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2010年9月

モデラーですから

●一応、モデラーなので、時には模型も作らんと。

(この半端な文の中に「一応」「時には」「も」と3つも言い訳がましい言葉が!)

塗装前とか塗装中とかの作品もあるが、とにかく今の自室は塗装のハードルが高いので、またまた「お手付き」を増やすべく、しばらく前に特価で買ったトランペッターのKV-2初期型を引っ張り出す。

トラペのKVシリーズは多少行き届かない点はあるとしても、現時点では最も出来のよいKVキットで、この初期型も、きちんと極初期タイプの転輪を起こしてあって好感が持てる。

ただ、多少の「下ごしらえ」は必要で、

  • 第一上部転輪を模型寸法で3mm前方にずらす(パロラのクリムを実測してきてくれたかさぴーに感謝)。
  • フェンダー幅を切り詰める(エクラナミまでの同社初期型KV共通)。
  • フェンダー幅に合わせて工具箱を切り詰める。

などが最初の作業目標となるのだが、現時点では転輪のクリーニングをしているだけ。

●タミヤからフィンランド軍仕様「シュトゥルミ」(突撃砲)発売のアナウンス有り。

ベースキット自体の細かい仕様が今ひとつピッタリしていないのが惜しいが、そのあたりはモデラー各自がアレコレすればいいので、ここはとにかくフィンランド仕様の追加パーツがどこまでやってくれるかに期待。しかしフィンランド軍「シュトゥルミ」は、それこそベースの仕様が合うドラゴンがサイバー・ブランドで出しそうだと思っていたがなあ。

個人的には、せっかくバリバリ最新のBT-7があるのだから、これをベースにBT-42も出してくれぃと思うのだが、もちろんそれはフィンランド・マニアのたわごとだ(俊作社長にサルミアッキを100個くらい突きつけて脅迫したら……ごにょごにょ)。

●BRONCOの76.2mm砲搭載5tハーフは未見だが、これはちょっと惹かれるアイテム。いずれ通常型(といっても砲兵型と工兵型があるんだっけ?)も出るだろうと思われるので、そちらでもいいかも。

それにしても、これでドイツの“戦前型”ハーフトラックで35インジェクションキットがないのは12tだけとなったわけで、いやはやなんとも。

ところでドイツのハーフトラック各クラスの中で、5tハーフは戦争中盤には早々と生産停止になってしまっている。

そもそもドイツのハーフトラックは機構がややこしく手間とカネが掛かるうえ、この5tに関しては当初目的のleFH18牽引が1クラス下のSd.Kfz.11(3tハーフ)で間に合ってしまったのでということらしいのだが、新設計のsWSは牽引力5tクラスで作っているのだから、このクラス自体が中途半端で要らなかった、というわけではないはず。

要するに、3tハーフがそこそこよく出来た車両だったのに対して、5tハーフは手間とコストが掛かる割に性能がへっぽこだったという可能性が大きそう。単に順々に大きさが違うだけに見えるドイツのハーフトラックだが、車両のデキはいろいろあるのかも。

そう考えると、応急改造の自走砲のベース車体になったのも、本来の使い道のほうで見限られていたせいかもしれない。

●仕事が滞っているので神保町の事務所で夜明かし中。

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面掛行列

●かみさんとちび助と一緒に、鎌倉、坂ノ下の御霊神社に面掛行列を見に行く。

御霊神社は長谷寺の裏手、江ノ電唯一のトンネル(極楽寺トンネル)の手前の線路端にある(普段は)鄙びた神社なのだが、面掛行列はその御霊神社の(おそらく唯一の)一大イベント。面掛行列は毎年9月18日と決まっていて、今年は連休初日にぶつかったため、かなりの人出。

P1020005b今年の正月に散歩していた際、たまたま面を納めた蔵が公開されていて面掛行列のことを知り、さらにその後、吉田秋生の「海街Diary」にも出ていたりなんぞしていて、見に行こうと決めていたもの。

特段モノスゴイことがあるわけではなく、基本、神社にある面を付けた一行が囃子を先頭にソロリソロリと歩くだけのものなのだが、主役の10の面は伎楽面風で、子供が見たら夜にうなされそうな感じ。

