« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »

2010年6月

サルミアッキとアルミサッシ

●名前は似てるかもしれないが中身は全然違うものを指して「サルミアッキとアルミサッシほども違う」というのは、判る人にしか判ってもらえない言い回しだが、改めて考えると、サルミアッキもアルミサッシも「舐めると不味い」という点では共通している。

というだけでなく、潮風にさらされて数年洗っていないおばあちゃんちのアルミサッシをドクターペッパーで濯いでその上澄みを舐めたらサルミアッキのような味になるかもしれない、と思う。

閑話休題。

「生春巻隊off」の翌日、片付かない仕事のおかげで日曜日なのに事務所に出る。K女史、P女史も出てきていたので、早速かさぱのす氏から貰った「サルミアッキのチュッパチャプス」を薦めてみる。

ただし、前日は「試してみたい」と言っていたK女史も、かさぱのす氏のサイトにある解説を読んだら怖気づいてしまい、丸ごと1つ食べる自信がないというので、思案の末、2種残っていたうち、「トゥルキンピップリ」のほうを包み紙の上からペンチで割って、かけらを食うことに。

結果。

K女史:「決して思い出したくないものを思い出してしまったような感じ」の味との評価であり、その後30分くらい、声がどんよりしていた。

P女史:小さなかけらを口に含むや、目一杯ぜんまいを巻いたおもちゃのようにじたばたと左右に歩く。「でも吐き出しません」と言い、結局そのかけらは消費し、「私、勝ちました!」と宣言。……もっともそこまでして「勝つ」価値があるのかどうかは疑問だ。

結局、そんなこんなで、まだ棒にくっついていた半分ほどは、また私自身で食べる羽目になった。御二人の共通見解として、「これはほとんどテロ」という結論であった。

●仕事がどうしても片付かず、結局日曜の晩は神保町の事務所で徹夜した。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

月末生春巻off

●激しく「仕事したくない病」発病中。

このところ蒸し暑くて(私の部屋は著しく風通しが悪いうえに、夜半に雨が降って窓を閉め切らないといけなかったりするので)よく眠れず、時折頭痛もする。

いっそ1日休んで気持ちを切り替えたい気もするのだが、ちょうど「第1次山場」みたいなところに差し掛かっているので、そうも行かない。

●私の場合、主な読書の場は電車の中である。上記のような具合なので、電車に乗って座ると数ページ読んだだけで眠りこけてしまったりするが、それでも神保町にはほぼ毎日「通勤」しているから、読書時間は増えた。

ここ数日の読書は、高田郁「八朔の雪~みおつくし料理帳」と吉村昭「高熱隧道」。現在読みかけは慶應義塾大学出版会「日中戦争の国際共同研究1 中国の地域政権と日本の統治」。なんと脈絡のない。

最後のものは、一応日中戦争の背景を勉強しようと目を通してみたかった本で、流石に地元逗子市の図書館にはないだろうと諦めていたのだが、「2 日中戦争の軍事的展開」と併せて県立図書館から取り寄せて貰えた。

もっとも基本的に学術的な本なので、電車内で読み出しても数ページごとに居眠りに突入。まさに日中戦争の如き進捗状況。返却期限までに読めるかしらん。

●金曜日午前中、浜川崎にて取材。行きは川崎駅からタクシーを使ったが、帰りは「せっかくだから」という俄か鉄っちゃん的理由で、同行のN女史とともに鶴見線に乗る。

東京湾岸の埋め立て工業地帯は、物資の搬入だの搬出だので専用線が多く張り巡らされているわけだが、その中で川崎市の湾岸埋立地には、浜川崎線(南武支線)と鶴見線という旅客線が走っている。基本、工場への出勤に使うのみなので昼間の本数は少なく(1時間2本程度)、都会の中のローカル線で、駅それ自体もローカル線の雰囲気充分。

ちなみに鶴見線にはさらに支線が数本枝分かれしていて、その突端の一つ、海芝浦駅は東芝の工場の敷地内にあり、関係者しか下車できない「出られない駅」として一部で有名。もっとも、最近は工場の好意により(?)隣接して小さな公園が作られ、周囲の風景を楽しむことができる由。いつか行ってみたいものだ。

●同日午後、神保町の事務所で仕事中、来客で作業テーブルが使えなくなり、仕方がないので暇つぶしにさまよい出たら、古書店で偶然むー氏に遭遇。喫茶店で雑談。むー氏宅に12匹も猫がいて定期的に膨大な猫砂を仕入れる話とか、陸軍の自動貨車の話とか。

