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2010年11月

日曜日のシュトゥルミさん

●久しぶりにちょっと鎌倉に散歩に出掛けようかと思ったのだが、昼頃、急に眠くなって昼寝してしまい、出掛けそびれる。オレの、オレの日曜日が~!

P1020083 ●今日のシュトゥルミさん。夜になってちょっとだけ工作。

大型雑具箱直前の車体上面には、雑具箱が前にズレないようにストッパーが溶接してあるのが現存車輌で確認できる。アルミ板の小片を曲げて接着。

ノコギリの留め具は悩んでいたら形状が判る、というものでもないので、まあ適当に工作。現存8号車は2003年頃、雑具箱を新調して載せていて、その雑具箱前面にもノコギリラックを模したと思しき金具が付いている。高さ等いささか怪しかったりもするが、その辺も参考に。ついでに雑具箱フタのロック用ベロも。

P1020085 ラックの後面には、中央の縦棒を追加した。これは実車では、ある車輌とない車輌とがあり、例えば4号車にはなく、14、17、21号車にはある。要するに他の大部分の車輌に関しては、(ノコギリ同様)「あったかないか判らない仕様」であり、これまた、よい子のみんなは真似する必要はない。なんだかもう。

フェンダーステイはずいぶん昔にいじってあったもので、プレス型になっているキットのモールドを削り落とし、グンゼ/ドラゴンのIII号で余る棒型ステイをちょっといじって付けてある(ベロの形が違うのは内緒だ)。MIAG製車輌にするつもりなので、この上に三角板を追加する必要がある。

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サイクロン!

P1020081b P1020079b ●金曜、用事があり東京都市大学(旧・武蔵工大)の世田谷キャンパスに行く。

校舎内の一角に、大戦中に撃墜されたB-29に搭載されていたライト・サイクロン/R-3350が展示されていた。国内にある墜落機のR-3350エンジンとしては最も状態のいいものである由。

もちろん、B-29のエンジンなんぞ、アメリカ本国に行けば生きているものもあるし、新品同様の展示品もしこたまあるのだろうが、それでも日本国内で間近でしげしげと見られるのは貴重。

P1020078b P1020075b シリンダーの上半分は鋳造で、下側はより細かいフィンが植えられている形式になっているそうなのだが、よく見ると、その下側の細かいフィンはただぐるりと、一枚ずつ分離してシリンダーを囲んでいるのではなく、途中で(横から見て)X字に交わったりしている。フィンの強度を増すため?

wikipediaあたりを読むと結構難物のエンジンだったようなのだが、それでもこんな精密+デカブツをざんざか作って来られたら、そりゃ勝てねえよ……。もちろん、B-29のエンジンというだけで、どうしても単なる工業製品や技術ではない、もっと禍々しいものに見えてしまう、というのもある。

●仕事が終わって、尾山台の駅まで戻るが、ふと見ると、隣の等々力駅が妙に近かったので一駅分散歩し、等々力から乗車。

電車が動き出した後で、等々力渓谷なる場所を一度は見てみたいと考えていたことを不意に思い出す。いくら23区のだいぶ外れのほうとはいえ、都会の真ん中に「渓谷」があるんですぜ? すぐ隣に環八が走っているような場所に!

折角の機会ではあったが、流石に、またわざわざ引き返して行くほど余裕のある平日午後を過ごしていいようには思えなかったので断念。

●なんて殊勝なことを言いつつ、その足で川崎の実家に行く。未だ終わっていないあれこれの手続きなどあり、母に代わって区役所に印鑑証明を取りに行ったり、何だかんだ。夕食までいて帰宅。

●本日のシュトゥルミさんはお休み。

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じゃきに。

●日曜夕、川崎の実家に行く。週末実家に行った時だけ、「龍馬伝」を見ることがある。ネプチューンの原田泰造の近藤勇が妙に格好いい。

この人は役者もやるんだねえ、なんて思っていたら、以前に「篤姫」で大久保利通もやっているんですな。しかも実物に似てるし。

ちなみに「龍馬伝」は最終回の1回前で、大政奉還の報に接した龍馬が、

「日本の夜明けぜよ」

と叫んでいて笑ってしまった。誰が龍馬を書いても言わせないといけないお約束なのか?