P1020003b なお、私の携帯電話は画面のバックライトが暗いので昼日向では何が映っているかほとんど見えず、写真は目見当で撮ったのでいつにも増してナサケナイ。

10の面は順番があって、1枚目の写真、獅子に続く1人目が「爺」、2人目が「鬼」。2枚目写真は4人目で「鼻長」、というらしい。8番目には「福禄寿」がいて、長い頭に似合いの妙にひょろりと背の高い人が被っていると思ったら、後姿を見たら淡い髪の外国人だった(もっとも本来の福禄寿は頭と反対に体は小さいらしい)。遠い国から来て地元の祭に参加できるというのはなかなか素敵だ。

まあ、興味のある方は私のピンボケ写真より下の報道動画を。

一頃よりはだいぶ涼しくなったとはいえ今日は日差しもきつく、この期に及んで熱中症に倒れそうになる。

●そのまま都内に出て神保町の事務所、麻布十番の事務所をハシゴ。

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ひぐらし?

●一雨ごとに涼しくなる感じ。

●水曜日。朝、家人と顔を合わせなかったので、この日最初に喋ったのは、バス停で会った、オレンジの法衣を着た近所のインド人のおじさんだった。

「今日は涼しいですね」

「ここ2、3日ですっかり涼しくなりましたね」

インドのどこ出身か知らないが、お邦と今年の日本の夏とどっちが暑かったか聞こうかなどと考えているうちにバスが来た。

●電車の中で「ソレマチ」を読んでいて不覚にも笑ってしまう。

恥!

謝れ! ソ連のマチルダに謝れ!(わけわからん)

●上橋菜穂子の「天と地の守り人」3冊を読み終わる。バルサ姐さんともチャグムともこれでお別れぢゃの。

続けて宮部みゆきの「日暮らし」を読んでいる。先日の「どちらかが魔女」も、「守り人」シリーズもそうだが、かみさんは毎度かなりテキトーに借りてくるので、読み始めてから「なんだこりゃ、前の話があるんじゃないか」という場合が多々。読み始めて面白かったので、前日談の「ぼんくら」も予約を入れる。

ところで題名の「日暮らし」はセミのヒグラシなのだが、夏から秋への移り変わりを示す小道具として使われている。私も以前、何となくヒグラシはこの季節のような印象でいたのだが、実際には夏の初めから鳴きだすセミで、今年初めて聞いたセミの鳴き声もヒグラシだった。

P1020001b●金曜日。神保町の事務所で、C社長のバイオリン道楽の月イチの会合があり、早々に追い出される。仕事進まねえ。

珍しく陽のあるうちに事務所を出たので、歩いて秋葉原へ。前にも書いたような気がするが、靖国通りは(御茶ノ水から南に張り出した、その名の通り台地の)駿河台の裾を迂回するためにぐるりと南にたわんでいて、小川町のあたりまでいくと通り方向に沿って向こうに建築中のスカイツリーが見える。

展望台から上の部分もだいぶ伸びた。

秋葉原で工具類など見るが結局何も買わず。

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めいど!

●あら、サンマがなければイワシを食べればよいのよ。 --Marie Antoinette

14日付毎日新聞記事の要約)

●月曜に事務所に行き、結局またぐずぐずと仕事が進まず事務所で夜明かし。ちなみにK女史は日曜の晩、終電の1本前で“出勤”してきていたそうだ。毎晩誰かが宿直している事務所って、何かイヤ。

●近所の「いもや」がなくなった今頃になって、月曜の夕食、K女史、P女史と3人で、ちょっと離れた「いもや」まで天ぷら定食を食べに行く。

P1000144b ところで住所だと西神田になるのか、三崎町になるのか、とにかくその間くらいなのだが、奥が卓球場になっている珍妙なコンビニがあって、その店先のガシャポンで仏像を買う。事務所のパソコンの脇あたりに安置。

エポック社「和の心 仏像コレクション2」とかいうシリーズで、そうとは書いていないがそれぞれ有名な仏像をモデルにしている。東大寺戒壇院の多聞天、三十三間堂の迦楼羅など。

この大日如来はどこのだろうと思って画像検索で辿ってみたら、奈良・円成寺というところの運慶作のものらしい。それなりの出来だが右肩の段がちょっと残念。

●水・木曜日提出予定の仕事の目処がとりあえず付いたので、久々に早く事務所を退去、秋葉原に寄る。ソレマチを買う。

いやもう、モデラーですからソレマチっていったらソ連軍のマチルダですよ。○ータ☆さんに言われるまでもなく。「それでも町は廻っている」? 何ですかそりゃ。

と言いつつ、タミヤの新マチルダをまだ買っていないオレ。

●久しぶりに駅からのバスがある時間に帰宅。だらけてソレマチを読んでいたら横の本棚にゴキブリが出た。

●サンマ食いてぇ。イワシもいいけどサンマ食いてぇ!

