中華街で豚まん
●土曜日。実家に行く。
先日の義姉の四十九日法要で正座耐久時間で私を負かしたドイツ人Pも、長女を連れてたまたま来ており、日が暮れないうちから2人で飲み始める。
もともとPはそれほど酒を飲むほうじゃなかったはずだよな、と思って、ビールのロング缶4本+ギネスのスタウトの普通サイズ1本だけを買って行ったのだが、たちまち飲んでしまい(うちギネスともう1本を私が飲んだ)、そのあとは少しだけ残っていた日本酒と焼酎の瓶を飲み干し、結局、親父が遺した紙パックの焼酎まで開けて飲む羽目になった。
Pはその昔、当時、発作的にドイツ語を勉強しだした兄が知り合って、その兄が、自分が家を出たあとの部屋が空いているので下宿したらいいと勝手に話を決めてしまったのがきっかけで、20代後半くらいからしばらく実家に下宿していたドイツ人。何しろ元が田舎者の母などは、当初、
「ウチにガイジンが来る!」
とパニックを起していたほどなのだが、しばらくして私も家を出てしまった後も数年我が実家にいて、いつのまにか3人目の息子のような感じになって今に至る。日本人と結婚して現在は都内在住だが、しばしば実家を訪ねてくれるので有り難い限り。
もっとも、そんな具合に“ドイツ人の義理の息子”がいるにも関わらず、母は世界地理にも国際情勢にも疎いままなので、ドイツ人相手に「ヒットラーってどこの国の人?」 とか「ユダヤ人をいっぱい殺したってどこの国のこと?」 とか、ド直球な質問をぶつけたりする。母ちゃんすげえな。
5時過ぎから飲み始めて、結局、P親子が帰ったのは10時頃。飲み過ぎたからか布団が合わなかったからか、明け方までうつらうつら。途中でベッドから転げ落ちたりする。
●日曜日。神奈川県立歴史博物館で「曹洞宗大本山總持寺 名宝100選」展をやっていてそのタダ券があり、最終日だったので見に行く。
歴史博物館ってのは、確か市営地下鉄のセンター北あたりだったよな、と思っていたのだが、チケットの裏に地図を見たら関内の近くだった。全然違うじゃん! 裏に地図が出ていて助かった。思い込みでセンター北に行ってしまうところだった。……後で調べたらセンター北にあるのは「横浜市歴史博物館」。紛らわしい。
みなとみらい線の馬車道駅が最寄とのことだったので、大井町線回りで、自由が丘で、みなとみらい線乗り入れの東横線に乗り換える。が、みなとみらい線内各駅停車の急行に乗ったつもりが特急だったらしく、元町・中華街まで行ってしまった。
●ちょうど昼時でもあったので、引き返さずにそのまま久しぶりの中華街へ行き、豚まんを買って食べる。
いつも中華街では、どこの豚まんが美味いか確かめたいと思うのだが、そもそも一度に一人で3つも4つも食べ比べられるものではないし、記録を残しているわけでもないので、どこで食ってどんな味だったか、次に行くまでにほぼ忘れ去っている。
ちなみに今回のはまあまあ。しかし例によって店の名を控えたりしていないので、次回の役には立ちそうにない。
●中華街から博物館まで歩く。県立歴史博物館はそれ自体が重要文化財の古い銀行の建物を使っており、入口は、ちょっと博物館とは思えないような風情。もっともこちらは旧銀行の正面玄関で、博物館としての正面玄関は反対側にあった。
總持寺という寺は鶴見の山の上にあり、中学・高校時代(そして今も)日常的に電車の窓から伽藍の大屋根を見ているのだが、今まで寺には行ったことがない。
展示そのものは結構見応えもあり、常設展示でも鎌倉ネタが結構あってよかったのだが、前の晩満足に眠れなかったせいもあってくたびれてしまい、展示室のベンチで居眠りしそうになった。ダメのダメダメって感じだ。
●書き忘れていたが、先週、ようやく携帯とPCを繋ぐケーブルを買ってきて、SDカードを抜き挿ししなくても済むようになった。
……とはいえ、当初は「きっとケーブルで繋げばPC側から携帯側のメモリをそのまま読めるんだろう」くらいに軽く考えていたのだが、実は結構ややこしかった。だいたい、線で繋がっているのに、使い方によっては「パケット料金が掛かります」って何やねん!
そもそも物理的に接続した後にどう操作すればいいのか、付属のマニュアルには書かれておらず、付属のCD-ROM内の説明やネット上にある詳細版マニュアルでも、接続用のドライバのインストール法が書かれた次は同ドライバのアンインストールについて書かれているだけ。いや、詳細版のどこかのページには書かれているのかもしれないが、行き着けなかった。
結局、繋ぎ方と操作は、個人のサイトに判りやすく書かれているところがあって、そこでようやく使用法が判り、また、私が使いたい「携帯内のSDカードを外部記憶装置として読み込む」分にはパケット料金など掛からない(たぶん)ということも判った。それにしても、マニュアル激しく役立たねえ……。
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コメント
曹洞宗は法事とかにぎやかですね。
うちのとうちゃんは母ちゃんの実家の曹洞宗を
ドンチャンボンて呼んでました。
たしかにそんな感じで、上野村だからよけいチベットっぽかった。
投稿: みやまえ | 2011年5月24日 (火) 21時52分
前々回のブログ記事でつんきちの描いたガーをご紹介いただき、今回はつんきちの乳をご紹介・・・って、あ。これ、肉まんだったか・・・すまんことでした。
投稿: つんきち | 2011年5月25日 (水) 02時53分
>みやまえさん
どうも昨秋から法事続きでだいぶ坊主慣れした気になってましたが、考えてみると日蓮宗と浄土宗ばかりで曹洞宗は未経験。
そうですか。ドンチャンボンですか。一度、宗派別の法事のコンペとか見てみたいもんですなあ。
>つんきちさん
ほほう……つん姐さんの胸はこのくらいおありになる……ほほう……
投稿: かば◎ | 2011年5月25日 (水) 09時46分