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イソドビル

●木曜日。毎日新聞社のあるパレスサイドビルに、皇居ランナー向けのスペースが開業するとかで、九段下の交差点で簡易ウチワ形の広告を配っていた。

それにauが関わっているらしく、配っているおねーさんは、auの携帯の「Smart Sports」というサービスのロゴ入りの黒いTシャツ姿。しかし、その背中に大きめに入っているロゴが、ルーン文字風の「SS」なのだ。ヨーロッパだと問題になりそう。

●昼食は事務所近くの弁当屋でチキンカツ弁当を調達(すでに昼時を過ぎていたので、あれこれ選ぶほどメニューは残っていなかった)。

当然、メインはチキンカツのはずなのだが、添え物として鰹節の佃煮が大量に入っていた。そもそも佃煮というのは少量でもご飯が進んでしまう代物で、普通に食べたら、その佃煮だけで入っている飯の倍は行けそうなくらい。

きんぴらごぼうにたくあんまで結構多めに入っていて、結局、チキンカツはチキンカツだけで食う羽目になった。

もちろん、“正しく”チキンカツをおかずに飯を食って、佃煮はちょっとつまんで残すという手もあるわけだが、それはそれで(意地汚いので)悔しい。

●何はともあれ、毎日事務所に通って、基本的に閉じこもってちまちまとした作業を夜遅くまで続けていると、最大の楽しみ&息抜きは、メシ(特に夕食)になる。

神保町は食い物屋的にはそこそこバリエーションがあり、味も値段も納得できる店がそれなりにあって恵まれているが、やはり毎日となると「**は昼に食べたし、**は昨日も似たようなものだったし、**は一昨日行ったし」のようなことになるので、常に新たな行き先を開拓中。

当然ハズレに行き当たることもあるが、木曜晩、K女史、P女史と共に初めて行ったタイ屋台料理の店は美味。夕食候補の幅がまた一つ広がった。

……といっても、こう毎日外食だと、稼ぐ傍から食いつぶしているようなもので悩ましい。

なお、時折行くインド料理屋「シディーク」は、“本日のお薦めメニュー”が小さな黒板にチョークの手書きで店の前に出ている。インド系の店員さんが頑張って書いているらしいのだが、

本日のカレー キーマとゴカ」 

イソドビル

など、謎の品が時々掲載されていてお茶目で楽しい。ちなみに「キーマとゴカ」は実際にはキーマとゴーヤ、「イソドビル」は何だか磯に居る棘皮動物の一種とかを想像したくなるが、「インドビール」のこと。

●先日実家に行った折に、車庫(という名の今や物置)の棚の奥から東洋文庫のフィルドゥスィー「シャー・ナーメ」抄訳をサルベージしてきて改めて読む。

読み終わって次はかみさんが図書館で借りてきた森見登美彦「有頂天家族」。森見登美彦の小説は「四畳半神話体系」が最近アニメ化されたが、この人の本はちょっと古風を気取った文章がイイ。

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