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2010年4月

マニアじゃない人。

●水曜日。昼過ぎまで、アホみたいに大雨が降った。

●数日前、帰宅すると自室に掃除機がかけてあった。もともとズボラな性格なので、普段、私の部屋は散らかり放題である。それを見かねてかみさんが時折我慢できずに多少片付けたり掃除機をかけたりする。

それはそれでまあ申し訳ない話なのだが、今回はそのはずみに「作りかけ模型の山」を突崩した形跡があり、ドラゴン/8tハーフ+トライスター/IV号B型+タミヤ/ISU-152が一緒くたに散乱したものをランダムに箱に戻してあった。さらにISUの「最後の部品」の作り掛け燃料タンクベルトが散逸して、これは行方不明。数年ぶりの静岡行きを目前にして激しく意欲減退中。

ただし別の山であるVanatorul de care R-35+ポルスキ・フィアットあたりは無事であり不幸中の幸い。いやまあ、静岡までにポルスキ・フィアットが何とかなるとは思えないけれど。

なお、これで何か言っても、かみさん的にはもともとバラバラであるパーツを拾って箱に戻してあるのに何が問題であるのか判らないという意識であるのは必定であり、むしろ折角掃除機をかけてやったのに文句を付けられたとむくれるのがオチ。というわけで現時点では黙っているのだが、物言わぬは腹ふくるる業なり。

●もともとかみさんは、私と違って物に対する執着心はほとんどない人で、例えば私は気に入った本やマンガは散々読んだものでも手元に持っていたいと思うのだが、かみさんはむしろ、なぜもう読んじゃった本(orマンガ)を後生大事に持っているのか判らない、と思っている気配がある。

もちろんそれなりに付き合いも長いし、私の趣味傾向にもだいぶ気を使ってもらっているのは判るが、配慮するのと判っているかどうかは全く別の問題で、まあ、何と言うか難しいやね。

●世間的にはGW突入。Vanatorul de care R-35の色でも塗るかぁ。

●ネット上で見かけたAFV関連の面白げな写真。

チュニジアでアメリカ軍が鹵獲したII号戦車F型(カラー)。モノクロは前にも見たことがあったような気がする。タスカでこれを作る人が世界中のどこかにはいそうだ。

http://img218.imageshack.us/i/nyc35642.jpg/
http://img218.imageshack.us/i/nyc35643.jpg/

ルノーR35の上にT-26の砲塔。たぶん単に乗っけただけで回らないとは思うけれど。

http://www.modelforum.cz/download/file.php?id=433748&mode=view

88mmFLAK搭載IV号戦車。本来はメーベルワーゲン風に周囲に装甲もあったのだろうか?

http://www.modelforum.cz/download/file.php?id=81355&mode=view
http://www.modelforum.cz/download/file.php?id=84893&mode=view

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コマツ・ブルドーザ組立終了!

Cimg1161b ●タミヤ48のコマツG40ブルドーザ、可愛らしいので一気に組み上げてしまった。

実車写真は、生産された当時のものはネット上を探しても見当たらず、コマツテクノセンターに展示されているレストアされた車輌のものが散在しているのと、あとはポツポツ程度。そもそもさくっと作り上げて楽しみたい模型でもあるので、それらの写真と箱絵を参考に、多少精密感が増しそうな部分にだけ1、2手を加えた。

P1000034b ●油圧用のフレキシブル・パイプはキットのものはツルツルだが、本来は鋼線か何かで締めているもののようなので、極細のリード線を巻いた。もともと35模型の極細チェーン作成用の金属線にしようと買ったのだが、細すぎて使えなかったもの。逆に今回はその細さのおかげで、ほとんどキットの状態から太くすることなく巻けた。

ただ、カーブしているパーツに巻いていくのはそこそこ面倒な作業で、いっそ何か柔らかめの細い棒材に巻いて、パイプそのものを交換してしまったほうが楽だったかもしれないと、工作が終わってから思った。いや、もう巻いちゃったからいいけど。

