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2010年12月

年末大掃除

●ええっ。新世紀に入ったばかりだと思ってたのに、もう1/10が終わっちまうよオイオイ。一世紀ってのは意外と短いもんだね、なんて言ってもマトリックス的生命維持技術でも開発されない限り来世紀を自分で見ることはないけどね。

●そんなことを思いつつ、とはいえ年内に当然終わっているべき仕事上のあれこれがまるで終わらないままに呆然と年末。呆然としたまま平和に2011年に移行しようかと思ったが、ものの弾みで、数年手付かずだった自室の大掃除をすることになってしまった。

なぜか娘が妙にやる気で、私の部屋の掃除にも関わらず、娘が掃除機と雑巾を振りかざして「これは要るの? こっちは何なの? この汚いの何とかして」等々と命ずるのに従い、もともと片付ける能力の欠如している私は荷物を持って右往左往するのが主。

数時間かけ、とりあえず床に積みあがっていた資料類(でもほぼ半分はすでにゴミ)や模型等々が片付く。

Ms02 ●そんな片付けの過程で、長らく行方不明になっていたハンガリー軍AFVの資料本、「Magyar Steel」がすでに不要になった仕事の資料の束の間から、ついに発見された。いやもうなんだか。

もしかしたら載ってたんじゃなかったっけ、と思った通り、カルロ・ベローチェのハンガリー仕様の現存車輌のディテール写真がそれなりの枚数、ちゃんと出ていた。

もちろん、本が見つからない間に行き着いた、ここのほうが大量に写真が出ている。ネットって怖いな……。

Stu101231 ●年末のシュトゥルミさん。

掃除のついでに、はるか昔に「何かに使えるだろう」と採集して置いてあった一年草の枯れた茎も一束出てきた。質感も太さもシュトゥルミの側面の丸太にちょうどよく、これで切り口の様子等がタミヤのパーツとちょっと違う号車にも対応可能になった。

なお、何号車を作るかはまだ絞りきれていないのだが、22号車が車体前面のラックに挿した予備履帯の上に、さらに横向きに一列、履板を並べているらしいというのに、ちょっと惹かれ気味。

なお、掃除の過程でCLIPPERのKwK40 75mm砲身も一つ出てきた。マズルブレーキが4種類付属していて、エラ付きが入っていないドラゴンにも流用できてよさそう。……とは思ったが、そもそもこれを何の目的で購入してあったのか謎。わざわざ48口径75mmを交換しなきゃいけないようなキットなんか持ってたかなあ。

P1020132 ●というようにシュトゥルミさんも継続審議中だが、とてもとても久しぶりに飛行機も製作中。先日、組みかけのコクピット内部品の写真を上げた機体だが、その後胴体貼り合わせまで進行。

排気管の間隔ですぐ判るようにイスパノ・スイザ搭載機だが、1本ずつ別部品のレジンの排気管を、大き目の穴に止めていくという面倒な作業付き。高さも向きも、なかなかきちんと揃ってくれない。何とかパッと見におかしくない程度になったと思ったのだが、貼り合わせた後でよく見たら、左右で排気管位置が微妙にずれていた。もうやり直したくないよ……。

●毎年、年末はかみさんの実家に行って新年を迎え、明けてすぐに私の実家にハシゴするのが恒例なのだが、今年は私だけ一足先に、年内に自分の実家へ。というわけでこれから出発予定。

喪中のため新年のご挨拶は失礼させて頂きますが、皆様、よいお年をお迎え下さい。

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「もしAFVモデラーがドライブラシをしなかったら」

●略称「もしドラ」。著者はたぶんMIGさん。脳内妄想新刊。

●金曜日。N女史とともに豊橋日帰り出張。

新幹線の中で最近のヒット書籍「もしドラ」の話になり、あの本の存在を知らない人だと「もしもしドラえもん」か何かの略だと思ってしまいそうだし、存在を知っている人でもあの長ったらしい題名はそうそう正確に覚えていないだろうというような話をする。

せいぜい「ドラッカー」「高校野球」「女子マネージャー」というキーワードだけを覚えている程度だろうから、中には「もしドラッカーが女装して高校野球の女子マネージャーになっていたら」とかになっているヤツも、いや、いないだろうけど。

ちなみに私も正確な書名は言えません。エイヤフィヤトラヨークトルは言えるけどな。

●数日前に鎌倉で「点取占い」を買って持っていたのでN女史にも引いていただく。

天ぷらのごちそうがたべられる ○ 8点

豊橋駅にて昼食。N女史、「せっかくなので」と天ざるを頼む。強引とはいえ点取占いがその通りになるのは初めて見たかもしれない。もちろん、「お前は三角野郎だ」とか「そろそろ心配になってきた」とかいった罵倒系・余計なお世話系は除く。

ちなみに家でも家族で引いたが、ここ2年ほど神保町の事務所で山ほど引いたにも関わらず、今回の1パックは見たことがない文言ばかり出る。まさか新シリーズに切り替わったのか!?

