼粉」というもので、改めて見ると袋には「ふんわり香ばしい」と書かれているのだが、ちょっと、お好み焼きの「ふんわり」って、そういう「ふんわり」でいいのか?(しかも袋の裏を見ると、ベーキングパウダーも添加してあるのだった)

ネットで検索してみると、ざっと見た限りでは「美味しく焼けました」的話は出ているが、我が家のように「ホットケーキになっちまったよ」みたいな話は見当たらない。確かにうちのかみさんの場合は日常の行動がかなりアバウトなので、溶き方を間違えたとか粉を入れすぎたとかいった可能性も、と思ったのだが、かみさん自身、おかしいと思って計り直しもしたのだという。いや、なんというか、今までの私のお好み焼き感が間違えていて、実は世の中にはホットケーキ風お好み焼きを好む人も多いのか?

●日曜日。息子が「父の日だから」と、バンダイのHG「ザクII」をくれた。

昨年まで父の日というと、実家の父に何か送る(しかも私がではなく、かみさんが気を利かせて)というのはあったが、自分で何か貰うのは初めてかも(子供らの小学校時代に、父の日に~しましょう、みたいなのはあったかもしれない)。

ちなみに物が「ザクII」なのは、学生時代、初代ガンプラのザクは作ったことがあり、今でもMSの中でザクはちょっと、何かしら手を入れて作ってみたくなる、という話を以前に息子にしたことがあったため。

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ダイムラー装甲車(after)

●週末模型親父さんのところの48スケール限定ミニコンペが昨日まで。ダイムラー装甲車は結局、こんなふうになった。

お手本にしたかったのは、最近見たアフリカ物のサンド塗装の車輌ではタメ息の出来の楽八師匠のポーティだが、塗装も工作と同様にじっくり腰を据えて楽しむどころか、一晩でなんとか塗ろうというヤッツケ仕事態勢でお手本なんていわれても楽八師匠もいい迷惑というものだ。

というわけでヤッツケ仕事は所詮ヤッツケ仕事だという結果になったが、なかなか思い通りに行かないということも含めて、久しぶりの塗装は意外に面白かった。Vanatorul de careも塗らなきゃなあ。あ。JSU-152も塗りかけだった。

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マイマイ

F1030274 ●前回、あじさいメインだったので、なんとなく付け合せとして。

どうも今年はほとんど目にすることがなく、逗子のでんでんむしは絶滅したのか?と半分冗談で思っていたほどだが、今日、生垣に比較的大きいのが2匹もいた。

子供の頃はよく捕まえて、箱にキャベツを数枚入れてしばらく飼ったりなどしたが、今は線虫の寄生がじわじわ広がっているので不用意に触るのは避けた方がいい、らしい。

●先日、うちのチビ助は水銀式体温計をかみ砕くという暴挙に出て大人たちを慌てさせたが、それについての本人による最近の供述。

たいようけい、たべちったのー」

スケールでけえなオイ。

模型慕情さんのところで読んだのだが、一段高いところに片足をのせ、そちらに腕をついて上体を傾げたいわゆるマドロスさんポーズのことを、最近一部では「もう何も怖くないのポーズ」と呼称するのだそうだ。うはははははは。

それにしても、問題のシーンというのを探してみるとずいぶん小さい上に一瞬。よくもまあ。

●先週後半、世の中ではAKB48の選挙がどうのと話題になっていたが、個人的な関心度合いから言えば当然ながら週末模型親父さんのところのSUMICON48である。

本来5月末日締切のところ、6月13日まで延長されたのは先日書いた通りだが、どうもこのところ自室で椅子に座っているだけで激烈に眠くなり、結局延長された10日余り、我がダイムラー装甲車の進展はまるでないまま、ついに最終日前日。

「下塗りにウッドブラウンの缶スプレーを吹こうと思ったらカラだった」と先日書いたが、そもそも基本塗装に使う淡色サンド/ブラウン系の色そのものが、手持ちのタミヤアクリルにはバフしかなかった。ここが戦場なら即死級。

仕方がないので本日日曜日昼、かみさんと義妹が逗子駅前に車で買い物に行くというのに便乗して、新逗子の向こうの「つばさ模型」に塗料を買いに行く。思わず「泥縄なう。」とツイートしたくなるくらい見事な泥縄。ツイッター自体してないけど。

ところでAKB48の最近のシングル曲名は「Everyday、カチューシャ」というのだそうだ。毎日ロケット砲による火力支援に明け暮れる、大祖国戦争における赤軍兵士について歌ったものであれば聞いてみたいが、万が一にもそんなことはなさそうだ。

F1030283 ●帰りも義妹の車に乗せてもらおうと思ったらタッチの差で乗れず、そうなると急いで帰る気もなくしてしまい、酒を買って海岸で飲む。

割と最近発売されたバーボンの缶入りハイボールだが、個人的には、やっぱりバーボンはストレートかオンザロックで飲むもので、こいつぁちょっといただけねぇなあ、と思った。全部飲んだし、散歩しながらだったのでほどよく酔いが回ってしまったけれど。

なお、逗子海岸は(この写真に写っていない反対側では)盛んに海の家建設中。

F1030279 ●冒頭のかたつむりも、その海からの帰り道に撮ったものだが、右もその前後に撮った道端の花。花のさしわたしがせいぜい1.5cmくらいの小さなもの。帰ってから調べたが、ニワゼキショウという外来種であるらしい。

●夜8時、どこかで打ち上げ花火の音がする。こんな季節に?