P1000035b ●足回り一体成型の履帯は垂れ具合もなかなかよい感じ。実車はスパイクかパッドを止めるためか、履坂に2ヶ所ずつ小穴があるようなので、0.4mmのドリルで穴を開けた。ある程度でも位置が揃っていないと情けないことになるので、プラバンで安直なジグを作成した。

キットの足回りは、内側は履帯の縁なども特に何の処理もしていないが、後端の起動輪に掛かる部分だけは組みあがった後も多少見えるので、その部分だけは少々縁も削ってみた。

●始動用の転杷(クランク)は、キットのパーツは真下に垂れた状態で、レストア車輌もそうなっているが、本来は邪魔にならないよう、箱絵にあるようにベルトで斜め上に引っ掛けてあるらしく、レストア車輌にもラジエーター横にベルト留めと思しきポッチがある。

クランクを一度切り取って斜めに付け直し、プラペーパーでベルトを付けた。

Cimg1156b ●右フェンダー上のオイルポンプ?(B12)の裏の窪みはパーツの肉抜き穴らしい。あまり大胆に開いているので、「まあ、こういう形なんだろう」と深く考えずにそのまま付けてしまった。

もうガッチリ接着して、ほとんど組み上がってから気付いたので、埋め工作は結構いい加減。

●まあそのうち塗装しよう……。

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コマツのブルドーザを作り始めてみた。

●アイスランドのエンヤコラヨッコイショ火山、じゃなくてエイヤフィヤトラヨークトル噴火の影響による航空網の麻痺は徐々に回復している模様。ただし、過去数回の噴火では、必ず直後に近隣の別の火山も噴火を始めているそうで、現地では今回もあるんじゃないかとウワサされている由。

なお、前回「エイヤフィヤトラヨークトル」と書いたが、「エイヤフィヤトラヨークトル」のほうが元の読みと近いらしい。

どっちにしても数日で忘れそうだが、(青木氏風に言うなら)万一テロリストの人質になって「2010年春に噴火したアイスランドの火山の名前を言えたら解放してやる」なんて言われる可能性はまずなさそうなので問題なし。

もっとも、アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・ベススメルトヌイフ(ゴルバチョフ政権末期の外相)とかネオシュワゲリナ・クラティキュリフェラ(二畳紀後期のフズリナの一種)とか、呪文じみた単語は人生において不必要であるほど妙に頭に染み付いて残っている傾向があるので、もしかしたらそのまま覚えてしまうかも。

●仕事が一段落したので息抜きにタミヤの「コマツG40ブルドーザ」を作る。

Vanatorul de care R-35とかISU-152とかポルスキ・フィアット508IIIとかIV号戦車F型とかKV-2とかKV-1とかのことは言いっこなしで。

実車は何しろ終戦までの生産台数がティーガーII型の3分の1以下の貴重品の上に、前線に送られた分は到着できたもの自体少なそうだから、ミリタリーモデルとしての情景作りには難しいアイテムと言えそう。だが、国産初のブルドーザという「機械遺産」の模型として充分に魅力的で、ミニカー的にこれ一つ、手のひらに載せて形を楽しむ方向で作るつもりなので、48という私にとってのハンパスケールも特に気にならない。

タミヤの48シリーズは(ほとんど買っていないが、店頭でちょこちょこ覗いて見ている感じでは)妙に無機的な印象のものが多い気がするのだが、このブルドーザは小さい割にごちゃごちゃ配管があることと、履帯のガタガタ感とでいい雰囲気を出している。「実用品」としては何だか油洩れが心配な感じだが、おかげで油圧がどう伝達されてどうブレードが動くのかも一目で判って楽しい。