●出張の行き先は謝罪大王のいる某「日本戦車大好き模型メーカー」、ではなく、豊橋技術科学大学というところ。なぜ「科学技術」ではなく「技術科学」なのかがぼんやりずっと気に掛かっていたのだが、結局聞き忘れた。

●「おとーさんはクリスマスケーキを買って帰ったりしないんですか」とN女史に指摘され、それは豊橋まで出張している人間の役割じゃないだろうし我が家はすでに子どもらが中途半端な年齢なので、と答えたのだが、帰りに念のためかみさんにメールしたところ「買って帰れ」と返答。やぶへび。

●環境省がもう何年も前から花粉観測システムを稼動させてweb上で情報提供を行っているというのを(来春は花粉の量が半端じゃないそうだ、というニュースに関連して)今頃知る。愛称は「はなこさん」。

……。なお、今の季節はサイトはあるがデータ的には休止中。

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wz.34装甲車メモ(2)

ポーランド、wz.34装甲車の考証メモの続き。

書き忘れていたが、写真資料は

ttp://odkrywca.pl/pokaz_watek.php?id=89662

ttp://odkrywca.pl/nowe-zdjecia-wz-34,272886.html

このあたりを参考に。

(2014/8/12追記。上記リンクに、セキュリティソフトからのウイルス/ワームのアラートが出たので、リンク埋め込みは切っておきます)

P1020130bCERTI/Mirageのキットのあれやこれや

箱はセルティ時代よりはるかに格好よくなったが、基本、ミラージュ・ホビーになっても中身は同じ。

ただし、タイヤは、ほんの申し訳程度にパターンのあるゴムタイヤから、キザの多い軟質樹脂のものに変わっている。これはセルティ版がなくなってしばらく後に出たAGA版の時代にすでに変わっていたらしい。ENCORE版がどうだったかは不明(そもそもAGAとENCOREとどっちが先かも覚えていない)。もっとも、新しいタイヤのパターンもさほど褒めたものではない。

ほか、ドイツ軍仕様用に、ミラージュのルノーUE(たぶん)に付属していたMG34の小さな枝が一つ追加。だいぶお粗末。

ミラージュ版で特筆すべきはデカールが綺麗かつ豪華(こんな小さなキットにしては大判)なこと。ただし、黒地の車輌ナンバー2種(W05-262、W05-278)は初期型装甲車体のものであるうえにだいぶ小さく、extraとして入っているクラブ、電光矢印のマークも初期型装甲車体のものなので、どれもそのままは使えない(もちろん後2者は、後期型車体でもこれを書いたのがあったんだよ!と言い張れなくはない)。

ドイツ軍の白十字も初期型装甲車体の写真を元にしているようだが、これは後期型車体でも鹵獲使用したものには同じように描かれていただろうから特に問題なし。ただし、そもそもwz.34装甲車は何のマークも車輌番号も書かれていない場合の方が多い。

もう一つ、おそらくミラージュの新箱のポーランド軍AFV全種に入っているらしい、信号旗が印刷されている小さな紙切れが1枚。実際に綺麗にそれらしく使えるかどうかは別として、「模型慕情」さんも書いていたが、表裏で印刷にまったくズレがないのがすごい。ちなみにドイツ軍に撃破・鹵獲された車輌でも砲塔にこの信号旗を付けているものが結構あるので、実際に戦闘中に掲げて走ったりするものであるらしい。

P1020129bところで、キットを「Wrzesień 1939 POJAZDY WOJSKA POLSKIEGO Barwa i broń」(WKŁ)の図と重ねると、どうも全体的に一回り小さい。もちろんこの本の図自体、写真のように図面というよりイラスト程度のものだが、一応、全高、全長ともほぼ(あくまでも、ほぼ)1:35になっているようだ。

対して、キットは1:37くらい。もっともこれを修正しようとするとスクラッチになってしまうので、全体の大きさには目をつぶり、各部のバランスや細部ディテールにちょっと手を入れるというのが平和的な道。

初期型装甲車体と後期型装甲車体

前回の追記。その後写真を見ていて気付いたのだが、エンジンルーム部分も、側面のルーバー部と点検ハッチが、初期型装甲と後期型装甲では位置が違う。初期型装甲では、後期型に比べ、(前後方向で)中央寄りにある。後期型装甲ではもっと前寄りで、ルーバーは前側の蝶番の直後くらいから始まる。キットは後期型としても少し前に寄り過ぎ。