●そんなこんなの今日この頃だが、26日土曜日、donji氏上京に合わせた「生春巻隊」飲み会挙行。

どうにも仕事が進まないので神保町の事務所に出てひと仕事し、夕刻、地球堂でかさぱのす氏、donji氏と落ち合う。途中、お茶タイム等挟み、秋葉原でなかがわ氏、ばお氏と合流。ばお氏とは直接会うのは数年ぶりで、改めて静岡不参加を責められる。むう。

以前も「生春巻隊」offで使った、魚を美味しく食わせてくれる店で飲み食いしつつ歓談。なかがわ氏のドイツ連邦軍塗装のジェットビートル、donji氏のユモ搭載IAR80、いまや歴史的キットであるレヴィ製フォッカーD21等の完成品を鑑賞。

●かさぱのす氏、「サルミアッキのチュッパチャプス」という恐怖の物体を持ち込む。「ノーマルのサルミアッキ」「トゥルキンピップリ」「“スーパー”サルミアッキ」の3種を頂き、早速ノーマル・サルミアッキを食してみる。吐き出したくなるほどではないが、なにしろチュッパチャプスなのでそれなりの大きさがあり、なかなかなくなってくれないのが苦しい。

なお、現在神保町の事務所で一緒に仕事をしているK女史が「一度はサルミアッキを味見してみたい」という無謀なことを仰っているので、残る2つのいずれかを持っていって試してみる予定。

対抗して「高麗人参飴」2種を配り、かさぱのす氏に食わせてみるが、意外に平気そうだった。ちっ。

donji氏、「ほやの干物」と「エジプト製の紙パックジュース」を持ち込む。……何というか、模型趣味の会ではなく、「B級食の探検の会」みたいだ。

一応、そのジュースはパック表にオレンジやリンゴの絵が描いてあり、見た目はごく普通なのだが、賞味期限らしき表記はアラビア文字(?)なのでよくわからない。当然説明文なども読めないので、オレンジと見せかけて「アフリカオレンジモドキ」というオレンジに擬態する節足動物の分泌液であったりする危険性もあるかもしれない(いや、ないだろうけれど)。

飲んでみたかさぱのす氏無言。怪しい味だったのかと思いきや、しばらくして

「どう言っていいか判らんほど普通のオレンジジュースですワ」

……いや、無理矢理オチを付けようとしなくていいから。

●秋葉原に辿り着くまでの、かさぱのす氏、donji氏との雑談。現在調査中の「はやぶさ」のカプセルの中に入っているとがっかりするもの、イヤなもの。

  • 「ハズレ」と書かれた紙切れ。あるいは「小吉」と書いてあったりするとショボさ爆発。
  • 特撮マニアであるかさぱのす氏的には、宇宙探査に行って「何か」を採取して帰ってきたカプセルというシチュエーションの場合、必ず「絶対開けたらイカンもの」が入っている由。まだ開けていなかったはずなのに、なぜか一度開いた形跡があり、中に何かのタマゴの殻とか、脱皮した抜け殻とかが入っていると、まあ、それはイヤだ。
  • 猫耳カチューシャとかが入っていたらもう何がなんだかわからん。

かさぱのす氏曰く、「今これだけ騒がれてますけど、あと2年くらいしたら、『はやぶさ』が『イトカワ』に行ったんか、『イトカワ』が『はやぶさ』に行ったんか、あやふやになる人がたくさん出てくるに違いない」。……しかしそれに関しては、今すでにあやふやになってる人の話をどこかで聞いた気がする。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

模型分不足

●日々忙しいのでこのところ模型に触っておらず、模型屋も先週、アオシマの「はやぶさ」を買いにちょっと立ち寄ったのみ。体内の模型分濃度が低下しつつあり、そのうち何か欠乏症の症状が出る可能性あり。

●最近、Googleのストリートビューにパパラッチされていたことが発覚した我が家の門扉両側に鎮座するシーサーだが、新たに「向きが違うのでは」疑惑浮上。

数日前、かみさんが近所の女の子に、「沖縄で見たシーサーはシッポを向かい合わせていた」と指摘された由。な、なんと。

というわけで改めて調べてみて、沖縄のシーサー屋さんのサイトに行き当たったのだが、それによれば、シーサーは口をあけている方(阿形)がオスで、閉じている方(吽形)がメス、そしてオスが向かって右側が通常であるとのこと。我が家のシーサーもそうなっており、とりあえず一安心。