組み立ても、履帯のパーティングライン消しがちょっと面倒なくらいで、ただ組むだけなら半日で行けそう。そんなのが出たなら記念に作ってみようというプラモ素人のコマツ社員もいそうだが、これなら安心(なんだそりゃ)。

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えいやふぃやっとらよーくとる

●アイスランドの火山噴火で、世界中で航空網ズタズタ状態が続いているが、その騒ぎの中でいったい何人が「エイヤフィヨットル地方のエイヤフィヤットラヨークトル火山」という名前を覚えることが出来ているのかが気に掛かる。

もちろん私も覚えているわけはなく今調べた。

Eyjafjallajökullという綴りもなんだかおどろおどろしい。

●先日の「あっちこっち出張」仕事のまとめが今朝方ようやく一段落付く。おかげでへろへろ。

●しばらく模型に触れなかったので、ポルスキ・フィアット508の製作もストップ。

静岡に向け、Vanatorul de care R-35をはじめ、塗装を残すのみのものもいくつかあるが、さて、ゴールデンウィークでなんとかなるものやら。

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懺悔

●金曜の晩大人数でカラオケに行き、もうわけのわからない大騒ぎになった中で、ついCaramelldansenを歌ってしまいましたぁ。

……いやもう若くないんだから、そういうことはよそうよ(もちろん踊ったりはしなかった)。

もともとは今年初めに一苦労した仕事の反省会で、日本橋の某社に出向いて会議室で1時間ほど。その後打ち上げで、同社階下のプールバーで歓談。20年ぶりくらいにビリヤードをしてみたり。

2次会でカラオケに行き、そこでもう終電の時間も逃したので、「歌い足りない」という某氏にくっついてまたまた神保町で3次会のカラオケ。2次会開始時点で10数人いた人数も徐々に脱落して明け方には5人だった。

……いやもう若くないんだから、朝までカラオケとかよそうよ。

おそろしく寒い雨の日で、しかも明け方店から出たらみぞれになっていて、足元がシャーベット状でジャリジャリした。K女史とN子さんを見送った後、常に〆にラーメンや丼モノを食いたがるC社長と吉野家に行って牛丼を食って早朝の電車で帰宅。

そういえば先日マリゾさんから聞いた「カラオケでWe are the worldを皆でリレーで歌う」という話をしたら、N子さんは「私っ、シンディ・ローパー行けます!」と豪語していたものの結局歌わなかった。

●そんなこんなで土曜日は人間として使い物にならず。

●でろりさん情報によると、石狩浜に座礁していたベトナム船籍の貨物船ドンフォン号はめでたく離礁できたそうだ。

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何を語れと!?

●オレに煙突について何を語れと!

すみません。仕事が進まずに錯乱してます。

●もっともそこで「T-34について語れ」とか「1939年のポーランド陸軍のAFVについて語れ」とか言われたら、逆に何から触れていいか迷うと思う。

……いや、ポーランドならそうでもないかな。

●タミヤからホビーショーアイテムとして発表されたBT-7。「これはきっと新規開発だ!」と大喜びしていたのだが、何やらウワサによると、作戦会議中のフィギュアが付くとか。そういうオマケが付くと聞くと、かえって「実は本体は他社製品?」という疑いが首をもたげてきた。

先日の書き込みへのみやまえさんのコメントに、「ズベズダはBT-5だし」と書いたのだが、実際にはズベズダからBT-7も出ているので(イースタンのBT-7系を複数持っているためズベズダの-7は買わなかったのですっかりアタマから抜け落ちていた)、その可能性もあり得なくはなさそうだし……。

確定情報が出るまでは不安半分で待つことになりそう。

(追記:KWAT氏から頂いたコメントのURLで、HOBBYLINKのサイトに掲載されているチラシが見られるが、これを見るとやはりタミヤ製新製品の可能性が高そうだ。すごいなあ……)

●由美かおるが今季の水戸黄門(第41部)を最後に同番組から引退するそうだ。しかし、還暦までお色気担当というのは素直にすごいと思う。

ただし、個人的には「うっかり八兵衛のいない水戸黄門なんて!」と思う。

でろりさんのHP経由で知った、北海道の石狩浜で、巨大貨物船がほとんど波打ち際に座礁してしまったローカルニュースがあって、密かに注目していたのだが、座礁したのが先月21日。今月初めには沖合いから引っ張って、なんとか船首が沖を向くところまでいった、というところまでは判ったが、その後の動向が見当たらない。

うまく抜け出せたんだろうか。

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にゃんと!