キットから初期型車体へ、あるいはもっと遡ってwz.28装甲車に改造したいなどという物好きな方はあまりいないと思うが(済みません、ちょっと考えてました)、ここまで違うとスクラッチのほうが早道かもしれない。

なお、前回ボンネット鼻先の部分に固定部があるバリエーションは初期型だけかもしれないと書いたが、やはり初期型のみの別だったようで、Derela氏の解説の初期型装甲車体の項に、ちゃんと“It seems, that there existed two types of the hood front.”と書かれていた。見落としてました。

ポーランドAFVの大家、故ヤヌシュ・マグヌスキ氏の本の中には、新型装甲車体の車輌は16輌しかない、と書かれているらしいが、Derela氏は「でも写真を見ると、もっとありふれてるっぽいよねえ?」とツッコミを入れている。

エンジンルーム前面

Fromt 鼻先の形状は、どうも違う形のものもありそうなのだが、まあ、標準ではこんな感じだったのではないかという暫定案が右の絵。扉は省略してある(いや、扉自体のディテールもちゃんと見るべきなんだけれども)。

前方向にゆるく山形に盛り上がっていて、どうも上の部分は素通しで穴が開いている感じ。前面の装甲扉を閉めてもラジエーターは多少の外気には当たらないといけないから、隙間はあって当たり前、なのかもしれない。右が標準で、左の中仕切りがあるのは、おそらく初期型装甲車体の一部。中仕切りの途中に切り欠きがあるのは、扉のロック機構か何かと干渉するからのようだが、この切り欠きがない車体もある。

この下に付く装甲スカート部分は、この絵に描いた三角部分よりも前に付いているように見える写真と、後ろに付いているように見える写真があって悩ましい。なお、新型装甲車体の一部車輌は車体前端にバンパーを付けている。

Fender01フェンダー

初期型車体と後期型車体の前部フェンダーを前から見ると、ステイはこんな感じで違う(上が初期型。付け根の長さなどいい加減)。

前回も書いたように、後期型の場合は外側上部に斜めに補助ステイが付く場合がある。

Fender03 前部フェンダーの後ろ側のステイは、初期型車体の場合、妙に凝っていて、基部が点検ハッチを前側に回り込むように取り付けられている。

後期型車体の場合は、前述のように点検ハッチの位置自体がもっと前にあるから、おそらく、前側ステイと同じような感じで特に凝ったところなく付いているのではないかと思う(要するに確認できていません)。

Box工具箱

車体左側に付く工具箱は、上と外と両方に開くようになっている。外の面は、装甲板に平行ではなく車体中心線に平行。右の絵では鍵用のフラップの根元が、フタの上面にまで回りこんでいるが、これは写真では未確認で、単なる想像。

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サラディンかっけぇ!

●サラディンかっけぇ!

塩野七生「絵で見る十字軍物語」読了。といっても、そもそも1見開きあたり文章は4分の1のスペースしかないので、金曜日に実家に行く電車の中で読めてしまった。

それにしても(塩野七生本人も前書きで書いているように)、十字軍にとって最大の敵役であるはずのサラディンが格好良過ぎる!(ちょうどwikipediaに、この本と同じドレの絵が出ている)。どう見てもこの剣はこの鞘には納まらないだろう、なんて野暮は言いっこなしだ。

一方、リチャード獅子心王はすっぽり兜をかぶり、槍ぶすまの中にメイスを振り上げて殴りこむ格好ばかり描かれていて激しくバーサーカー風。もっともフランス人としてはイギリスの英雄をあまり良く描きたくなかったのかもしれない。

興味深いのは、ドレが1枚も描かなかったという第6次十字軍、別名破門十字軍で、同書では特別に、毀損されたフリードリヒ2世の像の写真を上げて簡単に触れている。フリードリヒ2世は外交交渉だけで10年の和平とエルサレム獲得を果たして帰って来た人物で、web上の解説によれば、アラビア語に堪能で時のスルタンと意気投合し、没したときにはムスリム兵が付き添い、生涯に数度ローマ教皇から破門されているそうな。

●谷川彰英「知らなかった! 都道府県名の由来」も読む。一応、地名研究の専門家の手によるもので、「こんな県名を使うくらいなら、こっちの名前に戻せ」という大胆な提言付き。

まあそれなりに面白かったのだが、なんだか全編を通して記述が微妙に読みにくい。というのも、話があっち行ったりこっち行ったり整理不足に思える部分が多々あるのと、著者本人は納得しているかもしれないが読み手にはいまいち伝わらない記述が多いため。

それはそれとして、「明治初頭に無理矢理付けた県名より、もっと由緒正しい名があるだろう」という主張は判るが、改めて「よりふさわしい県名を付けよう」などと始めると、逆に「いきいき○○県」とか「○○みらい県」とか、ろくでもない名前が出てきそうで怖い。