ちなみに今年の夏は、逗子も鎌倉も江ノ島も花火大会は中止だそうだ。少なくとも逗子はここ数年、辞め時を探っていたような具合なので、復活はないかもしれない。

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あじさい

●神保町の事務所での季節労働が始まることになり、昼前、事務所に顔を出す。しかし、仕事の発注元である某社担当者が別件で手一杯になっていて具体的な打ち合わせは出来ず。

結局、本日は事務所のC社長の奢りで、ここ数年来の「季節労働仲間」であるK女史、P女史との4人で昼食にうな重を食いに行ったのが主な動きであり、「まあ、今年も何とか切り抜けましょうや」的なグダグダな気合いの入れ方をする。

●秋葉原に寄る。ラジオ会館の閉鎖に伴い新店舗に移ったYSに行く。単に見慣れていないからかもしれないが、どうもラジオ会館7Fの時より棚も見づらいような。

次にVOLKSの新店舗を探してしばしウロウロしてしまったが、こちらはまだラジオ会館内で営業中。新店舗はたぶん建物自体出来ていなかった。迂闊。7回のセール品にAZ modelsのAVIA B-135が3000円で出ていてちょっと気持ちが揺らぐが買わず。一生のうちに2機作る機体じゃない気がしたので。

F1030240 ●そんなこんなでまだ夕方とも言えないような時間に帰路につく。ふとその気になって鎌倉で途中下車し、江ノ電に乗り換えて極楽寺まで。紫陽花の季節が過ぎないうち、平日こっそり極楽寺坂の成就院の紫陽花を見ておこうと思ったため。

6月上旬の鎌倉といえば紫陽花で、街なかにも多く咲いているが、寺社にも紫陽花の名所は多い。特に北鎌倉明月院、長谷寺、極楽寺坂の成就院あたりが有名どころ。ただし流石に休日はどこもかなりごった返す。

うかうかしているうちに盛りを逃すともったいないと思って見に行ったのだが、実際には、まだ3分から5分といった程度。もっとも、満開でもしおれかけが出始めているよりは、まだこれからのほうが趣がある、気がする。

●というわけで、成就院のあじさい。

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●極楽寺坂を降りて力餅家で茶菓子を買う。江ノ電線路脇の御霊神社も小ぢんまりとはしているがなかなかの紫陽花名所。ちょっと珍しげな種類もあってよい。

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●長谷の交差点から鎌倉方面に少し行って左に入ると甘縄神明宮がある。鎌倉で最も古い神社だそうな。初めて立ち寄る。右手の山に登る細い踏み分け道があり、当然のように登ってみたが、山頂付近で藪にまぎれてしまい、仕方なく引き返す。

以前にも書いたかもしれないが鎌倉の尾根は往々にして両側が切り立って狭い。最近何度か雨が降ったので滑りやすく、行きはよかったが帰りは下手をすると急斜面を10mやそこら滑落しそうな感じでビビる。バカと煙も大概にせんといかんね。

●御成通りまで戻って、くろぬまで「点取占い」を買う。自動販売機で「キリンコーラ」という、なんだか幸薄そうな飲み物を買って飲む。数軒隔てた自販機には、ドデカミンエナジーコーラという、やはりなんだか幸薄そうな飲み物が売られていた。帰って調べたら両方とも新製品だった。失礼。

ちなみにキリンコーラはニュースリリースによれば「隠し味にフルーティーなホップフレーバーを使用」しているそうだが、私自身は「駄菓子屋のコーラ飴の味だなあ」と思った。

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鳴かぬなら それでいいじゃん ホトトギス

●草木も眠る丑三つ時。

もっとも草木は寝ても鳥は寝ないらしく、先程から

「キョッキョッ、キョキョキョッ」

という、かなり喧しい鳴き声がする。しばらく前にもどこかで書いた気がするのだが、これが有名なホトトギスの鳴き声だと知ったのは最近のこと。

それにしても、ウグイスの鳴き声を「ホーホケキョ」と形容するのはおそらく誰にも判りやすいが、ホトトギスのこの声を「テッペンカケタカ」と聞くには、かなり大胆な想像力が必要だ、と思う。

ところで古来日本で鳴き声を愛でる鳥といえばウグイスとホトトギスは代表格であろう。しかし、ウグイスは里山で「どこかで鳴いているなあ」程度に遠くから聞こえる分にはいいものの、近くで(しかも連続で)鳴かれるとあまりの大声に参る。それがまた、逗子鎌倉近辺ではやたらありふれた鳥で、時には家のすぐ外で鳴いていたりする。いやいや。わざわざ人んちまで出張して来なくていいから君は。