●「白いブラックサンダー」発売というのは「白い恋人ブラック」への宣戦布告ですか?

●娘が「Garcia Marquez - Gauche」と書かれたケバいバッグを持っていて、要するにそれはガルシアマルケスという(日本の)ブランドなのだが、仮に、スペイン語圏なり英語圏なりで

大江健三郎 左

と漢字で書き散らしたバッグを持ち歩いていてオシャレに感じるものかなあと思ってみたり。

●久しぶりに「エイヤフィヤトラヨークトル」の名前を聞いたでゲソ。

P1020072b ●今日のシュトゥルミさん。

またいきなり細かいところにはまり込んでしまって何なのだが、件の大型雑具箱の前側に、大きなノコギリが装着されている!という指摘を、フィンランド系関西人かさぱのす氏より頂く。

実際、「Suomalaisten rynnakkotykkien kohtalot」(A.Larka, WSOY, 2006)を見ると、23号車の写真にしっかり写っている。戦後の30号車の写真にもあり、ついつい惹かれてノコギリを自作。歯の部分をどうするかあれこれ考えてみたのだが、結局、サラサラ系接着剤で柔らかくしたプラバンの木口に、ピンバイスのチャックのギザギザを転がすことで対処した。寝惚けた歯だなあ。

なおこのノコギリは、6号車や7号車だと付いていないようなので、要するにほとんどの車輌だと「付いていたかどうか判らない」装備であるうえ、ノコギリ自体の形状もいまいち、ましてや留め具の形状なんてほとんどまったく判らなかったりするので、よい子のみんなは真似する必要なし。

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おいらの

●突然思い出した昔のCM。

お~い、おいらの、オイラックス♪

改めて思うがいきなり「おいらの」って宣言されても……。

●ちょっと気になったニュース。

「温州ミカンの皮投げ大会 初代王者は36.58m」(静岡県藤枝市)

ルールは単純で「中身を食べてから投げる」以外、投げ方は自由であるとか。初代王者は自衛官で、円盤状に剥いた皮を足で踏んでより平らにして水平に投げたとか、そもそも「円盤状でフリスビー風」はミカン皮投げの基本であるとか。

「へぇ~」から「なんじゃそりゃ」まで思うポイントはいくつかあるが(そもそも「円盤状に剥く」という表現もいまひとつよくわからない)、個人的に最も「なんじゃそりゃ」だったのは「農作物の皮投擲競技国際普及委員会みかん部会」という主催団体名だ。

●もう一つ。

「『0110』表示、振り込め詐欺にご用心!」

というYOMIURI ONLINEのニュース。ナンバーディスプレイ機能を逆手に取り、下4桁が「0110」の番号で掛けることで警察署を装う、という手口だそうだが、それはそれとして、記事の公開日時下4桁が「01時10分」なのは狙ったんだろうか?

●本日(21日日曜日)は逗子の武者行列と流鏑馬。隣町鎌倉に便乗してやっている行事で、鎌倉の流鏑馬が鶴岡八幡宮の境内でやるのに対し、逗子の流鏑馬は逗子海岸の砂浜で行う……のだそうだ。