●前々回に、「まだ秋のような」と書いたら、まるで「そんなことを言うなら、これでどうだ」と言わんばかりに急に寒くなってしまった。天罰覿面、天網恢恢粗品進呈って感じ。

●金曜日、午前中、仕事関係のあちこちに連絡を取ったり取れなかったり。

午後から、母に代わって信用金庫やら役所やらの手続きを片付けるために実家に行く。実家で印鑑を受け取り、2駅離れた高津の信金の支店に行ったら、印鑑が違うことが判って取りに帰る。そんなこんなでとっぷり日が暮れるまで掛かり、実家で夕飯を食って酒を飲んで帰る。

用事の途中、溝の口駅前のイシハラと、ノクティ上の書店に寄る。アーマーモデリング誌を購入。溝の口駅は駅前だけは大々的に再開発されてサンレッドが走り回っても大丈夫な風だが、ちょっと外れると昔ながらの細い路地ばかり。高津から溝の口まで歩く途中で久しぶりに二ヶ領用水を見た。

●土曜日夜、麻布十番の事務所で発送作業。

その前に秋葉原に寄り道する。アーマーモデリング誌マガジンキットの八九式は個人的には「記念に持っておくか~」程度の感じで、以前に書いたようにカステンの履帯は車体をこすりそうな感じだったので買わずに済まし、キット付属のベルト履帯で充分、くらいの気持ちでいたのだが、VOLKSでカステンの八九式用が2000円未満で売っていたのでつい転ぶ。

ちなみに「カステンの履帯は車体をこすりそう」というのはYS店頭の見本を見ての感想で、最初はキットのベルト式よりカステンの履帯がわずかに幅広のように感じたのだが、どうも成形色による錯覚だったようで、実際にはほぼ同じ幅だった。見本も、改めて見直すとベルト式も同じように車体ギリギリだった。ついでにMirage版のwz.34装甲車を購入。

ヒルズの坂はイルミネーションできんきらきん。携帯で写真を撮ったがピンボケだった。

●我が家のちび助の言語学習。

――バナナって言ってみ

「あまま」

――バ

「ば」

――ナナ

「なな」

――バナナ

「あまま」

……。

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wz.34装甲車メモ

wz.34装甲車の考証に関するメモ。順不同。wz.34装甲車それ自体の概略はwikipediaを参照のこと。

wz.28装甲車

wz.34装甲車は新規に生産されたものではなく、wz.28装甲ハーフトラックから改装されたものだが、wz.28では後部が履帯だったというだけでなく、前輪がBTの転輪のようなソリッドゴムタイヤだったといった違いもある。初期型装甲車体の場合の後部フェンダーは長く、一方で前輪フェンダーはない。

それにしても履帯は妙に幅が狭くて、なんだか中途半端な感じ。

初期型装甲車体と後期型装甲車体

wz.34装甲車には戦闘室側面上半分が張り出し、後面が垂直な初期型車体と、幅が狭く後面が斜めの後期型車体(CERTI/Mirageのキットのタイプ)の2種がある。装甲車体の別はwz.28の時にすでにあり、エンジンとリアアクスルの別によるwz.34のサブタイプと装甲形状とには関連性はないものと思われる。

Derela氏の解説によれば、初期型装甲車体ではホイールベースも若干短いそうなのだが、これは少ない写真からはどうもよく判らない。

車体後部がはっきり写っていない写真でも、戦闘室前面が写っていれば、前面バイザーが2カ所(初期型)か1カ所(後期型)かで判別できる。

戦闘室上面も初期型では広く、後期型では狭い。初期型は砲塔前方に円弧状にリングガードがあるが後期型にはない。一方、後期型は戦闘室上面よりも砲塔裾部が若干左右にはみ出すため、戦闘室側面上端に逆L字のガード(張り出し)が付けられている。CERTI/Mirageのキットでは平面形は四角いが、実際には円弧状。

ボンネット

一見、左右2カ所ずつに蝶番があって両開きになるように思えるが、実際には蝶番部分はL字の棒を挿して止めるようになっており、フード部分は1枚。片側だけ抜けば左右どちら側にも開けられるし、両方抜けば取り去ることも可能。取っ手がボンネット左右端に付いている理由もそれで納得できる。したがってCERTI/Mirageのキットを組む際は、中央の継ぎ目を綺麗に消したい。

なお、蝶番部分に挿すL字棒は、それぞれ細いチェーンで蝶番座金に繋がっている。

Bonnet ところで写真を見ると、ボンネット部分の形状には2種の形状あり、(キットのように)前端まで一体のもののほか、前部蝶番から前方は別体の固定部になっているものがある。固定部はプレスで曲面に成形されているようで、この場合、ボンネットも前端は丸い断面になっている様子。