●前回書いた、特定の記事に1日1000件以上のスパムコメントが来て、スパムフィルター機能の“スパム庫”にどんどん溜まる件。

なんと、あれを書いて半日ほどして、ピタリと止まってしまった。スパマーがここを読んでいて送信を止めた、なんてことはまずあり得ないし、ココログが何かの対処をしてくれたのだろうか? それともスパム送信自体が何らかの時限付き?

●mixiか何か経由で数日前に見たのだが、元は読売の地方面か何かで、「全日本かくれんぼ大会」なる催しのニュースあり。

主催は「全日本かくれんぼ協会」なるところなのだが、毎年、兵庫の温泉街(その名も新温泉町という町の湯村温泉というところ)を舞台に開かれていて、「協会」も、どうも役場の観光関係の部署がやっているらしい。今回は11回目であるとか。

というのはいいとして、公式HPの開催の要項を見ると、“おに”が400人で“隠れ人”が200人。おにだらけ!?

しかも、おにが隠れ人を見付けて、一緒に“奉行所”(という名の本部?)に出頭することで2人とも賞品のクジか何かを引けるそうで、ご丁寧にも隠れ人は「最後までおにに見つからなかった場合、どの賞品の抽選権も得る事が出来ません」という注まで付いている。

つまり隠れ人はおにに見付けてもらわなければ話にならないわけで、そもそも隠れる意味はいったいどこに?

まあ、「仮装参加者大歓迎」とあって、そちらにも賞品があるそうなので、隠れることよりも練り歩くほうが主であるのかも。

なお、同町では別に「全日本かくれんぼ選手権」も毎年開かれていて、こちらは1チーム5名・20チームで競われ、5人のうち1人がおにになり、他チームの“隠れ人”を見付けると加点、自チームの“隠れ人”が他チームのおにに見付けられると減点という、真っ当な内容の「全日本かくれんぼ協会認定競技ルール」に基づいて行われている。

ルールによれば、「競技中、選手がマムシに噛まれる、スズメバチに刺される、ツキノワグマを発見する等の場合は速やかに競技を中断し、審判に届け出るものとします」だそうで、なかなかスパルタンだ。

なお、「空中でゼロ・ファイターに遭遇した場合」や「街道上に居座るKVを発見した場合」などは審判に届け出なくていいものとする。

●もともと今週一杯くらいが締切だった仕事3本が繰り上がって月曜朝までと言われて泥沼化。結局月曜晩まで掛かって片付けるが頭朦朧。おかげでもう一本、本来先週半ば締切であった仕事がずれ込んでいて、模型に触る間も無し。

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仕事は煮詰まっているが散歩。

●日曜日。昼、惰眠を貪る息子を除き、家族で小坪の海沿いの山の上にある披露山公園に散歩。弁当を食って帰る。

披露山(ひろやま)は大戦中、海軍の高射砲陣地があったとかで、現在山頂には円形の花壇、展望台、猿の檻が並んでいるのだが、これはもともと高射砲の台座跡である由。

●土曜日のニュース。ポーランドの政府専用機がロシア西部で墜落、大統領夫妻ほか死亡。そもそもあまり仲のよろしくない隣国元首の事故となると陰謀説が囁かれそうだと思ったら実際ネット上ではだいぶ飛び交っているらしい。そりゃちょっと安直に過ぎるような。