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逗子桜葉ソーダ

●逗子銀座商店街の酒屋でしばらく前から「逗子桜葉ソーダ」というのが売られていて気になっていたのだが、とうとう購入。

しかし、店頭の張り紙を見ると「数量限定」とある。もう数ヶ月前からあるようなのに、数量限定で今まで売れ残っていていいのか? よほどマズイのか?

100910_175732b などとオノノキつつ事務所に持って行って皆で飲んでみたが意外なことに結構美味かった。オノノキモモノキ。写真ではちょっと曇って見えるが、これは冷えた瓶に結露したからで、実際には中身は澄んだ淡いピンク色。

なお、(ネットで調べ直したが)「逗子桜葉ソーダ」は6月中旬発売、市内限定で6000本販売だそうで、発売時の担当者の言では「今年のイチ押し」としつつも売れ行きに関しては「9月までに完売を目差す」となかなか謙虚であり、残っていても(「までに」をどう取るかにもよるが)今のところセーフ。

●ドコノコノキノコ、コノキノコドコノ? ドコノコノキノコ、森のキノコ。

耳に沁み付き系の歌。我が家のチビ助がはまり中。

●前回書き忘れたが、私が神保町泊り込み中の晩、我が家の風呂場にムカデが出て、それを(娘が)退治したら、次は部屋にハチが飛び込み、直後にトイレにゴキブリが出て、それも始末したら枕元にゲジゲジが出た由。オールスターキャスト。

あ。アシダカグモがいないや。

●多忙のためしばらく実家に行けずにいたが、父の具合もよくなく、母からもっとしばしば顔を出せと言われており、また、ちょうど従妹Rが来るとも言うので、金曜の晩に行く。従妹Rとは10年ぶりくらい。

数日前に、田舎の大叔父が亡くなった旨知らされる。

父は一日中うつらうつらしており食事も摂らないらしい。私がいる間に一度起きたので2、3言葉を交わす。

●土曜日。ぐったりして、どうも家から出る気になれなかったが、仕事の資料一式は神保町にあるし、少しでも進めておかないとますますひどいことになるので結局出掛ける。

●森博嗣「どちらかが魔女」を読む。悪い意味ではなく気取った感じのミステリーの短編集。“気取った”というのは、ヒロインがハイソなお嬢だということだけでなく、基本、どろどろしたところはなく謎解きを楽しむ話で、しかも軽いジャブ級の謎解きは答が出されずに読者に任されている点から。「どちらかが魔女」という題名もこっそりダジャレ(Which is the witch?)。

もっとも、同じ著者のシリーズ物のこぼれ話的な短編集らしいので、元を知らないと今ひとつ判らないところもありそうな感じ(で、私は読んでいない)。

中の一編、「マン島の蒸気鉄道」に出てきた、終点駅で機関車と貨車が向きを変えて折り返すなぞなぞについては自分なりに答を出したが(後からウェブで調べると、どうも同じ答を出した人が多そうだ)、「そんな七面倒臭い作業が答なのか?」という点と、「本線と引込線があれば作業できるのにわざわざ複線区間があるのはなぜ?」という点で、ちょっと釈然とせず。

ところで読んだ後で知ったけれど、「スカイ・クロラ」の原作者なのね……。

「無尾翼機ですね、ホルテンみたいな」

なんて台詞をヒロインが言うんで笑っちまったぃ。

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神保町の日々

●月曜日に神保町の事務所に出掛け、そのまま泥沼状態に陥り2晩事務所で過ごす羽目になって水曜の晩に帰宅。点取り占いにも、

心配することがある 5点

たまにはよいことを言え 8点

と、相変わらず何が何だかわからないけれども何となく気分の悪いことを言われる。

●事務所で夜遅くまで気疲れのする作業をしていると、だんだん妙なテンションになってくるもので、K女史、P女史と私の3人チーム内で、なぜか今頃ジンギスカンの「めざせモスクワ(Moskau)」その他がブレイク中。