前部が別体になっているタイプは初期型装甲車体にしかない(つまり初期型の初期型という位置付け?)かもしれない。

車体前端

基本、ゆるく楔形に出っ張っているようなのだが、車輌によってはペッタンコに見えるものもあって謎。なお、ラジエーター部の開口部は、扉を開けると大きく口が一つのものと、左右に分かれているものとがある(前者のほうが一般的?)。

左右ルーバー

Lv CERTI/Mirageのキットのルーバーはちゃんと穴が抜けていてスゴイが、実際にはヒレ部分が外側でもう一段折れている。右図は適当だが、まあこんな感じということで。

戦闘室左右バイザー

戦闘室側面にあるバイザーは、左右で蝶番位置が違う。右は上に2つだが、左は前側に2つ。CERTI/Mirageのキットは、左側バイザーフラップの蝶番位置が前後間違えているので注意(ドアの蝶番は後ろ側で正しい)。

フェンダー

断言できないが初期型装甲車体と後期型装甲車体とで、フェンダーステイの形状が違うような。また、後期型装甲車体の場合、フェンダー外側上部に斜めに補助ステイを付けているものがある(前後)。

砲塔

CERTI/Mirageのキットの砲塔はちょっと背が低い。全体の寸法がどうのこうのと言い出すと、もっといろいろありそうだが、少なくとも砲塔の高さはバランス的に目立つ。

キューポラ部分は前後に分割されていて、キューポラごと前後に開く。従って、六角形の前後の裾に蝶番がある。なお、キットは幅が狭く前後に長いが、実際には正六角形か、それに近い感じではないかと思う(真上からの写真が手元にないので断言できず)。

砲・銃基部は、初期は四角いマウントで、後期は丸いボールマウント。後期の機銃マウントはTKSと同じ? 初期型装甲車体では四角マウント、後期型装甲車体では丸マウントのものが主のようだが、例外もある。

装備品類

Tire 予備タイヤは、車体に右のような座金を取り付け、3カ所でボルト止めされる(6個のボルト穴を一つおきに)。

この座金、仮に右を前方とすると、図のようになっているものだけでなく、逆に「ト」の向きになっていたり、「У」になっていたりと、実にいい加減。さらに取り付け位置も、予備タイヤが車体上部に飛び出たり、下部に飛び出たりと、とことんアバウト。それでいいのかポーランド人。

シャベルは、初期型装甲車体では戦闘室の右の張り出し下、あるいは張り出し上。後期型装甲車体ではキットに示されている位置だったり、左側面下部だったり、どうもいろいろバリエーションがある。シャベル本体部の留め具は、キットのような大きなポケットではなく帯金。

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読書の……初冬?

P1020115br ●これはいったい何でしょう。

●先日来呻吟していた仕事はようやく切り抜けたが、まだ若干の補足などあるのと、遅れに遅れたおかげで他の仕事にしわ寄せが来ているため、だらけるわけに行かず。

●暖房を入れるほど寒くならないので、なんだかまだ秋のような気がしていて、本の話をするのに、つい「読書の秋」と書きそうになってしまった。

▼「異端者たちの中世ヨーロッパ」 小山内隆 NHKブックス

 表題通り、中世ヨーロッパにおける異端の系譜の話なのだが、「異端(heresy)」という言葉が、もともとギリシャ語の「選択」に由来するというのが興味深い。神、というより教会によって定められた道を疑わず従うのが正統で、自ら何かを選ぶことがすなわち異端である由。もっとも昨今のネット上の、せっせと異端認定をする政治談議(その時点で談義じゃない気もする)を見ると、結局中世からそれほど人間は進歩していないかもと思う。

 先々週あたりから読みかけている本なのだが、仕事のバタバタで中断しているうち、図書館の返却期限が来てしまった。今晩中に読み終わらないといか~ん。

▼「渋滞学」 西成活裕 新潮選書

 仕事がらみで読んだものなので、じっくり読み通したわけではなくざっと斜め読み。それでも、渋滞の発生を簡単に示すモデルとか、ハキリアリの交通とか、なかなか面白かった。

▼「絵で見る十字軍物語」 塩野七生 新潮社

 夏に出版された時から読みたくて図書館に予約を入れていたのだが、流石に人気が高く今頃ようやく届いた。アンリ・ミショーの十字軍史用にギュスターヴ・ドレが描いた絵に、改めて塩野七生が解説文を付け直したもの。一応、これから読む本の第一候補。返却期限もあるしな。

 このほかにも、先日古本屋で買った「京のわる口」(秦恒平)も未読だし、最近ありがちなうんちく本なのか、「知らなかった!都道府県名の由来」(谷川彰英)という本やら、「東京カレー旅行」(これは本当に都内のカレー屋案内本)やらも、「ついでに借りてきた」と、かみさんに渡された。なんなんだこの脈絡のなさは。