カチンの森虐殺事件の追悼式に出席予定だったとのことで、カチンの森でカチンスキ(カチンの人、という意味のはず)というのも出来すぎなようなと思ったが、これは綴りが違った。新たに就任したコモロフスキ大統領代行は、ワルシャワ蜂起の際のポーランド国内軍(AK)総司令官の「ブル」コモロフスキの親戚だそうだ。

●当ブログにも時折スパムなコメントやトラックバックが付くが、一応ココログにはスパムフィルターも装備されていて、改めて見てみたらものすごいことになっていた。

なぜか当ブログを初めて間もなくのこの記事だけがターゲットになっていて、1日あたり1000以上のスパムコメントが。

もちろんフィルターに引っ掛かっているので表示はされず、実害はないのだが、気色悪いので試しにそのページだけコメントを受け付けない設定にしてみた。

(追記:「コメントを受け付けない」設定にするとその記事からコメント投稿欄は消えるのだが、ボットが自動で送り付けてくるものを防ぐようには出来ていないらしく、なおもスパムは増加。というわけで受付解除。何だかちょっと悔しい)

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春眠暁をなんとかかんとか。

●いろいろ仕事が煮詰まっていて大変。それにしても、寝ても寝ても寝ても寝ても眠いのだった。

●月曜日に糸魚川に行って帰ってきたら、台所の流しに、鍋一杯の島ラッキョウが置いてあった。田舎で親戚が作っているとかで、実家経由で送られてきたもの。普通1パックでナンボのものがキロ単位とはなんと豪勢な。

●量が多すぎてかみさんが音をあげていたので、火曜の晩に下ごしらえ。大量の島ラッキョウ全部を洗って外側の汚れた薄皮を取り除く。半分は根と芽を除いて甘酢漬けにすることにし、もう半分は簡単に“すぐ食べる用”に根だけ落として塩を振ってジップロック。

下ごしらえ中にも生でポリポリつまみ食い。以来、家で食事のたびにたっぷり塩漬けの島ラッキョウが付く。美味。

●水曜日、昼まで各方面に仕事の算段の電話をし、午後神保町の事務所に出て多少の仕事。

夜、先月まで約半年続いていたR社関係の定期仕事の“打ち上げ”で、神楽坂で飲み会。なんぞこのメンバーで新しい仕事でも仕掛けられないものか、というのが主要議題として提示されていたものの、基本的にはこれまでメールで名前を知っていただけの面子がほとんどのこともあり、自己紹介を兼ねた歓談でぺろぺろ飲んで酔っ払う。

●横須賀線終電に乗り損ね、京浜東北線で大船までは辿り着いて夜中の鎌倉市縦断ハイキング。深夜に段葛の夜桜を愛でつつ、途中で暖かい飲み物などもとりつつのんびりと帰る。

……とはいっても、「その晩まで」の仕事もあったので結局徹夜。

20100408_01 ●木曜日、流山(千葉県)に行く。かみさんの実家が近くなので、余裕があれば義父母のご機嫌伺いでもと思わないでもなかったが、仕事が溜まっているので無理。

●流山の行き帰りはつくばエクスプレスだったので、帰りに秋葉原で久々に模型屋。タミヤのコマツG40ブルドーザとブロンコのII号D型用履帯を買う。後者はそのうちHobbyEasyあたりに通販を頼むときについでにと思っていたアイテムだが、そこそこ安かったので。

II号戦車D型はドイツ戦車の中でもかなりマイナーな存在なのだが、火炎放射戦車やマーダーというむしろ原型より有名なバリエーションがあるおかげで、これまでに2社(アランとICM)からインジェクションキット化されており、モデルカステンからは転輪・履帯(非可動)セット、フリウルからは初期と後期2種の履帯が出ているなど、品数自体はそれなりに充実している。

