コマツのブルドーザを作り始めてみた。
●アイスランドのエンヤコラヨッコイショ火山、じゃなくてエイヤフィヤトラヨークトル噴火の影響による航空網の麻痺は徐々に回復している模様。ただし、過去数回の噴火では、必ず直後に近隣の別の火山も噴火を始めているそうで、現地では今回もあるんじゃないかとウワサされている由。
なお、前回「エイヤフィヤットラヨークトル」と書いたが、「エイヤフィヤトラヨークトル」のほうが元の読みと近いらしい。
どっちにしても数日で忘れそうだが、(青木氏風に言うなら)万一テロリストの人質になって「2010年春に噴火したアイスランドの火山の名前を言えたら解放してやる」なんて言われる可能性はまずなさそうなので問題なし。
もっとも、アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・ベススメルトヌイフ(ゴルバチョフ政権末期の外相)とかネオシュワゲリナ・クラティキュリフェラ(二畳紀後期のフズリナの一種)とか、呪文じみた単語は人生において不必要であるほど妙に頭に染み付いて残っている傾向があるので、もしかしたらそのまま覚えてしまうかも。
●仕事が一段落したので息抜きにタミヤの「コマツG40ブルドーザ」を作る。
Vanatorul de care R-35とかISU-152とかポルスキ・フィアット508IIIとかIV号戦車F型とかKV-2とかKV-1とかのことは言いっこなしで。
実車は何しろ終戦までの生産台数がティーガーII型の3分の1以下の貴重品の上に、前線に送られた分は到着できたもの自体少なそうだから、ミリタリーモデルとしての情景作りには難しいアイテムと言えそう。だが、国産初のブルドーザという「機械遺産」の模型として充分に魅力的で、ミニカー的にこれ一つ、手のひらに載せて形を楽しむ方向で作るつもりなので、48という私にとってのハンパスケールも特に気にならない。
タミヤの48シリーズは(ほとんど買っていないが、店頭でちょこちょこ覗いて見ている感じでは)妙に無機的な印象のものが多い気がするのだが、このブルドーザは小さい割にごちゃごちゃ配管があることと、履帯のガタガタ感とでいい雰囲気を出している。「実用品」としては何だか油洩れが心配な感じだが、おかげで油圧がどう伝達されてどうブレードが動くのかも一目で判って楽しい。
組み立ても、履帯のパーティングライン消しがちょっと面倒なくらいで、ただ組むだけなら半日で行けそう。そんなのが出たなら記念に作ってみようというプラモ素人のコマツ社員もいそうだが、これなら安心(なんだそりゃ)。
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コメント
外出時に暴漢にピストルで胸を撃たれるが,内ポケットに偶然エイヤフィヤトラヨークトル火山の名称をメモしておいた防弾鋼板が入っていたため助かる,というような事もなさそうですな.
投稿: 青木伸也 | 2010年4月23日 (金) 01時27分
荒野の1ドル銀貨かっ!?(確かそんなオチだったような……しかしもちろんジュリアーノ・ジェンマが火山の名前を1ドル銀貨にメモしていたわけではない)
それにしても、
・暴漢に胸を撃たれる。
・たまたま内ポケットに防弾鋼板を入れている。
・たまたま防弾鋼板に火山の名前をメモしている。
という二重三重にありそうにないシチュエーションの中で最も可能性が高いのが「暴漢に撃たれる」なのはちょっと。
投稿: かば◎ | 2010年4月23日 (金) 03時32分