ちなみにカレー屋の本は、パラパラめくってみたが、私の行ったことのある店は1軒も出ていなかった。ふんが。

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wz.34装甲車萌え

●締切りぶっち切り街道にて今なお呻吟中。さすがに今夜中には仕上がらないと激しくマズイ(既に充分マズイ状況だが)。

●市民の義務として逗子市長選の投票に行く。一応、池子弾薬庫跡地問題が一つの争点なのだが、当初のように「反対か賛成か」ではなく、そろそろ落とし所を探らないと的空気になっているので、今ひとつ盛り上がりには欠ける。

「模型慕情」さんのところで数日前にMirage(旧CERTI)のwz.34装甲車の中身が紹介されており、俄かに「wz.34萌え」状態再燃。

このキットはCERTI版発売当初(何年前の話だ?)に珍しく速攻で完成させたのだが、いずれ再挑戦したいと思っていたもの。特に最近ではweb上でも結構多くの写真が見られるようになってきた。ちょっと落ち着いたら、外形のバリエーションやらディテールやら、リサーチしてみたいと思う。

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ぬいぐるみ状態クマー。

●現在手掛けている仕事が、もともと素人である私には激しく理解不能な内容のテンコ盛り。誰か私にH∞制御理論とかを易しく解説してください(泣)。

この間、心静かに悼むべきジョン・レノンの命日であるとか、私自身の誕生日であるとか(流石にこの歳になるとあまり目出度くはない)、忘年会の予定であるとか、矢継ぎ早にいろいろあった(はず)なのだが、すべてをすっ飛ばして頭を抱えて唸り続け、締切ブッチ切り街道爆走中。

ああ、私よりも仕事の下流にいる皆さん、どうも申し訳ありません。

●というような状態とオーバーラップして、体調不全。身体も動かさず閉じこもっているせいでもあるが、足がむくんで、惜しげもなく綿を詰め込んだぬいぐるみのようになる(特に夜)。一昨年の夏も同じ状態で医者に行ったんだよな……。

P1020084 ●そんな煮詰まった近況報告だけでは何なので、作り掛けで(シュトゥルミというライバルの出現と仕事の両方から攻められて)止まっているKV「ドレッドノート」の途中写真を少々。

現時点で、トランペッターのシリーズが1:35のKV戦車のキットとして最良であることにまず異論は無いだろうが、何かと下ごしらえが必要なことも確かで、私のコレもまだその段階を脱していない。

写真ではRB MODELSのアルミ砲身が付けてあるが、これは仮に挿してあるだけ。実際には、KV-2増加試作型(と言うべきか先行量産型と言うべきか)は量産型と違って砲口リングがないので、この砲身は使えない。

P1020091 2枚目は砲塔後側の砲メンテ用パネル。キットはボルト頭のモールドの都合で左右にパーツが分かれているが、精度が悪く接合部に段差ができる。ボルトを付けたまま綺麗に継ぎ目を修正するのはややこしそうだったので、一旦ボルトを全部削り取り、ベース部分を整形してからボルトを貼り直した。

ちなみに、このパネルはちょうどこの写真のように、横列は左が3つ、右が4つが標準なのだが、グランドパワー2000/8号26ページ下のように、左が4つ(あるいは、左4つ?)の車輌もある。最初は写真が裏焼きなのかと思ったが、尾灯と雑具箱の位置で裏焼きではないと確認できる。どうにも謎だ。

P10200933枚目も似たような作業で、トランペッターのKVシリーズの“下ごしらえ”のお約束、なぜか一番大事な表面だけ位置がずれているスプロケット固定ボルトの位置修正(途中経過写真)。

KV-2量産型製作記事に書いたように、運がよければ位置があまりずれていないパーツに出会う可能性もあるが、今回のドレッドノートでは両方ずれていた。案の定、移設作業中に1つ飛ばして紛失、見えなくなる裏面から1つネコババしてきてある。肩凝りする作業だし、前述のように現在は仕事で泥沼中なので、1つ終えてもう1つは未着手。

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春達普 重型機車

●数日前に柳瀬ばお氏から電話で誘われていたのだが、学生時代の模型サークルの集合体、MGSの結成30周年の集まり(展示会)があるというので、土曜日午後、下北沢に出掛ける。下北沢の駅を降りたのすら久しぶり。

先日、何かの折に柳瀬ばお氏が、我々の世代より1、2年後に会長を務めたS君に会って誘われたのだそうで、その時に「かば◎さんは連絡先が判らないので」と言伝を頼まれたそうな。所在不明の影の薄いOBであることよ<オレ(詠嘆)。