●仕事の“元請”から資料を届けるように言われ、事務所を出ようとしたらK女史に自転車のキーを渡された。

神保町界隈には「いもや」という天ぷら・とんかつのチェーンがあるのだが、そのうち、事務所に近い1軒が先日店仕舞いした。その店でもいわゆる「働く自転車」を使っていたのだが、そのうち1台が店仕舞いとともに廃棄処分になると聞きつけたK女史、さっそく交渉して貰い受けてきた。さすが働く自転車研究会。行動力あるなあ。

P1000137b 知り合いの自転車屋で整備し直し、その自転車が現在事務所のビルの前に停めてある。半ば社用車と化しつつあり、近所に出掛ける際には乗っていくよう薦められるという次第。……書類封筒届けるのに出前自転車かよぅ。

というわけで、出掛ける前に、アルファさんの「きみかっこいいじゃないか」風に1枚。とはいえピンボケ。

●裏口から回ってきた台風のおかげで、昨日今日と涼しい。汗だくにならない日、冷房無しで窓を開けて寝られる夜はどれくらいぶりになるやら。

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鎌倉散策(熱中症への挑戦編)

●本日日曜日。桜樹ルイ16世氏&マライさんが鎌倉に遊びに来るというので昼前に出掛けて鎌倉駅前で落ち合う。桜樹氏とはSTEINER氏宅で酒を飲んで以来なので10年ぶりくらい? マライさんとは当然お初。

神保町の事務所ではほとんど恐慌状態を巻き起こしたサルミアッキだが、実家がデンマーク国境に程近いというマライさんには懐かしい味だとか伝え聞いていたので、かさぱのす氏から貰って1つ残っていた「スーパーサルミアッキ・チュッパチャプス」を進呈。

かさぴーごめん。決してオレはスーパーサルミアッキに怖気づいたわけじゃないんだ。でもマライさんがどうしてもどうしてもどうしても食べたいって言うから!

●とにかくこの夏の鎌倉は半端じゃなく暑いんだよと釘を刺しておいたので、二人ともそれなりに覚悟をしてきたものと思われたので、まずは小町通りのT-SIDEでインドカレーを食べて香辛料で「対・夏能力」を底上げした後に、妙にスパルタンな「鎌倉散策」に出掛ける。

割と場当たり的に歩いた行程は、

(1).鎌倉中心部である小町通りから鶴岡八幡宮脇の道を通って巨福呂坂を抜け、

(2).円応寺(閻魔寺)で閻魔大王その他十王像を見て、

(3).亀ヶ谷坂切通しを通って扇ヶ谷に抜け、海蔵寺に行って十六井を見る。

(4).ちょっと引き返して脇に折れ、化粧坂から源氏山に登り、

(5).だらだら坂を降りて銭洗弁天で小銭を洗い、

(6).さらに近くの佐助稲荷に行き、鳥居と幟が並んだ石段を登って境内で一息。

佐助稲荷の裏から大仏ハイキングコースに上って、そのまま長谷までというのもなかなかいいコースなのだが、(日陰で時折吹く風は涼しかったものの)恐ろしく汗だくになっていて、無理して倒れても何なのでこれは断念。いや、だって、頭から水を浴びたみたいにびっしょりなんだもん! ハンカチが文字通り絞れたし!

佐助隧道を通って鎌倉駅裏まで戻り、駅前の喫茶店であれやこれやダベりながら涼む。

(7).夕方になって、ちょっと趣を変えて海でも見に行こうかという話になり、「せっかく鎌倉に来たんだから江ノ電に乗らなきゃ」という意味不明な提案をして、稲村ヶ崎まで。七里ヶ浜の端を少し歩いて、岬の上の展望台に登る。ところで桜樹君、岸壁に開いていた四角い穴は、やはり大戦中の陣地のようですよ(wikipediaによる)。

(8).鎌倉まで戻り、御成通り端の「くろぬま」で、ぜひ桜樹氏近辺にも広めて頂きたいとの願いを込めて「点取り占い」を2つ(職場用&家庭用)買う。

●なお、江ノ電の各駅に江ノ電・地ぱんショップオリジナル、「玄米チーズあんぱん」なる面妖なあんぱんの広告があり、これはいったいいかなるものか――つまり、玄米パンの中に「チーズ餡」が入っているのか、あるいは玄米パンのなかに「チーズおよび餡子」が入っているのか、あるいは「玄米チーズ餡」が入っているパンなのか等々、3人で論議する。

