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薄幸のJSU-152(14)

201001182006000b ●カステンの履帯(SK-14)を繋げる。キット付属のものとタイプ的には同一で、キットのものでも充分な出来ではあるものの、何と言っても全部工作も塗装も終わった後で履帯を取り付けられるのは可動履帯のメリット。ディテール上も、ピンの内外の区別もあるのはいい。

ただし、キット付属のインジェクションのものと同様、裏側に押出しピンの痕がわずかに窪んでおり、消す必要がある。青木氏は一度瞬着パテで埋めているそうだが、

「てやんでぇ。こちとら江戸っ子でぃ。そんなまどるっこしいことができるかぃっ」

と、そのままヤスリで削り飛ばしてしまった。実際のところ、私は江戸っ子ではないので、単に横着をしただけ。

なお、カステンの説明書では、ドラゴン用には85枚が標準とあるが、タミヤはわずかに車体も長いので、86枚で写真のように垂れ具合もよい感じに繋がる。偶数枚なので2分割のものと1枚のものとがちょうど交互になるのも都合がよい(ただし、1枚タイプの履板が連続するのは実車でもよく見られることなので、特別気にするほどのことではない)。おっと。右側のタンクステイが未工作なのがバレちまったぃ。

●フィンランドのあんどれあすさんち(http://www.andreaslarka.net/)は、しばしば掲載している写真を入れ替えるのだが、つい最近、パロラのJSU-152の写真も新しいものに変わっている。新しい写真では、車体下部側面の給弾ハッチを写したものの端に上部転輪基部も見えていて(ただし、画像ソフト等で明度を上げる必要がある)、やはりパロラの車輌(初期型)では上部転輪基部は8穴タイプ、余計なボルト穴は開いていないことが確認できた。

また、シャーシ後面のクローズアップもあり、予備履板取り付け部の溶接痕のようなものも確認できる。初期型では後面の予備履板はあった可能性増加。

マズルブレーキの固定ビス部分の拡大もあり、今回の更新はかなり有難い。

とはいえ、更新されると(おそらく容量の問題で)今まであった写真は引き下げられてしまうので、普段からマメにチェックしておく必要がある。

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コメント

ククク……,まさか早まってシャシー後面の予備履板取り付け基部を切り飛ばしたりはしてないだろうね……

投稿: 青木伸也 | 2010年1月18日 (月) 23時12分

そのまま付いてるさ(ちょっと危ないところだった)。
カステンのパーツの溶接部がだいぶわざとらしい感じがしたのでその部分だけちょっと削ったりしてあります。

履板そのものがあったかどうかは手元の写真では確認できないので、履板抑え板だけ付けようかな~などと考えてます。しかしこの抑え板もバリエーションがあるっぽいのがどうにも。

投稿: かば◎ | 2010年1月18日 (月) 23時26分

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