相変わらず未塗装のVanatorul de care R-35をテーブルの隅っこに飾らせてもらう。後輩とお久しぶりの挨拶をしたり、タミヤのシュトゥルミの解説文を書いた斉木さんと例のノコギリの話をしたり。

ついでに下北沢の老舗模型店サニーに行く。以前行き慣れていたサニーよりも奥に引っ込んだ店になっていたが、柳瀬氏によれば、一度は店全体が2階に移動したりと、数度の変遷を経ている由。それだけ下北沢に行ってなかったってことだな……。

新宿に移動しておでんやの2階で宴会。なんとなくほろ酔い程度で、大和市の外れに住んでいるというS君と横浜まで一緒に帰る。

●日曜夕方、麻布十番の事務所の忘年会。事務所の「若頭」格のS氏を中心に有象無象20人以上、更科堀井に集まって何だかんだ。珍しく2晩続けて酒宴になってしまった。

「事務所の忘年会」とはいっても、過去その事務所に関係していた連中の同窓会的飲み会で、こちらでも懐かしい顔に多く会う。後輩Mのスキンヘッドをペタペタ叩いてハゲハゲ言っていたら「剃っているだけで伸ばせばある」と反論された。

そういえば蕎麦屋が会場だったのに、鍋の締めでうどんは食べたが蕎麦は食べなかった。

●サニーに行った折に、新発売のVULCAN「Zündapp K800」を買う。すみません、私、いまだにこのメーカー名の読みが「ツェンダップ」なのか「ツュンダップ」なのかあやふやです(wikipediaによると「ツュンダップ」が近いそうだ)。

Swash design監修によるVULCANのバイクのキットとしては、同じZündappのK500に続く第二弾で、バイク単体と、砲弾形の民間型サイドカー付きの2種が出ている。

先行のK500とメインのパーツ枝(フレームや車輪等)は共通で、エンジンのみ新パーツとのことだが、ハンドル形状には修正が入っている。ライオンロアで出たBMW R75、Zündapp KS750同様、タイヤはトレッドパターンを表現するために5分割スライス、型押し済みのエッチングのスポークなど、インジェクションの35ミリタリーバイクでは恐らく最も凝った内容のキット。

(余談。BMW R75やZündapp KS750は昔のタミヤ、イタレリでも、新製品のライオンロアでもサイドカー付きと単体のものとが売られているが、これらはサイドカー付きが前提の車種だとか。そう数多くの写真も漁っていないが、サイドカー無しで使われる場合というのはちゃんとあったのだろうか? ご存知の方、教えてくだされ)

K800が出たとたんに喜び勇んで買ってきたのは、それだけ凝った内容にも関わらず比較的手頃な値段であったからだけでなく、この車種が中国陸軍の、1937年編成の「裝甲兵團・搜索營(装甲兵団・捜索営)」においてSd.Kfz.221装甲車などとともにそれなりの数が使われているため。中国語ではZündappを「春達普」と綴るらしい。役立たん知識だなあ。

とはいえ、写真は「抗戰時期國軍 機械化/装甲部隊歴畫史 1929-45 中國戰區之部」にある程度で、キットの仕様とどこに違いがあるのか(ないのか)も、いまひとつよく判らない。同書のカラー図キャプションには「注意國軍春達普機車前輪擋泥板上的車牌,爲正長方形。」(前輪フェンダー上のナンバープレートが長方形だよ~ん)とあり、確かに長方形のプレートを付けた写真はあるが、別写真でどうも円弧に見えるものもある。

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ピョレミルスキ

●より正確には、

ぷぇるるるれみぇるすけぇ(フィンランド語でつむじ風。ドイツ語ならヴィルベルヴィント)

とにかく昨夜半(木曜深夜)からの風雨はものすごく、朝にはガタガタ家が揺さぶられる中で、いきなり近くに落雷があったりで大騒ぎ。案の定、犬が怯えて2階まで助けを求めに来た(しばらくして階下に強制送還された)。

午後に見たニュースでは、我が家から程近い、鎌倉の材木座から大町にかけ、突風だか竜巻だかが縦断したらしく、塀が倒れる、屋根が飛ばされる、木が折れる、車(バン)が横倒しになるなどの被害が直線状に出た由。

題名でフィンランドの試作戦闘機の話だと思った人はゴメンナサイ。

●日本時間早朝4時のNASAの記者会見。結局、生命の存在する環境の可能性の広がりを示す細菌が発見されたという話で、生物学的にはすごいネタなのだろうが、素人ウケはいまいちしない内容だった。

「この中に一人……地球外生命体がおる!  ……お前やーーー!