今年19回目であるとか。ちょうど我が家が逗子に引っ越した頃からやっているわけだが、実を言うとまだ一度も見に行ったことがない。

P1020068b ●今日のシュトゥルミさん。

  • 丸太を束ねている帯(?)は、キットのままでは継ぎ目を消すのが面倒なのであっさり削り落として細切りプラバンを巻いた。もちろんこの丸太は実車では1輌1輌長さも形も違っていて、例えば6号車や10号車、デカールに入っているうちだと20号車あたりでは、丸太の断面は垂直に近かったりする。
  • 大型工具箱の大きいフタ、小さいフタの間にリブ(というかベロ)を追加。なお、キットでは大きいほうのフタの蝶番が3カ所だが、これは実際には2カ所なのか3カ所なのか、なかなかはっきり写っている写真がない。
  • 戦闘室前面のコンクリートブロックを仮合わせ。ナンチャッテ工作ながらフェンダーステイを作り直してあるので、若干削り合わせが必要。

天井は以前にボルトとピルツを削ったり筋彫りを追加したりの工作をしてあるが、ついでに装填手用のハッチも接着してあって、はたと悩む。

「アハパン」には機銃用防盾は装填手用ハッチで押さえないと立たない構造と解説されていて、となると、機銃は着けずに防盾を寝かせておくしかないわけだが、博物館車輌などでは、どうも後ろにはベッタリ倒れないように蝶番裏に出っ張りがあるようにも見える。いや、展示用に立たせちゃってるのかもしれないけれど。

そういえば、戦時中の実車写真でも、防盾は前には倒れているけれど、後ろに倒れている写真ってあったっけな(改めて探していないのであやふや)。

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シュトゥルミ!

●タミヤの「III号突撃砲G型“フィンランド軍”」入手。

「たまたまハカリスティ(フィンランド国籍マーク)も付けてみました」ではなく、まさに大戦中のフィンランド軍車輌そのもののインジェクション・キット化では、イースタンのBT-42に初の座を譲ってはいるものの、「まさかタミヤが」の快挙(怪挙?)をまずは喜びたい。

P1020048b ●というわけで右の写真は、珍しく速攻でたちまちここまで組み上げてしまいました、ではなく、以前組みかけていたタミヤのIII突に、新パーツの丸太の片側だけを載せてみたもの。

もっともこのIII突自体、もともとフィンランド仕様にしようと(ダジャレではない)、ちまちま手を入れていたものなので、“まさにこのパーツを待っていた”作り掛けなのですよ(苦しい言い訳)。

●幕張のショーで見た際にも少し書いたが、新パーツは、

▼前後期共通

  • 車体後部大型工具箱
  • DT機銃と改装防盾
  • 左右フランジ有りのマズルブレーキ付き主砲
  • C字ワイヤー牽引具
  • フィンランド戦車兵

▼前期用

  • 予備転輪用ラック

▼後期用

  • 側面丸太
  • 戦闘室前面コンクリート盛り
  • 操縦手前面増加装甲
  • 車体下部側面増加装甲
  • 車体前面予備履帯ラック

という構成。デカールはPs.531-12、-19、-20、-22の4種。

●デカールに選ばれた4車輌ともにキットの指定と同じ、車体前面は増加装甲がボルトオンされたIII突としては比較的初期の形質のものだが、12号車のみがAlkett社で、他3輌はMIAG製。

基本、フィンランド軍III突の第一期分導入分は、MIAG製がボルトオンの増加装甲付き、Alkett製が基本装甲増厚タイプなので、この12号車は珍しい例ということになる。

しかし、この時期のMIAG製のエンジンルーム装甲板は直線継ぎであるのに対し、Alkettは一足先に組継ぎに変わっているので、12号車ならキットのまま、装甲板の継ぎ目をいじる必要がない。タミヤがわざわざ12号車をデカールに含めたのも、その辺が気になる人向けの配慮なのかもしれないと思って、ちょっとニヤリとしたり。もっとも大型工具箱も載せると継ぎ目などあまり見えないかもしれない。

マズルブレーキもわざわざ新パーツで別形式を入れてくるあたり、なかなか芸が細かい。実際、デカールに選ばれた4輌は全部新パーツの“エラ付き”のようだ。ただし、フィンランド軍の第一期導入分の30輌のうち、1/3程度は旧パーツの“エラ無し”なので、別番号の車輌を作りたい方は注意。エラ無しも不要パーツで含まれている。

