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シュトゥルミ!

●タミヤの「III号突撃砲G型“フィンランド軍”」入手。

「たまたまハカリスティ(フィンランド国籍マーク)も付けてみました」ではなく、まさに大戦中のフィンランド軍車輌そのもののインジェクション・キット化では、イースタンのBT-42に初の座を譲ってはいるものの、「まさかタミヤが」の快挙(怪挙?)をまずは喜びたい。

P1020048b ●というわけで右の写真は、珍しく速攻でたちまちここまで組み上げてしまいました、ではなく、以前組みかけていたタミヤのIII突に、新パーツの丸太の片側だけを載せてみたもの。

もっともこのIII突自体、もともとフィンランド仕様にしようと(ダジャレではない)、ちまちま手を入れていたものなので、“まさにこのパーツを待っていた”作り掛けなのですよ(苦しい言い訳)。

●幕張のショーで見た際にも少し書いたが、新パーツは、

▼前後期共通

  • 車体後部大型工具箱
  • DT機銃と改装防盾
  • 左右フランジ有りのマズルブレーキ付き主砲
  • C字ワイヤー牽引具
  • フィンランド戦車兵

▼前期用

  • 予備転輪用ラック

▼後期用

  • 側面丸太
  • 戦闘室前面コンクリート盛り
  • 操縦手前面増加装甲
  • 車体下部側面増加装甲
  • 車体前面予備履帯ラック

という構成。デカールはPs.531-12、-19、-20、-22の4種。

●デカールに選ばれた4車輌ともにキットの指定と同じ、車体前面は増加装甲がボルトオンされたIII突としては比較的初期の形質のものだが、12号車のみがAlkett社で、他3輌はMIAG製。

基本、フィンランド軍III突の第一期分導入分は、MIAG製がボルトオンの増加装甲付き、Alkett製が基本装甲増厚タイプなので、この12号車は珍しい例ということになる。

しかし、この時期のMIAG製のエンジンルーム装甲板は直線継ぎであるのに対し、Alkettは一足先に組継ぎに変わっているので、12号車ならキットのまま、装甲板の継ぎ目をいじる必要がない。タミヤがわざわざ12号車をデカールに含めたのも、その辺が気になる人向けの配慮なのかもしれないと思って、ちょっとニヤリとしたり。もっとも大型工具箱も載せると継ぎ目などあまり見えないかもしれない。

マズルブレーキもわざわざ新パーツで別形式を入れてくるあたり、なかなか芸が細かい。実際、デカールに選ばれた4輌は全部新パーツの“エラ付き”のようだ。ただし、フィンランド軍の第一期導入分の30輌のうち、1/3程度は旧パーツの“エラ無し”なので、別番号の車輌を作りたい方は注意。エラ無しも不要パーツで含まれている。

他、天井のボルトとかフェンダーステイとか細かい部分はあれこれあるが、そのあたりはこちらで。

……なんていう私の生半可な解説よりも、アンドレアスさんちを覗いてみるべきかも。

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