みたいな展開とか、

米国地球外生命対策調査研究所が鎌倉・由比ガ浜の海の家でイカ星人を保護」

とかだとスゴかったがなあ。

●金曜日。数万円残っている信用金庫の父の口座を整理したいと、手続きのできる平日に顔を出してくれと母に言われており、嵐がおさまった昼に出掛ける……が2度も忘れ物で家に引き返し、実家に着いたのはすでに2時半。しかも担当者出張中とかで、結局何も出来ず。何のために行ったんだか。

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シュトゥルミさんの寄り道

●月曜日午後、鎌倉税務署に用事で出掛ける。そのまま長谷方面にぐるりと大きく遠回りして駅前に戻る。表通りからは直接見えない大仏だが、横手の裏道からだとちらりと見えることが判明。だからどうってことはないが。

先日、APECのついでにオバマ大統領が来て大仏の前で抹茶アイスを食べていったわけだが、大仏近くの店で大々的に

オバマッ茶ソフトクリーム

が売られていた。それでいいのか鎌倉市民!

古本屋の店先でたまたま目に留まった秦恒平「京のわる口」を買う。京都に対する悪口を書いているのではなく、京言葉の中のちくちく突っつくもの言いの辞典。もっとも今は他にいろいろ読みかけなので、いつ読むか不明。

御成通り出口の八百屋で大粒の銀杏(大分産、150円)を購入。小町通りに廻って梅にんにく(漬物)と壱番屋の煎餅を買う。

●火曜日夕、N女史と品川で打ち合わせ。資料のコピーのためコンビニを求めて彷徨う。

帰宅後、前日買った銀杏を半分、フライパンで炒って食す。美味。生の銀杏は、果肉を綺麗に落としてあってもそこはかとなく臭いが、炒っているうちに連続的に香ばしいいい匂いに変化していくことに、いつもなんだかじんわり感動する。

●NASAが日本時間の3日午前4時、地球外生命についての記者会見を行うというニュースが気に掛かる。フタを開けてみれば「土星の衛星のどこそこの表面に、アミノ酸の存在の可能性を示唆するようなスペクトルが云々」みたいな話かもしれないが、

報道官:すみません、今まで黙ってましたが、ワタシ、宇宙人でした~。

みたいな超展開が出てくると素敵だ。

●日常業務でバタバタしているので、フィンランド軍III突=シュトゥルミさんの工作進捗は無し。そんなわけ(どんなわけ?)で、シュトゥルミさん考証の脇道を少々。

▼現存車輌の写真をつらつら眺めていて、意外にシュルツェン取り付け用の座金が残っていることに気付く。

残っていることが多いのはエンジンルーム上左右の座金で、少なくとも、4、6、8、9、12、14、15、18、25号車にはあり、20、21号車にもはっきりしないがありそう。14号車は戦闘室後部角の座金も残っているようだ。9、10号車も、エンソーのパレード時の写真では、戦闘室後角のものもあるかもしれない。

一方、10、11、19、22、26、30は、少なくとも現存車にはエンジンルーム上左右の座金はないが、22号車はエンジンルーム側面のものは残っているような。ただし、30号車は戦後の退役前の写真では戦闘室角のものはあるようにも見えるので、戦時にはあって、後に落とされたものもあるかもしれない。

そもそもエンジンルームのものは大型雑具箱を付けるとあまり見えず、戦闘室のものはない場合の方が多そうなので、考証して付けても本人がニヤリとできるかどうか程度のものではあるが、少なくとも現存車輌に関しては、アンドレアスさんちのweb上の写真でほぼ確認できるので、気になる人はどうぞ。

▼「グランドパワー」2009/8号によれば、2、12、18、26は初期の訓練でガタが出てきたために、実戦投入前の1944年4月、それまで予備に回されていた19、21、24、25と交代になり、そのため4月~6月に施された、フィンランド軍シュトゥルミ特有の一連の初期の改装を施されていない、とある。

となると、せっかくデカールに選ばれた12号車に「大型雑具箱や側面予備転輪などは乗っていない疑惑」が出てくるわけだが、現存写真を見ると、12号車のエンジンルームにも大型雑具箱のズレ止め用と思われる金具が取り付けられている(ただし他の車輌で確認できるものよりも取り付け位置が外側にずれている)。したがって予備転輪はどうあれ、「12号車も後から追加で雑具箱を載せた」可能性は高そう。

▼「Suomalaisten rynnakkotykkien kohtalot」の裏表紙に出ている6号車(?)、86ページ上の25号車は、ともに丸太+コンクリ改修以後の写真だが、どちらも車体の最前端、上下のボルトオンの増加装甲によって出来た段差部分に、ちょうど車体幅になっているらしい鉄棒(たぶん)を装着している。何かの工具というより、(たぶん左右と真ん中の3カ所で)帯状金具を溶接してがっちり付けてあるように見える。これはどうも、段差で生じているショットトラップを嫌って付けた「増加装甲」の類なのではないだろうか。フィンランド人、芸が細かすぎる……。

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