他、天井のボルトとかフェンダーステイとか細かい部分はあれこれあるが、そのあたりはこちらで。

……なんていう私の生半可な解説よりも、アンドレアスさんちを覗いてみるべきかも。

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冷たい雨

●17日木曜日、冷たい雨が降って凍える。風邪引きそう。

●義姉の父上が亡くなり、春日のお寺まで通夜に行く。帰りは兄の車であざみ野まで。

●その前に神保町の事務所に寄ったら、これからGLAYのコンサートに行くとかで、P女史が勝負服だった。……一応世の中の出来事の一つとして記録しておこう。

ちなみにバンド名がRじゃなくてLな理由には諸説あるらしいが、「単にスペルを間違えた」説もあるそうだ。

●神保町の事務所で引いた点取占い。

苦しい時には
助けてやるから
安心しなさい
5点

ずいぶんたくさん点取占いを引いたが、ここまで励まされる文言は初めてだ!

●何だか突然に中島みゆきの「蕎麦屋」と「キツネ狩り」が聞きたくなってyoutubeを漁ってみたりする。

このあたり、実家に行けば全部あるのだが、どれもこれもレコード。もったいないなあ。

●かみさんが借りてきた宮部みゆき「心とろかすような」を読む。行儀の悪い読み手の手を渡ってきたらしく、ゴミだか食べかすだか判らないものがやたら挟まっているだけでなく、何か張り付いて無理に剥がしたらしく、数単語読めないところもあったり。

終戦直後の教科書か!

なお、例によって例によるのだが、またまた未読の小説(「パーフェクト・ブルー」)の外伝ものだった。

●そしてまた例によって例によるマニアじゃない人の所業。息子の部屋にあった「要らないマンガ本」を処分するといって、一緒に横山光輝の「狼の星座」を売り払われてしまった。

マンガ本一山の売上げでは復刻文庫版も買えないよ……。

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KV-2「ドレッドノート」

●子供の頃、小中学生向けくらいの名作文学全集に出ていた、旧ソ連の「町から来た少女」というのを読んだ。いわゆる「大祖国戦争」時に、戦災に巻き込まれた少女が田舎の村に疎開してくる話で、たぶん、その話の中だったと思う。子どもたちが一緒にサウナに入って、そのうちの一人が木炭で壁に落書きをするのだが、それが反撃に出る赤軍戦車隊の絵で、

先頭を突き進むのは、カ・ウェ型戦車です!

というような一文があった。ずいぶん経ってから、ああ、あの「カ・ウェ型戦車」って、KVのことだったんだなあと思い至った。

●というわけ、では全然ないのだが、先日来、ちまちまと手を付けている、特価品で手に入れたトランペッターの「大砲塔KV」(キット名称『Russian KV "Big" Turret』)、要するにKV-2増加試作型の話。

同社のKV-2量産型については、すでに組み上げるだけは組み上げていて、詳細はこちら

P102tenrin 以前にも書いたように、トランペッターのKVシリーズはKVの主要な型をほとんど網羅しているだけでなく、構成する部品の違いも割と頑張って再現していて、さすが新世代のキットという感じ。この「大砲塔KV」も、平面で構成された試作型砲塔自体はこれまでガレージのコンバージョンキットで出ていたが、ゴム押さえ板の穴の数の多い、緩衝ゴム内蔵転輪の極初期型もちゃんとパーツ化されている。ついでに上部転輪もリブ付きのものになっているのがポイントが高い。

右画像は、一番右がこのキットに入っている極初期型、真ん中が一般的なタイプで、左がリム部に小リブのある(緩衝ゴム内蔵転輪としては)後期型。左のタイプは、エクラナミのキットに付属している。

P102hull ●トラペのKVシリーズ共通の下ごしらえとして、左右の第一上部転輪位置の移動がある。後ろ側の3つのボルト穴を埋め、前方に3mmずらしてダボ穴を開けた。