ただしアランのキットもICMのキットも抜群とは言えないレベルで一長一短という具合で、以前からもし作るなら2コイチでなんとかでっち上げようと目論んでいた。

新発売のブロンコの履帯は、ドイツ軍が鹵獲し履帯をこのタイプに付け替えて使用したMark IV巡航戦車というこれまた超マイナーアイテムにもともとセットされていたものの別売で、戦車型に使える初期型履帯でセンターガイドも抜けているのが有難い。

とはいえ履帯以外では、砲塔や装備品はタミヤのII号戦車C型から持って来ようと用意はしてあるものの、起動輪・誘導輪が両キットともに火炎放射戦車以降でしか見られない後期型なので、細かく面倒な作業が必至。

●青天の霹靂。タミヤのサイトで来月のホビーショーで公開される新製品リストが発表されているが、その中に「1/35 ソビエト戦車 BT-7 1935年型【仮】」が。EECのキット死蔵化確定。BT-42は砲塔だけ頑張ろう。

それにしてもすごいぞタミヤ。しかし経営的にそれで大丈夫なのか!?

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日本海を見る。

20100406_02 ●仕事に行った先で、ついでに海岸に出てみただけ。

「大っ嫌いだー白い雲なんてー」とか「○○のバカヤロー」とか「立て万国の労働者ー」とか叫んだわけではない。だいいちどんよりした天気だったので白い雲など出ていなかった。

●というわけで月曜日、糸魚川(新潟)へ行く。

糸魚川に行ったのは初めて、新潟県に足を踏み入れたのも日本海側に行ったのも何年かぶり。上越新幹線で越後湯沢まで行き、そこからまた同じくらい時間を掛け、直江津経由で特急。糸魚川駅直前で「電源の変更のため」云々のアナウンスがあり車内の照明が一時切れる。おお、糸魚川-静岡構造線!(ちょっとチガウ)

途中、越後湯沢近辺はこの季節でも一面の雪景色だったが、糸魚川はこの日はむしろ東京方面より暖かく、桜もほころびかけ。

20100406_01 駅の構内にすでに使われていない立派な煉瓦積みの車庫あり。仕事に行った先で聞いたところでは、予算不足でそのまま移築保存するのは無理だそうだが、建設中の北陸新幹線の新駅に一部を保存する計画があるとか。

●例によって日帰り。時間に余裕があれば2駅向こうの親不知でも見たいと思ったのだが仕事の終わりが夕方近かったので断念。久々の新潟だがニイガタハシリマイマイもいなかったし。

そういえば「オレの人生に新潟県は関係しそうにない」と言っていた某氏は、その後新潟に足を踏み入れる機会はあっただろうか。

駅の隣の土産物屋でペットボトルの「バタバタ茶」を買って飲む。本来は独特の黒い茶葉で淹れたお茶に少々の塩を入れて泡立てて飲むものらしい。ペットボトルのそれも、最初何口か飲んでからフタを閉めて振って泡立てるよう指示されている。

以前から一度味見をしたいと思っていた「かんずり」の小さな瓶入りと、タコの塩辛を買って帰る。

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ぬくい土曜日。

●土曜日。晴れ。ぬくい。

朝、起きる拍子に右足の親指の爪で左足のかかとの上を、血が出るほど思い切り引っかくというバカなんだか器用なんだか判らないアクシデントを起こす。

20100404_01 ●昼過ぎ、かみさんとちび助と3人で鎌倉に買い物。

段葛の桜はもうすでにだいぶ散った後。今年は大風のせいもあって、桜の見頃がひときわ短かったような。もっとも個人的には桜よりも梅や桃のほうが好きだ。我が家の前の桃はようやく咲き始めたところ。

小町通りにて小町団子とソフトクリームを買い食い。

●帰宅後、先日の大風で倒れた屋根の上のアンテナを撤去。無線が趣味で庭に大型のアンテナを立てている近所のご主人が、ハシゴに命綱、ヘルメットと完全装備で屋根に上ってくれた。私は下でアンテナを受け止めて、バラした部品を縛っただけ。持つべきものは高所作業に慣れた隣人!

