ハーフトラック三昧。
●火曜日、都内に仕事に出る。神保町の事務所に寄ったら、来月、全国あちこち飛び回る仕事を振られる。
●帰り、秋葉原に寄る。YSでなかがわさんに遭遇。「紙創り」のSd.Kfz.221用スノコが欲しかったが品切れ。ValomのフォッカーF.VIIが数種出ていたが、ポーランド仕様はまだのようだった。0.6mmのリベットを購入。
電器屋でようやくmicroSDカードを買って携帯電話に挿入。
●先日来ハーフトラックづいていて、タミヤの18tをある程度組んだら大きさも比べてみたくなり、ドラゴンの8tにも手を着ける。ソフトスキンの上に凝った機構を持つ車輌なので、どちらも部品のギッシリ感が楽しい(その分、パーツ数が多いので普通に組むだけでもなかなか進まないが)。
組みかけのAFVクラブの3tと3輌並べてみた。18tでかい……。
▼タミヤ Sd.Kfz.9 18tハーフトラック
さすがタミヤで部品もピタッとはまるしストレスなく組める。実車は、転輪、起動輪の形状に若干の違いのあるバリエーションがある。時期的な差異はよくわからないが、キットのもののほうが比較的初期?
前輪はステアリング可能、サスもスイングするが、(これまたタミヤらしく)可動の都合でハンドルから繋がるアーム(E62)はステアリング・リンクには繋がらずシャーシフレームに止めてあったりする。E20/21は前輪用のショックアブソーバーだと思うのだが、そのアーム(E64/65)もサスに繋がらず浮いた状態。もっとも両方とも組んでしまえばほとんど見えないし、可動をあっさり諦めるなら実車通りに繋ぐのも特に難しくはないと思う。頑張ってこれら小アーム類も可動にして繋ぐというのも面白いかもしれない。いや。やらんけど。
履帯は、タミヤでは唯一かもしれないが、硬質樹脂での可動式で、チャラチャラとスムーズに動く。誘導輪と最後部転輪外側を付けずにおくと、履帯を全部繋げてしまっても後から簡単にはめられる。別にモーターライズにするというのでなければ問題ないが、起動輪に比べ、ほんの僅かに履帯のピッチが長いようで、くるくる回して遊んでいると噛み合わせがずれる。
▼ドラゴン Sd.Kfz.7 8tハーフトラック
こちらは前輪ステアの可動など無しで、その分ディテールは一層凝った作り。
部品の嵌め合わせは若干きついので、擦り合わせをしないとうまく入らなかったり、歪みが生じたりする可能性がある。また、例によって説明書はちょっと妙なところがあったりする。まだシャーシを組んでいる段階だが、現時点で気付いたところは……
- 「あれ?違うんじゃ……?」と思った時にはすでに部品切り離し後だったので断言できないのだが、デフケース外側B27/28の左右指定が逆かもしれない。内側B21/22のモールドと連続する小突起があるので、一応形状で左右の判断は付く。
- 前輪ステアのアーム(B2)は説明書では図示されていないのだが、前端は左右輪連動用のロッド(B18)から出ているリンクアームの下側に接続する。
- 前輪はタイヤの内側(C14)と外側(H1)とに若干段差が出る。また、H1とC11の間にちょっと隙間が開く。C14の裏側をさらって段差をなくし(C11との間も若干調整が必要)、C14を表に持ってきたほうが綺麗に仕上がるかもしれない。
- ウインチのケーブルは、シャーシ尾端のローラー(B49)の上を通るように図示されているが、実際は大小のローラーの間を通るはず。なお、キットはシャーシ内側と外側とでケーブルを切断して別々に付けるようになっているが、B49の裏側をほじって、尾端パーツ(B5)に穴を開ければ1本で通せる(B49取り付けダボ穴の上部をそのまま貫通させるとちょうど位置が合う)。
- 転輪は、そのまま付けると内側転輪(C12/15)と外側転輪(C13/16)が干渉する。内側転輪の接合面をちょっとやすって薄くするか、外側転輪の接合部にスペーサーをかませる(薄いプラペーパー程度?)とよいが、そもそも組み上がると軸部分は見えないので、外側転輪の接合部に隙間が開いた状態のままでも固定してしまえば問題ないかも。
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コメント
そーいえば、シャールB1bisの履帯はどうだったっけか?
投稿: はほ/~ | 2010年2月25日 (木) 06時47分
ハーフトラック、いいですね!
私も色々素組みしています。はなから塗装までする気がなくて、ただ組むのを楽しんでますが、組み立てる楽しみとしては、ドイツのハーフトラックは本当に楽しいと思います。
このままかば◎さんには、骸骨が乗ったロンメルのハーフトラックも作っていただきたいと思います
投稿: よしおかきゅう | 2010年2月25日 (木) 09時23分
>はほちん
だからわざわざ「硬質樹脂での可動式」って書いたんですよ(笑)。CharB1のは粘りのあるビニールっぽい樹脂のパチハメ式で、これはこれでとっても楽なのですが、おかげでちょっと厚みのある縁を削りにくいデメリットがあります。素直に作る分にはいいのですが、1両分だけはフリウルを奢りました(特売品)。……ってまだ1両も作ってないのに。
>きゅうさん
>>組み立てる楽しみとしては、ドイツのハーフトラックは本当に楽しい
本当にその通りですね。とにかく部品が多いので、同じくらいの大きさの戦車と比べ、手に持って「おや」と思うほどズッシリ感が出てくるのも楽しかったり。しかもタミヤの18t、ドラゴンの8tともに実にいいキットなので安心して存分に楽しめます。
投稿: かば◎ | 2010年2月25日 (木) 11時34分