ただし、結局のところ「置き方に決まりはなく置きたい所に」とも。……テーゲー。

なお、「シッポ向かい合わせ」はおそらく屋根上のシーサーで、顔を外に向けるためにそうなっていたのではと想像。

●「働く自転車」につき日々K女史の啓蒙活動を受けており、明日はK女史とともに「研究会」中核メンバーであるところの(というよりもこのお2人以外にメンバーがいるのかどうかもよく知らない)早稲田の先生にお会いすることに。

いきなりマウンテンバイクやスポーツサイクルの踏み絵をやらされるとか、歴史的名車「威力號」のエンブレムの焼きゴテを押されるとか、恐ろしい通過儀礼が?

●西山洋書からバーゲン案内の葉書が来ていたのだが、内容から西山洋書であることは判るものの、付記されているURL内のローマ字表記以外、どこにも「西山洋書」の文字がない。迂闊な!

●森薫「乙嫁語り」第2巻を買う。小説は図書館で借りることが多くなったので、本の購入割合は相対的にマンガ比率が増えた。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

はやぶさ余熱

●そういえばMUSES-C「はやぶさ」が戻ってきた6月13日夜といえば、阿良々木くんと戦場ヶ原さんが初デートで星が降るような夜空を眺めた日じゃないですか。いやだからどうしたと言われても何ですが。

●神保町の事務所への行き掛けに、大手町OAZOのJAXA広報スペース、JAXAiに寄る。JAXAiは「仕分け」の結果お取り潰しが決まっており、決まったとたんに「何だそんなところがあったのか」的広報効果で皮肉にも客が入るようになった場所で、さらに「はやぶさ」帰還によりなかなか盛況。

奥のスクリーンでは「はやぶさ」の飛行の様子を再現した映像を放映中で、また燃え尽きる「はやぶさ」や、「はやぶさ」が最後に写した地球、砂漠に落下したカプセルの写真も載せたチラシも素早く作って(とはいえ、いかにもパソコンでささっと作ってそのまま普通のプリンターで打ち出しました、という感じのものだが)置いてあった。

もっとも、あの規模、内容で運営費が年間1億近く掛かると聞けば、仕分け対象となったのもむべなるかな。

●今週末は現在の仕事チームで鎌倉散策でも、という計画が持ち上がっていたのだが、P女史が予定ありとのことで中止の方向へ。そもそも週間天気予報を見ると、今週末はぐずついた天気の模様。

なお、先週土曜に個人的に散歩に行ったが、成就院のあじさいはもう盛りを越えた感じだった。

代わって、今日の帰りの夜道で見たが、我が家の裏手の崖沿いはヤマユリが盛り。

●夕刻、駿河台下から猿楽町にちょっと折れたあたりのうどん屋「丸香」へ。

C社長が「東京で一番讃岐うどんが美味い」と聞き込んできたため、一同“うどん気分”になり、揃って出掛ける。「釜たま」に「ちくわ天」を添えて食す。

うどんマニアではないしあちこち食べ比べたこともなく、そもそも香川に行ったこともないので(日本47都道府県のうち、今なお行ったことがない4県のひとつ)何の比較も出来ないが、確かに美味かった。

●麻布十番の事務所にハシゴ。雑務をこなして帰る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はやぶさ三昧

●MUSES-C「はやぶさ」帰還。

youtubeに、NASAの観測機が撮影したという、大気圏に突入し燃え尽きる画像がupされており、思わずジンとする(mixiの「つぶやき」欄で由鷹氏に教えてもらった)。

無事に……ではなく、まさに多事多難の末の帰還、ご苦労様。

とにかくこうも見事に帰ってきたからには、「かば◎が触ると機械が壊れる」とはもう言わせねぇ。いやもちろんサポート技術陣の努力と工夫の賜物なんですが。

●昔の日記を漁ってみたら、相模原に打ち上げ前の「はやぶさ」(という名前はまだなかったが)を訪ねたのは2002年7月19日だった。日記には「年末に打ち上げ予定」と書いてあったが、実際に打ち上げられたのは翌年5月なので、その1年近く前のことになる。

この時、川口教授からサンプル採取について「ビルの上から石と一緒に落っこちて、その間にその石の表面を掻き取って来いと言われるのと同じような難問」と伺ったが、さて、カプセルに標本は入っているだろうか(いつ判明するのだろう?)。たとえサンプルが入っていなくても大事業を成したことには間違いないが、ここまで来たら、努力した皆さんのためにも入っていて欲しいもの。