ちなみに我が家はだいぶ前からケーブルテレビに切り替えており、アンテナ自体単なる屋根の飾りに成り下がっていたので、撤去しても特に問題は無し。

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ポルスキ・フィアット508(4)

20100329_04 ●荷台を工作。

キットのバキュームフォームの側板パーツはあまり形状がよくなく、荷台側面のリブも本来中央に1本のはずが2本あったりするし、エッジもシャープではないのでプラバンで作りなおすことにする。

0.5mm板でベースを作り、0.3mm板で枠部を作る。枠部は中をくりぬいて1パーツではなく、細切りの継ぎ足し。

P1000025 ●側板も作って荷台を組み上げ、車体前部と仮合わせしてみる。シャーシとも合わせてみて、荷台のタイヤハウジングの位置が後部車軸と合うよう、この時点で車体前部の床板を僅かに切り詰める。

信頼に足る図面もなく(実はキットの説明書にそれらしい図面が入っているのだが、実車写真と比べるとどうもあちこち違う)、あったとしても使えるキットパーツの寸法があやふやなので、結局、現物合わせでパーツを作っていくという場当たり的なモデリング。

未工作のキャビン側板は本来、荷台側板と連続しているのだが、上記のように「とりあえず組み進めてみないと寸法も出ない」というイーカゲンさなので、一体で作るのは諦めて、今後作ってから継ぎ目を消す方針。

●もうなんというか、発売されたばかりのティリーを切り刻んで「なんちゃってポルスキ・フィアット」にしちゃったほうが早かったんじゃないか、などとバチ当たりなことを考えたり。

S modelの新しいレジンキットのほうはどれだけマシになっているんだろう……。

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大風で家がきしむので早起き。

●仕事が進まず難渋。

●1日木曜日。折角のエープリルフールを誰も騙さずに過ごすというのも惜しい気がしたので、買い物に出ていたムカデ嫌いのかみさん宛に、

「玄関にムカデがいたが取り逃がし、たぶんまだ靴の間あたりにいると思うので帰宅時注意。」

という携帯メールを出す。

●夕刻、家の中に入ってきていたら嫌だなあとブツブツ言っているかみさんを残し、麻布十番の事務所に出掛ける。

夜8時半頃、かみさんから

「ムカデが出て大騒ぎ。捕まらなかった」

というメールが来る。本当に出たわけではなかろうし、かといって私自身はムカデが出ても戦慄を覚えるというほどではない(*)ので返しとしてはいまいち。

注:ただし自室で仕事中に足を這い登ってきた時には流石に飛び上がった。

翌日(今日)になってかみさんが言うには、夜に子供らに「ムカデの季節には早いし嘘に違いない」と言われてようやく疑念を抱き、先の返信を出した由。

●もっとも一昨日、家の中にヤモリが出たので(捕獲して外に逃がした)、別にムカデが出たっておかしくはあるめぇ。

●明け方、鶴岡八幡宮でもういっぺん大銀杏が倒れかねないほどの強風。といっても、鶴岡八幡宮に2本目の大銀杏はない。

家が揺れておちおち眠っていられないほど。なんとか寝付くが、朝、早々にかみさんに起こされ、屋根の上のアンテナが倒れて落ちかけているという。一応切れていない針金で引っ掛かっているが、それも切れてしまうと隣家の自動車を直撃しかねない有様。

まだ収まっていない強風下で梯子を掛けて登るのも危なそうなので、2階の窓から手を伸ばして、アンテナの端にヒモを掛けて結び、なるべくそのまま落下しないよう応急措置。

●ちなみに今日の朝刊によると、鶴岡八幡宮の大銀杏の残った根から新芽が出たそうだ。この風で吹き飛ばされていなければいいけどね。

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