そしてホトトギスも、この夜中の大声である。戦国武将の「鳴かぬなら云々」の性格分析句は有名だが、そもそもこんな騒々しいヤツを鳴かせたいと思うのは余程の物好きではないかと思う。

ちなみに題名は、フィギュアスケートの織田信成君の句だそうだ。

●丑三つ時といえば、時計から堺正章が飛び出してきて、

「丑、三つです!」

と時報を叫ぶギミックを考えたが、はっきり言ってホトトギスより迷惑だ。って言うか元ネタ判ってもらえるのかコレ。

●木曜日、金曜日と、続けて番町(半蔵門)で仕事。

金曜朝、かみさんから、今夜あんたに食わせる夕飯はない(大意)と宣言されたので、仕事終了後、実家の母のご機嫌伺いがてら夕飯を食わせてもらいに行くことにする。

仕事は昼過ぎに終わったので、I君と昼食後実家に向かう。実家のある駅は半蔵門からは半蔵門線/田園都市線で一本なのだが、駒沢大学駅で人身事故だとかで旧・新玉川線区間で運転取り止め、半蔵門線は渋谷折り返しとなっていた。半蔵門線/田園都市線の渋谷駅も大混雑だと車内アナウンスがあったので、表参道で銀座線に乗り換えて渋谷へ。さらに東横線で自由が丘、大井町線で二子玉川と大回りして行く。二子玉川に着いた時もまだ、旧・新玉川線区間は復旧しておらず、田園都市線は二子玉川折り返しだった。

実家でたまたま来ていた兄と会う。兄は某巨大テーマパーク勤めなのだが、地震以降、周辺アジア各国からの観光客が激減し大変だそうな。

●「凍った地球」(田近英一、新潮新書)を図書館から借りてきて読む。

約20年ほど前に初めて提唱され、特にここ10数年の間に、いきなり地球史の中でほぼ定説になっているらしい、スノーボールアース仮説の解説書。先カンブリア代の後半、原生代におそらく都合3度、地球が丸ごと氷床に覆われて雪玉のようになってしまった時期がある、というのがその説のキモ。

20世紀末以降の地球史研究の変化は激しく、このスノーボールアース仮説以外にも、白亜紀末の恐竜その他の大絶滅(K-T境界の大絶滅)の引き金になったとされる巨大隕石の痕跡が実際にユカタン半島で発見されていたり、いつの間にやら月の起源が原始地球に火星ほどの大きさのもう一つの原始惑星が衝突した結果だというのが最有力説になっていたり、どうも我々が子供の頃に読んだり習ったり想像したりしたような地球の歴史とは、何だかずいぶん違ってきている気がする。

それにしても、昔言われた「親子説」や「兄弟説」では月の起源がうまく説明できず、「結局いちばんいい説明は、今見えているアレは目の錯覚だと思うことだ」と、ある天文学者がボヤいたというのが楽しい。

なんと言うか、物事の理由を説明するのに荒唐無稽な天変地異を持ってくるのは学問的に下策とされるそうだが(まあ、そりゃそうだろうという感じだが)、結局、ここ最近の地球史の研究では、そんな「とてつもない天変地異」が次々に証明されつつあるらしい。

●「クレイモア」20巻が出ていた。ガラテアさんの「ヒュア」も健在。この擬音といい台詞といい、とてもネタ感満載であるにも関わらず全体としては危ういところでシリアスに引っ掛かっているのが、このマンガのいいところ。……なのか?

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ダイムラー装甲車(before)

週末模型親父さんのところでの48コンペは、5月末日が締め切り。

ここ何年か完成品のない私が締め切り付き模型製作に応募すること自体が無謀というか身の程知らずというか、実際昨年やはり週末模型親父さんのところでやったトラックコンテストでも見事にリタイアしているのだけれど、とにかく、性懲りもなくバンダイ48のダイムラー装甲車で参加しているのは先述の通り。

何だかんだで、ちょっと中だるみはあったものの、4月半ばにはほとんど工作終了間際まで持って行った。

というところまではよかったが、その後、気力体力が急激に低下してほとんどスタック状態。結局、最後の工作となるバックミラーの取り付けは5月20日を過ぎてから。絵に描いたような一夜漬け体質の発露。

●さらには仕事のほうの遅れもあって、再びほったらかしになり、結局「こりゃ5月31日に1日でやっつけ仕事で塗るしかないか?」と思っていたところが、なんと主催者・週末模型親父さんの温情で、締め切りが6月13日まで延長されることになった。……うう。今週末に頑張って塗ろう。

というわけで、一応、製作過程の記録として先週半ば撮った写真を以下に並べておくことにする。「先週半ば」と書いたのは、暗に「いや、今はもうちょっと進んでるんだよ」と言い訳したいからではなく単なる客観的事実で、実際、現在も下塗りもされず、ただ塗装用に取っ手を付けた(瞬着でランナーを接着した)状態で転がっている。実は数日前、ウッドブラウンの缶スプレーで手っ取り早く下塗りしようと思ったら、中身がカラッポだった。

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