以前の説明では目分量で「約3mm」と書いたが、かさぴー氏のパロラの車輌実測で位置が確認できたので、今回は堂々と。

ダンパー基部については今回も追加工作はパス。しかし起動輪のスプロケットのボルト列は今回もずれていたので、いじる必要がある(未着手)。

P102rear ●これまで工作した2輌では手を付けなかったが、シャーシ後面の湾曲した装甲は、下端部に面取りがある(右写真参照)。

車体上部の湾曲装甲の面取りは極初期型だけの特徴なのだが(キットでも専用のパーツが用意されている)、下部のこの面取りは、現在キーロフスクにある40年型後期型でも見られる。

一方、アバディーンの鋳造砲塔型ではキット同様の面取り無しなので、(搭載砲の区別で言うところの)40年型から41年型に切り替わるあたりで、この処理も変更されたらしい。

もっとも、こんな部分を削っても作り上げてしまえば(ひっくり返さない限り)見えないので、ほとんど気分の問題。

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村松博士

P1020045b

●金曜日、川崎の実家に行き一泊。

翌日、実家近くの駅前スーパーで、以前見て以来ちょっと気になっていた「川口納豆」を購入。紙包み入りというのがちょっと珍しいうえ、「村松博士製法」と、世の中、納豆を食す人間であるなら村松博士を知らない奴はモグリだと言わんばかりの書き方である。

なんと! あの村松博士が!……って誰?

というわけで調べてみたが、村松舜祐博士というのは納豆菌を分離し、納豆の工業的生産法を確立した人であるらしい。

帰宅後食ったが、豆は最近の普通の納豆より若干歯ごたえがあってなかなか美味かった。豆粒が大きめなのも私好み。タレや芥子は付いていない。

●たまプラーザ駅前に新しく模型屋ができたらしいという、うろ覚えの知識を頼りに同駅で途中下車してみる。駅両側をちょっとウロウロするも見付からず。

改めて本屋で模型誌を立ち読みし、東急SCの中にあることが判ったので行ってみる。MasterClubの連結履帯が置かれていたのがちょっと珍しいかな。

結局そこでは何も買わなかったが、本屋で八九式中戦車の第二弾が付いたアーマーモデリング誌12月号を買った。

P1020041b ●自宅で模型のジャンク箱を漁っていたら、ずいぶん昔に買ったANVILE MINITURESのT-34履帯が出てきた。カステン等では出ていない2分割タイプの履帯で、2つ買って、片方はSU-85Mに使った。

今からこれを活かして何か作ろうと思えば、ドラゴンから比較的最近出た上側面一体成型タイプの砲塔(「フォルモチカ」)のヤツがいいのだが、件のキットは転輪が183工場製スタンダードでしっくり行かない。

ディスクタイプ後期型でゴムの刻み入りのものを使いたいが……それって112工場製ピロシキ砲塔搭載後期型か、同じく112工場製OT-34のキットにしか入っていないんでしたっけ?

どちらのキットも転輪を抜いてしまうとツブシが効かないタイプなのが厄介。ドラゴンもT-34の転輪やマジックトラックは別売りしてくれんかな……。

(11/23追記、少なくともOT-34のキットは、車体は183工場あたりの仕様でも組めるようなパーツ構成になっていることが判明。「フォルモチカ」と転輪を交換して両方活かせそう。)

●明治製菓が自分で組み立てられる「チョコレートの家」キットを発売するそうだ。モデラー向け新商品!(なのか?)

ちなみにディテールアップパーツセットやウェザリングセットは別売。

●大船在住のC社長によれば、C社長宅近辺でもマルカメムシが大発生しマンションの外壁などにびっしりたかっている由。

やはり今年は特別多いのではないか、とのこと。猛暑で食草のクズがとりわけ繁茂した、ようにも見えないので、猛暑が幼虫の成育に都合がよかったとか、猛暑のおかげで天敵が減ったとかではないかと推察。

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造反有理、なのか?

●環境にウルサイ方々向けにCO2排出量を抑えたバブ、というのを勝手に考えてみたが、それはバスクリンというものではないだろーか。

●仕事が進まないのに日中は眠くて仕方がない。本来先週末に終わっていなければならないところ、週末の休日、唸ったり調べたりだけでほとんど進まなかった。

●木曜晩、尖閣諸島での海上保安庁の記録映像が流出。海保には「よくやった」だの「犯人探しをするな」だのの電話が来ているそうだし、これを機会になのか、反中デモが起きたりと騒がしいが、どうにも海の向こうで「愛国無罪」を叫んでいる輩と相似形に思えてしまう。

個人的には今回の動画は最初からさっさと公開すべきものだと思うが、それと国家機関にある情報を持ち出して勝手に公開するのを良しとするかは話が別だ。

●マルカメムシが大発生中。洗濯物や干した布団にいつの間にかたかっていて、知らずに一緒に取り込んでしまう危険性があり要注意。なんと言っても、形(なり)は小さいくせに下手につつくと異様に臭い。

日曜日にも、部屋に来た娘が「臭い、この部屋のどこかにカメムシがいる!」と騒ぎ出したが、結局、その後娘自身の服に付いているのが発見された。

マルカメムシは、古い店の奥に掛かっていそうな恵比寿・大黒のお面のような外形で、カメムシというより甲虫のような固さとツヤで、大きさは5mmに満たない程度。似た仲間にヒメマルカメムシ、タデマルカメムシ、クズマルカメムシなどがいて、どうも名前の印象から、今まで身近で見ているのはヒメマルカメムシだと思い込んでいたのだが、改めて調べてみるとヒメの付かないマルカメムシだった。

他3種が黒くて白い小さな斑点が2つあるのに対し、マルカメムシは(小さいのでパッと見には黒っぽい丸い虫にしか見えないが)、よく見るとヘルムート・ヴィック(*)模様というか、ハルバーシュタットの海綿迷彩(**)というか、とにかくオリーブ地に暗褐色の細かい斑点を散らした模様になっている。

食草がクズなので、斜面にクズが繁茂する我が家周辺では発生条件が整いすぎている。といっても、クズの始末自体が難しい。

*バトル・オブ・ブリテンにおいて撃墜王トップの座を争ったがその戦いのさ中に戦死したドイツ空軍の高位エース。乗機のBf109Eは胴体脇腹にごくごく細かい斑点模様を散らしていた。

**ハルバーシュタットCL.IIは第一次大戦におけるドイツ航空隊の複座偵察・攻撃機で、胴体を塗料をつけた海綿でポンポン叩いて色覚の検査みたいな迷彩にしてあるものがある

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ウソカラデタマコト

●「火星――ウソカラデタマコト」展のチラシと招待券(といっても入場無料で、券は何やら記念品をくれるというもの)を夏前に貰っていたのだが、行きそびれているうちに終了間際。一日前の金曜日、本郷・東大キャンパスの隅っこにある東京大学総合研究博物館に滑り込みで見に行く。

行ってみると、いくつかの催しが並行していて、入口からしばらくは「キュラトリアル・グラフィティ――学術標本の表現」で、縄文期を中心に人骨テンコ盛り。大腿骨や上腕骨の現代人との比較が興味深い。

一階の一番奥が「火星――ウソカラデタマコト」展で、ほか、アウストラロピテクス以前の猿人アルディピテクス・ラミダスの骨格展示、2階で「昆虫標本の世界」展など。

そもそも東京大学総合研究博物館なる施設があること自体、今回の催しで初めて知ったのだが、地味に面白い展示をやっている様子。要チェック。

●「火星――ウソカラデタマコト」展は副題からどんな変化球な展示かと思っていたら、至極まともな内容だった。日本のMELOS計画を中心に、火星探査の現状と技術、探査ミッションの方向性の考察・提案などなど。副題は、運河の存在とか火星人の存在とか、そんな夢物語(ウソ)があってこそ、火星探査は進んできた、というような意味合い。

