モデラーですから
●一応、モデラーなので、時には模型も作らんと。
(この半端な文の中に「一応」「時には」「も」と3つも言い訳がましい言葉が!)
塗装前とか塗装中とかの作品もあるが、とにかく今の自室は塗装のハードルが高いので、またまた「お手付き」を増やすべく、しばらく前に特価で買ったトランペッターのKV-2初期型を引っ張り出す。
トラペのKVシリーズは多少行き届かない点はあるとしても、現時点では最も出来のよいKVキットで、この初期型も、きちんと極初期タイプの転輪を起こしてあって好感が持てる。
ただ、多少の「下ごしらえ」は必要で、
- 第一上部転輪を模型寸法で3mm前方にずらす(パロラのクリムを実測してきてくれたかさぴーに感謝)。
- フェンダー幅を切り詰める(エクラナミまでの同社初期型KV共通)。
- フェンダー幅に合わせて工具箱を切り詰める。
などが最初の作業目標となるのだが、現時点では転輪のクリーニングをしているだけ。
●タミヤからフィンランド軍仕様「シュトゥルミ」(突撃砲)発売のアナウンス有り。
ベースキット自体の細かい仕様が今ひとつピッタリしていないのが惜しいが、そのあたりはモデラー各自がアレコレすればいいので、ここはとにかくフィンランド仕様の追加パーツがどこまでやってくれるかに期待。しかしフィンランド軍「シュトゥルミ」は、それこそベースの仕様が合うドラゴンがサイバー・ブランドで出しそうだと思っていたがなあ。
個人的には、せっかくバリバリ最新のBT-7があるのだから、これをベースにBT-42も出してくれぃと思うのだが、もちろんそれはフィンランド・マニアのたわごとだ(俊作社長にサルミアッキを100個くらい突きつけて脅迫したら……ごにょごにょ)。
●BRONCOの76.2mm砲搭載5tハーフは未見だが、これはちょっと惹かれるアイテム。いずれ通常型(といっても砲兵型と工兵型があるんだっけ?)も出るだろうと思われるので、そちらでもいいかも。
それにしても、これでドイツの“戦前型”ハーフトラックで35インジェクションキットがないのは12tだけとなったわけで、いやはやなんとも。
ところでドイツのハーフトラック各クラスの中で、5tハーフは戦争中盤には早々と生産停止になってしまっている。
そもそもドイツのハーフトラックは機構がややこしく手間とカネが掛かるうえ、この5tに関しては当初目的のleFH18牽引が1クラス下のSd.Kfz.11(3tハーフ)で間に合ってしまったのでということらしいのだが、新設計のsWSは牽引力5tクラスで作っているのだから、このクラス自体が中途半端で要らなかった、というわけではないはず。
要するに、3tハーフがそこそこよく出来た車両だったのに対して、5tハーフは手間とコストが掛かる割に性能がへっぽこだったという可能性が大きそう。単に順々に大きさが違うだけに見えるドイツのハーフトラックだが、車両のデキはいろいろあるのかも。
そう考えると、応急改造の自走砲のベース車体になったのも、本来の使い道のほうで見限られていたせいかもしれない。
●仕事が滞っているので神保町の事務所で夜明かし中。
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