ちなみにその前後の日記には、当時連載が始まったばかりの「ハラショー! T-34」につき、青木氏に「略称は『ハラT』で『ハラティー』もしくは『ハラテー』と発音してくれ」と宣言されたり、同氏が連載第2回執筆で既に難渋しているらしいことが書かれている。何だかなあ。

●こういう場合には、モデラーとしては“模型を作ってみたい”欲にかられるわけで、アオシマのキット化はまさにタイムリー。というわけで数日前に私も購入したのだが、ずいぶんシンプルな出来だった。まあ、それなりに注目度も上がり、普段模型など作ったこともない人も手を出すだろうことを考えれば、これくらいのシンプルさのほうがいいのかもしれない。

ただ、模型としてみると、JAXA-ISASサイトにあるペーパークラフトの「熟練者バージョン(β版)」ほうが再現度は上な感じ。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

危ない人

●平日は毎日神保町で仕事。スタートダッシュで忙しい。これで前半苦労しておけば、後半楽になるはず、と思うが実のところはその時になってみないと判らない。

●父の足腰がだいぶ弱って母も心細くなってきているので、金曜日、仕事帰りに父の好物の鳩サブレーを持って実家に行く。神保町からだと相互乗り入れの半蔵門線~田園都市線一本で行けるので都合がよい。

老夫婦2人だけだと日常あまり話もせずに陰気になっているだけというところに賑やかしに行っているようなものなので、なんだかんだと話題を掘り起こしてほとんど一方的に喋りまくる。

小惑星探査機「はやぶさ」の話をしたり、今度FINEMOLDから発売される陸軍九四式六輪自動貨車に関連して、親父が前線で見た「いすゞのトラック」はキャンバストップが多かったか、ハードトップが多かったか訊ねてみたり。

●一泊して翌土曜日帰宅。

帰宅時はあざみ野で横浜市営地下鉄に乗り換え横浜まで出たが、あざみ野を出てしばらくして、20代半ばくらい(たぶん)の女性が隣の車輌から足音荒く入ってきて、しかも何事か大声で喚いている。座っている場所からの角度の関係もあって(しかも身を乗り出してまで観察するのも何なので)携帯で話しているのか独り言なのかも判らなかったが、

「なんで……なのよぅ!」
「死んじゃえ! 死んじゃえ!」

などと遠吠えのような泣き声交じりで大声で叫びながら、ドアをガンガン殴りつけたり。

こ、怖えぇ……。

●日曜晩、隣町に住むC社長が、わざわざ車で、自宅で余ったというPC用プリンタを持ってきてくれる。

●月曜日、事務所に行く途中竹橋で途中下車しアムールヱーパンで昼食を調達。

「荷物積載を前提としたゴツイ作りの業務用自転車」につき、勝手に「ガテン車」という呼称を付けてアタマの中で使い始めるが、どうにも安直なダジャレ名称なので人にはお勧めしない。それはともかく、K女史の指摘で改めて気を付けていると、神保町界隈はこの手の車輌の“生息数”が実に多い。アムールヱーパンにも1輌あった。

それなりにキリキリ仕事をして、C社長、K女史、P女史と4人で中華料理の夕食。(翌日の健康診断に備え)珍しく酔っていないC社長と、ホームライナーで大船まで一緒に帰る。いつもなら電車に乗った途端居眠りを始めたり発作的に寝惚けたりするC社長が大船に着くまでマジメに「出版界の現状」等について語り、まあそれはそれでよいことかもしれないが、何だか変なパラレルワールドに間違ってさ迷いこんでしまったような錯覚に陥りかけたのは内緒だ。

なお、現在の仕事チームで、近々休日の鎌倉散歩ツアーを企画中。

●青木氏の日記に「マクドでも行くかという気分になり(どういう気分かというと「すてばち」とか「desperate」という形容に近い)」という記述があり、我が意を得たりと思う。

問題は(青木氏はどうだか知らないが私の場合)、「他に食うところが見当たらずどうしようもなく」というわけでもなく、何となくすさんだ気がにじむのを感じつつ「ああ、うん、マクドナルドにするか」と思う時がしばしばとは言わずともそう希でもなくあることだ。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