有人探査に備えて宇宙における食糧生産の研究の展示もあったのだが、水稲栽培にドジョウの飼育を兼ねさせるほか、カイコを育ててサナギを食う等々。ドジョウ料理のお薦めは内蔵ごとすり潰して作る韓国風ドジョウ汁だそうで、カイコのサナギともども、現地生産による宇宙食は韓国人向けかも。もっとも韓国風ドジョウ汁はちょっと美味そうだ。

スペースはさほど大きくなかったが中身の濃い展示で、大手町のJAXA iもこの程度のことが出来れば仕分け対象にならないものを。

ちなみに記念品は火星表面の風景写真の絵葉書。10種類、1枚ずつ貰ってきた。

●土曜日。まさに台風接近とかぶってしまった中で、父の繰上げ四十九日法要および納骨。思い返せば告別式の日も雨で、親父雨男説浮上。今頃?

近しい人ばかり、とはいっても20人余り集まって、昼、ちょうど雨がひどい中で納骨。午後は実家で飲み食い。

●Azur FRROMから、IK-3に引き続き、イカルスIK-2の1:72キット発売。新キット購入はなるべく控えているこの頃だが、これは迷わず購入。

実機はユーゴスラビア国産のガル翼・固定脚、液冷(イスパノ)の戦闘機で、たった12機しか作られなかったが、1941年のドイツの侵攻時、その迎撃戦に投入されている。酣燈社「第二次大戦・世界の戦闘機隊」 によれば、この機体で5日間に17回出撃し、ドイツ機4機を落としたパイロットがいるということなのだが、ほんまかいな。

これまでIK-2のキットはマーリンの簡易インジェクションがあったが、これは見た途端にぐるぐる巻きにして押入れか戸棚の奥に仕舞いこみ、なかったことにしたくなるような出来の代物だった。ほか、つい数年前にCzeck Master Resinから出たようだが、これは未見。ただ、出自から考えると、今回のキットと設計は一緒かも。

さて、とにかくインジェクションとしては初のマトモなキットということになるが、肝心の出来はといえば、チェコ製簡易スタンダード、MPM系スタンダード、Arurスタンダードというところ。以上。

……で終わっちゃってもいい感じはするが、付け加えると、プラパーツはごろんと一発抜きの主翼が独立していて、その他で一枝。一発抜きの主翼に変形やヒケがあると悲しいが、一応、私の入手したものではそんなことはなく、一安心。キャノピーはインジェクションとバキュームの2種付きだが、バキュームのほうは輪郭も枠も曖昧で使いづらそう。ほか、小さいエッチング1枚とデカールシート。

胴体表面のモールドはなかなか繊細で好感が持てる。ラダーは別部品だが、そのまま付けると、前縁のラインが垂直安定板と不整合になる。ここは実際にはなだらかにつながっているのではないだろうか(とはいえ、きちんと横方向からの写真がない)。ただ、この間出たIK-3では垂直尾翼全体がいまいちな形状だったのに比べればマシ?

コクピット内は床板と椅子、操縦桿と計器盤。内壁にシンプルなリブモールド。シートベルトはエッチングがあるが、フットペダルはないなど、全体的にあっさり。何かしらそれらしく付け加えたい気はするが資料不足がネック。

デカールは、私が手に入れた「ユーゴスラビア空軍」版では、初期の銀色と、開戦直前に切り替わった迷彩塗装に対応。デカール違いでクロアチア空軍版も発売されている。

●マンガ界のサグラダ・ファミリアと化しつつある「ガラスの仮面」の46巻が出たので購入。この前の巻だったかで、亜弓さんが携帯電話をかけていたのには驚いた。ポーの一族か、この人たちは。

●「猫物語[白]」購入。

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