ちなみに最後のものはマライさん案で、「そもそも日本語で“あん”は単に小豆餡を指すのではなく、何かの中に入っている具は“あん”なのだから、当然“玄米チーズあん”なのだと思った」という、その物体がどうなるのかは別として、論理としては至極もっともなものであった。

ただし、広告をよく見ると「国産小麦と玄米の生地に、魚醤とチーズを練り込んだ絶妙のバランスが特徴」と書かれており、結局、「玄米チーズぱん」の中に小豆餡が入っているという、まあ形態としては普通のあんぱんであることが判明。……とはいっても、生地にチーズはいいとして、魚醤って!?

結局、鎌倉駅まで戻ってきた際に、構内の「地ぱんショップ」で一つ買って桜樹氏と半分ずつ味見する。マライさんは(本人曰く)「ドイツ人なのに」チーズがダメとのことでパス。結果。まあそれなりに美味しかったし、お店のおばちゃんがじっくりオーブントースターで温めてくれたこだわりにも感服したが、広告に満ち溢れた「世界取ったるでぇ!」的自信に値する存在たりえたかどうかは微妙。

●そんなこんなで、この夏で最も汗をかいたが、考えてみれば、休みらしい休みを取れずにいたこの数ヶ月のうち、最も「夏休みらしい一日」を過ごせた気がする。日も暮れた鎌倉駅前で桜樹氏・マライさんと別れる。どうもお疲れ様でした。もう少し歩きやすい季節に、ぜひまたどうぞ。この次は鎌倉の東側を攻めましょう。

●ここ1、2週の間の読書。

「精霊の木」
「隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民」
「蒼路の旅人」
「虚空の旅人」
「流れ行く者」
「狐笛のかなた」
以上、上橋菜穂子。2冊目だけは本職(?)の文化人類学方面の話。

「ひとつ灯せ」(宇江佐真理)

●前回、夜中の帰宅時にプレアデス(すばる)がうっすら見えたと書いたが、翌金曜日、終電で帰宅した時に東の空を見たら、もうオリオン座が昇っていた。蒸し暑い夜に見えるオリオン座というのはどうもシュールだ。いや、そりゃ秋の夜、時間が遅くなれば昇ってきて当たり前のものだとしても。

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アロハ逗子

●うわーうわー9月だよ。なんなんだよもう。

毎日じたばたしているうちに、日中のセミの声もいつのまにやらまばらになり、夜中に帰宅途中、空を見上げると夏の大三角はもう西にだいぶ傾いて、しかも東の空を見ると、まだまだ蒸し暑くて湿気も多いのでボヤけ加減の上に月が出ているので見難いけれど……うわ。あそこに見えるのってプレアデスじゃないの? もう冬の星が?

しくしくしくしく。

●K女史が見つけてきた情報。悪のマジムン軍団がいつのまにやら団員を募集していた。曰く、

沖縄を代表するハゴー集団「悪の軍団マジムン」に軍団員として参加してくださる方を大募集いたします。悪事の経験・ハゴーな事の経験のある方はもちろん、経験のない方でも悪意と好奇心さえあれば技術は指導いたしますので振るってご応募ください。

うおおお! なりてぇ! 下っ端クーバー3号でいいから! いや、54号くらいでもいいから! なにぃ! 締切が9月2日? いやそれ以前に年齢制限39歳? だめぢゃん! 週に2回の練習(たぶん豊見城市で)に通えるのかどうかを別にしても!

●前回、江ノ電のアロハ化について書いたが、月曜日仕事に出る途中、逗子の商店街で柱に貼られたポスターをちょうど剥がしているところに行き会う。ポスターの文言は、「アロハ逗子」。

あー。そういえばあまり意識してなかったけれど、この夏、ずっとあのポスター貼ってあったな……と思って改めて調べたら、6月から8月29日まで逗子市は一連のハワイアンイベントが開催されていて、合わせて、夏の間は市議会議員も市役所職員もアロハ着用推奨だそうだ。おやまあ知らんかったよ。アロハ都市といえば指宿くらいかと思っていたのに、こんなに身近にアロハ化の波が及んでいるとは。

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