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2010年10月

ビーチクラフト・スタガーウィング

●……は、下翼が前に、上翼が後ろにという、通常の複葉機とは逆の食い違い位置となっている。逆スタガーで目立つから「スタガーウィング」なわけで、前上方の視界を大きく取るためと解説されているが、迎え角を取ると下翼と上翼が空力的に干渉しそうだし、どうにも見た目が危なっかしいというか、信用ならねぇなあコイツ、みたいな感じがする。

●先日のホビーショーでAZ modelのスタガーウィングが安かったので(500円)、つい衝動買いしてしまったことは書いたが、箱を開けてみると、どうもパーツに見覚えがある。

しまった、これは以前に出ていたSword版を持っていて、押入れの奥にあるのかもしれない!

なんてことを思っていたのだが、机の脇の山を掘ったら、Sword版どころじゃなく、AZ版そのものが出てきた(ただし箱・デカール違い)。つまり、比較的最近買ったにも関わらずすっかり忘れていたことになる。迂闊!

●火曜日に薄着で酔っ払って帰った上に薄い布団で寝たおかげで、どうも背中がぞくぞくし、これはヤバイなと思っていたら案の定で風邪を引き込んでしまった。

熱は出ていないようだが咽痛と頭痛と筋肉痛の三重苦。

●台風14号が接近中。先日大雨でえらい目に逢った奄美大島に追い打ちかと危惧されたが、強風域には掛かっているものの暴風域は逃れている模様。

いやむしろ、シーズンには週に2度台風が来ることもそう珍しくないように思える奄美で、あれだけ大雨の被害が出たこと自体が不思議といえば不思議だ。

それはそれとして、明日明後日と関東に近付いてくるわけだが、明日土曜日は親父の四十九日法要・納骨の予定。生憎の天気になってしまった。

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泥棒を見て縄をなうなう。

●仕事が後手後手で泥縄状態。おかげで月火と続けて夕食は久しぶりに「神保町ご飯」。

月曜はK女史、P女史と錦華通りのマル香まで讃岐うどんを食いに行く。「日替わりちくわ」と「釜たま」の強力ペア。

P1020033b 火曜はC社長、M志も含め5人で赤ちょうちん。下町飲み屋の定番であるらしい焼酎をホッピーで割って飲みつつ、モツ煮込みとか妙に豪華なベーコンステーキとか焼き鳥とか。キモ入り焼きスルメが美味だったでゲソ。

●日本独自のケータイを指しての「ガラパゴスケータイ」という言い方は知っていたが、略して「ガラケー」というのまでは知らなかった。もっとも知ったからと言ってどうということもないし、使う機会もそうなさそうだ。

そもそも「ケータイ」と略している時点で和歌山方面で舌打ちしている奴がいそう。

●らりほーらりほーらりるれろん。スーパースリーのバラバラになるヤツの名前を、今になるまで「マイク」だと思っていた(本当は「マイト」)。

なぜいまさらスーパースリーかといえば、週末模型親父さんのところで話題に出ていたため。

●久しぶりに結構飲んだのでヨレヨレになって寝たら、明け方、「春に大学の科目登録をし忘れたまま秋になってしまった」という大迂闊を夢に見て激しく焦って目が覚めた。

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ちゃんどら坊主

●金曜日夕、神保町の事務所から実家へ行き一泊。翌土曜日、四十九日・納骨に備えて、津田山の霊園に行ってごそごそと墓掃除。

●奄美の大雨。住用(すみよう)、龍郷(たつごう)あたりで被害が大きかった由であり、ウチの田舎のあたりは大丈夫だったのか母に聞いてみたが、大丈夫なんじゃないの?と、のほほんとした返事。

ちょうど名瀬の叔母から電話があったので「大変だったんじゃないの?」と聞いてみたら、これまた大変の対象を取り違えて、先日、眼を悪くして入院した折の話を聞かされた。のほほんとした人たち……。

改めて雨のことを訊ねると、住用あたりは大変だったらしいが名瀬は別に、というような返事。ただし郷里の佐仁(さに)方面には一時電話が通じなかった、とのこと。

そもそも奄美大島の北部は龍郷のあたりでくびれていて、空港や父母の郷里のある旧・笠利町はその先なので、龍郷で幹線道路が途切れると、島の中央には出られなくなってしまう(もっとも、逆に島の中央から空港へも行けなくなってしまう)。

そのあと、実家近くに住んでいる別の叔母が来て現地からの伝聞情報を聞いたが、郷里の佐仁でも、裏手の川が氾濫して一部で浸水、両隣の集落への道路、電話が不通になって一時孤立状態になっていたとのこと。結構大変だったんじゃないか……。

●母は今になるまでチャンドラ・ボースを「チャンドラ坊主」だと思っていたことが判明。

もっとも母にとっては、父の話に名前が出てきたから聞き覚えがあるという程度で、どこのどんな人かは知らないのでボースでも坊主でもあまり大きな違いはない。

●夜は眠りが浅くてしばしば眼が覚め、昼間は眠くて仕方なく、総じて「あまり使い物にならん」状態。

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鶴見線再び

P1020022 ●水曜日午前中、仕事で浜川崎。浜川崎線で帰りたい気もしたが、尻手に出ても不便なだけなので、先日同様、やはり鶴見線で帰る。

写真は鶴見線浜川崎駅の(たぶん)切符回収箱。鶴見線と浜川崎線、それぞれの浜川崎駅は道路を隔てて離れている。また鶴見線の鶴見駅は京浜東北線との間に乗換改札がある。鶴見線がほぼ全駅無人駅だからだが、元をただせば私鉄であった名残りである由。鶴見駅に到着する少し前に、廃駅になったもののなおプラットフォームや階段が残っている場所があったり、何かと見どころが多い。

●秋葉原に寄る。YSにモデルカステンの八九式中戦車用履帯があったので買おうか迷ったが、店頭にあったファインモールド製キットの見本を見ると、どうもキット付属のベルト式に比べ、カステン製のものはごく僅かに幅広で、(店頭の見本の組立を信用すると)履帯が車体に干渉する可能性があるようだ。(追記:その後実際に比較してみたところ、幅は両者ともほぼ同じだった)

もちろん干渉するとしてもスペーサーを噛ますだの何だので回避できるだろうが、カネを掛けて手間も増やすよりはそのままでいいか、という気になってきたので購入中止。

●秋葉原昭和通り沿いのバーガーキングで昼食。ワッパーチーズのミール(セット)。頼んでから知ったが、バーガーキングは現在、「ワッパー系ミールを購入の場合、30分以内に完食すると何度でもおかわり自由」という恐ろしいキャンペーン中。

バーガーキングは東京近辺にしかないかもしれないので一応解説しておくと、とにかく、ここのハンバーガー、「ワッパー」はかなり巨大で、これ一つにポテト、飲み物で腹一杯になる。

とはいえ、挑戦されたからにゃあ一度はやっておかなきゃね、というわけで、後悔しそうだと思いつつもう一個食って、結局、腹がこなれずに夕食を抜いた。

●素朴な疑問。最近マンガやらアニメやらでよく猫耳少女を見ますが、猫耳カチューシャとかではなく、そういうイキモノとしての猫耳の人は、通常の人間の耳位置ってどうなってるんですかね?

産総研のHRP-4Cがキモチワルイ。

揶揄しているわけではなく、そもそもこれは「製品」ではなくて研究開発なのだから、キモチワルイことは問題ではないし(キモチワルくて構わないということではなく、キモチワルイと感じるかどうかも検証・研究の対象になり得るので)、動作や機能は充分にすごいと思うが、まあ、なるべくなら夜道で遭いたくない。

ホンダのASIMOには初代デビューの頃から何度か会っているが、初めて喋れるようになったときに挨拶されて、どうリアクションを返していいのか非常に困った。その時にも思ったが、ロボットというのは、あまり無理に人間に近づけない方がむしろ親近感を覚えるんじゃないかと思う。

……なんてことは私が思うより前に、やはり考える人は考えているもので、こんな仮説もあるんだそうな。

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なんて久しぶりなホビーショー

●まだ何かと細かい手続きがあったり、いきなり一人になってしまった母が心細いと言ったりするので、頻繁に泊りがけで川崎の実家へ行く。なかなか慌しい。

ただし、神保町の事務所との間は田園都市線~半蔵門線で一本なので、逗子の自宅より通勤はし易い。

●私の小学校時代からの友人である“ばお”氏より、線香を上げに行きたいが、との連絡あり。当然、勤め人であるばお氏の休みである土日にということになるが、16日土曜日は幕張メッセのホビーショーに行くと言う。

何だかんだ協議の上、結局土曜日に私もホビーショーへ行き、夕方に川崎に向かうことにする。

●何年も5月の静岡ホビーショーに行きそびれているので、ホビーショーというもの自体久しぶりな気がする。

会場をうろつき始めて早々、やはり久しぶりのはほちん氏と邂逅。
「何か見るべきものはあるのか?」
「さあ?」
などとユルいテンションであちこち見て歩く。

・ハセガワ 何年ぶりであろうと、ハセガワブースといえばやはりジャンク市。まあこれはお約束だからとりあえず見るだけは見てやるかフフン、みたいな気で近付いて、結局いつ何に使うのか判らないパーツをいくつか握り締めているのもまたお約束。

マジックトラックのIII/IV号履帯中期型(センターガイド穴あき)300円、同じくマジックトラックのIII/IV号履帯中期型(センターガイド穴なし)+エッチング(たぶんブルムベア用)500円、何のだか判らないタイヤなどなど購入。なお、センターガイド穴あき履帯はその後、ばお氏に平行移動。あ。そういえばハセガワのジャンク市でドラゴンのパーツが買えるのは今回までなのか?

・タミヤ III突フィンランド軍仕様を見る。新規パーツは枝1枚で、丸太、後部工具箱、操縦手前面の増加装甲、シャーシ側面の増加装甲、コンクリート盛り、DT機銃と穴の広がった機銃防盾、などなど。後部の大型工具箱はラックと一体成型だが、プラパーツではあまり薄くできないだろうし、納得できる処理。工具箱の左右のフタの間は筋彫りになっていたが、ここは実際にはリブがあったような。とはいえ、思った以上に楽しめそうな感じ。

ところでタミヤの大型ラジコンKVの実物を初めて見た。走らせるより、大型スケールモデルとして作ってみたいもんだ、などと空想していたのだが、実際に見てみるとずいぶん大味なキットだった。

・ドラゴン プラッツのブースにサイバーの新製品がちらほら。話題の会場発表、「特二式内火艇」は写真パネルのみ。先日出たアーマーモデリング誌(八九式中戦車車体付き)は買ったが、さすがに特二式内火艇となると個人的には「いやいや、そんなん売れるんデスカ?」くらいの反応しか出ない。もっとも、LWSのキットがわらわら出てくる世の中だし。

P1020020 むしろ1/6という巨大II号戦車B型にたまげた。もっとも、遠目には迫力あっても、近付いてみるとやはり「ドール用」な感じ。装甲板の溶接跡もなく、フェンダーパターンも一部にうっすら付いているだけ。クラッペ類も一部を除いて装甲板に一体モールド。

本体ドラゴン・ブランドはアオシマ扱いになったので、アオシマのブースでIII号E型などをちらちら観察。そういえばIII号指揮戦車ってどうなったんだろう?

・ファインモールド 謝罪大王くまざあ氏に会って、「換気扇の油汚れがみるみる取れるよ」というわけ判らん宣伝文句で離型剤落としを売り付けられそうになる。今になって考えてみると、話している間に一回も謝られなかった。あんな奴ぁくまざあじゃねぇ。

P1020016・ホビーボス でけえ! 超重列車砲でけえ! こんなのを平気で買って組み立てて飾れる家に住んでみたいもんですな。

その他、どこぞのブースで割引でエデュアルド1:48のBf108タイフンを300円で、AZ1:72のビーチ・スタガーウィングを500円で買ったり、「一撃殺虫ホイホイさん」を眺めたりする。

海浜幕張駅前で3人で軽く食事しつつ歓談。夕方川崎に向かう。

●かみさんが宮部みゆきをまとめて借りてきたので、「ブレインバスター」1~4を読み、現在「ICO」を読み進み中。

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カエルちゃん

●とある地図ページの制作で、デザイナーK氏(ちなみに男性)から仕上がりのデータが送られてきた。ベースとなるイラストレータのデータとは別に、そこに貼り付ける動物の小イラスト画像が別ファイルで添えられてきたのだが、

ウミガメ.tiff
オオクチバス.tiff
ナガサキアゲハ.tiff

などと日本語のファイル名が並んでいる中に、ひとつだけ

カエルちゃん.tiff

とあった。なぜカエルだけ“ちゃん”付け? 問いたい! 問い詰めたい! と思いつつ、その後の電話ではデータのやり取りの確認だけして訊ね忘れた。

●それがここ数ヶ月追いまくられた仕事の一部なのだが、ようやく山を越えた。これだけ追いまくられて半年過ごせば、あとの半年ゃ寝て暮らす、ヨーイヨーイデカンショ、くらいになっていい気がするのだが、実際には明日から何でメシを食おう状態。

●MacBookのキートップが外れてしまってどうしましょ問題のその後。

前回のコメント欄に書いたように、ネットで調べると、普通に取扱店に修理に出すのと、直営のappleストアに持って行くのとではずいぶん対応に差がありそうだということが判り、神保町の事務所から一番近い銀座のappleストアに直接いきなり持ち込んでみることにする。

金曜午後、地下鉄で行こうかとも思ったが天気もよし、MacBookを突っ込んだバッグを袈裟懸けにして、半ば社用車と化しているガテン車「K女史号」を借りて神保町から銀座までサイクリング――というよりは“出前”。それで時間や金が結構掛かるふうなことを言われたら、そのまま秋葉原に廻ってパーツ屋でも探してみるか、という二段構え。

銀座の一等地のいかにも最先端でおされです、みたいなappleストアに“働く自転車”で乗りつけ、サービスカウンターでとりあえず「修理に預けないとダメなのか」「その場合いくら掛かるのか」を訊ねたら、「確認しますので少々お預かりします。お待ち下さい」と言われ、待つこと10分ほど。

ちゃんとキートップがくっついて戻ってきた。(どーん!)

「たまたまパーツがありましたので」とのことで、結局無料。うおお!

出前自転車ではるばる駆けて乗りつけた甲斐があったぜ! いや、別に自転車のせいで無料になったわけじゃないだろうけれど。

帰りに「わした」に寄り、あれこれ買い物をして、ついでに冷たい「さんぴん茶」ペットボトルを買い、時々それを飲みながらゆっくり走って神保町まで戻る。

●金曜夜、川崎の実家に行って泊まる。翌土曜午前中、市営の霊園事務所に行って埋葬(納骨)の手続き。昼、従姉R(先日“従妹R”と書いたのと同一人物なのだが、改めて考えると同い年だし、私は12月生まれなのでほぼ確実に向こうの方が姉ちゃんだ)が来るのを待って、「わした」で仕入れた沖縄そばにラフテーを乗せて食べる。

従姉Rが居てくれるうえに夜には叔母と従弟が来るそうなので帰宅。ジョン・レノンの誕生日なので、ではなく、かみさんの誕生日なので横浜でケーキを買って帰宅。

P1020014 ●実家近くのスーパーに貼ってあった天体戦士サンレッドの「火の用心」のポスター。

ポスターではヒーロー(であるはず)のサンレッドは遠景にいるだけで、前面に悪の組織フロシャイム(の幹部で川崎支局長と下っ端2人)が出ているが、フロシャイムの面々は「まだ征服していないから」との理由でちゃんと確定申告もしているし、どうやら構成員は厚生年金も付くらしい。いいなあ。

ご近所づきあいやゴミの分別などもマメな様子。サンレッド本人がヒモで粗暴な性格であるのと対照的であり、彼らほどこの手の公共ポスターに似つかわしい悪の組織は古今東西あるまい。

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日常

●全ての仕事を1週間待ってもらったので挽回に必死だがアタマが寝惚け加減なので思うように進まず。

●そもそも私はPCのキーをバッチンバッチン強く叩き過ぎる癖がある。どれくらい強いかというと、しばらく使っているとよく使うキーの文字はどんどん薄れて消えていくし、以前、キータッチが気に入ってだいぶ長く使っていたキーボードは磨り減ってキーの形自体が変わってしまった(スペースバーは見事に中央が磨り減ってくぼんで、古寺の石段みたいになっていた)。

もちろんデスクトップなら、磨り減ろうが叩き壊そうがキーボードを買い直せば済むことなのだが、数日前、現在神保町の事務所で使用中のmacのノートのエンターキーが外れてしまった。どうやら、裏で金具に止める小さなツメが一つ折れている感じ。事務所の備品なので、非難GOGO。

とにかく今の仕事の材料は全部コレの中に入っているので、時日の掛かる修理には出せないし、パーツ請求してその場でパッチンとくっ付けられないものか月曜以降に問い合わせ予定。むー。

●知らない間に「カブのイサキ」第3巻が出ていて、萩尾望都の新刊と一緒に購入。

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非日常

●9月25日夕、父死去。神保町の事務所にいて知らせを受け駆けつける。

今年に入ってめっきり身体が弱り、最近はほとんどベッドから起きてこない生活だったが、母に特に介護の面倒を掛けることもなく、最期も、母が気付いた時には居眠りでもするように息を引き取っていた。

大正生まれの88歳、年齢を考えれば大往生であったと言ってよいと思う。

●そんなこんなで、この1週間はほとんど川崎の実家にいて、兄と共にあれこれ手配等に追われることになった。

なにぶん、父も母も田舎の出で兄弟親戚が多く、母も大変なのでとりあえず身内で葬式をということにしたものの、それだけでも連絡等かなりの数に。

(当「かばぶ」を読みに来ている中にはまずおられないと思うが)親類縁者や父の知人関係で「なぜ連絡しなかったー」などとお考えの方は、以上のような次第なのでご勘弁を。

告別式と繰上げ初七日まで済ませ、1日金曜日から仕事に復帰したが、当分、あれこれ始末もあるし、母1人も心配なので、川崎の実家行きが増える(実家にはネットワーク環境がなく、無線通信機器の備えもないので大変)。

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