アロハ江ノ電
●北海道民だが現在東京に単身赴任中の由鷹氏より、「久しぶりにお茶でも」と連絡を貰う。
北海道の居心地の良さに転職までして居ついてしまった氏だが、元は鎌倉住民であり、久々に鎌倉の海でも見るかなどと言うし、私もこのところのドタバタで鎌倉散策から遠ざかっていたので、土曜の午後に鎌倉駅前で落ち合う。
御成通りの酒屋でウィルキンソンのジンジャエールを立ち飲みし、その後江ノ電で鎌倉高校前まで行く。季節の好い時だと日曜の昼の江ノ電は都心のラッシュアワー並みなのだが、流石にクソ暑い時に鎌倉観光は辛いからかだいぶ空いていた。なお、見かけた江ノ電の駅員さんは皆アロハだった。webで調べると、
江ノ電ではお客様に夏のリゾート地湘南を実感していただくため、一部の駅係員がアロハシャツ・チノパンツを着用します。
だそうだ。うはは。
鎌倉高校前駅は、おそらく江ノ電の駅の中で最も海に近く、道路を隔ててすぐ海(スラムダンクに出てくる風景といえばすぐ判る人は多そう)。目の前の七里ガ浜は遊泳禁止で(元地元民の由鷹氏によれば、いきなり深くなっている上に潮が速いらしい)、砂浜は閑散としていた。もっとも、散歩にはそちらのほうがいい(海水浴場の真ん中を散歩するというのも変だしな)。
腰越(こしごえ)までふらふら歩いて、ファミレスで涼みつつ模型談義をする。
腰越はその昔、京都でブイブイ言わせたために頼朝の不興を買った義経が「お前なんぞもう鎌倉に帰って来んでええわヴォケー」と言われ、「そんなこと言わないで入れてくれよ兄ちゃーん」と泣きながら手紙(腰越状)を書いたことで有名な場所で(いい加減な歴史解説)、現在の鎌倉市の西の外れ。
その後、七里ガ浜と腰越・江ノ島の海岸を隔てる小動(こゆるぎ)岬の上の小動神社に行き、展望台(神社境内の小さなテラスのようなもの)から遠くの伊豆大島や、目の下の消波根固ブロックを愛でたりして戻る。
ちなみに小動神社の手水の説明イラストは萌えアニメ風とは言わないがロリロリ。
●基本的に自宅か神保町の事務所に閉じこもって仕事をしており、髪もヒゲも伸ばしたままでだんだんレゲエのおじさんのようになっていて、しょうがないのでno woman, no cryを鼻歌で歌いながら歩いていたりしていたのだが(←ばか)、暑いしむさ苦しいし、そもそも小太りでレゲエが似合うわけもないので床屋に行く。
髪の毛を刈り込む時にハサミの音があまりしないのは、歳を食って髪が細く薄くなった証のような気がして薄ら寒い気になったが、気持ちは薄ら寒くても外気が蒸し暑いのは大して変わらなかった。ちぇ。
●というわけで日曜日だが床屋のあとで神保町の事務所に出る。
| 固定リンク
「かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事
- 8月のヨモヤマ(2024.08.25)
- ミニスケール2題(2024.07.04)
- シロマダラ(2024.06.24)
- 梅雨入り前のあれこれまとめ(2024.06.12)
- のの字坂(2024.05.12)
コメント
もう見ました ありがとう
投稿: スラムダンク | 2010年10月14日 (木) 15時57分