働く自転車

●神保町で仕事。まだ始まったばかりだから、と言うべきか、始まったばかりなのに、と言うべきか、資料漁りの勘所みたいなものを掴めずにメゲ気味。

●昨年から神保町の“季節労働”の仲間の一人であるK女史は中央線快速のオレンジ車輌(201系?)の熱烈ファンであったり、業務用のゴツイ自転車ファンであったりと、なかなかマニアックな性癖をお持ちの方だが、最近、その後者のほうで「働く自転車研究会」というブログを始めた由。板塀とかコンクリのゴミ箱とかブリキのカタカタ鳴る傘付きの白熱電球の街灯とか、そんな昭和レトロな風景にしっくり来る車輌だが、探せばまだずいぶん現役はあるし、個々の車体を鑑賞する際のポイントなどもあるらしい。

業界的には「実用車」という括りになるらしく、ウィキペディアでもそのタイトルで記事ページが立てられているが、一般にそれで通じるかというとちょっと怪しいし、他の自転車は非実用的なのか、みたいな感じになってしまうので、「普通に判りやすい呼称」には研究会も悩んでいるらしい。ただ、ウィキペディアのそのページには特徴の列記もあり、これも観察の手助けになる。

学生の頃、正月だけ知り合いの寿司屋で出前のアルバイトをしたことがあって、その時にはこの手の自転車に乗ったし、また、昔かみさんが働いていた地中海料理屋にも一台あって、これに乗って犬の散歩にも行ったりした。夜に店が終わって、鷺宮から都立家政のあたりまで夕食を食いに2人乗りして行って、警官に怒られたりしたっけ。

その頃には重いなあ、ゴツイなあとしか思わなかったが、改めて言われてみれば確かにそれなりに風情がある。自動車で言えば乗用車に対する軽トラとか、そんな位置付けになるわけだが、自動車と違って車格自体は変わらないから、ツクリの差からすると民生車に対する軍用車のような感じと言っていいかもしれない。

そのうち、ぜひこの手の自転車としばしば併用されるリヤカー型サイドカーなども取り上げて頂きたい。

●鳩山首相辞意表明。しかも今期限りで政界も引退する意向であるらしい。細川さんかぃ。今更自民党復活の目もなさそうだし、ますます「もう誰にもどこにも票の入れ先がない」ということになりそう。

●ブロンコから、“ラッチェブム”搭載5tハーフトラックが出る由。もうドイツ物はガレージキットの余地はなくなりつつある感じだ。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

6月がきた。

●週末、5月も末とは思えないほど肌寒く、天気もぐずついていたので家から出ず、“静岡後遺症”(というより静岡挫折後遺症?)で模型も手につかず、生産的なことは何一つせずに過ごす。

Angel Beatsというアニメを観たが、大雑把に言うと、規模を拡大したSOS団が閉鎖空間の中で対有機生命体用ヒューマノイド型インタフェースと戦っているというような話。

●月曜日より神保町“出勤”開始。細かい統計データを漁る作業なので気疲れするが、これが季節が寒くなる頃まで続くことになる。

●神保町の事務所に通っていると、仕事を早めに終えた場合には神保町の地球堂、秋葉原のYSやVOLKSあたりにも寄りやすい。YSの中古品委託棚にトランペッターのKV-2が安く出ていたので購入。KV-2標準型はすでに組んでしまってあるので、これは今後他のKV系列を作る際の部品取り用。

●神保町から秋葉原方面に靖国通りを歩いて行くと、小川町の手前あたりで、ちょうど通り方向の谷間の向こうに建設中のスカイツリーの上部が見える。完成するとそこそこの景色になりそう。

●「天使のはね」……といってもランドセルでもブラジャーでもなく、そんな名前の面妖なスナック菓子が銀座のわしたで売られていたので購入。薄い塩味で、ポップコーンの白くはじけた部分をさらに膨張させたようなというか、逆に綿くずを押し固めたというか。

ふにっ

P1000026b という食感で、かみさんと娘には非常に好評。神保町の事務所では「微妙……」との評。調べてみると、沖縄独特の塩せんべいを“成型”する際に型のすき間から吹き出たバリの部分であるらしい。瓢箪から駒で、一部で絶賛されているらしいが、上記の通り、評価は人によって分かれそう。ただし、味は癖もなく軽いので誰にとっても“食えないモノ”ではない。料理の材料としてもあれこれ使えるようなことが袋裏に書かれている。

同じくわしたで伊江ソーダの「黒糖コーラ」と「グリーンマース」(塩入りシークァーサーソーダ)を購入。前者は薬臭い感じであまり好みでなかったが後者は普通に美味かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »